概要

アンテナ分配システムは、1ペアのアンテナからのRF信号を複数の受信機に送ります。ウルトラリニアアンプと調整式アッテネーションにより、難しいRF環境でも性能を最適化します。選択式の入力フィルターは、送信機で使用可能な周波数バンドに一致しており、強力な帯域外信号に対し強固に保護します。BNCアンテナ出力ペアは、バンドフィルターされた信号を最大4台の受信機に分配できます。ペアのワイドバンド・カスケードポートは、ワイドバンドのRF信号をスペクトラムマネージャーまたは別のアンテナ分配アンプに供給します。ネットワークはWireless Workbenchでフィルタリングレンジとアッテネーションをコントロールすることができます。さらなる柔軟性のために、Axientアンテナ分配システムはShure ULX-DおよびUHF-R受信機にも対応します。

RFスペクトラムの使用を最大化するために、アンテナ分配システムは以下の周波数範囲でご利用いただけます:

  • AXT630 (470-698 MHz)
  • AXT631 (606-814 MHz)
  • AXT632 (470-510 MHzおよび630-787 MHz)

注:本システムガイドにおける説明事項はAxientアンテナ分配システムの全モデルに適用します。

機能

  • 選択可能な入力フィルタリングは、強力な帯域外信号からシステム全体を保護します
  • ワイドバンドフィルタリングオプションは複数のバンドをカバー
  • 最大15 dBの選択式RFアッテネーションによりS/Nを最適化
  • フロントパネルインターフェースとWireless Workbench 6ソフトウェアコントロールにより、フィルタリングコントロール、アンテナ出力、アッテネーションの簡単なセットアップとコントロールができます
  • BNC出力:4ペアのアンテナ出力
  • ワイドバンドRFカスケードポートと選択式の3 dBメイクアップゲインにより、広帯域な機器が接続できます。
  • イーサネットネットワーク:2つのPoE対応イーサネットポート
  • IEC電源ポートはAC電源をデイジーチェーン接続できます

取り付け方法

本ユニットはラックマウント用としてデザインされています。

警告:怪我防止のため機器は確実にラックに固定してください。

コントロールとコネクター

① LCDディスプレイ

メニューと設定を表示します。

② ナビゲーションボタン

  • 矢印:メニューをスクロールし設定を変更します
  • セット:メニュー編集と変更の保存ができます

ヒント:Setボタンを1秒間押し続けて、ワイアレスワークベンチのハードウェア識別機能を起動します。

③ 電源スイッチ

ユニットのオン/オフを切り替えます。

④ AC電源プライマリースイッチ

AC主電源スイッチ

⑤ AC電源イン

IEC コネクター 100-240 V AC

⑥ AC電源カスケード

IEC延長ケーブルを用いれば、最大5台のラックユニットを1つのAC電源に接続できます。

⑦ ネットワーク速度LED(オレンジ):

  • 消灯 = 10 Mbps
  • 点灯 = 100 Mbps

⑧ イーサネットポート(2ポート)

クラス1 PoE対応イーサネットネットワークに接続することでリモートコントロールとモニタリングが可能となります

⑨ ネットワークステータスLED(緑色)

  • 消灯 = ネットワークリンクがありません
  • 点灯 = ネットワークリンク有効
  • 点滅 = ネットワークリンクが有効で、点滅速度はトラフィック量に対応します。

⑩ RF出力コネクター、チャンネルB

チャンネルBにRF信号を分配します

⑪ RF出力コネクター、チャンネルA

チャンネルAにRF信号を分配します

⑫ アンテナ入力ポート、チャンネルAとB

アンテナ入力は、アクティブアンテナまたはインラインアンプを使用するためのDCバイアスを備えています。

⑬ RFカスケードポート、チャンネルAとB

ひとつの機器から次の機器に広帯域RF信号を送り、最大5台までで1ペアのアンテナを共有することができます。

⑭ アンテナ入力ステータスLED

  • 緑色 = DC電源オン
  • 消灯 = DC電源オフ
  • 赤色 = アンテナ故障または過電流

アンテナ

アンテナ分配システムはフロントマウントアンテナまたはリモートマウントアンテナが使用できます。

注: 入力帯域フィルタリング機能を使用する場合、フィルターレンジをカバーする帯域幅のアンテナを選択してください。

フロントマウントアンテナの設置

フロントパネルにアンテナを設置すると、RF信号への信号パスがクリアになりシステムの性能が向上します。付属のバルクヘッドアダプターキットを使用し、フロントパネルにアンテナを取り付けます。

  1. 付属のフロントマウント用ケーブルのバルクヘッドアダプターを両ラックイヤーの穴に挿入し、付属の金具により前面側から固定します。
  2. 付属アンテナケーブルをアンテナ入力BNCコネクターに接続します。
  3. アンテナをバルクヘッドアダプターに取り付けます。

注:信号のドロップアウトを最小限に抑えつつ性能を最適化するには、アンテナを上に向けて縦方向でそれぞれ45°離してください。

リモートアンテナの設置

リモートアンテナは、アンテナの設置場所に柔軟性を与え、また、送信パスの妨害が少なくなりレンジも伸びることで性能を改善できます。リモートマウントアンテナに関するヒントとベストプラクティスについてはを参照してください。

RF出力の分配

RF出力は一組のアンテナからの信号を4つの受信機まで、または追加的アンテナ分配システムに分配します。ポート間を分離することで干渉を低下させることができるので、信号を他の機器に分配する際には分配ポートが最適なオプションとなります。

機器の接続

アンテナシステムのAとBのペアのRF出力を機器のAとB入力に接続します。

入力バンドフィルタリング

入力のバンドフィルターはRF分配ポートに働きますが、RFカスケードポートには影響しません。広帯域設定はアンテナ分配システムの最大周波数範囲を通過させます。性能を最適化するには、接続した機器のチューニング範囲にもっとも近いバンドフィルターを選択します。

バンドフィルターが設定されると、選択したバンド内で、接続した機器を作動しチューニングをすることができます。

ゲインおよびアッテネーション

RFゲインメニューを使って接続した機器に送る信号レベルを一定に保ちます。調整範囲は、カスケードポートをオフにした場合-12~+3 dBで、有効にした場合は-15~0 dBです。

RFカスケードポート

RFカスケードポートは、追加受信機、スペクトラムマネージャー、アンテナ分配システムに接続ポイントを提供することで、アンテナ分配システムを拡張します。

アンテナカスケードをオートに設定した場合、接続した機器のアンテナ入力からのDC 12 Vがポート接続部で検知されると、カスケードポートは自動的に有効になります。カスケードポートが有効のとき、5 dB(最大)の信号分配損失が生じます。

RFカスケード出力を使用する受信機は、同じバンドの受信機にアンテナ信号を拡張することができます。

AXT600スペクトラムマネージャーをアンテナシステムに追加する

AXT600スペクトラムマネージャーをアンテナ分配システムのRFカスケードポートに接続します。

アンテナ分配の複数のレベル

大きな設定のためには、複数のアンテナ分配システムを数層のレベルの信号分配をサポートするように重ねることができます。

  • レベル1とレベル2のアンテナ分配システムがカスケードポートをアクティブにすれば、二つのレベルのアンテナ分配が可能になります。
  • レベル1のアンテナ分配システムだけがカスケードポートをアクティブにすれば、三つのレベルまでのアンテナ分配が可能になります。
  • RFの最大の性能を発揮させるためには、追加的レベルをつくる前に、すべてのRF出力を一つのレベルで使用することです。

レベル1:広帯域に設定されたアンテナ分配システム

レベル 2:同じバンドにチューニングされた4つの受信機をマッチするバンドフィルターに設定されたアンテナ分配システム。

AXT600スペクトラムマネジャーをレベル1アンテナ分配システムのRFカスケードポートに接続します。

トラブルシューティング

アンテナの故障

アンテナ入力ステータスLEDが赤く点滅ししている場合、アンテナポートのショートまたは過電流を表しています。不具合を分離するには、DC電源メニューにナビゲートします。メニューにはどのアンテナポートが不具合の原因であるかが表示されます(A、B、またはA+B)。アンテナ接続をチェックして不具合を除去します。

温度超過メッセージ

ファンが効率的に冷却ができなくなると、 Over Temperature のメッセージを表示し、昇温状態を示します。

  • いずれかのボタンを20秒間押すとメッセージが表示されなくなります
  • ユニットの通気を増やしてメッセージが出ないようにします
  • 冷却ファンを High Speed に設定します。

メインメニュー

メインメニューを使って、バンドフィルターの選択、RFゲインの調整、アンテナポートの設定を行います。

Band

RF出力に接続した機器がすべて同じバンドにあるとき、入力Bandフィルターを選択することで性能が最適化されます。選択したバンドフィルターが、接続した機器のレンジ内の周波数のみを送ります。周波数バンドの送信機と受信機に一致する、4種類の入力フィルターが選択できます。4つすべてのバンドをサポートするWideband設定も選択できます。この設定では、異なるバンドで動作する受信機がRF出力を使用できるようになります。

バンドフィルターを設定するには:

  1. Bandメニューにナビゲートし、SETボタンを押して編集を有効にします。
  2. 矢印を使用してバンドフィルターを選択するか、Wideband設定を選択します。
  3. SETボタンを押して変更を保存します。

RF Gain

RFゲインを調整してアンテナ信号をブーストまたは減衰し、一定したレベルを維持してオーバーロードを防止します。ゲイン調整は1 dB単位で可能です。

ゲイン調整範囲は、RFカスケードポートの接続ステータスにより異なります:

  • カスケードポート接続:調整範囲 = -15 dB~0 dB
  • カスケードポート非接続:調整範囲 = -12 dB~+3 dB

Antenna Cascade

Auto

接続した機器がポートへDC 12~15 Vを供給すると作動します。

On

接続機器からの電圧に関係なくポートは継続的に有効となります。

Antenna Power

ON

アンテナポートはアクティブアンテナ用にDC 12~15 Vを供給します。

OFF

アンテナポートのDC電圧をオフにします。

Network Status

Active

ネットワーク上の他の機器と接続していることを表します。

Inactive

ネットワーク上の他の機器との接続がないことを表します。

注: ネットワークコントロールには正しいIPアドレスに設定することが必要です。

ユーティリティメニュー

両方の矢印キーを押したままにすると、ユーティリティメニューを表示/終了できます。このメニューではネットワークと表示設定を変更することができます。

IPアドレスモード:Automatic

これはIPアドレスを自動的に割り当てるDHCPサーバーとともに使用する、工場出荷時の設定です。

  1. IPモードメニューを開きSETキーを押します。
  2. 矢印キーを使用してAutomaticをハイライトします。
  3. SETキーを押します。
  4. 矢印キーを使って►を動かし、OKを選択して保存するか、Cancelを選択して取りやめ、SETキーを押します。

IPアドレスモード:Manual

DHCPサーバーが使用できない場合は、マニュアルIPアドレスを使用してIPアドレスとサブネットマスクを設定します。

  1. IPモードメニューを開きSETキーを押します。
  2. 矢印キーを使用してManualをハイライトします。
  3. SETキーを押してIPアドレスとサブネットマスクの編集を有効にします。
  4. 矢印キーを使用して►を動かしIP:またはSub:を選択します
  5. 矢印キーとSETキーを使ってIPアドレスとサブネットマスクを編集します。
  6. 矢印キーを使って►を動かし、OKを選択して保存するか、Cancelを選択して取りやめ、SETキーを押します。

MAC(MACアドレス)

MACアドレスを表示します。これは埋め込まれた編集できない識別番号で、各機器固有のものです。ネットワークとWWBソフトウェアによってユニットの識別に使用されます。

Device ID

この機器が他のネットワーク機器またはWWBソフトウェアで検出された場合、この8文字の名前が表示されます。

  1. SETキーを押して編集を有効にします。
  2. 矢印キーを使って文字を変更します。
  3. 編集を終了するには、どの文字もハイライトされなくなるまでSETキーを押します。

製造番号

製造番号を表示します。

Firmware

この機器にインストールされているファームウェアのバージョンを表示します。

Brightness

LCDの明るさを低、中、高に設定します。

Display Invert

LCDメニューを白文字で黒背景から黒文字で白背景に変更します。

Front Panel Lock

ナビゲーションボタンをロック/ロック解除し、誤って設定を変更しないようにします。

On

ナビゲーションボタンをロックします。

Off

ナビゲーションボタンのロックを解除します。

Power Switch Lock

電源スイッチをロックして電源が誤ってオフにならないようにします。

On

電源スイッチをロックします。

Off

電源スイッチのロックを解除します。

ファンの速度を設定

冷却ファンには、以下の速度オプションがあります:

  • Low Speed = ファンは常時オン、静かな稼動のためのより低い速度
  • High Speed = ファンは常時オン、最大限の冷却のため、より速い速度
  • Automatic = ファンは内部温度が高すぎる時のみ稼動する。

メモ:コンポーネントを保護するために追加的な冷却が必要な場合は、速度はLow から High に変わることがあります。

  1. ▲ と ▼ のボタンを同時に押し続けて、ユーティリティメニューにアクセスします。
  2. 矢印ボタンを使ってFan 設定までスクロールします。
  3. Set を押して編集を有効化し、それから矢印ボタンを使って速度オプションを選択します。
  4. Set を押して保存し、それから同時に▲ と ▼ ボタンを押し続けてメインメニューに戻ります。

ファームウェアアップデート

ファームウェアは各ユニットに組み込まれたソフトウェアで、動作をコントロールします。追加機能や改善点を取り入れた新しいファームウェアが定期的に公開されます。改良された設計を適用するには、WWB6ソフトウェアのファームウェアアップデートマネージャーツールを使用して最新バージョンのファームウェアをアップロードしインストールします。ファームウェアはからダウンロードできます。

仕様

仕様 -- AXT630, AXT631, AXT632

寸法

44 mm x 483 mm x 366 mm (1.7 インチ x 19.0 インチ x 14.4 インチ), 高さ×幅×奥行き

質量

4.6 kg (10.1 lb),

外装

スチール、押出成型アルミニウム

動作温度範囲

-18°C (0°F) ~ 63°C (145°F)

保管温度範囲

-29°C (-20°F) ~ 74°C (165°F)

使用電源

100 ~ 240 V AC, 50-60 Hz

消費電流

1.0 A RMS (120 V AC基準)

RF入力

コネクターの種

BNC

構成

アンバランス、アクティブ

帯域フィルター

AXT630 Wideband 470~698 MHz
Band G1 470~530 MHz
Band H4 518~578 MHz
Band J5 578~638 MHz
Band L3 638~698 MHz
AXT631 Wideband 606~814 MHz
Band K4E 606~666 MHz
Band M8 666~730 MHz
Band P8, P9 710~790 MHz
Band Q5 740~814 MHz
AXT632 Wideband 470~787 MHz
Band G7C 470~510 MHz
Band L3E 638~698 MHz
Band M8 666~730 MHz
Band P9 710~787 MHz

インピーダンス

50 Ω

バイアス電圧

12 V DC, 150 mA (300 mA maximum)

RF周波数範囲

AXT 630 470~698 MHz
AXT 631 606~814 MHz
AXT 632 470~787 MHz

分配出力

コネクターの種

BNC (4ペア)

構成

アンバランス、アクティブ

インピーダンス

50 Ω

ゲイン調整範囲

カスケード有効 -15dB ~ 0dB (1 dB刻み)
カスケード無効 -12dB ~ +3dB (1 dB刻み)

出力インターセプトポイント

>25 dBm, 標準

カスケード出力

コネクターの種

BNC (1ペア)

構成

アンバランス、広帯域

インピーダンス

50 Ω

挿入損失

<5dB

アクセサリー

付属品

60cm同軸アンテナケーブル(RG-58)(12本)

UA802

IEC AC電源ケーブル(1本)

95A9128

IEC AC延長ケーブル(1本)

95A9129

シールド付90cmイーサネットケーブル(1本)

C803

シールド付20cmイーサネットジャンパーケーブル(1本)

C8006

ハードウェアキット(1個)

90XN1371

55cm同軸ケーブル*(1本)

95B9023

85cm同軸ケーブル*(1本)

95C9023

* フロント取り付けアンテナ用一体型バルクヘッド付き。

オプションのアクセサリー

1/2波長アンテナ

(744~865 MHz)

UA820G

(690~746 MHz)

UA820H4

(554~590 MHz)

UA820J

(606~666 MHz)

UA820K

(638~698 MHz)

UA820L3

(694~758 MHz)

UA820M

(740~814 MHz)

UA820Q

(710~790 MHz)

UA820P8

ケーブル

同軸ケーブルRG8/X、7.5 m

UA825

同軸ケーブルRG8/X、15 m

UA850

アンテナ延長ケーブルRG213/U、30.4 m

UA8100

アンテナ

パッシブ無指向性アンテナ (470~1100 MHz)

UA860SWB

パッシブ指向性アンテナ (470~952 MHz)

PA805SWB

PWSヘリカルアンテナ (480~900 MHz)

HA-8089

インラインRFアンプ

(470~900 MHz)

UA830WB

(470~698 MHz)

UA830USTV

アクティブ指向性アンテナ

470~698 MHz

UA874US

470~790 MHz

UA874E

470~900 MHz

UA874WB

925~952 MHz

UA874X

安全のための重要注意事項

  1. この説明書をお読みください。
  2. この説明書を保管しておいてください。
  3. 警告事項すべてに留意してください。
  4. すべての指示に従ってください。
  5. この製品は水の近くで使用しないでください。
  6. 掃除は、乾いた布でから拭きするだけにしてください。
  7. 通風口を塞がないようにしてください。十分な換気ができるよう余裕を持たせ、メーカーの指示に従って設置してください。
  8. 炎、ラジエーターや暖房送風口、ストーブ、その他、熱を発生する機器 (アンプなど) の近くには設置しないでください。炎が出る物を製品の上に置かないでください。
  9. 有極プラグやアース付きプラグは安全のために用いられていますので、正しく接続してください。有極プラグは、2本のブレードのうち一方が幅広になっています。アース付きプラグは、2本のブレードの他に、3本目のアース端子がついています。幅広のブレードや3本目の棒は、安全のためのものです。これらのプラグがコンセントの差し込み口に合わない場合は、電気工事業者に相談し、コンセントを交換してもらってください。
  10. 電源コードは、特にプラグ差し込み部分、延長コード、機器から出ている部分において、引っかかって抜けたり挟まれたりしないように保護してください。
  11. アタッチメントや付属品は、必ずメーカー指定のものをご利用ください。
  12. カートやスタンド、三脚、ブラケット、テーブル等は、メーカー指定のものか、この装置用に販売されているものを必ずご利用ください。カートに装置を載せて動かす際は、つっかけて怪我をしないよう注意してください。

  13. 雷を伴う嵐の際、または長期間使用しない場合は、プラグをコンセントから抜いてください。
  14. 整備の際は、資格のある整備担当者に必ずご相談ください。電源コードやプラグの損傷、液体や異物が装置内に入り込んだ場合、装置が雨や湿気に曝された場合、正常に作動しない場合、装置を落とした場合など、装置が何らかの状態で損傷した場合は、整備が必要です。
  15. 水滴や水しぶきに曝さないでください。液体の入った花瓶などを装置の上に置かないでください。
  16. MAINSプラグまたはアプライアンスカップラーが使用できる状態にしておいてください。
  17. 装置の空気伝播音は70 dB(A)を超えません。
  18. クラスI構造の装置は保護接地接続のある主電源の壁コンセントに接続してください。
  19. 火災や感電の危険を避けるため、本機器は雨や湿気のある場所にさらさないでください。
  20. 本製品の改造は試みないでください。けがや製品の故障の原因となる可能性があります。
  21. 本製品は指定された動作温度範囲内で使用してください。

この記号は、この装置内に感電の危険性のある高電圧があることを示します。

この記号は、重要な操作・メンテナンスの説明が装置添付の文書に記載されていることを示します。

警告: この装置内には、生命の危険を伴う高電圧が存在します。ユーザーは内部の部品を保守できません。保守の際は、資格のある保守担当者に必ずご相談ください。使用電圧の工場出荷時設定が変更された場合は、安全保証は適用されません。

認証

AXT630、AXT63、AXT632

次の欧州指令の必須要件を満たします:

  • WEEE指令2002/96/EC(2008/34/EC改正)
  • RoHS指令2011/65/EC

    注:電池および電気製品の廃棄については地域のリサイクル方法に従ってください

Shure Incorporatedは、無線機器が指令2014/53/EUを順守していることを宣言します。EU適合宣言書の全文は以下のインターネットアドレスでご覧いただけます:http://www.shure.com/europe/compliance

ヨーロッパ認定代理店:

Shure Europe GmbH

ヨーロッパ、中東、アフリカ地域本部:

部門:EMEA承認

Jakob-Dieffenbacher-Str. 12

75031 Eppingen, Germany

TEL:+49-7262-92 49 0

FAX:+49-7262-92 49 11 4

Email: EMEAsupport@shure.de

AXT630

FCC規則第15章の適合宣言(DoC)規定による承認取得。

カナダ産業省RSS-123適合。

産業のカナダICES-003コンプライアンスレベル:CAN ICES-3 (B)/NMB-3(B)

このデバイスは、カナダ産業省ライセンス免除RSS基準に適合しています。

ユーザー情報

本機器はテストされFCC規定パート15に従いクラスBデジタル機器に適合しますが、制限があります。これらの制限は、住宅地域において設置する際、有害な電波干渉から機器を適度に保護するためのものです。本機器は電磁波を発生・使用し、放射する場合があります。取扱説明書に従って設置しないと無線通信に電波干渉が起こります。また、設置状況に関わらず妨害を引き起こす可能性もあります。本機器によりラジオやテレビの受信に電波干渉が起こるようであれば(これは、機器の電源を一度切ってから入れるとわかります)、次の手段を1つまたは複数用いて電波干渉を防いでください。

  • 受信アンテナを別の方向に向けるか、別の場所に移す。
  • 機器と受信機の設置間隔を広げる。
  • 受信機を接続しているコンセントとは別の回路にあるコンセントに機器を接続する。
  • 販売店または熟練したラジオ/テレビ技術者に相談する。

注: EMC適合性試験は同梱および推奨のケーブル使用に基づきます。別種のケーブルを使用した場合はEMC性能が低下する可能性があります。

メーカーによって適合性が書面で認可されたもの以外の変更・改造を本機器に加えると、ユーザーの装置を使用する権利が無効となる場合があります。