概要

Shure MViはマイクロホン、ギター、またはその他の楽器をコンピュータもしくは携帯機器に接続するために使用する小型デジタル オーディオ インターフェースです。シンプルで携帯可能なソリューションを実現するために、音声と電力は単一のUSBまたはLightning®接続により伝送されます。MViヘッドホン出力を使用すると、コンピュータからのオーディオの再生やオーバーダビングを行うだけでなく、マイクロホン/楽器の信号をリアルタイムでモニタリングすることも可能です。

特長

  • 設定を簡単に調節できる直感的なタッチパネルのインターフェース
  • Lightningインターフェース経由でほとんどのiデバイス(iPhone、iPad、iPod)と互換
  • USBインターフェース経由でほとんどのコンピュータ、タブレット、スマートフォンと互換
  • プロ仕様の耐久性を備えた総金属製ハウジングなどを含むスタイリッシュなデザイン
  • ヘッドホン出力によりコンピュータおよび機器からの生信号やオーディオをリアルタイムでモニタリング可能
  • 個別の用途のための等化設定と圧縮設定を含むプリセットDSPモード

概要

① USB接続 MViのリアパネルにあるマイクロUSBポートを使用し、USBまたはLightning接続経由でコンピュータまたは携帯機器にMViを接続します。電力と音声の両方がこの接続を経由して伝送されます。
② マイクロホンまたは楽器 マイクロホン、楽器、またはラインソースをコンボXLR ¼インチ入力に接続します。
③ ヘッドホンでのモニタリング ヘッドホンを接続し、マイクロホンからのリアルタイムの音声、またはコンピュータからのオーディオ再生を聴きます。
④ 操作 MViのタッチパネルで、マイクロホンのゲインとヘッドホンのレベルの調節、および録音モードの選択を行います。

クイック セットアップ

MViはUSBコネクタまたはLightningコネクタを備えたほとんどの機器との互換性を備えています。

  1. コンピュータまたは携帯機器にMViを接続します。適切なケーブル(USBまたはLightning)を使用します。

    ドライバが自動的にインストールされます。タッチパネルが点灯し、正常に接続されたことを示します。

  2. アクティブなオーディオ機器としてMViが自動的に割り当てられます。

    MViがオーディオ機器として選択されていない場合は、サウンドのコントロールパネルを開き、Shure Mviドライバを選択します。

  3. Mviデバイス ドライバでヘッドホンの音量を調節します。

    サウンドのコントロールパネルでShure Mviドライバを開き、再生タブまたは出力タブでヘッドホンの音量を上げます。

  4. リアパネルにある入力にマイクロホンまたは楽器を接続します。

    XLR/TRSコンボ入力は、マイクロホン、ギター、楽器、およびその他のラインレベルの音源との互換性を備えています。

    注:コンデンサ マイクロホンは、ファンタム電源で動作します。ファンタム電源をオンにするには、ミュートボタンを3秒間押し続けます。ファンタム電源が有効になると、リアパネルのPH PWR LED が点灯します。

    注意:リボン マイクロホンを使用している場合は、マイクロホンに損傷が生じる可能性があるため、ファンタム電源を決して有効にしないでください。

  5. MODEボタンを使用して用途に適したプリセットモードを選択し、用途に応じてマイクロホンのゲインを調節します。

    音量が小さすぎたり、歪みが生じたりする場合は、ゲインを手動で調節します。詳細については、このガイドの「マイクロホンのレベル調節」の項目を参照してください。

    注:MViを使用する際には、機器のヘッドホン出力を経由して再生音声をモニタリングして聴くことができます。

  6. ヘッドホンを接続し、リアルタイムの音声および再生をモニタリングします。

    ヘッドホン ボタンを押すと、音量調節スライダーでヘッドホンの音量を調節できるようになります(ヘッドホンの音量を調節する場合はLEDがグリーンからオレンジに変わります)。

    注:ヘッドホンの音量を上げるためにゲイン調節を使用しないでください。

これで録音を開始する準備が整いました。

タッチパネル インターフェースの操作

タッチパネル

① 音量調整スライダー スイッチの表面で指をスライドさせて、マイクロホンまたはヘッドホンのレベルを調節します。
  • マイクロホンのレベルを有効にするには、モードボタンを押します。
  • ヘッドホンの音量を有効にするには、ヘッドホン ボタンを押します。
② LEDバー マイクロホンまたはヘッドホンのレベルを表示します。LEDの色は、どちらのレベルを表示または調節しているかを示します。
  • 緑色:マイクロホンのレベル
  • オレンジ:ヘッドホンのレベル
③ ミュートボタン 押すと、マイクロホンのミュートがオンまたはオフになります。
④ モードセレクター 押すと、プリセットモードを選択できます。
⑤ ヘッドホン音量セレクター 押すと、ヘッドホンのレベル調節が選択できます(LEDバーの色はオレンジ)。続いて、音量調節スライダーを使用してヘッドホンのレベルを調節します。もう一度押すと、マイクロホンのレベル表示に戻ります(LEDバーの色はグリーン)。

リアパネル

① ヘッドホン出力(3.5 mm) ヘッドホンを接続して音声をモニタリングします。
② マイクロホン/楽器入力 XLRまたは¼インチ接続プラグに対応しています。
③ マイクロUSBポート 適切なケーブルでコンピュータまたは携帯機器に接続します。
④ ファンタム電源インジケーター オンの場合に点灯します(オン・オフを切り替えるには、ミュートを3秒間押し続けます)。

1/4インチ楽器入力モード

MViはXLRと1/4インチTRSのコンボ入力を備えています。1/4インチ入力をMViに接続すると、入力モードがHi-Z(楽器)に切り替わり、フラットモードのみが使用可能になります。フラットプリセットモードでは、入力モニタのオン/オフが可能です。

注: 1/4インチ入力を挿入すると、他に使用できるプリセットモードはなくなり、 Mode ボタンを押すことで入力モニターをオン/オフに切り替えることができます。

モードLEDオン: 入力モニタリング有効

モードLEDオフ: 入力モニタリング無効

録音しながら入力信号を聴く場合は、入力モニタリングを使用します。エフェクト後の信号を聞きたい場合は、録音デバイスを通して入力モニタリングとモニターをオフにしてください。

プリセットモード

5つの選択可能なモードにより、ゲイン、ステレオ幅、イコライザー、コンプレッサーの設定を最適化できます。マイクロホンのレベルを設定したら、各モードを試してベストな音を見つけます。プリセットモードは入力信号の強度に影響する場合があるため、プリセットを変更した後に必要に応じてマイクロホンレベルを調整してください。

モード 用途 特性
スピーチ
発言 狭いステレオ幅により背景のノイズを排除、明瞭度と豊かさを高めるイコライジング、さらに軽めの圧縮が行なわれます。
歌声
ソロまたはグループでのボーカルパフォーマンス 中程度のステレオ幅と控えめなイコライジングにより豊かさと明瞭さを高めた自然なサウンドです。
フラット
あらゆる用途 未加工の信号です(イコライザーやコンプレッサーは使用されません)。録音後に音声を処理する場合に柔軟性を発揮します。
アコースティック
アコースティック楽器や静かな音楽 透明な圧縮により、音量のスパイクを取り除き、静かな楽句を引き立たせます。ディテールを強調し、全体的に自然なサウンドとしたイコライザー設定です。
大音量
ライブ演奏や大きい音源 広いステレオ幅により音源のセパレーションを高めます。楽器の音の混濁を生じさせる可能性のある周波数をイコライジングにより低減し音の明瞭度を高めます。

マイクロホンのレベル調節

録音データの用途に適したプリセットモードを選択します。音に歪みがあったり、音量が低すぎたりする場合は、コンピュータまたは録音機器のオーディオまたはサウンドのコントロールパネルでマイクロホンのレベルを調節します。

ヒント

  • ヘッドホンの音量を調節する前に、マイクロホンのレベルを設定します。
  • ヘッドホンの音量は、コンピュータに送られる信号のレベルには影響を及ぼしません。
  • マイクロホンのゲインレベルを調節するには、フロントパネルにある音量スライダーを使用します。

    注: マイクロホンのゲイン調節は、プリセットモードから独立しています。マイクロホンのレベルを設定し、プリセットモードを使用してダイナミック処理オプションを試してください。

ヘッドホンのレベル調節

ヘッドホンのモニタリング レベルは、Mvi機器のレベルおよびコンピュータの設定レベルの影響を受けます。コンピュータの音量を上げてから、Mviタッチパネルのヘッドホン スイッチを使用すると、ヘッドホンの音量を簡単に調節できます。

コントロールパネルへのアクセス

PC
  1. サウンドのコントロールパネルを開き、[録音] タブを選択します。
  2. [Shure MVi] 機器を開きます。
  3. [レベル] タブで、スライダーを使用して音量を調節します。
Mac®
  1. [オーディオMidi設定] パネルを開きます。
  2. [Shure MVi] 機器を選択します。
  3. [入力] をクリックし、スライダーを使用してゲインを調節します。

Macのオーディオ設定パネル

入力メーターのレベル

お使いのデジタル オーディオ ワークステーションまたは録音ソフトウェアが入力メーターを備えている場合は、ピークが-12~-6 dBになるようにマイクロホン レベルを調節します。入力メーターを備えていない場合は、音声を聴いて、音量が十分であり、歪みがないことを確認します。

ピークレベル

通常のメーターでのピークレベルの設定目標範囲は、-12~-6 dBです。

MOTIV機器でのモニタリング

ヘッドホン出力からは、マイクロホンから直接得られる信号と、コンピューターで再生されるオーディオの両方が均等に出力されます。これにより、デバイスのタッチパネルでのひとつの操作で両音源のヘッドホン音量を簡単に調整できます。マイクロホンからの直接の信号を基準にして再生オーディオ音量を調整するには、コンピューターまたはDAWミキサーの設定を使用します。

ヒント:マイクロホンをコンピューターに初めて接続するときは、十分に大きなオーディオ信号が得られるよう、コンピューターのサウンドのコントロールパネルで音量レベルを上げておきます。その後、快適なモニターができるヘッドホン音量に調整します。

サンプリングレートおよびビット深度

サンプルレートとビット深度の設定は、お使いのコンピュータのオーディオまたはサウンドのコントロールパネルのドロップダウン メニューにあります。これらの変数は、ユーザーのニーズに合わせて調節が可能です。ポッドキャスト録音で、簡単にダウンロードできるようにファイルを小さくすることが重要である場合は、サンプルレートを低く設定します。音楽やダイナミックな録音を行う場合は、サンプルレートを高くします。

ヒント:音質が最も高く、かつ取り扱いが容易なサイズのオーディオ ファイルを得るには、サンプルレートを高くして録音し、M4Aに変換します。

PCユーザー向けのヒント:コンピュータのサウンド コントロールパネルにある、サンプルレートとビット深度に関するマイクロホン設定が、お使いのソフトウェアで選択されているサンプルレートおよびビット深度と一致していることを確認します。

トラブルシューティング

問題 解決策
ディスプレイが点灯しない MViにケーブルが確実に接続されていることを確認します。
音量が小さすぎる コンピューターのサウンドコントロールパネルの設定を確認します。MViをコンピューターに初めて接続するときは、必ずコンピューターの音量レベルを上げてください。
音質が悪い コンピューターのサウンドコントロールパネルをチェックし、MViが確実に接続され認識されていることを確認します。
音が歪む オーディオメーターを見て、音量のピークが目安の範囲内になるようにします。入力メーターのレベルが赤のピークインジケーターに達している場合は、ゲインを下げます。
音声が不自然またはジッター感がある コンピューターのサウンドコントロールパネルにあるマイクロホンのサンプルレートとビット深度設定が、お使いのソフトウェアで選択されているサンプルレートおよびビット深度と一致していることを確認します。
USBハブ経由でデバイスが動作しない。 MViは1つのポートで250 mAを必要とします。USBハブの使用説明書で電流/ポート仕様を確認します。

システム要件および互換性

Windows
  • Windows7以降
  • 最小RAM = 64 MB
  • USB 2.0
Macintosh
  • OS X Lion 10.7以降
  • 最小RAM = 64 MB
  • USB 2.0
iOS
  • iOS 10.0以降
iPhone
  • iPhone 5以降
iPod Touch
  • 第5世代
iPad
  • iPad第4世代以降
iPad Mini
  • iPad Mini第1世代以降

仕様

MFi認証取得済

取得済

DSPモード(プリセット)

スピーチ/歌唱/アコースティック/ラウド/フラット

入力

XLRと6.35 mm TRSフォーンのコンビネーション

入力インピーダンス

1/4インチ楽器入力 >1 MΩ

ビット深度

16ビット/24ビット

サンプリングレート

44.1/48 kHz

周波数特性

20 Hz 20,000 Hz [1]

調整可能なゲイン範囲

3ピンXLR 0+36dB
6.35 mm TRS +9dB

最大入力レベル

3ピンXLR 0 dBV [1]
6.35 mm TRS +9 dBV [1]

ヘッドホン出力

3.5 mm

使用電源

USBまたはLightningケーブルにより電源供給

ファンタム電源

+48V USB/+12V iOS

ミュートスイッチアッテネーション

搭載

外装

総金属製

質量

310.0 g (10.93オンス)

寸法

42 x 84 x 72 mm 高さ×幅×奥行き

ケーブル

1 m USB cable, 1 m Lightning cable

[1]最小ゲイン、フラットモードの場合

アクセサリー

付属品

1 m USBケーブル AMV-USB
1 m Lightningケーブル AMV-LTG

認証

ユーザー情報

本機器はテストされFCC規定パート15に従いクラスBデジタル機器に適合しますが、制限があります。これらの制限は、住宅地域において設置する際、有害な電波干渉から機器を適度に保護するためのものです。本機器は電磁波を発生・使用し、放射する場合があります。取扱説明書に従って設置しないと無線通信に電波干渉が起こります。また、設置状況に関わらず妨害を引き起こす可能性もあります。本機器によりラジオやテレビの受信に電波干渉が起こるようであれば(これは、機器の電源を一度切ってから入れるとわかります)、次の手段を1つまたは複数用いて電波干渉を防いでください。

  • 受信アンテナを別の方向に向けるか、別の場所に移す。
  • 機器と受信機の設置間隔を広げる。
  • 受信機を接続しているコンセントとは別の回路にあるコンセントに機器を接続する。
  • 販売店または熟練したラジオ/テレビ技術者に相談する。

産業のカナダICES-003コンプライアンスレベル:CAN ICES-3 (B)/NMB-3(B)

注:テストは、同梱および推奨のケーブル使用に基づきます。シールド(スクリーン)型以外のケーブルを使用した場合はEMC性能が低下します。

本製品は、関連するすべての欧州指令の基本的要件を満たし、CEマークに適合しています。

CE適合宣言書は以下より入手可能です:www.shure.com/europe/compliance

ヨーロッパ認定代理店:

Shure Europe GmbH

ヨーロッパ、中東、アフリカ地域本部:

部門:EMEA承認

Jakob-Dieffenbacher-Str.12

75031 Eppingen, Germany

TEL:+49-7262-92 49 0

FAX:+49-7262-92 49 11 4

Eメール:info@shure.de

「iPod用に製造」、「iPhone用に製造」、および「iPad用に製造」とは、 電子アクセサリーがiPod、iPhone、またはiPadそれぞれの接続専用にデザインされ、Appleのパフォーマンス基準に合うよう開発者によって認定されたことを表しています。Apple社は、本機器の作動または安全基準および規制基準の順守について責任を負いません。iPod、iPhone、またはiPadでの本アクセサリー製品の使用により無線性能に影響が及ぶ可能性があることにご留意ください。

iPad、iPhone、iPod、iPod classic、iPod nano、iPod touch、およびRetinaはApple Inc.の商標であり、米国および他の国々で登録されています。iPad AirおよびiPad miniはApple Inc.の商標です。iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。

MacおよびLightningは、Apple Inc.の登録商標です。