概要

AXT900は1台のコンパクト・ラックマウントハウジングで最大8本のShure充電池を充電することができます。交換可能な充電モジュールは、ハンドヘルド送信機電池およびボディパック送信機電池を自由に組み合わせられます。フロントパネルディスプレイには、充電ステータス、充電完了までの時間、電池の健康状態、電池温度等すべての電池パラメーターが表示されます。ネットワークに接続すると、Wireless Workbenchを使ってリモートでパラメーターを監視することができます。

取り付け方法

本ユニットはラックマウント用としてデザインされています。

警告:怪我防止のため機器は確実にラックに固定してください。

電池

この充電器には、AXT910、AXT920、またはAXT920SL等、Shureリチウムイオン充電池に対してのみ使用できます。

AXT910ボディパック用電池

AXT920ハンドヘルド用電池

充電モジュール

ボディパック充電モジュール

ハンドヘルド充電モジュール

ハンドヘルド用およびボディパック用充電器モジュールは入れ替えて充電器に取り付けることができます。

注意!充電モジュール取り付け時はAC電源と電池を外してください。

  • モジュールを外すには、4本の取り付けネジを外して引っ張ります。
  • 取り付けるには、モジュールをハウジングにスライドさせ、ハウジングと水平になるようにします(ガイドレールの向きに注意)。
  • ネジを元の通りに付けます。

充電ステータスLED

充電器ベイにはそれぞれLEDがあり、電池のステータスを表示します。

赤色

電池充電中

緑色

充電完了

消灯

電池が正しく挿入されていないか、電池残量が3.0V未満

オレンジ

電池の温度が高すぎるため容量を減らして充電を停止(容量の75%以下にはなりません)100%の容量を得るには、電池を45°C未満に冷やす必要があります。

充電器のベイに電池を挿入する

電池がロックされるまで、電池を充電器ベイにスライドさせます。充電LEDが点灯し充電が始まります。

深放電状態から電池を回復する

深放電状態の電池とは、残量が3.0ボルト未満の電池を指します。充電器が電池の深放電を検知した場合、回復モードに自動的に入り、低電流状態で充電を開始します。ホーム画面のベイ番号の横にRecoveryアイコンが表示されます。回復に成功すると、充電器は回復モードを終了し、電池を規定容量まで充電します。30分以内に回復できない場合はエラーメッセージが表示され、充電が停止します。

保管モード

保管モードに設定した場合(Storage Mode = Store at 3.8 V)、電池は3.8ボルト(長期保管に適した値)まで充電または放電されます。

充電ステータスLEDには電圧のステータスが表示されます:

  • 赤色の点滅 = 電池は3.8ボルトになるまで充電または放電中です。
  • オレンジ色の点滅 = 電圧は3.8ボルトです。

ホーム画面で各ベイ番号の横に次のインジケーターが表示されます:

Rdy

電池が3.8 Vになっており保管できる状態

Cold

電池温度が低い

Wrm

電池温度が高い

Hot

電池が熱くなっている

Err

エラー。SETを押して詳細を表示します

%

充電割合

充電または放電には数時間かかる場合があります。残り時間は電池モニタリングメニューにTime to FullではなくTime to 3.8 Vとして表示されます。

保管モードを終了するには:

  1. 矢印キーを両方押してユーティリティメニューを表示します。
  2. Storage Modeメニューを開きSETキーを押します。
  3. 矢印キーを使用してOffを選択します。
  4. SETキーを押して終了します。

電池の保管準備が整ったら、充電器から外し、温度管理された場所に保管します。推奨の電池保管温度は0°C~25°Cです。

コントロールとコネクター

① LCD画面

電池のステータスとメニュー設定を表示します

② コントロールキー

LCD画面のナビゲート。両方の矢印キーを押したままにすると、ユーティリティメニューを表示したり終了できます。

③ 充電モジュール

ハンドヘルドとボディパック電池の、交換可能なモジュール

④ 充電ステータスLED

電池の充電ステータスを表示します

⑤ モニタリング選択LED

この白色のLEDにより、モニタリングメニューで選択されている電池を示します。

⑥ AC電源イン

付属電源ケーブルでAC電源に接続します。

⑦ AC電源カスケード

他のユニットに電源を供給します。

⑧ イーサネットポート(2ポート)

イーサネットネットワークに接続してリモートコントロールとモニタリングを可能とします。

⑨ ネットワークステータスLED(緑色)

消灯 = ネットワークリンク無効

点灯 = ネットワークリンク有効

点滅 = ネットワークリンクは有効で、点滅速度はトラフィック量に対応

⑩ ネットワーク速度LED(オレンジ)

オフ = 10 Mbps

オン = 100 Mbps

⑪ 冷却ファン通気口

必要に応じてファンスクリーンの汚れを取り除き空気の流れを確保してください。

⑫ 電源スイッチ

ユニットの電源をオン/オフします。

コントロール

  1. 矢印キーで任意のメニューにスクロールします。
  2. SET キーを押して、選択したメニューアイテムを入力します。
  3. 矢印キーでメニューパラメータを変更します。
  4. SET を押して設定を保存します。

両方の矢印キーを押したままにすると、ユーティリティメニューを表示したり終了できます。

ヒント:SETボタンを1秒間押し続けて、ワイアレスワークベンチのハードウェア識別機能を起動します。

ホーム画面

電源を入れると、充電器にはホーム画面が表示されます。アイコンは各電池の充電レベルを表し、ディスプレイには電池の充電が完了するまでのおおよその時間と交互に表示されます。

画面の数字は左から右に充電ベイ1から8に対応しています。

以下の電池ステータスを表すメッセージが、ベイの番号の横に表示されることがあります:

CALC

フル充電までの所要時間の計算中

COLD

電池温度が低い

WARM

電池温度が高い

HOT

電池が熱くなっている

Recovery

リカバリモード実行中

Error

エラー - SETを押して詳細を表示します

Time to Full

電池の充電が完了するまでの残り時間を表示します。

重要:次のステータスインジケータが表示される場合は完全に充電されない場合があります:

Cold

電池の温度が低すぎるため充電を停止しました。電池温度が上がれば充電は再開されます。

Warm

温度が上昇したためフル充電が行われません(ただし75%以下ではありません)。充電が停止するとオレンジのLEDが点灯します。

Hot

電池の温度が熱くなったため充電を停止しました。

Battery Health

これは、新品時の電池の充電容量に対する割合として、選択した電池のヘルス状態を表示されます。充電容量(完全に充電した際の持続時間)は、充電の回数、使用期間の長さ、保管条件によって低下していきます。

Cycle Count

放電と充電を行った合計数を表示します。半分放電後に充電した場合は0.5サイクルとしてカウントされます。1/4放電後の充電は1/4サイクルとしてカウントされます。

Charge Status

総電池容量に対する割合として充電量を表示します。ミリアンペアアワー(mAh)としても表示します。

Batt. Temp.(電池温度)

電池温度(摂氏と華氏)とステータスを次のように表示します:

[Normal]

電池温度 = 0°C ~ 45°C (32°F ~ 113°F)

[Cold]

電池温度 = 0°C (32°F) 以下

[Warm]

電池温度 = 45°C ~ 60°C (113°F ~ 140°F)

[Hot]

電池温度 = 60℃ (140°F) 以上

注:温度が高い場合や熱い場合は、ファンをAlways Onに設定するか、ラックの換気量を増やします。

Network Status

Active

ネットワーク上の他の機器と接続していることを表します。

Inactive

ネットワーク上の他の機器との接続がないことを表します。

注: ネットワークコントロールには正しいIPアドレスに設定することが必要です。

ユーティリティメニュー

両方の矢印キーを押したままにすると、ユーティリティメニューを表示/終了できます。このメニューではネットワークと表示設定を変更することができます。

Device ID

この機器が他のネットワーク機器またはWWBソフトウェアで検出された場合、この8文字の名前が表示されます。

  1. SETキーを押して編集を有効にします。
  2. 矢印キーを使って文字を変更します。
  3. 編集を終了するには、どの文字もハイライトされなくなるまでSETキーを押します。

IPアドレスモード:Automatic

これはIPアドレスを自動的に割り当てるDHCPサーバーとともに使用する、工場出荷時の設定です。

  1. IPモードメニューを開きSETキーを押します。
  2. 矢印キーを使用してAutomaticをハイライトします。
  3. SETキーを押します。
  4. 矢印キーを使って►を動かし、OKを選択して保存するか、Cancelを選択して取りやめ、SETキーを押します。

IPアドレスモード:Manual

DHCPサーバーが使用できない場合は、マニュアルIPアドレスを使用してIPアドレスとサブネットマスクを設定します。

  1. IPモードメニューを開きSETキーを押します。
  2. 矢印キーを使用してManualをハイライトします。
  3. SETキーを押してIPアドレスとサブネットマスクの編集を有効にします。
  4. 矢印キーを使用して►を動かしIP:またはSub:を選択します
  5. 矢印キーとSETキーを使ってIPアドレスとサブネットマスクを編集します。
  6. 矢印キーを使って►を動かし、OKを選択して保存するか、Cancelを選択して取りやめ、SETキーを押します。

MAC(MACアドレス)

MACアドレスを表示します。これは埋め込まれた編集できない識別番号で、各機器固有のものです。ネットワークとWWBソフトウェアによってユニットの識別に使用されます。

Display Invert

LCDメニューを白文字で黒背景から黒文字で白背景に変更します。

Firmware

この機器にインストールされているファームウェアのバージョンを表示します。

Fan(冷却ファンモード)

Automatic

ファンが有効になり、ユニットの内部温度に応じて速度が調整されます。

Always on

ファンは最高速度で稼働し続け、高温環境下で最高の冷却機能を提供します。

製造番号

製造番号を表示します。

Brightness

LCDの明るさを低、中、高に設定します。

Storage Mode

OFF

通常の充電

Store at 3.8 V

すべての電池を充電または放電して3.8ボルト(長期保管に適した値)にします。

トラブルシューティング

充電ステータスLEDが点灯しない。

電池が正しく挿入されていないか、電池に充電することができません。電池の温度を確認してください。

充電されない

電池が3.0ボルト未満まで放電されています。他の電池と取り換えてください。

ファンのメンテナンスメッセージ

ファンの冷却効率が低下すると充電器にはService Fansメッセージが表示されます。

  • いずれかのボタンを20秒間押すとメッセージが表示されなくなります
  • ファンを掃除するか、ユニットへの換気を増やしてメッセージを消去します。

ファームウェアアップデート

ファームウェアは各ユニットに組み込まれたソフトウェアで、動作をコントロールします。追加機能や改善点を取り入れた新しいファームウェアが定期的に公開されます。改良された設計を適用するには、WWB6ソフトウェアのファームウェアアップデートマネージャーツールを使用して最新バージョンのファームウェアをアップロードしインストールします。ファームウェアはからダウンロードできます。

仕様

電池タイプ

充電式リチウムイオン電池8本まで (AXT910/920/920SL)

充電時間

50%=1 時間; 100%=3 時間

充電モジュールタイプ

最大 4本充電モジュール (AXT901 or AXT902) 任意の組み合わせ

動作温度範囲

-18°C (0°F) ~ 63°C (145°F)

電池充電温度範囲

0°C (32°F) ~ 60°C (140°F)

保管温度範囲

-29°C (-20°F) ~ 74°C (165°F)

寸法

44 mm x 483 mm x 366 mm (1.7 インチ x 19.0 インチ x 14.4 インチ), 高さ×幅×奥行き

質量

4.4 kg (9.8 lb), 電池除く または 充電モジュール

外装

スチール、押出成型アルミニウム

使用電源

100 ~ 240 V AC, 50-60 Hz

消費電流

2.5 A RMS (120 V AC基準)

ネットワーク

ネットワークインターフェース

デュアルポートイーサネット 10/100 Mbps

ネットワークアドレス容量

DHCPまたはマニュアルIPアドレス

アクセサリー

オプションのアクセサリー

ボディパック電池用2ベイ充電モジュール

AXT901

ハンドヘルド電池用AXT902 2ベイ充電モジュール

AXT902

付属品

IEC AC電源ケーブル(1本) 95A9128
IEC AC延長ケーブル(1本) 95A9129
シールド付90cmイーサネットケーブル(1本) C803
シールド付20cmイーサネットジャンパーケーブル(1本) C8006
ハードウェアキット(1個) 90XN1371
充電器モジュール用取り付けネジ(8本) 30B13476

ユーザー情報

本機器はテストされFCC規定パート15に従いクラスBデジタル機器に適合しますが、制限があります。これらの制限は、住宅地域において設置する際、有害な電波干渉から機器を適度に保護するためのものです。本機器は電磁波を発生・使用し、放射する場合があります。取扱説明書に従って設置しないと無線通信に電波干渉が起こります。また、設置状況に関わらず妨害を引き起こす可能性もあります。本機器によりラジオやテレビの受信に電波干渉が起こるようであれば(これは、機器の電源を一度切ってから入れるとわかります)、次の手段を1つまたは複数用いて電波干渉を防いでください。

  • 受信アンテナを別の方向に向けるか、別の場所に移す。
  • 機器と受信機の設置間隔を広げる。
  • 受信機を接続しているコンセントとは別の回路にあるコンセントに機器を接続する。
  • 販売店または熟練したラジオ/テレビ技術者に相談する。

安全のための重要注意事項

  1. この説明書をお読みください。
  2. この説明書を保管しておいてください。
  3. 警告事項すべてに留意してください。
  4. すべての指示に従ってください。
  5. この製品は水の近くで使用しないでください。
  6. 掃除は、乾いた布でから拭きするだけにしてください。
  7. 通風口を塞がないようにしてください。十分な換気ができるよう余裕を持たせ、メーカーの指示に従って設置してください。
  8. 炎、ラジエーターや暖房送風口、ストーブ、その他、熱を発生する機器 (アンプなど) の近くには設置しないでください。炎が出る物を製品の上に置かないでください。
  9. 有極プラグやアース付きプラグは安全のために用いられていますので、正しく接続してください。有極プラグは、2本のブレードのうち一方が幅広になっています。アース付きプラグは、2本のブレードの他に、3本目のアース端子がついています。幅広のブレードや3本目の棒は、安全のためのものです。これらのプラグがコンセントの差し込み口に合わない場合は、電気工事業者に相談し、コンセントを交換してもらってください。
  10. 電源コードは、特にプラグ差し込み部分、延長コード、機器から出ている部分において、引っかかって抜けたり挟まれたりしないように保護してください。
  11. アタッチメントや付属品は、必ずメーカー指定のものをご利用ください。
  12. カートやスタンド、三脚、ブラケット、テーブル等は、メーカー指定のものか、この装置用に販売されているものを必ずご利用ください。カートに装置を載せて動かす際は、つっかけて怪我をしないよう注意してください。

  13. 雷を伴う嵐の際、または長期間使用しない場合は、プラグをコンセントから抜いてください。
  14. 整備の際は、資格のある整備担当者に必ずご相談ください。電源コードやプラグの損傷、液体や異物が装置内に入り込んだ場合、装置が雨や湿気に曝された場合、正常に作動しない場合、装置を落とした場合など、装置が何らかの状態で損傷した場合は、整備が必要です。
  15. 水滴や水しぶきに曝さないでください。液体の入った花瓶などを装置の上に置かないでください。
  16. MAINSプラグまたはアプライアンスカップラーが使用できる状態にしておいてください。
  17. 装置の空気伝播音は70 dB(A)を超えません。
  18. クラスI構造の装置は保護接地接続のある主電源の壁コンセントに接続してください。
  19. 火災や感電の危険を避けるため、本機器は雨や湿気のある場所にさらさないでください。
  20. 本製品の改造は試みないでください。けがや製品の故障の原因となる可能性があります。
  21. 本製品は指定された動作温度範囲内で使用してください。

この記号は、この装置内に感電の危険性のある高電圧があることを示します。

この記号は、重要な操作・メンテナンスの説明が装置添付の文書に記載されていることを示します。

警告: この装置内には、生命の危険を伴う高電圧が存在します。ユーザーは内部の部品を保守できません。保守の際は、資格のある保守担当者に必ずご相談ください。使用電圧の工場出荷時設定が変更された場合は、安全保証は適用されません。

警告:電池が間違って交換された場合、爆発する恐れがあります。単三電池のみを使用してください。

警告

  • バッテリーパックは爆発、または有毒な物質を放出する場合があります。火災または火傷の恐れがあります。開けたり、押し潰したり、改造したり、分解したり、60℃以上の熱に曝したり、焼却したりしないでください。
  • メーカーの指示に従ってください。
  • Shure充電器はShure充電式バッテリーの充電のみに使用してください
  • 警告:電池が間違って交換された場合、爆発する恐れがあります。同じ種類または同等の種類の電池と交換してください。
  • 決して口の中に電池を入れないでください。飲み込んだ場合は医師または最寄りの中毒事故管理センターまで連絡してください。
  • ショートさせないでください。火傷または火災の原因となります。
  • Shure充電式バッテリー以外のバッテリーパックを充電、または使用しないでください。
  • バッテリーパックは正しく処分してください。使用済みバッテリーパックの適切な廃棄方法については、各地域の販売店にお問い合わせください。
  • 電池(電池パックまたは内蔵電池)は直射日光、火などの高熱に曝さないでください。

注:

  • 本機器はプロのオーディオ用途用です。
  • EMC適合性は同梱および推奨のケーブル使用に基づきます。別種のケーブルを使用した場合はEMC性能が低下します。
  • この充電器はShure社の充電モジュールと指定電池パックにのみ使用してください。指定のモジュールと電池パック以外のものに使用すると、発火や爆発の危険性が高まります。
  • 本機器の変更・改造は、Shure Incorporated によって書面で認可されたものを除き、装置の使用の権限を無効にする場合があります。

電池、パッケージ、電子廃棄物については地域のリサイクル方法に従ってください。

認証

IEC 60065に基づく電気安全要件に適合しています。

該当するすべての欧州指令の必須要件を満たします。

c UL us、Underwriters Laboratories, Inc.記載

FCCパート15Bの認証条項により認可。

産業のカナダICES-003コンプライアンスレベル:CAN ICES-3 (B)/NMB-3(B)

CE適合宣言書はShure社またはShure社の欧州担当部より入手することができます。問い合わせ先についてはvisit www.shure.comを参照してください

CE適合宣言書は以下より入手可能です:www.shure.com/europe/compliance

ヨーロッパ認定代理店:

Shure Europe GmbH

ヨーロッパ、中東、アフリカ地域本部:

部門:EMEA承認

Jakob-Dieffenbacher-Str. 12

75031 Eppingen, Germany

TEL:+49-7262-92 49 0

FAX:+49-7262-92 49 11 4

Eメール:info@shure.de