概要

Shure MV88は、Lightning®コネクタを使用してApple® iOS機器に直接接続できるプロ品質のコンデンサ ーマイクロホンです。ミッドサイド構成とした2つのマイクロホンカプセルによりステレオイメージを調整可能としたことで、音楽やスピーチなど多種多様な音源の収音に対応しています。ShurePlus®MOTIVアプリを使用することにより、ユーザーはデジタル信号処理(DSP)のプリセットモード選択、ゲイン調節、およびステレオ幅調節で音質をカスタマイズできます。

特長

ミッドサイドステレオマイクロホン

定評のあるミッドサイドステレオマイクロホン方式は、2つのカプセルを同時に使用しています。1つは音源に直接向けられたカーディオイドカプセルで、もう1つは左右に向けられた双指向性カプセルです。この配置により、ユーザーはステレオ幅の調節が可能となり、また優れたモノラルとの互換性も得られます。

プラグ&プレイ

MV88はLightningコネクターを備えたあらゆるiOS機器と互換性があります。

コンパクトで高い耐久性

MV88は軽量、オールメタル構造で、さらにどこにでも携帯できるコンパクトさを備えています。すべてのShure製品と同様に、MV88は現場での信頼性が確保されています。

ShurePlus MOTIVアプリによる柔軟な録音コントロール

ShurePlus MOTIVレコーディングアプリでは、ゲイン、ステレオ幅、プリセットモードなどのMV88設定を制御できます。また、以下の機能も備えています。

  • 基本的なオーディオ編集
  • Markersによるオーディオのトラッキング
  • 暗い照明下での録音向けのダークテーマ
  • モノラルマイクロホンのサポート
  • すべてのMOTIVマイクロホンのサポート
  • Dropbox™、AirPlay® およびBluetooth®のサポート
  • 複数のビット深度とサンプルレートのオプション

クイック セットアップ

MV88はLightningコネクターを備えた携帯機器で使用できます。

  1. iOS機器のLightningコネクターにマイクロホンを差し込みます。
  2. オーディオアプリケーションまたはShurePlus MOTIV録音アプリが起動しMV88が選択されると、MV88の基部にあるLEDが点灯します。

    注:Lightningコネクターは接続に裏表が無いため、MV88はどちらの向きでも取り付けが可能です。

  3. ShurePlus MOTIVアプリをインストールして開きます。
  4. このアプリによりマイクロホンを調整し直ちに録音を始められます。

  5. 音声を確認し、ShurePlus MOTIVアプリでMV88設定を調節します。
  6. プリセットモードを選択するか、手動でマイクロホンゲインとステレオ幅を調節して録音に最適になるようにします。マイクの設置については「マイクロホンの角度設定」の項目を、コンプレッサー、イコライザーなどのオーディオ設定の詳細については「ShurePlus MOTIVアプリ」のトピックを参照してください。

  7. 録音を行う前に、お使いの機器を「機内モード」と「おやすみモード」に設定します。
  8. これにより、着信電話やアプリの通知などの音によって邪魔されることなく録音できます。

  9. Recordボタンを押して録音を開始します。
  10. このマイクロホンは、最後にShurePlus MOTIVアプリを使用したときの設定を保持します。録音中に調節することも可能ですが、不自然に聞こえることを避けるために、録音の前に設定をテストしてください。

MV88マイクロホンのデザイン

MV88は2つのカプセルを備えています。1つはカーディオイドパターンで、マイクロホンの前方向からの音声を直接捉えます。もう1つのカプセルは双方向性で、左側と右側からの音を捉えます。

マイクロホン カートリッジ

マイクロホンの調整

いずれの位置においても、正確なステレオ録音を行うためにはマイクロホンの前面をまっすぐ音源に向け、側面はそれぞれ正しい方向を向くようにしなければなりません。マイクロホン円筒部にあるLRの表示により左右の向きが正しいことを確認します。

マイクロホンは90度の首振りと円筒部の回転が可能なので、好みのポジションを得ることができます。

注:チャンネルの左右入替機能を用いると、必要に応じてマイクロホンの左右を入れ替えることができます。

マイクロホンの位置調整

マイクロホンの角度設定

この項では一般的な使用事例におけるマイクロホンの設置方法を説明します。各種音源を録音するのに効果的な方法は、いろいろあります。様々なマイクロホンの設置と設定を試し、最善の結果が得られる方法を見つけてください。

ヒント:マイクロホンのステレオ方向が正しいかを素早く確認するには、マイクロホンの上となる側にShureのロゴが来ているかどうかチェックします。ロゴが見えない場合は、円筒部を90°回転させます。

録音

スマートホンやタブレットはどのような向きに持ってもかまいません。マイクロホンの前面を音源に向け、左右それぞれが正しい方向に向くようにします。

縦向き(垂直)

マイクロホンの前面を音源に向けます。マイクロホンの左右は、MV88をLightningコネクターに差し込む向き次第でどちらの向きにもなりますので、左と右が正しい方向に向いていることを確認してください。

横向き(水平)

マイクロホンの前面を音源に向けます。マイクロホンの左右は、Lightningコネクターに差し込む向き次第でどちら向きにもなりますので、MV88の左と右が正しい方向に向いていることを確認してください。

音声インタビュー(卓上)

録音機器を平らな場所に置き、マイクロホンの片側をインタビューを受ける人に向け、もう一方の側をインタビュアーに向けます。ShurePlus MOTIVアプリでMONO BIDIRECTIONALプリセットを選択します。

動画インタビュー

インタビューを受ける人(カメラに映る人)の音声と、インタビュアー(カメラには映らない人)の声の両方を捉えるには、ShurePlus MOTIVアプリでMONO BIDIRECTIONALプリセットを選択します。マイクロホンの右側と左側がそれぞれの人を向くように配置します。

セルフ録音(声)

機器を平らな場所に置き、マイクロホンをユーザーの口元に向けます。周囲のノイズを軽減するには、ShurePlus MOTIVアプリでMONO CARDIOIDプリセットを選択します。

マイクロホン付きヘッドホンの接続

ヘッドホンモニター接続ケーブル

以下の場合には、付属のヘッドホンモニター接続ケーブルを使用してください。

  • 録音機器のヘッドホン入力に細いプラグで接続する必要がある場合。このケーブルにより太いコネクター付きのヘッドホンやイヤホンに対応できます。
  • ヘッドホンに搭載されたマイクロホンを無効にしたい場合。このケーブルを使用すると、MV88からの音のみが録音され、ヘッドホンに搭載されたマイクロホンからの音は録音されません。

ShurePlus MOTIVアプリ

ShurePlus MOTIVアプリは、用途に最適なパフォーマンスが得られるようマイクロホン設定を調整します。MV88は前回使用した設定を記憶しているため、録音時にすばやくセットアップすることができます。

ヒント:着信電話、メッセージ、様々な通知によって録音が邪魔されないようにするには、機内モードとおやすみモードをオンにします。

ナビゲーションバーを使用すると、Mic SetupRecord、およびMy Recordingsにすばやくアクセスできます。

マイクのセットアップ

マイクロホンの設定

① メニュー

メニューを選ぶと、アプリ全般の設定やバージョン情報画面が開きます。

② 入力メーター

モノないしステレオの入力信号の強さを表示します。最大ピークが目安の範囲(入力メーターの網掛け部分-12 ~0 dB)に収まるようにします。

③ プリセットモード

モードを選択することで、アプリケーションに最適なステレオウィズス、イコライザー、およびコンプレッサーが設定されます。詳細については、「プリセットモード」の項目を参照してください。

④ マイクロホンゲイン/モニタリング

音源の音量に合うようスライダに沿って調整します。調整を行う際にはヘッドホンアイコンをタップして入力をモニタリングします。レベルは入力メーターの網掛け部分内に収まると、目安の範囲になります。

⑤ 指向性の選択

スワイプして、 StereoMono CardioidMono BidirectionalRaw Mid-Sideの収音パターンから選択します。さらに、ステレオではマイクロホンの収音範囲の幅を調整できます。

ヒント: 幅を調整する際には、マイクロホンの位置と音源のサイズを考慮します。例えば、大きなオーケストラやアンサンブルの録音では、各楽器間のセパレーションを高めるためには広い幅のステレオイメージとすることが有効です。スピーチといった用途では、明瞭さを高め、周囲(室内)の雑音を入らなくするには幅を狭めることが有効です。

⑥ 高度な機能

リミッターとコンプレッサーのコントロール、ウィンドノイズ軽減、左右チャンネル入替、イコライザー設定により録音時の細かな調整を行います。

⑦ ナビゲーションバー

タップすると、Mic SetupRecordMy Recordings画面にアクセスできます。

プリセットモード

5つの選択可能なモードにより、録音ニーズに合わせてゲイン、ステレオ幅、イコライザー、コンプレッサーの設定を最適化できます。マイクロホンのレベルを設定したら、各モードを試してベストな音を見つけます。

モード 用途 特性
スピーチ
スピーチの収音に適しています 狭いステレオ幅により背景のノイズを排除、明瞭度と豊かさを高めるイコライジング、さらに軽めのコンプレッサーによりレベルを一定に保ちます。
歌声
ソロまたはグループでのボーカルパフォーマンスの録音用 中程度のステレオ幅と控えめなイコライジングにより豊かさと明瞭さを高めた自然なサウンドです。
フラット
あらゆる用途に適しています 未加工の信号です(イコライザーやコンプレッサーは使用されません)。録音後に音声を処理する場合に柔軟性を発揮します。
アコースティック
アコースティック楽器や静かな音楽向きです 透明な圧縮により、音量のスパイクを取り除き、静かな楽句を引き立たせます。ディテールを強調し、全体的に自然なサウンドとしたイコライザー設定です。
バンド
バンドや音の大きい音源の録音に使用します 広いステレオ幅により音源のセパレーションを高めます。楽器の音の混濁を生じさせる可能性のある周波数をイコライジングにより低減し音の明瞭度を高めます。

指向特性の選択(ステレオとモノラルの設定)

以下の設定によりマイクロホンカプセルの動作がコントロールされます。モノモードで動作しているときは、ステレオ幅は調節できません。

ステレオ

前=オン

左右=オン

モノカーディオイド

前=オン

左右=オフ

モノ双指向性

前=オフ

左右=オン

Rawミッドサイド

前=オン

左右=オン

出力と処理に関しては「Rawミッドサイド出力」 のセクションを参照してください。

Rawミッドサイド出力

処理後の柔軟性を高めるには、Raw Mid-Side設定を使用します。これにより、ステレオ イメージ付きの2チャンネル信号が得られ、トラックの録音後でも調節が可能です。

左:カージオイド(フロント側)

右:双方向(左右)

Raw Mid-Side設定は、ミッドサイド ステレオマトリクスデコーダーを備えたオーディオ録音アプリケーションにより録音されたトラックがステレオイメージに変換されることを意図したものです。

マニュアルデコーディングとステレオ幅の調整

お使いのデジタルオーディオワークステーションソフトウェア(DAW)がミッドサイドデコーダーを備えていない場合は、以下の手順により正確なステレオイメージを得ることができます。

  1. 2チャンネルのRaw Mid-Sideファイルから左右の音声信号をそれぞれ独立したモノトラックとして取り出します。
  2. 空のオーディオ トラックを3つ作成します。
  3. 1番目のトラック 左チャンネルのみの音声信号(前/カーディオイド)をモノラル トラックとして使用し、パンはセンターにします。
    2番目のトラック 右チャンネルのみの音声信号(左右/双指向性)をモノラル トラックとして使用し、パンは振り切りにします。
    3番目のトラック 2番目のトラックから左右/双指向性の信号をコピーします。このトラックのパンは振り切りとし、位相を逆にします
  4. 左右のトラックを同じ音量レベルでグループにして同時に調節できるようにします。左右のトラックの音量を上げるとステレオ幅が広がり、下げると幅は狭くなります。

高度なテクニック:アタックの速いコンプレッサーを左右トラックに使用すると、過渡期(ドラムスティックでシンバルを叩いたときの最初の部分の音)がステレオイメージの中央に保たれ、音が減衰するにつれてステレオ音場内に広がります。

Rawミッドサイドオーディオのマニュアルデコーディング

ウィンド ノイズ軽減

ウィンドノイズ軽減をオンにすると、環境ノイズによるゴロゴロという雑音を減少させる低周波数カットオフフィルターが作動します。付属のフォームウィンドスクリーンをウィンドノイズ軽減と併用することで、ゴロゴロという雑音と破裂音(マイクロホンに強く当たる空気音)が抑えられます。

ウィンドノイズをさらに減少させるには、オプションのRycote™ウィンドジャマーを付属のフォームウィンドスクリーンの上から被せます。

左右チャンネル入替

ステレオで録音を行う際に、この機能により左右のオーディオチャンネルを入れ替えてステレオイメージと動画を正しく一致させることができます。これは、マイクロホンの向きが逆になってしまう場合、例えばMV88やiOS機器でユーザー自身の動画を撮影するときなどで必要となります。

ヒント:チャンネル入替が必要かどうかはマイクロホンの円筒部にあるLRの表示で確認します。これにより、実際に録音を行わなくともチャンネル入替の必要性を確認できます。

この例のように、電話機を回転させた場合にLRチャンネル入替を行う必要があります。

イコライザー、リミッター、コンプレッサー

MOTIVアプリの「マイクセットアップ」で、イコライザー、リミッター、コンプレッサーの設定を細かく調整できます。プリセットモードを変更してDSPの変化を聴き、個別の設定を調整して音質を整えます。

注:プリセットに適用されているイコライザーの状態は表示されません。マイクセットアップ画面のEQアイコンをタップすると、ユーザーが設定したイコライザー設定が表示されます。

録音

ナビゲーションバーでRecordをタップすると、録音ボタンとタイムラインにアクセスできます。

録音設定

① 接続されているデバイスのステータス

ステータスには、接続されているMOTIVデバイスのモデル名が表示されます。

② 設定のステータス

現在利用可能な高度な設定のアイコンが表示されます。

③ マイクロホン/ヘッドホンゲイン

音源の音量に合わせて調節します。調節を行う際にはメーターを見てレベルが目安の範囲(入力メーターの網掛け部分)内に収まっていることを確認します。

④ タイムライン表示

録音中に音の波形を表示します。

  • ステレオ録音: 完全な波形が表示されます。
  • モノラル録音: 波形の半分が表示されます。

⑤ 残りの録音時間

録音デバイスで利用可能な残りの録音時間が表示されます。

⑥ ビット深度およびサンプルレート

ドロップダウンメニューを使用して、ビット深度とサンプルレートを選択します。詳細については、「ビット深度およびサンプルレート」の項目を参照してください。

⑦ トラック情報

現在の録音の名前、ファイルタイプ、およびサイズが表示されます。

⑧ 録音コントロールバー

Markerボタン、Record/Pauseボタン、Doneチェックマークボタンがあります。

注:録音の最大ファイルサイズは2 GBで、録音可能時間は約2時間です。この制限は、アプリのパフォーマンスを最大化するために設けています。2時間を超える連続録音では、2つ目のファイルが生成されます。

ビット深度およびサンプルレート

「ビット深度およびサンプルレート」設定は、録音画面の右側のドロップダウンメニューに表示されます。小さなファイルの方が便利な場合、例えばダウンロード用のスピーチやポッドキャストを録音するときなどは、低いサンプルレートを選びます。音楽やダイナミックな録音を行う場合は、サンプルレートを高くします。

特に何も選ばない状態では、MOTIVは音声を24/48 kHzで録音します。以下のビット深度とサンプルレートがサポートされます。

ビット深度 サンプリングレート
24 48  kHz
24 44.1  kHz
16 48  kHz
16 44.1  kHz

録音のヒント

機内モードとおやすみモードをオンにする。

MOTIVデバイスをiOSデバイスに接続すると、機内モードとおやすみモードに設定するよう促す注意メッセージが表示されます。着信電話、メッセージ、様々な通知によって録音が邪魔されないようにするには、この設定を行うことが重要です。

注:音声ファイルに地理的位置情報を追加するには、機内モードはオフのままにします。

モノラルでの録音

利用可能な録音時間を増やしたり、ボーカルなどの単一の音源を録音する場合にはモノラルで録音します。周囲のノイズを低減するメリットも得られます。Mono CardioidまたはMono Bidirectionalの指向特性を選択すると、すべてのカプセルからの音声が1つのチャンネルにまとめられます。入力メーターには波形の上半分が表示され、モノラル録音であることを示します。MOTIVはモノラル録音において他社製マイクロホンに対応します。

ステレオでの録音

MV88は、縦向きと横向きの録音に対応するため、円筒部をヒンジで前方に倒したり45度回転させることができます。マイクロホンのステレオの向きを示すために、LとRのラベルが付いています。Shureロゴが上面にあるとき、ステレオイメージは正しくなります。。

ダークテーマを使用

ダーク表示オプションを選択すると、アプリが明るいグレイから濃いグレイに変わります。暗い表示は、照明が暗い環境で目立たず録音を行うのに最適です。

ダーク設定にアクセスするには、Menu > Settings > Appearance > Dark

完全にパフォーマンスを捉えるには

音源全体を確実にキャプチャするには、演奏が始まる前に録音を開始し、後で録音を編集して無音部分をトリミングします。

注: 録音中にマイクロホンの接続が誤って外れてしまった場合、MOTIVは録音を自動的に停止します。ファイルの保存ダイアログが表示され、オーディオに名前を付けて保存するよう促します。

録音中に画面を起動状態に保つ

録音中に自動スリープ無効 (Keep Awake) オプションを選択すると、画面が暗くならずに長時間の録音セッション中もゲインレベルを継続的に監視できます。

自動スリープ無効オプションにアクセスするには、 Menu > Settings > Keep Screen Awake During Recording

注: スリープモードを無効にすると、録音中のバッテリー時間に影響します。

マイレコーディング

ナビゲーションバーでMy Recordingsをタップすると、録音したトラックの再生と編集が行えます。

マイレコーディングのプレイリスト

① トラックリスト

録音済みトラックのリストが表示されます。

② セレクトボタン

Selectボタンにより、変換、共有、削除する録音を1つもしくは複数選択します。

③ オーディオプレーヤーバー

Editアイコンをタップしてエディターにアクセスします。録音を再生、一時停止します。3つのドットをタップすると、名前変更、共有、オーディオ変換または削除機能にアクセスできます。

複数ファイルの変換

ShurePlus MOTIVでは複数のファイルを一度に変換、共有、または削除できます。WAVファイルのみ変換可能です。

  1. マイレコーディング画面の右上隅にあるSelectをタップします。
  2. 変換するファイルをすべて選択します。選択したファイルの横には青のチェックマークが表示されます。
  3. Save Asをタップして変換オプションを表示します。ファイルの変換により、新しいファイルがマイレコーディングリストに追加されます。

再生

オーディオプレーヤーでトラック名をダブルタップすると、再生画面が開きます。

① トラック情報

現在再生中のトラックの情報として、タイトル、ファイル形式、ビット深度、サンプルレート、トラックがステレオかモノラルかが表示されます。

② トラックのアートワーク

MOTIVのイラストが付きます。あるいは、iOS機器のカメラロールに保存したアートワークでカスタマイズできます。詳細については、「MOTIV録音の共有」セクションの「トラックのアートワークのカスタマイズ」の項目を参照してください。

③ 録音履歴

トラックを録音した日時および使用したマイクロホンを表示します。

④ 再生タイムライン

トラックのどの部分を現在再生しているかを確認できます。タイムラインの下には、経過時間と残り時間が表示されます。

⑤ 再生コントロール

トラックのEditRewindPlay/PauseFast-Forward、およびLoopを行います。

オーディオの編集

Editをタップすると、各トラックの編集機能にアクセスできます。

MOTIVエディターにより、友人やオンラインでの共有の前に録音データに手を入れることができます。

編集は、次の2つモードから選べます。

  • Split Modeでは長いオーディオファイルを1つ以上の別々のトラックに分割することができます。これは、長時間のパフォーマンスを録音したときに、異なる部分を個々に聴けるようにする際に便利です。
  • Trim Modeでは、録音したトラックの先頭と最後をトリミングできます。

タイムラインの操作

タイムラインを移動するには3つの方法があります。

  • タイムラインをダブルタップすると、再生ヘッドが現在のビューに移動します。
  • マーカーを使用して、再生ヘッドを特定のポイントに移動します。
  • 赤いプレイヘッドバーをタップしてドラッグすると、タイムライン内の新しいポイントに移動できます。

Playを押すと、選択したそのポイントから再生が始まります。

ズームアウトするには2本の指を一緒に挟みます。ズームインするには、画面上で2本の指を広げます。

エディターで横向きにすると波形の表示範囲が広がります。

ループの作成

オーディオの選択部分だけの繰り返しとするには、ループを作成します。

  • ループボタンを押すと、トラック全体が選択されます。ハイライトされた青いエリア内の波形がループされます。
  • タイムライン上のマーカーを選択しドラッグしてループを調節します。
  • Playを押してループを聴き、希望のサウンドとなるように調節します。

マーカー

マーカーは、録音上の特定のポイントに戻るためのオーディオブックマークです。再生の開始と終了点に影響することはなく、参照用として利用できます。Splitモードでは、マーカーの位置がファイルの分割点となります。マーカーは時、分、秒、ミリ秒(00:00:00:00)により識別されますが、マーカー間は2秒以上離す必要があります。

録音モードでのマーカー

マーカーの追加:Markerボタンをタップすると、プレイヘッドの位置にマーカーが挿入されます。

編集モードでのマーカー

オーディオトラックの開始マーカーと終了マーカーが入ったマーカーリストが開きます。

特定のポイントからの再生:いずれかのマーカーをタップすると、そのマーカーポイントから再生を開始します。

マーカーの追加:プラスマークを押すと、プレイヘッドの位置にマーカーが挿入されます。①

マーカーの移動:既存のマーカーを押してドラッグすると、タイムライン上の新しい位置に移動できます。

マーカーリストの使用:リスト内のマーカーをタップすると、プレイヘッドがその位置に移動します。

マーカーの名前変更:リスト内のマーカーラベルを押し続けます。②

マーカーの削除:リスト上のマーカーを左にスワイプすると、削除オプションが表示されます。③

エディター

① タイムライン表示

タイムライン全体が表示されます。正確な編集を行うには、ズームインします。

② トリム/分割の選択

編集モードを選択します。

③ マーカーを追加

クリックすると、再生ヘッドの位置にマーカーが追加されます。

④ マーカーリスト

すべての録音は開始マーカーで始まり、終了マーカーで終わります。詳細は「マーカー」の項目を参照してください。

トリムモードでの編集

Trimモードは、オーディオトラックの始まりと終わりの余分な部分をカットするために使用します。

  1. My Recordingsから編集したいオーディオファイルを選択します。
  2. Editアイコンを選択してエディターを開きます。
  3. 青い線は、トラックの開始点と終了点を表します。 青い線を選択してドラッグし、開始時刻と終了時刻を調整します。
  4. ループ再生するにはLoopを選択し、編集を確定する前にトラックを聞くことができます。

ヒント: iOS機器で最後に実行した操作を取り消すには、機器をシェイクします。Undo に最後のアクションまたはCancelを要求するポップアップが表示されます。

分割モードでの編集

① タイムライン表示

タイムライン全体が表示されます。正確な編集を行うには、ズームインします。

② トリム/分割の選択

編集モードを選択します。

③ 再生コントロール

トラックのLoopRewindPlay/PauseAdd Bookmarksを行います。

④ マーカーリスト項目

名前、および時、分、秒、ミリ秒単位での位置を表示します。

長いオーディオファイルを小さなオーディオファイルに分割する場合は、分割モードを使用します。元のファイルを保持したまま、新しく編集ファイルを作成できます。

  1. My Recordingsから編集したいオーディオファイルを選択します。
  2. Editアイコンを選択してエディターを開きます。
  3. オーディオを分割するポイントにマーカーを置きます。
  4. Splitを選択します。
  5. 元のファイル形式を維持するか、新しい形式を選択します。
  6. MOTIVでは元のファイル名を使用しますが、新しく分割されたトラック名には、名前の後に数字が追加されます。分割モードでトラックを半分に分ける場合、マイレコーディングには3つのトラックが表示されます。オリジナルトラックはそのまま残り、Split編集で作成された1つ目と2つ目のトラックです。

注:タイムラインをダブルタップすると、その位置でズームインできます。最大で拡大できるズームの長さは2秒です。最大ズームに達した後にダブルタップするとズームアウトします。

MOTIV録音の共有

カメラロールへの保存

オーディオファイルから動画ファイルに変換すれば、iOS機器のカメラロールからソーシャルメディアで簡単に共有できるようになります。

  1. マイレコーディングで、変換したいファイルを選びます。
  2. Shareボタンを選択します。
  3. Save to Camera Rollを選択します。
  4. 変換は自動的に行われます。大きなファイルの変換には時間がかかります。
  5. 注:カメラロールへの保存を初めて行うとき、アプリ間のファイル共有の許可が求められます。誤って許可に同意しないとした場合でも、iOSのデバイス設定からいつでもアクセス許可を変更できます。許可すると、カメラロール内にMOTIVフォルダーが作成されます。

  6. 変換処理が完了すると、カメラロールへの保存が済みトラックが共有可能になったことを知らせる通知が表示されます。

トラックアートワークのカスタマイズ

ファイルをCamera Rollに保存すると、画像をトラックに追加するオプションが提供されます。MOTIVグラフィックの下にある3つのドットをタップしてAdd Artworkを選択します。Camera Rollから画像を選択します。

Dropboxへの保存

MOTIVファイルをDropboxに保存してバックアップコピーを保管したり、iOS機器の使用可能領域を増やしたり、ソーシャルメディアで共有したりできます。

  1. MOTIVアプリを開き、マイレコーディングに移動します。
  2. 選択ボタンをタップして、1つまたは複数のファイルを選択します。
  3. 共有を選択し、Dropboxを選択します。
  4. 注:場合により、MOTIVとDropbox間のアクセスを許可する必要があります。「許可」を選択すると、Dropbox内にMOTIVフォルダーが作成され、アプリがリンクされます。

  5. ファイルのアップロードが完了すると、ファイル保存完了通知が表示されます。
  6. 注:大きなファイルのアップロードには時間がかかることがあります。

これでファイルがDropboxにアップロードされ、録音のバックアップコピーを保管したり、それをソーシャルメディアで共有したりできます。

AirDrop®MOTIV

MOTIVは選択した連絡先にAirDropでWAVファイルを送信する機能をサポートしています。

  1. MOTIVアプリを開き、マイレコーディングに移動します。
  2. 選択ボタンをタップして、1つまたは複数のファイルを選択します。
  3. 「共有」、「詳細」の順に選択し、AirDropの連絡先を表示します。

iTunesへの保存

iTunesを使用すると、デスクトップコンピューターとiOS機器の間でオーディオファイルを簡単に転送することができます。

  1. iOS機器をコンピューターに接続し、iTunesを開きます。
  2. 注:最新バージョンのiTunesを使用することをお勧めします。

  3. デバイスのアイコンを選択し、設定でAppを選択します。
  4. 画面下部にあるファイル共有セクションからMOTIVを選択します。右端にあるスクロールバーで一番下までスクロールする必要があるかもしれません。これにより、MOTIVの書類が表示されます。
  5. 保存する録音をハイライトし、「保存先」ボタンを選択します。
  6. 注:大きなファイルのアップロードには時間がかかることがあります。

これでファイルがコンピューターにダウンロードされ、そのファイルをiTunesライブラリに追加したり、好きなオーディオ編集プログラムへ取り込むことができます。。

注:コンピューターからMOTIVアプリにオーディオをアップロードするには、「ファイルの追加」ボタンを使用します。

トラブルシューティング

問題 解決策
MV88は接続されているが、音量メーターに信号が表れない。 録音デバイスのプライバシー設定を SETTINGS > PRIVACY > MICROPHONE で編集して、ShurePlusMOTIV アプリのマイクロホンの使用を許可します。
MV88が接続されているのにマイクロホンが検出されない。 マイクロホンの名前がステータスバーに表示されない場合は、マイクロホンを取り外し、接続し直します。
MV88 の LED ライトが見えない LEDはMV88の基部にあります。Lightningコネクターではマイクロホンをどちらの向きにでも接続できるため、デバイスの陰になってLEDが見えなくなる場合があります。マイクロホンを外し裏返して接続するとマイクロホンの状態が確認できるようになります。
音質が悪い、または遠くに聴こえる。 内蔵マイクロホンではなくMV88から音声が出ていることを確認するため、MV88を取り外して接続し直します。マイクロホンが正しく設置されている場合、画面の左上隅にはShure MV88が表示されます。
ヘッドセットを接続すると音質が変わる インラインマイクロホンを搭載したヘッドセットは、オーディオデバイスとしてMV88を無効にできます。他のマイクロホンとの干渉を避けるには、付属のヘッドホンモニター接続ケーブルを使用します。必ず先にヘッドセットを接続し、その後MV88を接続してください。
音が歪む オーディオ メーターを使用して、音量のピークが目標範囲(灰色の領域)内にあることを確認します。レベルが入力メーターの赤色の表示に達している場合にはゲインを下げます。
ステレオチャンネルの左右が動画と一致しない 録画デバイスの向きに応じて、MOTIV 設定で左右を入れ替えする必要があります。オーディオがすでに録音済みの場合は、ほとんどのオーディオ編集ソフトウェアで左右のチャンネルを入れ替えることができます。

MVLに対応した測定モード

測定モードでは、自動ゲイン調節とローエンド周波数ロールオフを無効にすることで、ユーザーコントロールの幅を広げ、よりダイナミックな録音が可能となります。

録音ソースがアナログ入力の場合、測定モードは有効となります。録音ソースがデジタル入力の場合、測定モードは無効となります。アナログ入力には、内蔵マイクロホンのほか、MVLマイクロホンといった3.5 mmジャックを用いて接続する外付けのアナログマイクロホンが含まれます。

自動ゲインコントロール(AGC)により、モバイル機器で様々なレベルの信号を録音し、一定の再生音量に維持することができます。ゲインをコントロールして、弱い信号をブーストし、強すぎる信号を減衰させます。ダイナミックレンジは狭くなりますが、より均一な録音になります。

注:iPhone 6Sでは、ゲインコントロールは自動的に行われます。

  • 測定モード有効: ACGとHPFはオフになります。
  • 測定モード無効: ACGとHPFはオンになります。

システム要件および互換性

iOS iOS 10.0以降
iPhone iPhone 5以降
iPod Touch 第5世代
iPad iPad第4世代以降
iPad Mini iPad Mini第1世代以降

仕様

MFi認証取得済

取得済

DSPモード(プリセット)

スピーチ/歌唱/アコースティック/ラウド/フラット

トランスデューサータイプ

カーディオイド (10 mm)/双方向コンデンサ カートリッジ (10 mm)

指向特性

ステレオ幅調節可能/Mono Bidirectional/Mono Cardioid/Mid-Side

Stereo Principle

Mid-Side

周波数特性

20 Hz 20,000 Hz

調整可能なゲイン範囲

0+36dB

感度

-37 dBFS/Pa @1 kHz [1] [2]

最大SPL

120 dB SPL [2]

リミッター

搭載

コンプレッサー

搭載

イコライザー

5バンド

使用電源

Lightningコネクタ経由で電源供給

外装

総金属製

質量

40.5 g (1.43オンス)

寸法

67 x 25 x 35 mm 高さ×幅×奥行き

[1] 1 Pa=94  dB SPL

[2]At Minimum Gain, Flat Mode

Bit Depth Sampling Rate
24 48  kHz
24 44.1  kHz
16 48  kHz
16 44.1  kHz

周波数特性

アクセサリー

付属品

MV88フォーム ウィンドスクリーン AMV88-WS
MV88キャリングケース AMV88-CC

オプションのアクセサリー

MV88用Rycote Windjammer AMV88-FUR

交換パーツ

MV88フォーム ウィンドスクリーン AMV88-WS
MV88キャリングケース AMV88-CC
ヘッドホンモニター接続ケーブル 95A13511

認証

ユーザー情報

本機器はテストされFCC規定パート15に従いクラスBデジタル機器に適合しますが、制限があります。これらの制限は、住宅地域において設置する際、有害な電波干渉から機器を適度に保護するためのものです。本機器は電磁波を発生・使用し、放射する場合があります。取扱説明書に従って設置しないと無線通信に電波干渉が起こります。また、設置状況に関わらず妨害を引き起こす可能性もあります。本機器によりラジオやテレビの受信に電波干渉が起こるようであれば(これは、機器の電源を一度切ってから入れるとわかります)、次の手段を1つまたは複数用いて電波干渉を防いでください。

  • 受信アンテナを別の方向に向けるか、別の場所に移す。
  • 機器と受信機の設置間隔を広げる。
  • 受信機を接続しているコンセントとは別の回路にあるコンセントに機器を接続する。
  • 販売店または熟練したラジオ/テレビ技術者に相談する。

産業のカナダICES-003コンプライアンスレベル:CAN ICES-3 (B)/NMB-3(B)

注:テストは、同梱および推奨のケーブル使用に基づきます。シールド(スクリーン)型以外のケーブルを使用した場合はEMC性能が低下します。

本製品は、関連するすべての欧州指令の基本的要件を満たし、CEマークに適合しています。

CE適合宣言書は以下より入手可能です:www.shure.com/europe/compliance

ヨーロッパ認定代理店:

Shure Europe GmbH

ヨーロッパ、中東、アフリカ地域本部:

部門:EMEA承認

Jakob-Dieffenbacher-Str.12

75031 Eppingen, Germany

TEL:+49-7262-92 49 0

FAX:+49-7262-92 49 11 4

Eメール:info@shure.de

「iPod用に製造」、「iPhone用に製造」、および「iPad用に製造」とは、 電子アクセサリーがiPod、iPhone、またはiPadそれぞれの接続専用にデザインされ、Appleのパフォーマンス基準に合うよう開発者によって認定されたことを表しています。Apple社は、本機器の作動または安全基準および規制基準の順守について責任を負いません。iPod、iPhone、またはiPadでの本アクセサリー製品の使用により無線性能に影響が及ぶ可能性があることにご留意ください。

iPad、iPhone、iPod、iPod classic、iPod nano、iPod touch、およびRetinaはApple Inc.の商標であり、米国および他の国々で登録されています。iPad AirおよびiPad miniはApple Inc.の商標です。iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。

Mac®およびLightningは、Apple Inc.の登録商標です。

DropboxおよびDropboxロゴはDropbox, Inc.の商標です。

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