Shure®製KSM141は、最高級のエンドアドレスコンデンサー型マイクロホンで、ユニークな回転式カラーを採用し、非常に均一なカーディオイド指向特性または無指向性を簡単に切り替えることが可能です。A級、ディスクリート、トランスレスのプリアンプは、非常に透明度の高い収音ができ、3ポジション・アッテネーションスイッチとローカットフィルターにより、非常に高い音圧レベル(SPL)にも対応し、コントロールされた低域レスポンスを得ることができます。極薄の24金メッキダイヤフラムと優れた設計品質により、KSM141はスタジオでの使用に最適であり、またきわめて過酷なライブ演奏にも十分な耐久性を持っています。
このマイクロホンは、ステレオペアとして購入できます (KSM141/SL STEREO)。標準アクセサリーに加え、ステレオペアにはステレオスタンドアダプター(A27M)が付属し、1本のスタンドに2個のマイクロホンを装着することができます。
注:音質はマイクロホンの位置や部屋の音響特性により大きな影響を受けます。用途に応じて全体的に最高の音が得られるよう、マイクロホンの配置と部屋の特性への対応を試してみる必要があります。
このマイクロホンにはファントム電源が必要で、48Vdc供給(IEC-61938)が最適です。ヘッドルームと感度は若干減少しますが、11Vdcまで低下しても動作させることができます。
現在、大半のミキサーにはファンタム電源が付いています。平衡タイプのマイクロホンケーブルの使用が必要です:XLR-XLRケーブルを必ず使用してください。
フロアまたはブームスタンド付き付属マイクロホン台を使用します。取付オプションに関する詳細は、www.shure.comをご覧ください。
マイクロホン背面にある3ポジション切替スイッチにより、低域特性を調整できます。ローカットフィルターを使用すると風切り音や室内雑音、近接効果を抑制できます。
フラットな特性。ほとんどの用途でもっとも自然な音を実現します。
低域カットオフ。80 Hzで、オクターブあたり18 dBのカットオフを提供します。床のゴトゴトというノイズや空調装置が発する低周波の室内雑音を低減します。この設定はまた、近接効果の補正、または楽器の音を鈍くさせたり濁らせたりする低域を低減させるためにも使用できます。
低域ロールオフ。115Hzで、オクターブあたり6dBのロールオフフィルター。これを使用し、近接効果の補正、または楽器の音を鈍くさせたり濁らせたりする低域を低減させるためにも使用できます。
アッテネーションスイッチにより、周波数特性を変えることなく信号レベルを下げることができます。これにより、非常に大きな音でマイクロホンの電気回路が過負荷状態になるのを防止します。
0 dB 「静寂」~「通常」のサウンドレベル。
−15 dB ドラム、ホーン、またはギターキャビネット等の非常に大きな音に使用。
−25 dB ドラム、ホーン、またはギターキャビネット等の非常に大きな音に近接している場合(10 cm未満)に使用。
最大SPL、出力クリッピングレベル、及びダイナミックレンジは、マイクロホンを接続するプリアンプの入力負荷インピーダンスにより異なります。Shureは、1000Ωの最小入力負荷インピーダンスを推奨します。最新のマイクロホンプリアンプはこの要件を満たしています。これらの仕様については、インピーダンスが高いほどパフォーマンスが上がります。
カーディオイドまたは無指向性のいずれかの特性を選択するには、マイクロホン本体の滑止加工付きリングをいずれかの方向にカチッという音がする位置まで回転させます。リングの上の指向特性のシンボルの希望する方をマイクロホン本体に刻まれたマークに合わせます。
注:正しい選択位置以外(指向特性が未選択)でこのマイクロホンを使用すると、予想外の指向特性が生成されて周波数レスポンスに悪影響を及ぼします。
カーディオイド。この特性を選択すると、マイクロホンは正面からの音をダイレクトに収音し、背面の感度は低くなります。これは、スタジオ録音やライブ収録において最もよく使用される指向特性です。
無指向性。全方向からの音を収音します。この指向性は、環境音の収音や合奏または複数のシンガーなど、いくつかの音源の同時収音に最適です。無指向性では近接効果を生じません。
注意:指向性切替スイッチを回転させるとメカニカルノイズが発生し、増幅されたノイズがスピーカーを破損する可能性があります。スピーカーの音量を下げるか、ミキサーでマイクロホンをミュートさせてから指向特性を変更してください。
ステレオマイクロホンテクニックを用いることで、放送、レコーディング、SR用途の音源に深みと空間定位をもたらします。Shure A27Mを使用すると、2本のマイクロホンを広範囲な角度、垂直方向の間隔を選んで1つのスタンドに取り付けられ、同一の場所での近接した設置による多様なステレオ設定に対応します。
以下の図は最も一般的なステレオテクニックを示しています。マイクロホン技術は個人の嗜好に大きく依存しており、「正しい」マイクロホンの位置があるわけではないので、この点にご留意ください。詳細は、www.shure.com (www.shure.com/stereo-tech)の「Stereo Techniques (ステレオテクニック)」を検索してください。
エレクトレットコンデンサー
カーディオイド, 無指向性 (選択可能)
20 ~ 20,000 Hz
150 Ω
開回路電圧, @ 1 kHz, 標準
–37 dBV/Pa[1] (14.1 mV)
1% THDで1 kHz[2]
パッドオン | 5000 Ω負荷 | 170dB |
2500 Ω負荷 | 164dB | |
1000 Ω負荷 | 159dB | |
パッドオフ | 5000 Ω負荷 | 145dB |
2500 Ω負荷 | 139dB | |
1000 Ω負荷 | 134dB |
80dB
@ 1 kHz
5000 Ω負荷 | 131dB |
2500 Ω負荷 | 125dB |
1000 Ω負荷 | 120dB |
20 Hz ~ 20 kHz, 1% THD
5000 Ω負荷 | 15 dBV |
2500 Ω負荷 | 9 dBV |
1000 Ω負荷 | 3 dBV |
等価SPL, Aウェイト, 標準
14 dB SPL-A
10 ~ 100,000 kHz
≥50dB
0 , -15 , -25 dB
フラット、115 Hz未満で–6 dB/オクターブ、または80 Hz未満で–18 dB/オクターブ
プロオーディオ用3ピン (XLR)、オス、バランス
ダイヤフラムへの正の圧力により、3番ピンに対して2番ピンに正電圧が生成される
11~52 V DC[4] ファンタム電源 (IEC-61938)
4.7 mA, 最大
156 g (5.5 オンス)
[1] 1 Pa=94 dB SPL
[2]入力信号を加えた時のマイクロホンプリアンプのTHDは、所定のSPLにおけるカートリッジ出力と等価となります。
[3]S/N比は、94dB SPLと自己雑音の等価SPLとの差となります。Aウェイト。
[4]仕様はすべてDC48 Vファンタム電源使用時における測定のものです。このマイクロホンはこれよりも低い電圧でも作動しますが、ヘッドルームと感度は若干減少します。
外形寸法
カーディオイド
無指向性
KSM137またはKSM141マイクロホン2つとA27Mステレオバー用キャリーケース | A100C |
KSM141とKSM137用フォームワイドスクリーン | A100WS |
マイクロホンクリップ | A57F |
ステレオマイクロホンアダプター | A27M |
アイソレーションマウント | A53M |
ポッパーストッパー® | PS-6 |
注:KSM141/SLステレオ専用。
本製品は、関連するすべての欧州指令の基本的要件を満たし、CEマークに適合しています。
CE適合宣言書は以下より入手可能です:www.shure.com/europe/compliance
ヨーロッパ認定代理店:
Shure Europe GmbH
ヨーロッパ、中東、アフリカ地域本部:
部門:EMEA承認
Jakob-Dieffenbacher-Str.12
75031 Eppingen, Germany
TEL:+49-7262-92 49 0
FAX:+49-7262-92 49 11 4
Eメール:info@shure.de
Trademark Notices: The circular S logo, the stylized Shure logo, and the word, “Shure” are registered trademarks of Shure Incorporated in the United States. “SHOCKSTOPPER” is a trademark of Shure Incorporated in the United States. “Mylar” is a registered trademark of E.I. DuPont de Nemours and Company in the United States. These marks may be registered in other jurisdictions.
Patent Notice: Patent Des. 478,068