概要

Shure Microflex® MX300 Seriesは、表面取付けエレクトレットコンデンサー型マイクロホンで、主に会議テーブルやステージフロア、演台に取り付けて使用します。 感度が高く、周波数帯域も広いため、拡声や録音時にスピーチやボーカルを収音するのに最適です。 カートリッジが交換可能のため柔軟な設置ができ、必要に応じてマイクロホンの収音範囲を簡単に変えることができます。 MX392とMX393モデルには、プリアンプが内蔵されています。

MX300シリーズマイクロホンは、バリアすなわち境界面で音圧レベルが2倍になる原理を利用しています。 十分に大きな境界面の近くに設置すると、マイクロホンの感度は6dB上がり、直接音対残響音の比率は約3dB高くなります。

特長

MX392、MX392BE、MX393はプログラム可能なロジック入出力端子を装備しています。さらに、以下のメリットも提供します:

  • ボーカルレンジ全体にわたるフラットな周波数応答により、ありのままの音を実現
  • 用途に合わせて極性パターンを選択できる交換可能カートリッジ
  • 表面取付け向けの滑らかで薄型のデザイン
  • プログラム可能なミュートボタン
  • LEDインジケータ
  • リモートコントロールまたはオートマチックミキサー使用のためのロジック入力/出力
  • RFフィルタリング

モデル種類

MX392:付属の未処理終端ケーブル。

MX392BE:工場出荷時に底面出口用に設定された、付属の未処理終端ケーブル。

MX393:XLR出力コネクター付き取り外し式ケーブル。

付属カートリッジの極性パターンは、モデル番号末尾に示されています:

/C カーディオイド

/S スーパーカーディオイド

/O 無指向性

/N 付属カートリッジなし

交換可能カートリッジ

Microflexマイクロホンは、交換可能カートリッジを使用し、設置環境に合わせて極性パターンを選択することができます。

カートリッジ指向特性

常設

MX392およびMX393

  1. グリルを外すと取付孔が見えるようになります。
  2. パッドに切れ込みを入れます。
  3. マイクロホンを前にスライドすると、ネジとスロットが噛み合わされます。

メモ:背面側のケーブル口を使用する場合、外側の穴2個だけを開けてください。

マイクロホンの設置

最適な低域特性、及びバックグラウンドノイズの除去のため、マイクロホンは床やテーブル、演台などの大きな水平面に設置してください。

残響を低減するため、マイクロホンの上または横に、演壇の縁または張出し棚などの反射面がこないようにしてください。

MX392BE

一度設置が定められると、マイクロホンは常設されます。最初に、選択した位置にドリルで穴を開け、見えないように底面からケーブルが通るようにします。次に粘着剤を使い、マイクロホンを定位置にしっかりと固定します。

ドリルで穴を開ける:

  1. 底面出口ケーブル用の切り込み部分を定め、1/2インチ(12.7 mm)の丸穴を開けます。設置面から破片などをすべて取り除きます。
  2. ドリル穴からケーブルを通します。
  3. 一体型XLRケーブルをミキサーまたはP.A.システムに接続します。

粘着剤

  1. 付属のアルコールワイプで適用箇所を十分にきれいにします。ほこりなどを取り除くことでマイクロホンの粘着をよくします。
  2. 粘着剤の裏地を外し、所定位置にマイクロホンをそっと配置します。
  3. マイクロホンを所定位置に置いたら、マイクロホンにしっかり圧力を加えます。

メモ:粘着剤は一度圧力がかけられると、動かすのは非常に困難になります。

粘着性パッド付きMX392BE/Cの底面図

底面出口用のリルーティングケーブル (お手元のMX392がBE構成されていない場合)

  1. グリルを外します。
  2. ネジ端子から配線を外します。
  3. プライヤーを使って、ハウジングから1.3 cm以内の位置でラバーブーツをつかみます。ブーツとケーブルを反時計回りに回し、L字型ブラケットからコネクターを外します。
  4. マイクロホンハウジングからケーブルを外します。
  5. マイクロホンベースのアクセス孔にケーブルを挿入します。
  6. ケーブルコネクターを孔に挿入し、L型ブラケットに通します。
  7. 必要に応じて、ラバー製の引張軽減部品はケーブルに再度取り付けるか、ブラケットに固定する前にケーブルから取り外します。
  8. 配線を回路基板の正しいネジ端子に接続します。
  9. 付属の丸いラバープラグを使わなくなったケーブル取出口に挿入します。
  10. グリルとフォームスクリーンを再度取り付けます。
  11. 取付面の穴にケーブルを挿入します。マイクロホンを取付面に固定します。

構成

DIPスイッチ

ロジック設定とミュートボタンを設定するにはDIPスイッチを使用します。

DIPスイッチは、透明なテープで覆われて出荷されます。スイッチ設定を変える際はテープを取り除いてください。

メモ:マイクロホン使用時には底面のカバーは必ず閉じてください。

OFF (工場出荷時の設定)

ON

1

モーメンタリ

トグル

2

プッシュトゥミュート

プッシュトゥトーク

3

ミュートボタンが有効で、マイクがアクティブになるとLEDが明るくなります

ミュートボタンを無効にすると、(マイクロホンは常にオンです), ロジックがLEDをコントロールします

4

--

--

配線図

注: 音声とロジックグランドはマイクロホンベースに接続されています。

ミュートボタン設定

DIPスイッチ1および2でミュートボタンは次のように設定されます。

ミュートボタンがマイクロホンからの音声を制御させるには、DIPスイッチ3がオフ(工場出荷時デフォルト)であることを確認してください。

スイッチ機能

DIPスイッチ設定

モーメンタリー: 押してミュート(出荷時)。

モーメンタリー: 押してトーク

トグル: (押してオン/押してオフ): 電源をオンにしたときマイクはアクティブ

トグル: (押してオン/押してオフ): 電源をオンにしたときマイクはミュート

オートミキサーへの接続

これらの設定は、オートミキサーあるいは音声のミュートやLEDを制御する他の装置にマイクロホンを接続する場合に使用します。

  1. ロジック配線をオートミキサーに接続します。 LED INをゲート出力に接続すると、チャンネルのゲートがオンになったときにLEDが点灯します。
  2. DIPスイッチ3をオンに設定します。 これによりミュートボタンが無効になります(ボタンを押しているかいないかに関わらずマイクロホンは音を伝えます)。
  3. DIPスイッチを1にセットし、ミュートボタンがSWITCH OUTロジックを送る方法を設定します:

モーメンタリー: 押す = DC 0 V、離す = DC 5 V

トグル: 初期 = DC 5 V、押す = DC 0 V

ロジック配線

緑色(ロジックグランド): オートミキサー、スイッチャー、その他の機器のロジックグランドに接続します。

オレンジ(LED イン): DIPスイッチ3をオンに設定すると、LED INを使用できます。ロジックグランドにショートすると、LEDが点灯します。

白色(スイッチアウト): ミュートボタンに対応してTTLロジック(DC 0 VまたはDC 5 V)を出力します。 DIPスイッチ1により、モーメンタリーまたはトグルにセットします。 ファンタム電源が供給されると、ロジックはハイ(DC 5 V)に初期化されます。 DIPスイッチ2はスイッチアウトには影響しません。

スイッチアウトを常にモーメンタリー動作に変更する

ロジックインターフェースがスイッチアウトのモーメンタリーでのクローズを要求しているが、ミュートボタンでトグル切り替えにしたい場合(DIPスイッチ1オン、3オフ)、次の変更を行ってください:

  1. マイクロホンベースの回路基板が見えるようにします。
  2. R45の抵抗を外し、R46の場所に付け直します。

塗装

A 付属のプラスチックペイントシールド

B リテイナー

C グリル

D フォームスクリーン

E 付属の粘着マスキングストリップ

F 付属のラバープラグ

  1. 塗装前にグリルからフォームスクリーンを取り外してください
  2. 変性アルコールまたはナフサで塗装面の汚れを取り除いてください。
  3. グリルホールを埋めないように、薄く塗装してください。
  4. 重要:目の細かいサンドペーパーを使ってグリルの底縁からペイントを取り除きます。これにより電気的導通が確保でき、適切にシールドすることができます。

仕様

測定はすべて木製の台に取り付けたマイクロホンで行われています (76 x 76 cm)

カートリッジタイプ

エレクトレットコンデンサー

周波数特性

50~17000 Hz

指向特性

MX392/C, MX392BE/C, MX393/C カーディオイド
MX392/S, MX392BE/S, MX393/S スーパーカーディオイド
MX392/O, MX392BE/O, MX393/O 無指向性

出力インピーダンス

180 Ω

出力構成

アクティブバランス

感度

@ 1 kHz, 開回路電圧

カーディオイド –30 dBV/Pa
スーパーカーディオイド –28 dBV/Pa
無指向性 –22 dBV/Pa

1 Pa=94 dB SPL

最大SPL

1% THDで1 kHz, 1 kΩ負荷

カーディオイド 119dB
スーパーカーディオイド 118dB
無指向性 111dB

等価出力ノイズ

Aウェイト

カーディオイド 23 dB SPL
スーパーカーディオイド 21 dB SPL
無指向性 15 dB SPL

S/N比

基準 94 dB SPL、1 kHz

カーディオイド 71dB
スーパーカーディオイド 73dB
無指向性 80dB

ダイナミックレンジ

1 kΩ負荷, @ 1 kHz

96dB

同相除去

10 Hz~100 kHz

45dB, 最小

プリアンプ出力クリッピングレベル

@1% THD

–6 dBV (0.5 V)

極性

ダイヤフラムへの正の圧力により、XLR出力コネクタ ーの3番ピンに対して2番ピンに正電圧が生成され ます。

ミュートスイッチ

50~20000 Hz

–50dB最小

ロジック接続

LED IN アクティブロー (1.0 V以下)、TTL対応。絶対最大電圧:-0.7 V~50 V。
ロジックアウト アクティブロー (0.5 V以下)、最大20 mAまでシンク、TTL対応。絶対最大電圧:-0.7 V~24 V (3 kΩを介して最大50 V)。

ケーブル

MX392 シールド・オーディオペア3½ m固定ケーブルとロジックコントロール用コンダクター3個, 非端子
MX392BE シールド・オーディオペア3½ m固定ケーブルとロジックコントロール用コンダクター3個, 未処理端未、底面出口
MX393 3½ピン・オーディオコネクター付き3½ m取り外し式ケーブル

質量

172 g (0.38 lb)

環境条件

使用温度範囲 –18~57°C (0~135°F)
保存温度 –29~74°C (–20~165°F)
相対湿度 0~95%

使用電源

11~52  V DC, 2.0 mA

アクセサリー

付属品

Paint Maskペイントマスク

80C514

Switch Paint Maskスイッチペイントマスク

80A541

Set of 5 rubber pads with adhesive (MX392BE)

RPM470

交換パーツ

Black or White Omnidirectional Cartridge for all MX- (Microflex®) Models and WL183全MX- (Microflex®)モデルおよびWL183用無指向性カートリッジ(黒色または白色)

R183B

Black or White Cardioid Cartridge for WL185 and all MX- (Microflex®) ModelsWL185および全MX- (Microflex®)モデル用カーディオイドカートリッジ(黒色または白色)

R185B

12' Cable, 3-Pin Mini Connector (TA3F) to Male XLR, Used with MX3933.7mケーブル、3ピンミニチュアコネクター(TA3F) / オスXLR (MX393)

C129

Custom Logic Cable (specify length)カスタムロジックケーブル(長さ指定)

95B2509

12' Cable (5-Conductor, 2 Shielded) with threaded adapter on microphone end to bare end for MX392

C130

認証

該当するすべての欧州指令の必須要件を満たします。

CEマーク許可を取得。

CE適合宣言書はShure社またはShure社の欧州担当部より入手することができます。問い合わせ先についてはvisit www.shure.comを参照してください

CE適合宣言書は以下より入手可能です:www.shure.com/europe/compliance

ヨーロッパ認定代理店:

Shure Europe GmbH

ヨーロッパ、中東、アフリカ地域本部:

部門:EMEA承認

Jakob-Dieffenbacher-Str.12

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