AD610 ShowLinkアクセスポイント

AD610 ShowLinkアクセスポイントは、デジタルとアナログモデル両方を含むすべてのShowLink対応AXT™デバイスのリアルタイムのリモートコントロールを可能にします。アクセスポイントにより、2.4 GHzワイヤレスネットワーク通信を使って、受信機またはWireless Workbench®からデバイスパラメーターを包括的に管理することができます。パラメーターはすべて、パフォーマンスを中断させることなく変更することができます。

複数のアクセスポイントを設置することにより、カバーエリアの拡大や、ShowLinkネットワークを使用して管理するデバイスの数を増やすことが可能となります。アクセスポイントには、トゥルーダイバーシティアンテナ入力も備わっています。

機能

  • 1台のShowLinkアクセスポイントで、最大24台のデバイスのワイヤレスリモートコントロールがリアルタイムで可能
  • 新しいRFデザインとトゥルーダイバーシティアンテナ方式によりリンクパフォーマンスを改善
  • IR同期時にリンクされたデバイスを認識することで、デバイス認証を簡素化
  • 複数のアクセスポイント間の自動ハンドオフ機能によりカバーエリアを拡大
  • 自動チャンネル選択 - 2.4GHz帯スペクトラム解析専用スキャンにより、最適なチャンネルを決定します
  • 自動周波数アジリティ - 信号品質が劣化した場合は、ShowLinkネットワークを最適なチャンネルへ切り替えます
  • Wireless Workbenchソフトウェアは、すべてのデバイスの機能のネットワークコントロールをサポートし、ShowLinkプロットによる2.4 GHz信号レベル確認画面を提供しています
  • パワーオーバーイーサネット (PoE) 接続経由、または外部電源による電源供給
  • 汎用装着オプション - マイクロホンスタンドアダプターが用意されており、また、固定用として内蔵¼"-20およびM6 x 1.0スレッドを装備しています
  • AXTアナログ送信機および受信機との下位互換

ShowLinkアクセスポイントの概要

The AD610 with callouts by each part

① ShowLink 2.4 GHz帯取り外し式アンテナ

2.4 GHz帯信号用

② ShowLinkデータステータスLED(青)

  • 常時点灯:リンク済み、データ送信なし
  • 点滅:データ送信中。点滅速度は作動レベルを示します

③ 電源ステータスLED(緑/オレンジ/赤)

  • 緑点灯:電源オン、電源 = PoE
  • オレンジ点灯:電源オン、電源 = 外部電源
  • 赤点滅:リモートによるIDフラッシュコマンドに応答

④ イーサネットステータスLED(緑)

  • 常時点灯: イーサネット接続中、通信なし
  • オン点滅:イーサネット接続、点滅はデータ通信量に対応

⑤ ¼インチ-20ネジ式装着ポイント

アクセスポイントの壁面取り付けに使用します

⑥ 外部電源コネクター

外部電源用電源ジャック

⑦ リセットボタン

押すと工場出荷時設定にリセットされます

⑧ イーサネットポート

ネットワーク接続とクラス1 PoE用

⑨ チャンネル選択用スキャンアンテナ

最適な周波数を選択するために2.4 GHz帯スペクトラムをスキャンします

⑩ M6 x 1.0ネジ式装着ポイント

セーフティケーブル装着用に使用します

付属品

ワイヤレスマイクロホンクリップ WA371
5/8”- 3/8”ネジアダプター 31A1856
ShowLinkアクセスポイント用シールド付7.5 mイーサネットケーブル、RJ45-to-EtherConコネクター 95A15104
電源 PS43

注: 市販されているモデルは地域により異なります。詳細はお近くのShure代理店または小売店にお問い合わせください。

オプションのアクセサリー

2.4 GHz帯指向性パッチアンテナ AXT644(使用は地域の規制に依存します)

ShowLinkの基本

ShowLinkチャンネルおよび2.4 GHzスペクトラム

ShowLinkチャンネルは、IEEE 802.15.4プロトコルに則りRFスペクトラムの2.40~2.484 GHzにて動作し、AXTデバイスのリモートコントロールを行います。Wi-Fi等の2.4 GHzスペクトラムを共有する機器は、スペクトラムを効率的に共有し干渉を最小限に抑えるように製造されています。ShowLinkとWi-Fiはともに「listen before talk(LBT)」テクノロジーを使って、必要なときだけショートメッセージパケットを送信し、帯域幅を節約しています。使用可能なスペクトラム、低干渉、および世界中で利用可能できることで、2.4 GHzスペクトラムはShowLinkチャンネルのホストとして最適な選択肢です。

2.4 GHzスペクトラム内で、ShowLink通信は16のチャンネルを使用できます。信頼性の高い通信を行えるように、アクセスポイントにはスキャン無線機を内蔵し、毎秒数百回の速度で2.4 GHzスペクトラムを分析します。干渉が発見された場合、アクセスポイントはチャンネルアジリティにより自動的にスペクトラム内のクリアなチャンネルに切り替えます。アクセスポイントと関連づけられたすべてのデバイスは、新しいShowLinkチャンネルで中断することなく通信を続けます。何らかの理由でShowLinkがオフラインになったとしても、音声送信は中断されません。

カバーエリア

アクセスポイントのカバーエリアは、リンクされたデバイスの範囲とほぼ同程度です。カバー範囲の境界をマッピングするには、受信機メニューのShowLinkテスト機能を使用します。複数のアクセスポイントを使用してカバー範囲を拡大したり、複数の部屋に範囲を広げることができます。

ShowLinkテスト - ADX5D

ShowLinkテスト - AD4DまたはAD4Q

デバイスの容量

1台のアクセスポイントで、AXTとAXT Digitalを含む、最大24台のShowLink対応AXTデバイスをサポートします。動作中のアクセスポイントの容量に余裕がある場合、範囲内のShowLink対応デバイスは、そのアクセスポイントにより自動的にコントロールされます。複数のアクセスポイントを使って扱える送信機の数量を増やした場合やカバーエリアを拡大した場合、デバイスコントロールは各アクセスポイントで自動的に分担されます。アクセスポイント間でのコントロールの変更はすべてシームレスに自動で行われ、ユーザーの介入は不要です。

デバイスコントロール

容量に余裕があるアクセスポイントはカバーエリアにあるデバイスを自動的にコントロールします。複数のアクセスポイントは自動的に自己制御してデバイスコントロールを分担し、カバーエリアを維持します。アクセスポイント・コントロール間の動きは、オーディオチャンネルの送信には影響しません。

2.4 GHz帯チャンネルアジリティによる干渉の回避

スペクトラムを共有するWi-Fiやその他の機器からの干渉が生じた場合、内蔵チャンネルアジリティがアクセスポイントとすべてのコントロール下の送信機をクリアなチャンネルに自動的に切り替えます。チャンネルアジリティにより、Wi-Fiや携帯電話など、2.4 GHzスペクトラムで動作する大部分のデバイスからの干渉を回避することができます。

ShowLinkアイコン

ShowLinkアイコンは、リンクされた送信機と受信機のホーム画面に表示され、送信機がアクセスポイントのリモートコントロールが可能な範囲内にあることを示します。デバイスがアクセスポイントの範囲から外れている場合、または受信機がオフラインの場合、アイコンが消え、ShowLinkコントロールが失われたことを示します。

電源

アクセスポイントには、パワーオーバーイーサネット(PoE)対応のネットワークポートから電源が供給されます。PoEを利用できない場合は外部電源を使用してください。

パワーオーバーイーサネット

ShureイーサネットスイッチおよびAXTラックユニットは、パワーオーバーイーサネット(PoE)対応のネットワークポートを備えています。ネットワークポートは、本体の電源がオンになっている限りアクセスポイントに電源を供給します。

  1. Cat 5イーサネットケーブルをアクセスポイントの本体にあるイーサネットポートに挿入します。
  2. イーサネットPoE接続がアクセスポイントへ電源を供給します。

外部電源(オプション)

パワーオーバーイーサネット(PoE)が使用できない場合、外部電源を使ってアクセスポイントに電源を供給します。

  1. 電源を外部電源ジャックに接続します。
  2. ロックリングを締めてプラグを固定します。
  3. AC電源コードをACコンセントに挿します。
  4. Cat 5イーサネットケーブルをアクセスポイントにつなぎ、ネットワーク接続します。

The back of the AD610 with the external power supply jack and the Ethernet port called out

ネットワーク

DHCP搭載ルーターを使ってアクセスポイントをネットワーク化すると、IPアドレスが自動的に割り当てられ、ネットワーク設定が簡単になります。ネットワーク接続により、アクセスポイントはネットワーク上の機器とデータを共有することができ、デバイスをワイヤレスでコントロールすることができます。IPアドレスをアクセスポイントに手動で割り当てるには、Wireless Workbenchを使用します。

リセットオプション

リセットボタンを押すと、アクセスポイントを次の設定に復元することができます:

  • IPアドレスモード = DHCP
  • チャンネルアジリティ = 有効
  • デバイスID = AD610
  • デバイス接続テーブルがクリアされます

The back of the AD610 with the reset button called out

アクセスポイントの設置

  • アクセスポイントとデバイス間のクリアな見通し線を確立します。マイクロホンスタンドまたは壁にアクセスポイントを設置し、障害物より上にします。
  • アンテナは最適な性能を得るために垂直に立てます。各アンテナのスイベルジョイントにより、垂直方向を保ちつつ、幅広い設置が可能となります。
  • 可能であれば、アクセスポイントは他の2.4 GHz帯機器から遠ざけて設置してください。
  • 本製品は、¼インチ-20ネジ式インサートを使用し、設置する壁面に対して適切な取り付け手段を選択できる有資格者が取り付け、設置することを想定し設計されています。

マイクロホンスタンドマウントに取り付けられたアクセスポイント

マイクロホンスタンドマウント

水平マウントに取り付けられたアクセスポイント

水平マウント

ウォールマウントに取り付けられたアクセスポイント

ウォールマウント

ネットワークモード

AD610にホストIDを設定し、ADX5Dポータブル受信機にネットワークモードで接続できるようにします。ホストIDが設定されたAD610は、クライアントIDが一致するADX5Dへのアクセスを許可されます。

  1. AD610を最新のファームウェアにアップデートして、最新バージョンのWireless Workbenchをダウンロードしてください。
  2. パワーオーバーイーサネット(PoE)クラス1対応ポートを使用してアクセスポイントをネットワークに接続します。
  3. Wireless Workbenchのデバイス上で右クリックしてデバイスプロパティを開きます。
  4. ShowLinkネットワークホストID(例:A.B.C.D)を設定します。

ADX5Dのゲートウェイとして動作するネットワーク内の別のAD610に対してもこの手順を繰り返します。

次に、ADX5DでクライアントIDを設定します。

Wireless Workbenchによるアクセスポイントの管理と設定

Wireless Workbenchを使用すると、AD610に対して次のことを行えます。

  • デバイスIDを編集する
  • 接続されたデバイスを表示する
  • デバイス容量を表示する
  • チャンネルアジリティを無効にしてトラブルシューティングを行う
  • IPアドレスモードを設定する:DHCPまたはマニュアル
  • IPアドレスを設定する:マニュアルアドレスモードで編集する
  • サブネットマスクを表示・設定する
  • MACアドレスを表示する

ヒント:接続済み]リストの各送信機のデバイスIDの文字の色は、リンクのクオリティを表します:

  • 緑 = 最適
  • 黄 = 良好
  • 赤 = 最低限

デバイスID上にカーソルを動かすと、5~1段階でリンクのクオリティが表示されます。

出力レベルの設定

出力レベルを調整するにはWireless Workbenchを使用します。多数の2.4 GHzソースが競合している場所では、出力を上げることでShowLinkの性能が高まり、結果としてカバーエリアを拡大できる可能性があります。

  • ノーマル(デフォルト) = 8 dBmで稼働
  • ハイ = 18 dBmで稼働
  1. Wireless Workbenchで、アクセスポイントのプロパティパネルを開きます。
  2. 設定矢印をクリックし、Network(ネットワーク)を選択します。
  3. 出力レベルを選択してApply(適用)をクリックします。

注:

  • 高出力設定で稼働する前に、各地域の規制を必ず確認してください。
  • チャンネル26は規制により、通常の出力設定でしか稼働できません。

カスタマーサポートへのお問い合わせ

必要な情報が見つからなかった場合は、カスタマーサポートまでお問い合わせください

仕様

一般

アンテナタイプ

無指向性2.4 GHz(2つ)

容量

AXT ShowLinkデバイス(AXTまたはADXモデル、最大24台)

取り付けタイプ

WA371マイククリップまたは1/4-20スレッドマウント

動作温度範囲

-18°C(0°F)~60°C(140°F)

保管温度範囲

-29°C(-20°F)~74°C(165°F)

寸法

190 mm x 102 mm x 47 mm(7.48インチ x 4インチ x 1.85インチ)高さ x 幅 x 奥行、アンテナなし

質量

464 g(16.3オンス)、アンテナなし

外装仕様

押出成型アルミニウム

使用電源

パワーオーバーイーサネット(PoE)クラス1 36~57 V DC/V AC
外部電源(PoEが使用できない場合) 15 V DC(600 mA)、二重絶縁

Ingress Protectionレーティング

IPX3

ShowLink

ネットワークタイプ

IEEE 802.15.4

周波数範囲

2.40~2.4835 GHz(16チャンネル)

RF送信出力

10 dBm ERP/20 dBm ERP(該当する国の規制により異なります)

到達距離

通常の条件下 150 m(500フィート)
見通し線上の配置にて、単一システム、屋外 500 m(1600フィート)

注:実際の到達距離は、無線信号の吸収や反射、干渉により左右されます。注:実際の到達距離は、無線信号の吸収や反射、干渉により左右されます。

アンテナ接続

コネクター

2 SMA(シェル=グランド、センター=信号)

インピーダンス

50 Ω

スキャンラジオ

スキャナーRF感度

-106 dBm、標準(一体型アンテナ)

ネットワーク

ネットワークインターフェース

イーサネット10/100 Mbps

ネットワークアドレス容量

DHCPまたはマニュアルIPアドレス(Wireless Workbenchで設定可能)

認証

次の欧州指令の必須要件を満たします:

  • WEEE指令2012/19/EU(2008/34/EC改正)
  • RoHS指令EU 2015/863

    注:電池および電子廃棄物については地域のリサイクル方法に従ってください

本製品は、関連するすべての欧州指令の基本的要件を満たし、CEマークに適合しています。

CEに関する通知:ここに、Shure Incorporatedは、CEマーキングの付いた本製品が欧州連合の要件に準拠していると判断されたことを宣言します。EUの適合宣言書の全文は以下のサイトでご覧いただけます。https://www.shure.com/en-EU/support/declarations-of-conformity

ヨーロッパ認定代理店:

Shure Europe GmbH

部門:Global Compliance

Jakob-Dieffenbacher-Str.12

75031 Eppingen, Germany

電話:+49-7262-92 49 0

ファックス:+49-7262-92 49 11 4

Eメール:EMEAsupport@shure.de

次の基準の要件を満たします。

EN 300 328
EN 301 489パート1およびパート17
IEC60950

FCCパート15認証。

本装置はFCC規制第15部に準拠しています。操作は次の2つの条件の対象となります: (1)装置は有害な干渉を起こさない可能性がある、(2)装置は、望まない操作を起こす干渉を含む、あらゆる受信干渉を受け入れなければならない。

このデバイスには、Innovation, Science and Economic Development Canadaのライセンス免除RSS基準に適合しているライセンス免除の送信機/受信機が含まれています。操作は次の2つの条件の対象となります:

  1. 装置は干渉を起こしてはならない。
  2. 装置は、望まない操作を起こす干渉を含め、あらゆる干渉を受け入れなければならない。

L’émetteur/récepteur exempt de licence contenu dans le présent appareil est conforme aux CNR d’Innovation, Sciences et Développement économique Canada applicables aux appareils radio exempts de licence. L’exploitation est autorisée aux deux conditions suivantes :

  1. L’appareil ne doit pas produire de brouillage;
  2. L’appareil doit accepter tout brouillage radioélectrique subi, même si le brouillage est susceptible d’en compromettre le fonctionnement.

カナダにおいてRSS-247によりIC認可。

この無線送信機は、最小の許容ゲインと必須アンテナインピーダンスにより下記のアンテナタイプで稼働することをカナダ産業省により承認されています。このリストに含まれないアンテナタイプで、そのタイプに示された最大ゲインよりもゲインが大きいものはこの装置に使用することはできません。

FCC ID: DD4AD610、IC: 616A-AD610

カナダの無線に関する警告

このデバイスは、保護なし、干渉なしの方針に基づいて動作します。ユーザーが同じTV帯域で動作する他の無線サービスからの保護を求めるには、無線ライセンスが必要です。詳細については、Innovation, Science and Economic Development Canada(イノベーション・科学経済開発省)の文書Client Procedures Circular CPC-2-1-28(カスタマープロシージャサーキュラーの2-1-28)、Voluntary Licensing of Licence-Exempt Low-Power Radio Apparatus in TV Bands(テレビ帯域で運用される低電力ライセンス免除無線装置の自主的ライセンス)を参照してください。

Ce dispositif fonctionne selon un régime de non‑brouillage et de non‑protection. Si l’utilisateur devait chercher à obtenir une certaine protection contre d’autres services radio fonctionnant dans les mêmes bandes de télévision, une licence radio serait requise. Pour en savoir plus, veuillez consulter la Circulaire des procédures concernant les clients CPC‑2‑1‑28, Délivrance de licences sur une base volontaire pour les appareils radio de faible puissance exempts de licence et exploités dans les bandes de télévision d’Innovation, Sciences et Développement économique Canada.

送信機はすべての人から20 cm以上離して取り付けてください。

注:EMC適合性試験は同梱および推奨のケーブル使用に基づきます。別種のケーブルを使用した場合はEMC性能が低下します。

低功率射頻器材技術規範

取得審驗證明之低功率射頻器材,非經核准,公司、商號或使用者均不得擅

自變更頻率、加大功率或變更原設計之特性及功能。低功率射頻器材之使用

不得影響飛航安全及干擾合法通信;經發現有干擾現象時,應立即停用,並

改善至無干擾時方得繼續使用。前述合法通信,指依電信管理法規定作業之

無線電通信。低功率射頻器材須忍受合法通信或工業、科學及醫療用電波輻

射性電機設備之干擾。

安全のための重要注意事項

  1. この説明書をお読みください。
  2. この説明書を保管しておいてください。
  3. すべての警告事項に留意してください。
  4. すべての指示に従ってください。
  5. この製品は水の近くで使用しないでください。
  6. 掃除は乾いた布でから拭きするだけにしてください。
  7. 通風口を塞がないようにしてください。十分な換気ができるよう余裕を持たせ、メーカーの指示に従って設置してください。
  8. 炎、ラジエーターや暖房送風口、ストーブ、その他、熱を発生する機器(アンプなど)の近くには設置しないでください。炎が出る物を製品の上に置かないでください。
  9. 有極プラグやアース付きプラグは安全のために用いられていますので、正しく接続してください。有極プラグは、2本のブレードのうち一方が幅広になっています。アース付きプラグは、2本のブレードの他に、3本目のアース端子がついています。幅の広いブレードや3本目の棒は、安全のためのものです。これらのプラグがコンセントの差し込み口に合わない場合は、電気工事業者に相談し、コンセントを交換してもらってください。
  10. 電源コードは特にプラグ差し込み部分、延長コード、機器から出ている部分において、引っかかって抜けたり挟まれたりしないように保護してください。
  11. アタッチメントや付属品は必ずメーカー指定のものをご利用ください。
  12. カートやスタンド、三脚、ブラケット、テーブル等は、メーカー指定のものか、この装置用に販売されているものを必ずご利用ください。カートに装置を載せて動かす際は、つっかけて怪我をしないよう注意してください。

    上部に受信機を搭載したカートが人に転倒した。画像を中心に線で囲んだ円があります。

  13. 雷を伴う嵐の際、または長期間使用しない場合は、プラグをコンセントから抜いてください。
  14. 整備の際は、資格のある整備担当者に必ずご相談ください。電源コードやプラグの損傷、液体や異物が装置内に入り込んだ場合、装置が雨や湿気に曝された場合、正常に作動しない場合、装置を落とした場合など、装置が何らかの状態で損傷した場合は、整備が必要です。
  15. 水滴や水しぶきに曝さないでください。液体の入った花瓶などを装置の上に置かないでください。
  16. MAINSプラグまたはアプライアンスカプラーが使用できる状態にしておいてください。
  17. 装置の空気中騒音は70 dB(A)を超えません。
  18. クラスI構造の装置は保護接地接続のある主電源の壁コンセントに接続してください。
  19. 火災や感電の危険を避けるため、本機器は雨や湿気のある場所にさらさないでください。
  20. 本製品の改造は試みないでください。けがや製品の故障の原因となる可能性があります。
  21. 本製品は指定された動作温度範囲内で使用してください。

シンボルの説明

注意:感電のおそれ
注意:危険のおそれ(注意書き参照)
直流
交流
オン (供給)
二重絶縁または強化絶縁により常に保護されている機器
スタンバイ
機器は通常の廃棄物の流れにより廃棄されてはなりません。

警告:この装置内には、生命に危険な高電圧が存在します。内部には、ユーザーが整備できる部品はありません。整備の際は、資格のある整備担当者に必ずご相談ください。使用電圧の工場出荷時設定が変更された場合は、安全保証は適用されません。

重要な製品情報

ライセンスについて

許可免許:本機器操作の際、行政上の認可免許が特定地域で要求される場合があります。考えられる必要条件については国内当局にお問い合わせください。本機器の変更・改造は、Shure Incorporated によって書面で認可されたものを除き、装置の使用の権限を無効にする場合があります。Shure ワイヤレスマイクロホン装置のライセンス獲得は使用者の責任であり、ライセンス取得に関しては使用者の分類とアプリケーション、選択周波数によって異なります。適正な許可免許に関する情報を得るために、また標準とは異なる周波数を選択する場合は前もって、必ず適切な通信監督機関にお問い合わせください。

ユーザー情報

本装置はFCC規制第15部に準拠しています。操作は次の2つの条件の対象となります:

  1. 装置は有害な干渉を起こしてはならない。
  2. 装置は、望まない操作を起こす干渉を含め、あらゆる干渉を受け入れなければならない。

注:本機器はテストされFCC規定パート15に従いクラスBデジタル機器に適合しますが、制限があります。これらの制限は、住宅地域において設置する際、有害な電波干渉から機器を適度に保護するためのものです。本機器は電磁波を発生・使用し、放射する場合があります。取扱説明書に従って設置しないと無線通信に電波干渉が起こります。また、設置状況に関わらず妨害を引き起こす可能性もあります。本機器によりラジオやテレビの受信に電波干渉が起こるようであれば(これは、機器の電源を一度切ってから入れるとわかります)、次の手段を1つまたは複数用いて電波干渉を防いでください。

  • 受信アンテナを別の方向に向けるか、別の場所に移す。
  • 機器と受信機の間の距離を広げる。
  • 受信機を接続しているコンセントとは別の回路にあるコンセントに機器を接続する。
  • 販売店または熟練したラジオ/TV技術者に相談する。

運用に際しての注意

この機器の使用周波数帯では、電子レンジ等の産業・科学・医療用機器のほか工場の製造ライン等で使用されている移動体識別用の構内無線局(免許を要する無線局)及び特定小電力無線局(免許を要しない無線局)並びにアマチュア無線局(免許を要する無線局)が運用されています。

  1. この機器を使用する前に、近くで移動体識別用の構内無線局及び特定小電力無線局並びにアマチュア無線局が運用されていないことを確認してください。
  2. 万一、この機器から移動体識別用の構内無線局に対して有害な電波干渉の事例が発生した場合には、 速やかに使用周波数を変更するか又は電波の発射を停止した上、下記連絡先にご連絡頂き、混  信回避のための処置等(例えば、パーティションの設置など)についてご相談して下さい。
  3. その他、この機器から移動体識別用の特定小電力無線局あるいはアマチュア無線局に対して有害な電波干渉の事例が発生した場合など何かお困りのことが起きたときは、保証書に記載の販売代  理店または購入店へお問い合わせください。代理店および販売店情報は Shure 日本語ウェブサイト  http://www.shure.co.jp でもご覧いただけます。

現品表示記号について

2.4 DS4

現品表示記号は、以下のことを表しています。 この無線機器は 2.4GHz 帯の電波を使用し、変調方式は「 DS 」方式、想定与干渉距離は 40m です。 2,400MHz ~ 2,483.5MHz の全帯域を使用し、移動体識別装置の帯域を回避することはできません 。