概要

Beta 98H/Cは、ミニチュアカーディオイドコンデンサー型マイクロホンで、管楽器のベルや打楽器のリムに取り付けて使用します。一体化したグースネックとラチェット式のスイベルジョイント部で簡単に位置と固定ができ、アイソレーションショックマウントは楽器の振動の伝導を減少させます。付属のグースネックアングルブレースは、マイクロホンの位置を維持します。

Beta 98H/Cは、非常に均一なカーディオイド指向特性を持ち、広いフィードバックマージンとスムーズな収音軸外の音の排除性を備えています。極めて高い音圧レベル(SPL)に対応でき、さまざまな楽器のライブSRに最適です。

特長

  • Shureの卓越した品質・耐久性・信頼性を備えたライブパフォーマンス用マイクロホンの最高峰
  • 均一なスーパーカーディオイド特性により、広いフィードバックマージンの確保と、収音軸外の音の優れた排除性
  • オープンでナチュラルなサウンドの再現に適した周波数特性
  • 高い音圧レベル(SPL)環境下での使用のための広いダイナミックレンジ
  • 自由に調整できるグースネックとアングルブレース、ラチェット式のスイベルジョイントで、最適なマイクロホンのポジショニングが可能
  • 小型軽量構造で目立ちません
  • 交換可能な異なる指向特性のマイクロホンカートリッジを用意
  • スナップフィットのフォームウィンドスクリーンは、しっかり固定され、ウィンドノイズを削減

用途

使用時の原則

  • マイクロホングリルは、いずれの部分も手で覆わなこと。マイクロホンの性能に悪影響を及ぼします。
  • マイクロホンを必要な音源(話し手、歌手または楽器など)に向け、不要な音源から遠ざけます。
  • マイクロホンは希望の音源のできるだけ近くに設置します。
  • より多くの低域を得るには、マイクロホンを近づけます。
  • 収音する音源1つについてマイクロホンは1本のみ使用します。
  • フィードバックマージンを稼ぐには、マイクロホンの数を減らします。
  • マイクロホン間の距離を、各マイクロホンから音源までの距離の3倍に保ちます(「3対1ルール」)。
  • マイクロホンは反射面からできるだけ離して設置します。
  • マイクロホンを屋外で使用する際はウィンドスクリーンを装着します。
  • 必要以上に手で触らないようにして、メカニカルノイズや振動を防止します。

用途及び取り付け方法

以下の表には一般的な用途と設置方法を記載しています。マイクロホンテクニックは個人の好みに大きく依存するものであり、「正しい」マイクロホンの位置というものはないということは覚えておいてください。

用途 マイクロホンの推奨位置 音質
リード楽器 ベルから5~10cm離し、ベル内に向けます。 明るい音、最小のフィードバックと音漏れ。
金管および木管楽器 金管:30~90 cm離し、楽器のベルの中心軸上に設置します。 明るくクリアな音質。
木管楽器:2.5~15 cm離し、楽器のベルの中心軸上に設置します。 明るくクリアな音質。
楽器のベルがマイク前面に対し90°軸外になるようにします。 ソフトでメロウな音質。

不要な音源の排除

モニターやスピーカーなどの不要な音源はマイクロホンの真後にくるようにマイクロホンを設置します。フィードバックを抑えて不要な音源を最大限に抑制するため、パフォーマンスの前にマイクロホン配置のテストを必ず実行します。

カーディオイドマイクロホン向けスピーカーの推奨配置

近接効果

単一指向性(カーディオイド)マイクロホンは、音源からの距離が約6 mm(1/4 インチ)の場合、100Hzまで6~10dBで段階的に低音域周波数を上げます。近接効果というこの現象は、よりパワフルで暖かみのある音を生み出すために使用できます。至近距離での使用中、低周波数の破裂音を避けるため、低音域応答は徐々にロールオフします。これにより、近接効果を上手くコントロールして活用することができます。

使用電源

このマイクロホンにはファントム電源が必要で、48Vdc供給(IEC-61938)が最適です。ヘッドルームと感度は若干減少しますが、11Vdcまで低下しても動作させることができます。

現在、大半のミキサーにはファンタム電源が付いています。平衡タイプのマイクロホンケーブルの使用が必要です:XLR-XLRまたはXLR-TRSケーブルを必ず使用してください。

仕様

タイプ

エレクトレットコンデンサー

周波数特性

20 ~ 20,000 Hz

指向特性

カーディオイド

出力インピーダンス

150 Ω

感度

@1 kHz, 開回路電圧

-56  dBV/Pa (1.6  mV) [1]

最大SPL

(1% THDで1 kHz)

1000 Ω負荷

155 dB SPL 標準

等価出力ノイズ

Aウェイト

31 dB SPL (標準)

S/N比

(基準 94 dB SPL、1 kHz)

63dB[2]

ダイナミックレンジ

(@1 kHz, 1000 Ω負荷)

124dB, 132 dB

クリッピングレベル

@1% THD

3 dBV (1.4  V)

極性

ダイヤフラムへの正の圧力により、3番ピンに対して2番ピンに正電圧が生成される

使用電源

11 ~ 52  V DCファンタム電源

[1] 1 Pa=94 dB SPL

[2] S/N ratio is difference between 94 dB SPL and equivalent SPL of self noise, A-weighted

標準周波数特性

標準指向特性

配線図

アクセサリー

付属品

ジッパー付きキャリングバッグ

95A2398

Beta91、Beta 98、Beta 98D/S、WL50、WL51、WBH53(Beta 53)、WBH54(Beta 54)用インラインマイクロホンプレアンプ

RPM626

別売アクセサリー

スーパーカーディオイドカートリッジ

RPM110

Microflex®グースネックマイクロホン用ブラックロックメタルウィンドスクリーン

A412MWS

交換パーツ

MX183、MX184、MX185、BETA 98およびWH30(x4)用ブラックスナップフィットフォームウィンドスクリーン

RK183WS

カーディオイドカートリッジ

RPM108

クランプアセンブリー(A98D)

RPM618

認証

本製品は、関連するすべての欧州指令の基本的要件を満たし、CEマークに適合しています。

CE適合宣言書は以下より入手可能です:www.shure.com/europe/compliance

ヨーロッパ認定代理店:

Shure Europe GmbH

ヨーロッパ、中東、アフリカ地域本部:

部門:EMEA承認

Jakob-Dieffenbacher-Str.12

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