概要

概要

Shure ANI4IN オーディオネットワークインターフェイスは、4つのアナログ音声チャンネルをDante™ネットワーク上の独立したデジタル音声チャンネルに変換します。マイクロホン、AUX、ラインレベルのデバイスに対応し、各チャンネルに調整可能なゲインと+48Vファンタム電源を備えています。ネットワーク会議システムにおいて、オーディオネットワークインターフェイスにより、ワイヤレスマイクロホンなどのアナログ機器をオーディオネットワークへとシンプルに接続できます。ウェブアプリケーションにより、同じネットワークに接続されたコンピューターから信号ルーティングとチャンネル設定をコントロールできます。

モデルバリエーション

ANI4IN-XLR:4つのXLR入力(バランス型音声のみ)

ANI4IN-BLOCK: 4つの6ピンブロックコネクター入力(バランス型音声およびロジック接続)

ハードウェアおよび設置

ハードウェア

ブロックコネクターモデル:

XLRモデル:

① 入力信号クリップインジケーター

各インジケーターはそれぞれの入力チャンネルに対応しています。LEDが赤色に変わった場合は、音源となる機器からのレベルを下げて、入力段でのクリッピングを生じないようにします。アナログおよびデジタルのゲイン調整は、ウェブアプリケーションを介して行います。
LEDの状態 音声信号レベル
消灯 -60 dBFS以下
緑色 -60 dBFS~-18 dBFS
黄色 -18 dBFS~-6 dBFS
赤色 -6 dBFS以上

② 音声およびロジック入力

注:ロジック接続は、ブロックコネクターバージョンにのみ搭載されます

ブロック入力:各入力は、バランス型音声とロジック信号を受け取ります。端子の割当は以下のとおりです。

音声 +

音声 -

音声グランド
スイッチ ロジックミュート(マイクロホンから送信)
LED ロジックLED(マイクロホンが受信)
グランド ロジックグランド

XLR入力:各入力は、バランス型音声信号を受け取ります。端子の割当は以下のとおりです。

1 グランド
2 プラス
3 マイナス

③ シャーシグランドねじ

マイクロホンシールド配線をシャーシグランドに接続できます

注:ブロックコネクターバージョンのみ

④ LEDインジケーター

power:(電源)パワーオーバーイーサネット(PoE)が供給されています

注:注:ネットワークスイッチがPoEを供給できない場合は、PoEインジェクターを使用します。

network:(ネットワーク)ネットワーク接続が有効です

network audio:(ネットワーク音声)ネットワーク上にDanteオーディオが流れています

注:エラーの詳細は、ウェブアプリケーションのイベントログで参照できます。

encryption:(暗号化)現在は未対応です

LEDステータス 状態
消灯 有効な信号なし
緑色 デバイスは正常に動作中
赤色 エラーが生じています。詳細はイベントログを参照してください。

⑤ Danteネットワークポート

ネットワークスイッチに接続して、Danteオーディオを送り、パワーオーバーイーサネット(PoE)とコントロールソフトウェアからのデータを受け取ります。詳細は Danteおよびネットワークセクションを参照してください。

⑥ リセットボタン

デバイス設定を工場出荷時設定にリセットします。

パワーオーバーイーサネット(PoE)

このデバイスが作動するにはPoEが必要です。デバイスはクラス0クラス3の両方のPoEソースと互換性があります。

パワーオーバーイーサネットは次のいずれかの方法により利用できます:

  • PoEを備えたネットワークスイッチ
  • PoEインジェクターデバイス

設置とラックマウント

オーディオネットワークインターフェースの設置には、次の2種類の固定方法があります。

CRT1 19インチラックトレイ(別売アクセサリー):最大3台のデバイスに対応します。ラックまたはテーブル下へ取り付けできます

1ユニットマウントトレイ(付属アクセサリー):1台のデバイスをテーブル下に取り付けることができます

デバイスの固定

マウントハードウェアキットに含まれているねじを使用してオーディオネットワークインターフェイスを固定します。オーディオネットワークインターフェイスは、どちらを前にしても取り付けることができます。下図の様に、下側から穴にねじを差し込みます:

1ユニットマウントトレイに1台のデバイスを固定する場合は、図の様に穴位置を合わせます

19インチラックトレイに3台までのデバイスを固定する場合は、図の様に穴位置を合わせます

ラックイヤーの取り付け

最大3台のオーディオネットワークインターフェイスを組み合わせて1Uの19インチラックのスペースに設置できます。ラックイヤーの向きを変えることで、機器ラックまたはテーブル下への取付に対応します。

標準19インチラックマウント

  1. 取付穴が前になるようにラックイヤーを向けます。
  2. 図の様に、ラックイヤーをトレイに固定する2本のねじを取り付けます。

テーブル下への取り付け

  1. 取付穴が上になるようにラックイヤーを向けます。
  2. 図の様に、ラックイヤーをトレイに固定する2本のねじを取り付けます。

テーブル下への設置

  1. トレイをテーブル下の希望の位置に合わせます
  2. テーブルの取付穴の位置に印を付けます。
  3. ドリルでねじ用の下穴を4つ開けます。トレイの穴の直径は7.1 mmです。
  4. コンポーネントをトレイに取り付けます
  5. 4本のねじでトレイをテーブルの下に固定します

リセット

リセットボタンは、リアパネルにある小さな穴の奥にあります。ボタンを押すには、ペーパークリップなどを使用します。

2種類のハードウェアリセット動作があります:

ネットワークリセット(ボタンを4~8秒間押す)

ShureコントロールおよびオーディオネットワークのIP設定をすべて工場出荷時設定にリセットします

完全工場出荷時設定リセット(ボタンを8秒以上押す)

すべてのネットワークとウェブアプリケーション設定を工場出荷時設定に戻します。

ソフトウェアリセットオプション

完全にハードウェアをリセットせずに設定を元に戻すには、次のオプションのいずれかを使用します:

デバイスの再起動: ウェブアプリケーション(settings > factory reset)にある デバイスの再起動ボタンは、デバイスの電源オン/オフを行うことでデバイスをネットワークから切断したようにふるまいます。デバイスは、すべての設定を保持したまま再起動します。

Default Settings: 音声設定を工場出荷時設定に戻すには(デバイス名、IP Settings、およびPasswordsを除く)、 ロードプリセットを選択して、デフォルト設定プリセットを選択します。

信号のフローおよび接続

オーディオネットワークのセットアップ

Shureのネットワーク会議システムは、Microflex Advanceマイクロホンとネットワークインターフェースで構成され、すべてはDanteネットワーク上で動作します。ネットワークスイッチ、コンピューター、スピーカー、オーディオプロセッサーなどの追加的なハードウェアについては、後述のハードウェアコンポーネントインデックスにて説明します。

下図におけるShureコンポーネント

Microflex Advanceマイクロホン

MXA910およびMXA310はDante出力を備え、ネットワークスイッチに直接接続できます。

オーディオネットワークインターフェース

このインターフェースは、スピーカーやアナログマイクロホンなどのアナログ機器をネットワークに接続するために使用します。

ANI4IN:4つのアナログ信号(XLRモデルまたはブロックコネクターモデルから選択可能)をDanteデジタルオーディオ信号に変換します。

ANI4OUT:ネットワークからの4チャンネルのDanteオーディオをアナログ信号に変換します。

この図は、ネットワーク会議システム上の信号経路全体を示したものです。ニアエンドとファーエンドからの信号は、電話システムに接続されたオーディオプロセッサー、またはインターネットに接続されたコンピューターを通じて交換されます。アナログマイクロホンはShure ANI4INを経由しネットワークに接続し、スピーカーはShure ANI4OUTを経由して接続します。

この図は、ビデオコーデックを通じて通信する2つの部屋でMicroflex Advanceコンポーネントを使用した場合の例です。

ネットワークからのハードウェアとオーディオのコントロール

音声およびハードウェアの設定は、同じネットワークに接続されたコンピューターにより管理します。

Shureハードウェアおよびオーディオ

Microflex Advanceコンポーネントは、音質を最適化するためのミキシングおよび構成ツールを提供するウェブアプリケーションを備えています。

アナログ機器用の拡張コントロール

Shureネットワークインターフェース(ANI4IN/ANI4OUT)を通じてネットワークに接続されたアナログ機器は、追加的なリモートコントロールが付加されます:音量レベル、イコライザー、信号ルーティングをウェブアプリケーションを通じて管理できます。例えば、通常はハードウェアで行われるスピーカーの音量調整やワイヤードマイクロホンのミュートを、ネットワーク経由でリモートコントロールできます。

Dante信号ルーティング

デバイス間の信号ルーティングは、Audinate™により提供されるDanteコントローラーソフトウェアを通じて管理します。

接続と信号フロー

① MX396(デュアルエレメント)

音声信号の伝送用に加え、このバウンダリーマイクロホンは3本のロジック接続用の配線を備えています。これにより、マイクロホンにあるスイッチからロジックミュート信号をネットワーク上の他の機器へ送り、ロジックLEDコントロール信号を受け取ることができます。

② MX392

音声信号の伝送用に加え、このバウンダリーマイクロホンは3本のロジック接続用の配線を備えています。これにより、マイクロホンにあるスイッチからロジックミュート信号をネットワーク上の他の機器へ送り、ロジックLEDコントロール信号を受け取ることができます。

③ ULX-D受信機

ワイヤレスマイクロホンは、受信機のバランス型アナログ出力をネットワークインターフェースに接続します。

④ ネットワークスイッチ

Danteオーディオネットワークと、信号処理とルーティングをコントロールするコンピューターを接続します。

⑤ コンピューター

ウェブアプリケーションを実行しているコンピューターまたはタブレットにより、接続された各デバイスについて個々にゲインコントロールすることができます。

入力:アナログ(4つのXLRまたはブロックコネクター)

オーディオネットワークインターフェースは、ライン、AUX、マイクロホンレベル信号に対応できる可変アナログゲイン付きの4つのアナログ入力を備えています。オーディオネットワークインターフェースによりネットワークに接続できるデバイスの例:

  • ワイヤレスマイクロホンシステム
  • 設置済みの有線マイクロホン(ブロックコネクターモデルによりロジック機能に対応)
  • プレゼンテーションに使用されるコンピューターまたはモバイルデバイス
  • その他の再生デバイス

出力:Danteデジタルオーディオ

ネットワークケーブルでDante出力をネットワークスイッチに接続します。1本のネットワークケーブルにより、4つのすべてのチャンネルの音声をネットワークに送り、パワーオーバーイーサネット(PoE)がデバイスに電源を供給します。Danteコントローラーを使用して、オーディオネットワークインターフェースからの音声チャンネルを適切なネットワーク接続先にルーティングします。いずれの信号も複数の送信先にルーティングすることにより、ローカルで音を拡声すると同時にファーエンドに音声を伝送することができます。

サミング

オーディオネットワークインターフェースは、チャンネルサミングにより入力信号を足し合わせて1つのDanteチャンネルで送ることが可能です。これにより、Dante 受信チャンネル数が限られている機器へもすべてのチャンネルを送ることが可能になります。ミキサーの機能が変わることはなく、音声チャンネルが単純に1つに足し合わされた信号として送られます。

注: サミングを使用すると、リミッターが作動して信号がオーバーロードすることを防止します。リミッターはダイレクト出力には適用されず、サミングされた信号にのみ作用します。

有効にするには、チャンネルタブでミキサー上部にあるツールバーのサミングオプションのいずれかを選択します。

シナリオ例

サミングを必要とする一般的な用途としては、複数のマイクロホンが使用されるビデオ会議があります。デバイス(たとえば会議用ソフトウェアとDante Virtual Soundcardを実行しているコンピューター)が1つないし2つのDante受信チャンネルのみをサポートしている場合、オーディオネットワークインターフェースで入力信号を足し合わせて1つのDanteチャンネルとして送ります。

① サミングされたアナログ音声チャンネル

4つのアナログ音声チャンネルがサミングされた場合、各Dante送信チャンネルにはすべての入力信号が含まれます。

② 1つのDante音声チャンネル

サミングされた4つのチャンネルは1つのDante信号としてネットワーク経由で送られます。

③ コンピューターへの接続

Dante Virtual Soundcardを使用しているDanteチャンネルが限られたコンピューターが、1つのチャンネルによりすべての音声を受信します。この音声が、ファーエンドへ送信されます。

暗号化

音声は、Advanced Encryption Standard(AES-256)を使用して暗号化されており、アメリカ国立標準技術研究所(NIST)の公表文献FIPS-197で規定されています。暗号化をサポートするShureデバイスでは、接続のためにパスフレーズを入力する必要があります。サードパーティデバイスでは暗号化がサポートされていません。

暗号化を有効にするには:

  1. 設定メニューを開いて、概要タブにアクセスします。
  2. Enable Encryptionチェックボックスを選択します。
  3. パスフレーズを入力します。これが1台目のデバイスである場合、その他すべての接続済みデバイスで使用するパスフレーズを設定します。別のデバイスにパスフレーズが設定済みの場合、その同じパスフレーズを使って暗号化された接続を確立します。

重要:暗号化を有効にするには:

  • 暗号化はすべての接続済みShureデバイスで有効または無効にする必要があります。
  • 暗号化を有効または無効にする前に、AES67をDante Controllerで無効にする必要があります。

ソフトウェアのインストール、管理、およびセキュリティ

ソフトウェアのインストールおよびデバイスの検出

Shureウェブデバイスディスカバリー・アプリケーションは、Shureデバイスのウェブアプリケーションにアクセスする際に使用します。ウェブアプリケーションがウェブブラウザー上で開き、包括的なデバイス管理が行えます。デバイスとネットワークでつながれたコンピューターは、このアプリケーションを使用してGUIにアクセスできます。

互換性のあるブラウザー:

  • Chrome
  • Safari
  • Firefox
  • Internet Explorer
  1. www.shure.comで入手可能なShureデバイスディスカバリーアプリケーションをインストールします。
  2. コンポーネントをダブルクリックしてインターフェースを開きます。

ウェブアプリケーションへのアクセス

Shureウェブサーバーディスカバリーアプリケーションは、ウェブベースのGUIを採用するネットワーク上のすべてのShureデバイスを検出します。以下のステップに従ってソフトウェアをインストールし、ウェブアプリケーションにアクセスします。

① Shureディスカバリーアプリケーションのインストール

www.shure.comからShureディスカバリーアプリケーションをダウンロードしてインストールします。これにより、必要なBonjourデバイスディスカバリーツールがコンピューターに自動的にインストールされます。

② ネットワークの接続

コンピューターとハードウェアが同じネットワーク上にあることを確認します。

③ ディスカバリーアプリケーションの起動

アプリケーションは、GUIを搭載したすべてのShureデバイスを表示します。

④ ハードウェアの識別

デバイスをダブルクリックし、ウェブブラウザー上でGUIを開きます。

⑤ デバイスのウェブアプリケーションのブックマーク作成(推奨)

デバイスのDNS名をブックマークすると、Shureディスカバリーアプリケーションを使用せずにGUIにアクセスできます。

ディスカバリーアプリを用いないウェブアプリケーションアクセス

ディスカバリーアプリケーションがインストールされていない場合は、インターネットブラウザーにDNS名を入力して、ウェブアプリケーションにアクセスできます。DNS名はユニットのモデルにMACアドレスの最後の3バイト(6桁)を組み合わせ、その後に.localを付けたものになります。

形式の例:ユニットのMACアドレスが00:0E:DD:AA:BB:CCの場合、リンクは次のように記述されます:

ANI4INhttp://ANI4IN-aabbcc.local

ANI4OUThttp://ANI4OUT-aabbcc.local

ファームウェアアップデート

ファームウェアは各コンポーネントに埋め込まれたソフトウェアで、機能をコントロールします。定期的に新しいバージョンがリリースされ、機能の追加や拡張が行われます。デザインの改善を活用するために、Shure Update Utilityを使用してファームウェアの新しいバージョンをアップロードし、インストールすることができます。ソフトウェアは、http://www.shure.comからダウンロードできます。

重要:コンポーネントがShure MXWオーディオネットワークインターフェースを介して接続されている場合は、MXWオーディオネットワークインターフェースのファームウェアを更新する前に、コンポーネントのファームウェアを一度に1台ずつ更新する必要があります。一度にすべてのデバイスを更新しようとすると、ファームウェアの更新後にインターフェースが再起動し、別のネットワーク化されたコンポーネントとの接続が失われてしまいます。

次のステップを実行し、ファームウェアをアップデートします:

注意!アップデート中はデバイスを安定したネットワークに接続してください。アップデートが完了するまでデバイスの電源を切らないでください。

  1. デバイスとコンピューターを同じネットワークに接続します(同じサブネットに設定)。
  2. Shure Update Utilityアプリをダウンロードして、インストールしてください。
  3. アプリケーションを開きます。
  4. Check For Updates...ボタンをクリックすると、ダウンロード可能な新しいファームウェアバージョンが表示されます。
  5. 希望のファームウェアを選択し、Downloadを押してファームウェアライブラリーにダウンロードします。
  6. Update Devicesタブで新しいファームウェアを選択し、Send Updates...を押すとファームウェアのアップデートが始まり、デバイスの既存のファームウェアが上書きされます。

ファームウェアリリース要件

すべてのデバイスは、適切な動作を確保するために連携する複数の通信プロトコルを用いたネットワークを構成しています。推奨される最善の方法は、すべてのデバイスを同一のリリースバージョンにすることです。ネットワーク上の各デバイスのファームウェアのバージョンを確認するには、コンポーネントのユーザーインターフェースを開き、 設定 > バージョン情報 の項目を参照します。

Shureデバイスのファームウェア形式は、MAJOR.MINOR.PATCHです。(例、1.6.2でいうと、1はメジャーファームウェアレベル、6はマイナーファームウェアレベル、2はパッチファームウェアレベルです。)少なくとも同じサブネット上で動作するデバイスは、メジャーとマイナーのリリース番号が同一である必要があります。

  • メジャーのリリースが異なるデバイスは互換性がありません。
  • パッチファームウェアリリースのレベルが異なる場合は、予期しない不具合が発生することがあります。

チャンネルユーティリティ

+48V(ファンタム電源)

選択されたチャンネルに+ 48Vファンタム電源を供給します

極性の反転

各チャンネルには、入力信号の位相を反転させるためのチェックボックスがあります。

アナログゲイン

ゲインを調節し、アナログ音声がデジタル音声に変換される前の入力信号レベルを最適化します。

デジタルゲイン

デジタル信号レベルを調節し、ネットワーク上の信号強度を最適化します。

ミュートグループ

ミュートグループボックスにチェックを付けると、そのチャンネルはグループに追加されます。ミュートグループ内のいずれかのチャンネルをミュートすると、グループ内のすべてのチャンネルがミュートされます。

フェーダーグループ

フェーダーグループボックスにチェックを付けると、そのチャンネルはグループに追加されます。グループ内のすべてのフェーダーがリンクされ、1つのフェーダーを調節すると、グループ全体がいっしょに動きます。

ロジックスイッチインジケーター

オーディオネットワークインターフェイスがマイクロホンからスイッチロジック信号を受信すると点灯します。

注: ブロックコネクターバージョンにのみ搭載されます。

ロジックLEDインジケーター

オーディオネットワークインターフェイスがコントロールシステムからネットワークを経由してLEDロジック信号を受信すると点灯します。

注: ブロックコネクターバージョンにのみ搭載されます。

パラメトリックイコライザー

パラメトリックイコライザーで周波数特性を調整し、音質を最大限に高めます。

イコライザーの一般的用途:

  • スピーチの明瞭度の改善
  • 空調システムやビデオプロジェクターからの雑音を低減
  • 部屋の不規則性を軽減
  • PAシステムの周波数特性の調整

フィルターパラメーター設定

周波数特性グラフのアイコンを操作するか、数値を入力してフィルター設定を調整します。フィルターの横にあるチェックボックスでフィルターを無効にできます。

フィルターの種類

一番最初と最後の帯域のみフィルタータイプが選択できます。

パラメトリック:カスタマイズ可能な周波数範囲内の信号を減衰またはブーストします

ローカット:選択した周波数以下の音声信号をロールオフします

ローシェルフ:選択した周波数以下の音声信号を減衰またはブーストします

ハイカット:選択した周波数以上の音声信号をロールオフします

ハイシェルフ:選択した周波数以上の音声信号を減衰またはブーストします

周波数

カット/ブーストするフィルターの中心周波数を選択します

ゲイン

フィルターのレベルを調整します(+/- 30 dB)

Q値

フィルターの影響を受ける周波数範囲を調整します。この値が大きくなるにつれ、帯域幅は狭くなります。

イコライザーの用途

会議室の音響は部屋の大きさ、形、建築材料に左右されます。以下の表のガイドラインを使用してください。

EQ用途 推奨設定
音声了解度改善のための高域ブースト ハイシェルフフィルターを加えて、1 kHzよりも3~6 dB程度高めます。
空調雑音の低減 ローカットフィルターを加えて、200 Hz以下の周波数を減衰させます。
フラッターエコーおよびシビランスの低減 部屋を「煽る」特定の周波数範囲を特定します:
  1. Q値を狭く設定します
  2. ゲインを+10から+15 dB間まで増加させた上で1 kHzから6 kHz間の周波数を試すと、フラッターエコーやシビランスの範囲を特定できます。
  3. 特定された周波数のゲインを下げ(-3から-6 dBの間でスタート)、不要な部屋の雑音を最小にします。
部屋の反響や共鳴音を低減します 部屋を「煽る」特定の周波数範囲を特定します:
  1. Q値を狭く設定します
  2. ゲインを+10から+15 dB間まで増加させた上で300 Hzから900 Hz間の周波数を試すと、共鳴周波数を特定できます。
  3. 特定された周波数のゲインを下げ(-3から-6 dBの間でスタート)、不要な部屋の雑音を最小にします。

カスタムプリセット

プリセットを使用すると設定のすばやい保存や呼び出しができます。様々な座席配置に合わせて、各デバイスには最大10種類のプリセットを保存できます。プリセットには、デバイス名、IP設定、およびパスワードを除き、すべてのデバイス設定が保存されます。新しい設置へのプリセットのインポートとエクスポートを行うことにより、時間を節約し、ワークフローを改善することができます。プリセットが選択されている場合、プリセットメニューの上に名前が表示されます。変更が行われると、名前の横にアスタリスク (*) が表示されます。

注:工場出荷時設定に戻すには、デフォルト設定プリセットを使用します(デバイス名、IP Settings、およびPasswordsを除く)。

次のプリセットメニューを開いて、プリセットオプションを表示します:

プリセットとして保存:

デバイスへの設定を保存します

プリセットをロード:

デバイスから設定を開きます

ファイルからインポート:

コンピュータからプリセットファイルをデバイスにダウンロードします。ファイルは、ブラウザを介して選択するか、インポートウィンドウにドラッグすることができます。

ファイルにエクスポート:

デバイスのプリセットをコンピュータに保存します

イベントログ

イベントログには、デバイスの電源オン時からの動作の詳細説明が記録されています。ログはアクティビティエントリを最大1000件まで収集し、最後の電源サイクルに応じてタイムスタンプします。エントリは内部メモリに保管され、デバイスをオフにして再起動してもクリアされません。エクスポート機能を使うと、ログデータを保存してソートするCSV(カンマ区切り値)文書が作成されます。

トラブルシューティングまたはShureシステムサポートへの問い合わせを行う際には、詳細についてログファイルを参照します。

イベントログを表示するには:

  1. 「ヘルプ」メニューを開きます
  2. イベントログの表示を選択します

深刻度レベル

情報

アクションまたはイベントは正常に完了しました

警告

アクションは完了できませんが、全体的な機能は安定しています

エラー

機能を妨げる可能性のある問題が発生しました。

ログ詳細

ノート

IPアドレスとサブネットマスクを含む、イベントとエラーに関する詳細を提供します。

タイムスタンプ

最近の再起動以降のPower cycles:days:hours:minutes:seconds

イベントID

内部参照のためのイベントタイプを示します。

ヒント:フィルタを使用して結果を絞り込みます。カテゴリ見出しを選択してログをソートします。

レベルおよび計測

入力レベルの調整

始める前に、調整可能な出力レベルを持つアナログ機器では標準のレベル設定で動作していることを確認します。

アナログゲインは、音声信号がアナログからデジタルに変換される手前でレベル調整します。調整範囲は、最大51 dBで、3 dB単位です。

  1. ワークスペース上部のツールバーにあるメータープリフェーダーに設定して、アナログ信号のレベルをモニタリングします。
  2. フェーダーのアナログゲインの値を選択します。
  3. アナログゲインの設定は入力信号のレベルに合わせます。フェーダーにあるゲイン範囲のマーカーを使用して、適切なゲインを適用します。
    ソースのレベル ゲイン範囲
    ライン (+4 dBu) 0~+9 dB
    Aux(-10 dBV) +9~+21 dB
    マイクロホン(差異があります) +21~+51 dB
  4. メーターの-18から-9 dBの間にピークが来るようにします。

    注: モバイルデバイスをいずれかのチャンネルに接続する場合には、クリッピングを防止するために、ヘッドルームに余裕を持たせることを推奨します。

出力レベルの調整

出力レベルは、デジタルゲイン(dB)フェーダーによってコントロールされます。出力ゲイン(デジタル)を調整する前に、まず入力ゲイン(アナログ)を調整します。ほとんどの場合、アナログゲインを正しく設定することで、適切な出力レベルが得られます。低感度のマイクロホンなどの信号のレベルが低い音源では、多少のデジタルゲイン(dB)を加える必要があるかもしれません。デジタルゲイン(dB)フェーダーの調整が必要な場合は、以下の手順で行います:

  1. ワークスペース上部のツールバーにあるメーターポストフェーダーに設定します。
  2. デジタルゲイン(dB)フェーダーを必要量で調整します。
  3. サミングの使用時にはデジタルゲイン(dB)フェーダーによりミックスされるチャンネルレベルを調整します。

メーター表示オプション(プリフェーダーおよびポストフェーダー)

モニタリングには2つのモードがあり、入力および出力信号をそれぞれモニタリングできます。

プリフェーダー(アナログ入力レベル)

プリフェーダーでのメーター表示は、デジタルゲインフェーダーの手前の信号レベルを表示するので、入力信号レベルを各チャンネルで最適にすることができます。プリフェーダーに設定されているとき、アナログゲインの調整はメーターに反映されますが、デジタルゲインの調整は反映されません。

重要: 入力される信号が可変式の場合(例えば、ワイヤレスマイクロホンシステム)、オーディオネットワークインターフェース上でアナログゲインを調整する前に、その信号が標準のレベルに設定されていることを確認します。

ポストフェーダー(デジタル出力レベル)

ポストフェーダーでのメーター表示は、アナログおよびデジタルゲインの両方を含む信号経路の最終段での信号レベルを表示します。この設定ではDanteネットワークに送られるレベルをメーター表示することができます。

Logic and Control Systems

ロジックアプリケーション

ブロックコネクターモデル(ANI4IN-BLOCK)は3つのロジック信号接続を備えています。ロジック信号はイーサネットコマンド文字列に変換され、イーサネットコマンド文字列に対応するあらゆるデバイス(エコーキャンセラーや制御システムなど)により送受信が行われます。

この図では、Shure MX392およびMX396 Microflex®マイクロホンがオーディオネットワークインターフェイスに接続されています。各マイクロホンのミュートボタンはロジック信号(スイッチ)を送信して、他のオーディオ機器をミュートします。マイクロホンは、マイクロホンLEDの動作が音声システムの状態を反映するようロジック信号(LED)を受信します。

ANI4IN MicroflexAdvance™コマンド文字列

この資料は次のURLでも参照できます:http://shure.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/6061

デバイスはイーサネットを経由してAMX、Crestron、Extronなどのコントロールシステムに接続されます。

接続:イーサネット(TCP/IP:AMX/Crestronプログラムで「Client」を選択)

ポート:2202

規則

デバイスには4種類の文字列があります。

GET

パラメーターのステータスを得ます。AMX/CrestronがGETコマンドを送信した後、ANI4INはREPORT文字列で応答します

SET

パラメーターのステータスを変更します。AMX/CrestronがSETコマンドを送信した後、ANI4INはREPORT文字列で応答し、パラメーターの新しい値を示します。

REP

ANI4INは、GETコマンドまたはSETコマンドを受信すると、REPORTコマンドで応答し、パラメーターのステータスを示します。ANI4IN上またはGUI経由でパラメーターが変更された場合も、ANI4INによってREPORTが送信されます。

SAMPLE

オーディオレベルのメーター表示に使用します。

すべてのメッセージはASCIIで送受信されます。レベルインジケーターとゲインインジケーターにもASCIIが使用されることに注意してください

ほとんどのパラメーターは、変更されるとREPORTコマンドを送信します。したがって、絶えずパラメーターを問い合わせる必要はありません。これらのパラメーターのいずれかが変更されると、ANI4INはREPORTコマンドを送信します。

以下のすべてのコマンド文字列中の「x」の文字はANI4INのチャンネルを表し、下表のとおり、0~4のASCII番号になります

0 全チャンネル
1-4 個々のチャンネル

コマンド文字列(共通)

すべてを取得する
コマンド文字列:

< GET x ALL >

xはASCIIのチャンネル番号:0-4です。すべてのパラメーターのステータスを更新するには、初回の電源投入時にこのコマンドを使用します。
ANI4INのレスポンス:

< REP ...>

ANI4INはすべてのパラメーターについて個々のReport文字列で応答します。
モデル番号を取得する
コマンド文字列:

< GET MODEL >

ANI4INのレスポンス:

< REP MODEL {yyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy} >

yyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy は32文字のモデル番号となります。ANI4INは常に、32文字のモデル番号で応答します。
シリアル番号を取得する
コマンド文字列:

< GET SERIAL_NUM >

MZA910応答:

< REP SERIAL_NUM {yyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy} >

yyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy は32文字のシリアル番号となります。ANI4INは常に、32文字のシリアル番号で応答します。
ファームウェアバージョンを取得する
コマンド文字列:

< GET FW_VER >

ANI4INのレスポンス:

< REP FW_VER {yyyyyyyyyyyyyyyyyy} >

yyyyyyyyyyyyyyyyyy は18文字です。ANI4INは常に18文字で応答します。
音声IPアドレスを取得する
コマンド文字列:

< GET IP_ADDR_NET_AUDIO_PRIMARY >

ANI4INのレスポンス:

< REP IP_ADDR_NET_AUDIO_PRIMARY {yyyyyyyyyyyyyyy} >

yyyyyyyyyyyyyyyは、15桁のIPアドレスです。
音声サブネットアドレスを取得する
コマンド文字列:

< GET IP_SUBNET_NET_AUDIO_PRIMARY >

ANI4INのレスポンス:

< REP IP_SUBNET_NET_AUDIO_PRIMARY {yyyyyyyyyyyyyyy} >

yyyyyyyyyyyyyyyは、15桁のサブネットアドレスです。
音声ゲートウェイアドレスを取得する
コマンド文字列:

< GET IP_GATEWAY_NET_AUDIO_PRIMARY >

ANI4INのレスポンス:

< REP IP_GATEWAY_NET_AUDIO_PRIMARY {yyyyyyyyyyyyyyy} >

yyyyyyyyyyyyyyyは、15桁のゲートウェイアドレスです。
チャンネル名を取得する
コマンド文字列:

< GET x CHAN_NAME >

xはASCIIのチャンネル番号:0-4です。
ANI4INのレスポンス:

< REP x CHAN_NAME {yyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy} >

yyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy は31文字のユーザー名となります。ANI4INは常に31文字の名前で応答します。
デバイスIDを取得する
コマンド文字列:

< GET DEVICE_ID >

デバイスIDコマンドにxのチャンネル文字は含まれません。これはIDがANI4IN全体に対して付くためです。
ANI4INのレスポンス:

< REP DEVICE_ID {yyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy} >

yyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy は31文字のデバイスIDとなります。ANI4INは常に31文字のデバイスIDで応答します。
プリセットを取得する
コマンド文字列:

< GET PRESET >

ANI4INのレスポンス:

< REP PRESET nn >

nnはプリセット番号01-10です。
プリセットを設定する
コマンド文字列:

< SET PRESET nn >

nnはプリセット番号1-10です。(SETコマンドを使用する場合、最初のゼロは任意です)。
ANI4INのレスポンス:

< REP PRESET nn >

nnはプリセット番号01-10です。
プリセット名を取得する
コマンド文字列:

< GET PRESET1 >

< GET PRESET2 >

< GET PRESET3 >

など

これらのコマンドのいずれかをANI4INに送信します。
ANI4INのレスポンス:

< REP PRESET1 {yyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy} >

< REP PRESET2 {yyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy} >

< REP PRESET3 {yyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy} >

など

yyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy は25文字のデバイスIDとなります。ANI4INは常に25文字のデバイスIDで応答します
デジタルオーディオゲイン値を取得する
コマンド文字列:

< GET x AUDIO_GAIN_HI_RES >

xはASCIIのチャンネル番号:0-4です。
ANI4INのレスポンス:

< REP x AUDIO_GAIN_HI_RES yyyy >

yyyy は0000-1400のASCII値となります。yyyyは0.1 dBステップの値となります。
デジタルオーディオゲインを設定する
コマンド文字列:

< SET x AUDIO_GAIN_HI_RES yyyy >

xはASCIIのチャンネル番号:1-4です。yyyy は0000-1400のASCII値となります。yyyyは0.1 dBステップの値となります。
ANI4INのレスポンス:

< REP x AUDIO_GAIN_HI_RES yyyy >

yyyy は0000-1400のASCII値となります。
デジタルオーディオゲインをn dB増加させる
コマンド文字列:

< SET x AUDIO_GAIN_HI_RES INC nn >

xはASCIIのチャンネル番号:1-4です。nnは0.1 dB単位でのゲイン増加量となります。nnは1桁(n)、2桁(nn)、または3桁(nnn)にすることができます。
ANI4INのレスポンス:

< REP x AUDIO_GAIN_HI_RES yyyy >

yyyy は0000-1400のASCII値となります。
デジタルオーディオゲインをn dB減少させる
コマンド文字列:

< SET x AUDIO_GAIN_HI_RES DEC nn >

xはASCIIのチャンネル番号:1-4です。nnは0.1 dB単位でのゲイン減少量となります。nnは1桁(n)、2桁(nn)、または3桁(nnn)にすることができます。
ANI4INのレスポンス:

< REP x AUDIO_GAIN_HI_RES yyyy >

yyyy は0000~1280のASCII値となります。
アナログオーディオゲイン値を取得する
コマンド文字列:

< GET x AUDIO_GAIN >

xはASCIIのチャンネル番号:0-4です。
ANI4INのレスポンス:

< REP x AUDIO_GAIN yy >

yyは00~51のASCII値となります。yyは1dBステップの値となります。
アナログオーディオゲインを設定する
コマンド文字列:

< SET x AUDIO_GAIN yy >

xはASCIIのチャンネル番号:1-4です。yyは00~51のASCII値となります。yyは1dBステップの値となります。
ANI4INのレスポンス:

< REP x AUDIO_GAIN yy >

チャンネル音声ミュートを取得する
コマンド文字列:

< GET x AUDIO_MUTE >

xはASCIIのチャンネル番号:0-4です。
ANI4INのレスポンス:

< REP x AUDIO_MUTE ON >

< REP x AUDIO_MUTE OFF >

ANI4INはこれらのいずれかの文字列で応答します。
チャンネル音声をミュートにする
コマンド文字列:

< SET x AUDIO_MUTE ON >

ANI4INのレスポンス:

< REP x AUDIO_MUTE ON >

チャンネル音声のミュートを解除する
コマンド文字列:

< SET x AUDIO_MUTE OFF >

ANI4INのレスポンス:

< REP x AUDIO_MUTE OFF >

チャンネル音声ミュートをトグルする
コマンド文字列:

< SET x AUDIO_MUTE TOGGLE >

ANI4INのレスポンス:

< REP x AUDIO_MUTE ON >

< REP x AUDIO_MUTE OFF >

ANI4INはこれらのいずれかの文字列で応答します。
ANI4INのライトを点滅させる
コマンド文字列:

< SET FLASH ON >

< SET FLASH OFF >

これらのコマンドのいずれかをANI4INに送信します。点滅は30秒後に自動的にオフになります。
ANI4INのレスポンス:

< REP FLASH ON >

< REP FLASH OFF >

ANI4INはこれらのいずれかの文字列で応答します。
メーターをオンにする
コマンド文字列:

< SET METER_RATE sssss >

sssssはミリ秒単位でのメーター応答速度となります。設定sssssが0のときメーターはオフになります。最小の設定は100ミリ秒です。初期設定ではメーターはオフになっています。
ANI4INのレスポンス:

< REP METER_RATE sssss >

< SAMPLE aaa bbb ccc ddd >

aaa、bbbなどは受信したオーディオレベルの値で、000-060となります。

aaa =出力1

bbb =出力2

ccc =出力3

ddd =出力4

メーターを停止する
コマンド文字列:

< SET METER_RATE 0 >

値は00000とも入力できます。
ANI4INのレスポンス:

< REP METER_RATE 00000 >

信号/クリップLEDを取得する
コマンド文字列:

< GET x LED_COLOR_SIG_CLIP >

xはASCIIのチャンネル番号:0-4です。このコマンドを継続して送信する必要はありません。ステータスが変わると必ず、ANI4INはREPORTメッセージを送信します。
ANI4INのレスポンス:

< REP x LED_COLOR_SIG_CLIP OFF >

< REP x LED_COLOR_SIG_CLIP GREEN >

< REP x LED_COLOR_SIG_CLIP AMBER >

< REP x LED_COLOR_SIG_CLIP RED >

ANI4INはこれらのいずれかの文字列で応答します。これは、ANI4INの前面にある信号/クリップLEDと一致します。
LED照度を取得する
コマンド文字列:

< GET LED_BRIGHTNESS >

ANI4INのレスポンス:

< REP LED_BRIGHTNESS n >

nは以下の値となります:

0 = LED非点灯

1=LED減光

2 = LED初期設定

LED照度を設定する
コマンド文字列:

< SET LED_BRIGHTNESS n >

nは以下の値となります:

0 = LED非点灯

1=LED減光

2 = LED初期設定

ANI4INのレスポンス:

< REP LED_BRIGHTNESS n >

ファンタム電源ステータスを取得する
コマンド文字列:

< GET x PHANTOM_PWR_ENABLE >

ANI4INのレスポンス:

< REP x PHANTOM_PWR_ENABLE ON >

< REP x PHANTOM_PWR_ENABLE OFF >

ANI4INはこれらのいずれかの文字列で応答します。
ファンタム電源をオンにする
コマンド文字列:

< SET x PHANTOM_PWR_ENABLE ON >

ANI4INのレスポンス:

< REP x PHANTOM_PWR_ENABLE ON >

ファンタム電源をオフにする
コマンド文字列:

< SET x PHANTOM_PWR_ENABLE OFF >

ANI4INのレスポンス:

< REP x PHANTOM_PWR_ENABLE OFF >

マイクロジックスイッチ出力を取得する
コマンド文字列:

< GET x HW_GATING_LOGIC >

xはASCIIのチャンネル番号:0-4です。このコマンドを継続して送信する必要はありません。ステータスが変わると必ず、ANI4INはREPORTメッセージを送信します。
ANI4INのレスポンス:

< REP x HW_GATING_LOGIC ON >

< REP x HW_GATING_LOGIC OFF >

ANI4INはこれらのいずれかの文字列で応答します。
マイクロジックLED入力を取得する
コマンド文字列:

< GET x CHAN_LED_IN_STATE >

xはASCIIのチャンネル番号:0-4です。
ANI4INのレスポンス:

< REP x CHAN_LED_IN_STATE ON >

< REP x CHAN_LED_IN_STATE OFF >

ANI4INはこれらのいずれかの文字列で応答します。
マイクロジックLED入力を設定する
コマンド文字列:

< SET x CHAN_LED_IN_STATE ON >

< SET x CHAN_LED_IN_STATE OFF >

これらのコマンドのいずれかをANI4INに送信します。
ANI4INのレスポンス:

< REP x CHAN_LED_IN_STATE ON >

< REP x CHAN_LED_IN_STATE OFF >

ANI4INはこれらのいずれかの文字列で応答します。

ネットワーキングおよびDante

デジタルオーディオネットワーク

Dantetmデジタルオーディオは、標準イーサネットで伝送され、標準インターネットプロトコルで動作します。Danteは低レイテンシー、タイトクロック同期、QoSを備え、各種Danteデバイスに信頼性の高い音声トランスポートを行います。Danteオーディオは、ITやコントロールデータと同じネットワークに安全に共存することができ、あるいは専用ネットワークを使用するように構成することもできます。

Danteネットワークの推奨スイッチ

基本のネットワーク要件に加え、Danteオーディオネットワークは以下の機能を備えたギガビットネットワークスイッチまたはルーターを使用する必要があります:

  • ギガビットポート
  • 4キューのクオリティ・オブ・サービス(QoS)
  • Diffserv (DSCP) QoS、厳格な優先順位
  • 推奨:各ネットワークリンクの動作について、詳細な情報を提供するマネージドスイッチ(ポート速度、エラーカウンター、使用帯域幅)

Dante送信フロー

このデバイスは、2つの送信機フローおよび2つの受信機フローまでサポートします。1つのフローは最大4チャンネルから成り、ユニキャストまたはマルチキャスト伝送のいずれかを経由します。

  • ユニキャストフローは、2台のデバイス間の2地点間接続で、1つのフローにつき最大で4チャンネルをサポートします。
  • マルチキャストフローは一対多の送信で、ネットワーク上の複数の受信デバイスへ最大4チャンネルを送信できます。

Shureデバイスアプリケーション

このデバイスは、2台までのDanteデバイスを接続できます。

Shure MXA310、ANI22、ANIUSB-MATRIXおよびANI4INはマルチキャスト伝送をサポートしています。これは、ネットワークが対応可能な台数において、複数のデバイスへフローを伝送できることを意味します。ユニキャストフローを使用する場合、これらのデバイスは2台までのDante受信デバイスに接続できます。

Shure ANI4OUTは、2台までのDante送信デバイスに接続できます。

QoS (Quality of Service) 設定

QoS設定によりネットワーク上の特定のデータパケットを優先させることで、負荷の大きい大規模ネットワークにおいて信頼性の高い音声配信を確保します。この機能は、多くのマネージドネットワークスイッチに備わっています。必須ではありませんが、QoS設定をすることをお勧めします。

注:サービスの中断を避けるため、変更はネットワーク管理者に依頼してください。

QoS値を割り当てるには、スイッチインタフェースを開き、次の表を使用してDanteに関連づけられているキュー値を割り当てます。

  • タイムクリティカルなPTPイベント用に可能な限り高い値(例として4として表示)を割り当てます。
  • 残りのパケットに低優先度の値を使用します。

Dante QoS優先度値

優先度 用途 DSCPラベル 16進数 10進数 2進数
高 (4) タイムクリティカルPTPイベント CS7 0x38 56 111000
中 (3) オーディオ、PTP EF 0x2E 46 101110
低 (2) (予約済み) CS1 0x08 8 001000
なし (1) その他のトラフィック BestEffort 0x00 0 000000

注:スイッチの管理はメーカーやスイッチタイプによって異なることがあります。個々の設定の詳細については、メーカーの製品ガイドを参照してください。

Danteの要件およびネットワークについては、www.audinate.comを参照してください。

ネットワーク用語集

PTP(高精度時間プロトコル):ネットワーク上のクロックを同期するために使用されます

DSCP(DSコードポイント):レイヤー3のQoS優先度付けに使用される標準の識別方法です

パケットブリッジ

パケットブリッジを使用すると、外部のコントローラーがShureデバイスのコントロールインターフェイスからIP情報を取得できます。パケットブリッジにアクセスするには、ShureデバイスのDanteインターフェイスで、外部コントローラーがクエリーパケットをunicast UDP*からport 2203に送信する必要があります。

  1. 最小1ペイロードでUDPパケットを送信します。

    注:最大許容ペイロードは140バイトです。どのようなコンテンツでも許可されます。

  2. Shureデバイスは、クエリーパケットの送信元ポートと同じ送信先UDPポートを使って、ユニキャストUDP上でコントローラーに応答パケットを送信します。応答パケットのペイロードは次の形式を取ります:
    バイト コンテンツ
    0-3 IPアドレス(ネットワーク順で32ビット符号なし整数型)
    4-7 サブネットマスク(ネットワーク順で32ビット符号なし整数型)
    8-13 MACアドレス、6バイトのアレイ

    注:通常のネットワーク上では、Shureデバイスは1秒以内に応答します。応答がない場合、送信先IPアドレスとポート番号を確認してからクエリーを再送してください。

*UDP: ユーザー・データグラム・プロトコル

重要な製品情報

本機器はプロのオーディオ用途用です。

注:このデバイスは公共のインターネットネットワークに直接接続されることを意図していません。

環境E2へのEMC適合:業務用および軽産業用。テストは、同梱および推奨のケーブル使用に基づきます。シールド(スクリーン)型以外のケーブルを使用した場合はEMC性能が低下します。

Shure社によって明示的に承認されていない変更または修正を加えると、この機器を操作する 権利が無効になります。

産業のカナダICES-003コンプライアンスレベル:CAN ICES-3 (B)/NMB-3(B)

FCCパート15Bの認証条項により認可。

電池、パッケージ、電子廃棄物については地域のリサイクル方法に従ってください。

ユーザー情報

本機器はテストされFCC規定パート15に従いクラスBデジタル機器に適合しますが、制限があります。これらの制限は、住宅地域において設置する際、有害な電波干渉から機器を適度に保護するためのものです。本機器は電磁波を発生・使用し、放射する場合があります。取扱説明書に従って設置しないと無線通信に電波干渉が起こります。また、設置状況に関わらず妨害を引き起こす可能性もあります。本機器によりラジオやテレビの受信に電波干渉が起こるようであれば(これは、機器の電源を一度切ってから入れるとわかります)、次の手段を1つまたは複数用いて電波干渉を防いでください。

  • 受信アンテナを別の方向に向けるか、別の場所に移す。
  • 機器と受信機の設置間隔を広げる。
  • 受信機を接続しているコンセントとは別の回路にあるコンセントに機器を接続する。
  • 販売店または熟練したラジオ/テレビ技術者に相談する。

CE適合宣言書は以下より入手可能です:www.shure.com/europe/compliance

ヨーロッパ認定代理店:

Shure Europe GmbH

ヨーロッパ、中東、アフリカ地域本部:

部門:EMEA承認

Jakob-Dieffenbacher-Str.12

75031 Eppingen, Germany

TEL:+49-7262-92 49 0

FAX:+49-7262-92 49 11 4

Eメール:info@shure.de

本製品は、関連するすべての欧州指令の基本的要件を満たし、CEマークに適合しています。

CE適合宣言書はShure社またはShure社の欧州担当部より入手することができます。問い合わせ先についてはvisit www.shure.comを参照してください

仕様

Inputs (入力)

ANI4IN-XLR (4) XLRコネクター
ANI4IN-BLOCK (4) 6ピンブロックコネクター

ファンタム電源

チャンネルごとに選択可能

+48  V

ロジック接続 (ブロックコネクターのみ)

イーサネットコマンドストリングとして送信

LED(+5 V), スイッチ

極性

非反転、すべての入力から出力

出力

(1) RJ45

使用電源

パワーオーバーイーサネット(PoE), クラス0

消費電力

10W, 最大

質量

672  g (1.5 lb)

寸法

高さ×幅×奥行き

4 x 14 x 12.8 cm (1.6 x 5.5 x 5.0 インチ)

制御アプリケーション

HTML5ブラウザベース

動作温度範囲

−6.7°C (20°F) ~ 40°C (104°F)

保管温度範囲

−29°C (-20°F) ~ 74°C (165°F)

音声

周波数特性

20 ~ 20,000 Hz

Danteデジタル出力

チャンネル数 4
サンプリングレート 48 kHz
ビット深度 24

遅延

Does not include Dante latency

0.35 ms

アナログゲイン 範囲

調節式 3 dB刻み

51dB

ダイナミックレンジ (アナログ-Dante)

20 Hz~20 kHz, Aウェイト, 標準

113dB

等価入力ノイズ

20 Hz~20 kHz, Aウェイト, 150Ω端子か入力

アナログ ゲインの設定= +0dB -93 dBV
アナログ ゲインの設定= +27dB -119 dBV
アナログ ゲインの設定= +51dB -130 dBV

THD(全高周波歪率)

@ 1 kHz, 0 dBV 入力, 0dB アナログゲイン

<0.05%

同相除去比

150Ωバランスソース @ 1 kHz

>70dB

インピーダンス

5 kΩ

入力 構成

アクティブバランス

入力 クリッピングレベル

アナログ ゲインの設定= +0dB +20 dBV
アナログ ゲインの設定= +27dB -7 dBV
アナログ ゲインの設定= +51dB -31 dBV

組み込み デジタル信号処理

チャンネル毎 イコライザー (4バンドパラメトリック), ミュート, 極性の反転, ゲイン (140dB 範囲)
システム オーディオサミング

ネットワーク

ケーブル要件

Cat 5e以上 (シールドケーブル推奨)

IPポートとプロトコル

Shureコントロール

ポート TCP/UDP プロトコル ノート 工場出荷時設定
21 tcp FTP ファームウェアの更新に必要(その他のときはクローズ) クローズ
22 tcp SSH 非サポート クローズ
23 tcp Telnet 標準コンソールインターフェース クローズ
68 udp DHCP ダイナミックホスト設定プロトコル オープン
80* tcp HTTP 埋め込みウェブサーバーの起動に必要 オープン
427 tcp/udp SLP デバイス間通信に必要 オープン
443 tcp HTTPS 非サポート クローズ
161 tcp SNMP 非サポート クローズ
162 tcp SNMP 非サポート クローズ
2202 tcp ASCII サードパーティコントロール文字列に必要 オープン
5353 udp mDNS デバイスディスカバリーに必要 オープン
5568 udp SDT デバイス間通信に必要 オープン
8023 tcp Telnet デバッグコンソールインターフェース パスワード
8180* tcp HTML ウェブアプリケーションに必要 オープン
8427 udp Multcast SLP デバイス間通信に必要 オープン
64000 tcp Telnet Shureファームウェアの更新に必要 オープン

Danteオーディオおよびコントローラー

ポート TCP/UDP プロトコル ノート
162 udp SNMP Danteが使用
[319-320]* udp PTP Danteクロッキング
2203 udp カスタム パケットブリッジに必要
4321、14336-14600 udp Dante Danteオーディオ
[4440、4444、4455]* udp Dante Danteオーディオルーティング
5353 udp mDNS Danteが使用
[8700-8706、8800]* udp Dante Danteコントロールおよびモニタリング
8751 udp Dante Danteコントローラー
16000-65536 udp Dante Danteが使用

* これらのポートは、PCまたはコントロールシステム上でファイアウォールを通ってデバイスにアクセスできるようオープンにされている必要があります。

これらのプロトコルにはマルチキャストが必要です。お使いのネットワークにマルチキャストが正しく設定されていることを確認してください。

アクセサリー

付属品

ハードウェアキット(XLRモデル)

90A29254

ハードウェアキット(ブロックコネクターモデル)

90B29252

取り付けブラケット(1/3ラックユニット)

53A27742

オプション及び交換パーツ

19インチラックトレイ

CRT1