Microflex®Advance™テーブルアレイは、役員会議室、ミーティングルーム、多目的スペースなどのAV会議環境向けの高品質なネットワーク対応卓上マイクロホンです。Shure DSPスイートはSteerable Coverage™という革新的な技術を備え、4つの独立したチャンネルで指向特性を選択して会議参加者の音声を捉えることができます。新しい画期的なトロイド指向特性は、マイクロホンの真上からの音を排除しつつ、360°のカバー範囲を実現します。マイクロホンは、Shure Designerソフトウェア、またはブラウザーベースのウェブアプリケーションを使用してコントロールします。このマイクロホンはDante™デジタルネットワークオーディオ、およびCrestron、AMXなどのサードパーティー製プリセットコントローラーとシームレスに統合し、インテグレーター、コンサルタント、会議参加者に等しく訴求できる高品質のAV会議を提供します。
① Danteオーディオ、電源、コントロール
1本のネットワークケーブルにより各マイクロホンからの4つの個々の音声チャンネルがDanteネットワークへ送出され、いずれのDante互換デバイスへもルーティングできます。
② アナログ音声(マイクロホンからネットワークへ)
ワイヤレスマイクロホンシステムや演壇上のグースネックマイクロホンといったアナログ機器は、Shureネットワークインターフェース(モデルANI4IN)を経由してDante™オーディオネットワークに接続することで、完全にネットワーク接続された会議システムが実現します。
③ ファーエンド音声(ネットワークからラウドスピーカーへ)
Dante™対応ラウドスピーカーやアンプは、ネットワークスイッチに直接接続します。アナログのラウドスピーカーとアンプは、Shureネットワークインターフェース(モデルANI4OUT)を経由して接続します。このユニットはDante™オーディオチャンネルをアナログ信号に変換し、4つの独立したXLRまたはブロックコネクター出力を提供します。
④ デバイスコントロールとDanteオーディオ
Dante ControllerおよびShure Designerを実行しているコンピューターでは以下のコントロールが可能:
コントロール:
ネットワークに接続されたコンピューターから、Shure Designerソフトウェアを使用してマイクロホンを制御します。カバー範囲、ミュート、LEDの動作、ゲイン、ネットワーク設定をリモートで制御できます。
音声:
Dante™ ControllerまたはShure Designerを使用して音声をルーティングします。Dante™ Virtual Soundcardを用いると、音声のモニタリングと録音をコンピューター上で直接実行できます。
マイクロホンには4つのチャンネルがあり、座席配置に基づいてそれぞれの向きを調整できます。各チャンネルは個別に指向特性とチャンネル設定を備えています。これらの設定は、Shure Designerソフトウェアまたはデバイスのウェブアプリケーションから制御できます。
Designerソフトウェアにより、従来の会議用マイクロホンよりも柔軟に配置することができます:
各チャンネルは一人ないし複数の発言者を収音できます。家具を柔軟に配置できる部屋では、同じネットワークに接続されていれば、様々な座席配置をカバーするためにマイクロホンを移動することができます。
注:設定は各マイクロホンに保存され、別のネットワークポートに接続した場合も保持されます。プリセットは、Designerソフトウェア、ウェブアプリケーションまたは外部コントロールシステムから呼び出して割り当てることができます。
4つの独立したチャンネルと指向特性により、テーブルの形状、サイズ、座席配置に合わせて収音範囲をカスタマイズすることができます。自動ミキシング機能によりファーエンドでの音声の明瞭度に影響する外部雑音(タイピング音や紙の擦れる音など)を低減します。
トロイド指向特性はマイクロホン上方からの直接的な音を排除することで、ビデオプロジェクターなどの不必要な雑音を低減します。単一指向性で得られるメリットを保持しながらも、すべての発言者を等しく収音する最も簡単な方法です。この特性を使用すると、音声は1つのチャンネルで送られます。したがって自動ミキシングが必要な場合は、マイクロホンはトロイド指向特性ではなく複数の指向特性を使用するように設定します。
すべての発言者を収音しながらも、天井に取り付けられたプロジェクターからの雑音を排除します。
1つのマイクロホンで5人以上の発言者がいるテーブルでは、トロイド指向特性によりすべての声を等しく聞くことができます。
大きなテーブルの場合は、マイクロホンを並べてすべての発言者を収音します。バランスよく収音し正確に向けるためにマイクロホンはテーブルの中心に配置します。最良の音質と明瞭度を得るには、各発言者それぞれがチャンネルを持てるように十分な数のマイクロホンを使用します。
10人で1つのテーブルを囲んでいる場合に各人が独立したチャンネルを得るためには、4つのマイクロホンで収音します。
大きなテーブルで2つのマイクロホンを使用する場合は、収音範囲が均等になるように配置します。トロイドまたは無指向性設定でテーブル全体をカバーします。
Designerの最適化ワークフローにより、少なくとも1つのマイクロホンと1つのオーディオプロセッサーを備えたシステムの接続プロセスを素早く行うことができます。また、最適化により、MXAネットワークミュートボタンがある部屋にミュートコントロールルートも作成されます。部屋で[最適化]を選択すると、Designerは次のことを行います。
デバイスの特定の組み合わせに対して、設定が最適化されます。設定をさらにカスタマイズすることもできますが、最適化ワークフローは出発点として適しています。
部屋を最適化した後は、ニーズに合わせて設定を確認および調整する必要があります。これらのステップには次のようなものがあります:
互換性のあるデバイス:
最適化ワークフローの使用方法:
デバイスを削除または追加した場合は、もう一度[最適化]を選択します。
Designer 4.2以降に適用されます。
デバイスをセットアップする前に、Designerを使用してファームウェアのアップデートを確認し、新機能や改善点を活用してください。また、ファームウェアは、ほとんどの製品にShure Update Utilityを使用してインストールできます。
更新するには:
ファームウェアをアップデートする際、すべてのハードウェアを同じファームウェアバージョンにアップデートして、一定した動作が得られるようにします。
すべてのデバイスのファームウェアは、MAJOR. MINOR. PATCH (例 1.2.14)の形式です。ネットワーク上のすべてのデバイスのファームウェアは、少なくともバージョン番号の「メジャー」と「マイナー」の部分が同じである必要があります(例 1.2.x)。
① ケーブル引き出し口
ケーブルをタブの下に沿って配線し、側面から引き出します。
② 下部ケーブル引き出し口
テーブルに常設する場合は、ケーブルをタブの下に沿って配線し、下部引き出し口を通して設置します。
注:底面より引き出す場合には、ケーブルプラグアクセサリーを使用します。
③ ネットワークポート
ネットワーク接続用RJ-45ジャック。
④ ネットワークステータスLED(緑色)
消灯= ネットワークリンクなし
点灯 = ネットワークリンク確立済み
点滅 = ネットワークリンクは動作中
⑤ ネットワーク速度LED(オレンジ)
消灯 = 10/100 Mbps
点灯 = 1 Gbps
⑥ リセットボタン
リセットボタンを押す場合には、ペーパークリップ等を使用します。
⑦ ミュートボタン
4つのタッチセンサー式ボタンにより各チャンネルのミュートステータスをコントロールします。
⑧ LEDライトリング
ミュートのステータスを示します。色と動作の状態は設定可能。
このデバイスが作動するにはPoEが必要です。デバイスはクラス0とクラス2の両方のPoEソースと互換性があります。
パワーオーバーイーサネットは次のいずれかの方法により利用できます:
You can adjust LED light ring settings using Shure Designer software or the device's web application.
In Designer, go to
.In the web application, go to
.Microphone Status | LED Behavior / Color |
---|---|
Active | Green (solid) |
Mute | Red (solid) |
Hardware identification | Green (flashing) Device identify: Entire light ring Channel identify: Light ring segment |
Firmware update in progress | Green (ring fills up, turns off, repeats) |
Reset |
Network reset: Red (rotates around ring) Factory reset: Blue (rotates around ring) |
Error | Red (split, alternate flashing). See the device event log for details. |
Device power-up | Blue (rotates around ring) |
Cable-exit plug (black) | 65A29429 |
Cable-exit plug (white) | 65B29429 |
Cable-exit plug (silver) | 65C29429 |
Mounting tube wing nut | 65A27351 |
Mounting tube | 31A2165 |
Rubber Isolation Ring | 66A405 |
Nylon cable ties (4) | 80A583 |
注:太いケーブルを取り付ける場合は、必要に応じてケーブル押さえを外します。ケーブルを設置した後で、元どおり取り付けます。
必要に応じて:蝶ナットの穴にケーブルタイを通してケーブルを固定します。
このプラグは、常設の場合にケーブルをテーブルの裏側に通して配線する際にケーブル引き出し口を覆うものです。
Shure Designerソフトウェアを使用してこのデバイスを制御できます。Designerにより、インテグレーターおよびシステムプランナーはMXAマイクロホンやその他のShureネットワークコンポーネントを使用したインストールのオーディオカバー範囲を設計できます。
Designerを使用すると、次のことができます。
Designerでデバイスにアクセスするには:
詳細情報とソフトウェアのダウンロードには次にアクセスしてください:www.shure.com/designer
Shureウェブサーバーディスカバリーアプリケーションは、ウェブベースのGUIを採用するネットワーク上のすべてのShureデバイスを検出します。以下のステップに従ってソフトウェアをインストールし、ウェブアプリケーションにアクセスします。
① Shureディスカバリーアプリケーションのインストール
www.shure.comからShureディスカバリーアプリケーションをダウンロードしてインストールします。これにより、必要なBonjourデバイスディスカバリーツールがコンピューターに自動的にインストールされます。
② ネットワークの接続
コンピューターとハードウェアが同じネットワーク上にあることを確認します。
③ ディスカバリーアプリケーションの起動
アプリケーションは、GUIを搭載したすべてのShureデバイスを表示します。
④ ハードウェアの識別
デバイスをダブルクリックし、ウェブブラウザー上でGUIを開きます。
⑤ デバイスのウェブアプリケーションのブックマーク作成(推奨)
デバイスのDNS名をブックマークすると、Shureディスカバリーアプリケーションを使用せずにGUIにアクセスできます。
ウェブアプリケーションは、すべてのHTML5に対応したブラウザーと互換性があります。最適なパフォーマンスのためには、ハードウェアアクセラレーションおよび使用していないプラグインを無効にすることをお勧めします。
ディスカバリーアプリケーションがインストールされていない場合、インターネットブラウザーにDNS名を入力することでウェブアプリケーションにアクセスできます。DNS名はユニットのモデルにMACアドレスの最後の3バイト(6桁)を組み合わせ、その後に.localを付けたものになります。
形式の例:ユニットのMACアドレスが00:0E:DD:AA:BB:CCの場合、リンクは次のように記述されます:
MXA310:http://MXA310-aabbcc.local
バウンダリーマイクロホンのユーザーインターフェースは、柔軟で詳細なマイクロホンコントロールを提供し、ほぼすべての部屋で良好な結果が得られます。デスクトップPCまたはモバイルデバイスのウェブブラウザーから以下のコントロール機能にすばやくアクセスできます:
マイクロホンには、以下の要素に基づく様々な会議スペースに対応するために複数の設定があります:
収音パターン | 指向特性 | 使用するケース |
---|---|---|
![]() 無指向性 |
全方向からの音を均一の感度で収音します | 参加者が動き回ったり、マイクロホンから離れた場所に追加の音源が配置される場合。無指向特性は、静かで管理された環境に適します。注: 無指向性のチャンネルは、オートミックスチャンネルに送られません。 |
![]() トロイド |
マイクロホン真上からの音を排除しつつ、マイクロホンの側面の音を収音します。 | 部屋に高いレベルの環境音があったり、上方からの雑音(ビデオプロジェクターなど)が問題になる場合。 |
![]() 双指向性 |
8の字パターンでマイクロホンの両側の音を収音します。 | 2人の発言者が向かい合っている場合、テーブルでそれぞれ向かい合って座っている場合。双指向性は、2人の発言者の設定よりも優れた収音軸外排除性能を備えていますが、各発言者に対して個々にゲイン調整を行うことができません。 |
![]() 1人、2人、3人、4人の発言者 |
各収音エリアは、独立した指向性コントロールを備えています。各収音エリアの発言者の人数、テーブルのサイズや形状をもとに、指向特性を選択します。利用できる指向特性:
|
座席の配置が変わりそうになく、最大のノイズ排除性およびチャンネル間の分離が必要な場合。この設定は、オートミックスでの使用に最適です。 |
収音パターンはすべて(無指向性およびトロイドを除く)個々の発言者に直接向けることができるので、室内環境音を最小にして明瞭度を高められます。構成メニューで、チャンネルを選び、ドラッグして収音ローブの向きを設定します。ワークスペースの右側にあるチャンネルプロパティメニューで、角度を15°ずつ調整することもできます。
チャンネルを追加または削除するには次を開いてください 構成.
チャンネルを削除するとそのチャンネルのEQまたはゲイン設定も削除されます。
プリセットを使用すると設定のすばやい保存や呼び出しができます。様々な座席配置に合わせて、各デバイスには最大10種類のプリセットを保存できます。プリセットには、デバイス名、IP設定、およびパスワードを除き、すべてのデバイス設定が保存されます。新しい設置へのプリセットのインポートとエクスポートを行うことにより、時間を節約し、ワークフローを改善することができます。プリセットが選択されている場合、プリセットメニューの上に名前が表示されます。変更が行われると、名前の横にアスタリスク (*) が表示されます。
注:工場出荷時設定に戻すには、デフォルト設定プリセットを使用します(デバイス名、IP Settings、およびPasswordsを除く)。
次のプリセットメニューを開いて、プリセットオプションを表示します:
プリセットとして保存: | デバイスへの設定を保存します |
プリセットをロード: | デバイスから設定を開きます |
ファイルからインポート: | コンピュータからプリセットファイルをデバイスにダウンロードします。ファイルは、ブラウザを介して選択するか、インポートウィンドウにドラッグすることができます。 |
ファイルにエクスポート: | デバイスのプリセットをコンピュータに保存します |
収音範囲を構成する時には、テンプレートをスタートポイントとして使ってください。 テンプレートは収音範囲を調整するだけで、ゲインレベル等の他の設定には影響を及ぼしません。
Microflex ®上の入力ゲインレベル 全ての座席配置構成での最適ゲイン構造を得るためには、 Advance マイクロホンでのゲインレベルは保存されている各収音プリセットに対し設定される必要があります。パフォーマンスを最大限に高めるには、オートミックス設定に変更を加える前に、必ずレベルを調整します。
四つのマイクロホンチャンネルの各チャンネルは独立したゲインコントロールを備えています。これは会議の参加者はマイクロホンから異なる距離にいる場合は便利です。
マイクロホンが長方形のテーブルの中心に配置されている場合には、チャンネルゲインでレベルを調整して不均一な距離を補正します。
別々の目的に利用できる二つの異なるゲインフェーダーがあります:
チャンネルゲイン(ゲート前)
調整するには次を開いてください。 チャンネル. これらのフェーダーはオートミックサーに届く前にチャンネルのゲインに影響しますのでオートミックサーのゲーティング判定に影響します。。ここでゲインを高めるのはローブを音声源により敏感になります。ここでゲインを低減するのはローブの感度を下げてゲートはオンになる確率を下げます。直接出力のみを使っている場合はこのフェーダーのみが必要です。
オートミックス ゲイン(ゲート後)
調整するには次を開いてください。
. これらのフェーダーはローブがゲートオンになってからのチャンネルのゲインを調整します。ここでゲインを調整ることはオートミックサーのゲーティング判定に 影響 しない 。オートミックサーの衝動に満足している場合にのみ話者のゲインを調整するためにこれらのフェーダーを使ってください。注: 次での
レベルメーターはゲート前のチャンネルゲインのみを表示しますが、 フェーダーはゲート後のチャンネルゲインを調整します。ミュートグループまたはフェーダーグループにチャンネルを追加すると、対応するコントロールはすべてリンクされます。例えば、チャンネル1、2、3をミュートグループに追加すると、それらのチャンネルのいずれかをミュートするとグループ化されたすべてのチャンネルがミュートされます。
システムを構成するためにShure Designerソフトウェアを使用している場合、このトピックの詳細については、Designerのヘルプセクションを確認してください。
対応するLEDの点滅によりマイクロホン上のチャンネルを識別できます。これによりレベルやイコライザーが意図したチャンネルを調整しているかをすばやく確認できます。
ライトリングを点滅させてマイクロホンを識別するには、デバイスのオプションセクションにある識別ボタンを使用します。
ライトリングは、部屋や企業内の規定あるいはデザインポリシーに合わせて設定できます。
明るさ | LEDライトリングの明るさのレベルを調整します |
ライティングスタイル |
セグメントでは個々のチャンネルに分割されます。 リングでは環状となります |
オートミックスのゲーティングを表示 | チャンネルがオフということを表示します(音声信号がゲートスレッショルどを下回っています)。有効にすると、ライティングスタイルは自動的にセグメントモードに変わります。 オフ:チャンネルのゲートがオフになるとLEDライトリングは消灯します。 ミュート色に追従:チャンネルのゲートがオフになると、LEDライトリングはミュートに割り当てられた色に変わります。 |
ミュート解除動作 | マイクロホンがアクティブな時のLED動作 |
ミュート解除の色 | マイクロホンがアクティブな時のLEDの色 |
ミュート動作 | マイクロホンがミュートの時のLED動作 |
ミュートの色 | マイクロホンがミュートの時のLEDの色 |
パラメトリックイコライザーで周波数特性を調整し、音質を最大限に高めます。
イコライザーの一般的用途:
全てのEQフィルターをオフにするにはすべてのEQをバイパスを選択してください。
システムを構成するためにShure Designerソフトウェアを使用している場合、このトピックの詳細については、Designerのヘルプセクションを確認してください。
周波数特性グラフのアイコンを操作するか、数値を入力してフィルター設定を調整します。フィルターの横にあるチェックボックスでフィルターを無効にできます。
フィルターの種類
一番最初と最後の帯域のみフィルタータイプが選択できます。
パラメトリック:カスタマイズ可能な周波数範囲内の信号を減衰またはブーストします
ローカット:選択した周波数以下の音声信号をロールオフします
ローシェルフ:選択した周波数以下の音声信号を減衰またはブーストします
ハイカット:選択した周波数以上の音声信号をロールオフします
ハイシェルフ:選択した周波数以上の音声信号を減衰またはブーストします
周波数
カット/ブーストするフィルターの中心周波数を選択します
ゲイン
フィルターのレベルを調整します(+/- 30 dB)
Q
フィルターの影響を受ける周波数範囲を調整します。この値が大きくなるにつれ、帯域幅は狭くなります。
幅
フィルターの影響を受ける周波数範囲を調整します。値はオクターブで表されます。
注:Qおよび幅のパラメーターは、同じ形で等化曲線に影響を及ぼします。相違点は、値の表示方法のみです。
これらの機能を使用すると、前のインストールから有効なイコライザー設定を使用することが簡単になったり、設定時間を短縮できたりします。
複数のチャンネルすべてに対して、同じPEQ設定を適用するのに使用します。
コンピューター上のファイルからPEQ設定を保存して読み込むのに使用します。これは、システムのインストールに使用するコンピューター上に再使用可能な設定のライブラリを作成するのに役立ちます。
エクスポート
PEQ設定を保存するチャンネルを選択し、ファイルにエクスポートを選択します。
インポート
PEQ設定を読み込むチャンネルを選択し、ファイルからインポートを選択します。
音声の明瞭度を改善するための高域ブーストといったシステム全体の変更にはオートミックスEQを用います。特定のチャンネルを調整するにはチャンネルEQを使用します。例えば、あるチャンネルだけで拾われている不必要な雑音を低減する場合に用います。
会議室の音響は部屋の大きさ、形、建築材料に左右されます。以下の表のガイドラインを使用してください。
EQ用途 | 推奨設定 |
---|---|
音声了解度改善のための高域ブースト | ハイシェルフフィルターを加えて、1 kHzよりも3~6 dB程度高めます。 |
空調雑音の低減 | ローカットフィルターを加えて、200 Hz以下の周波数を減衰させます。 |
フラッターエコーおよびシビランスの低減 | 部屋を「煽る」特定の周波数範囲を特定します:
|
部屋の反響や共鳴音を低減します | 部屋を「煽る」特定の周波数範囲を特定します:
|
ローカットフィルターは低域周波数をロールオフして、テーブルの振動、空調システム、環境雑音からの不要な雑音を低減します。
有効にするにはウェブアプリケーションを開き、デバイスのオプションセクションにあるローカットフィルターボタンを選びます。
マイクロホンには、マイクロホンの端の周りにタッチに敏感な4つのミュートボタンがあります。いずれかのボタンを押すとデバイス全体がミュートします。Shure Designerソフトウェアまたはウェブアプリケーションを使用すると、チャンネルを個々にミュートできます。ライトリングがセグメントを表示するよう設定されている場合は、個々のチャンネルのミュート状態がデバイス上に表示されます。リングに設定されている場合は、ライトリングはデバイスのミュート状態だけを表示します。
Designerでボタンのプロパティを調整するには、
に進みます。ウェブアプリケーションでボタンのプロパティを調整するには、
に進みます。ミュートコントロール機能
ミュートコントロールモード
デフォルトトグル状態
電源投入時にマイクロホンがミュートされるかアクティブになるかを決定します
音声は、アメリカ国立標準技術研究所(NIST)の公表文献FIPS-197の規定に従い、Advanced Encryption Standard(AES-256)を使用して暗号化されています。暗号化をサポートするShureデバイスでは、接続のためにパスフレーズを入力する必要があります。サードパーティデバイスでは暗号化がサポートされていません。
Designerでは、部屋内のすべてのデバイスに対する暗号化はライブモードで次を選択した場合にのみ有効にできます。
。ウェブアプリケーションで暗号を有効化するには:
重要:暗号化を有効にするには:
このチャンネルはすべてのチャンネルの音声を自動でミキシングし、使いやすいシングル出力にします。オートミックスチャンネルはDanteコントローラーにより希望する出力にへルートする必要があります。
注: トロイド指向特性を使用している場合はオートミックスは無効となります。逆に、オートミックスが有効な場合はトロイド指向特性は選べません。
オートミックスの有効化と設定の修正:
チャンネル画面で設定を修正するには:
ラストマイクをオンのままにする | 最後に使用されたマイクロホンのチャンネルをアクティブのままにします。この機能は、信号に自然な部屋の音を維持することで、音声信号が途切れていないことをファーエンドの参加者が知ることができます。 |
ゲート感度 | ゲートが開くスレッショルドレベルを変更します。 |
オフアッテネーション | チャンネルがアクティブでない時の信号の減衰レベルを設定します。 |
ホールド時間 | レベルがゲートスレッショルドを下回った後で、チャンネルが開いたままとなる時間を設定します。 |
最大オープンチャンネル数 | 同時にアクティブになる最大チャンネル数を設定します。 |
優先度 | 選択した場合は、最大オープンチャンネル数に関係なく、このチャンネルのゲートがアクティブになります。 |
オートミックスゲインメーター | これが有効になっている場合はゲインメータをリアルタイムでのオートミックスゲーティングを表示するように変更します。ゲートを開くチャンネルはゲートが閉じた(減衰された)チャンネルよりミックスでの高いゲインを表示します。 |
クラシックモードはShure SCM820オートミキサーを再現します(デフォルト設定)。高速動作、シームレスチャンネルゲーティング、一定の周囲音レベルのオートミキサーとして知られています。このモードでのオフアッテネーションは、オープンチャンネルの数にかかわらず、各チャンネル-12 dBに固定されています。
スムーズモードでは、オープンチャンネルの数に応じて各チャンネルのオフアッテネーション設定が変わります。可変ゲインストラクチャは、チャンネル数が多い場合のノイズの低減に有効です。使用されるチャンネルが少ない場合は、オフアッテネーションを低くすることにより、透明度の高いゲーティングが得られます。
動作チャンネルの数 | オフアッテネーション(dB) |
2 | -3.0 |
3 | -4.8 |
4 | -6 |
カスタムモードでは、すべてのオートミックスパラメーターをコントロールできます。このモードは、特定のアプリケーションに合わせるために、プリセットモードのいずれかを調整する必要がある場合に役に立ちます。スムーズモードまたはクラシックモードでパラメーターを変更すると、自動的にカスタムモードとなります。
マニュアルモードではすべてのアクティブなトラックを足し合わせ、サミングされた信号を1つのDante出力に送ります。これにより、オートミックスを有効にすることなく、拡声や録音用の信号をルーティングするオプションを提供します。標準モニタリングビューのフェーダー設定がサミング出力に適用されます。
ミュート同期により、会議システム内の接続されているすべてのデバイスが、信号パス内の正しいポイントで同時にミュートまたはミュート解除されます。ミュートステータスは、ロジック信号またはUSB接続を使用してデバイスで同期されます。
ミュート同期を使用するには、すべてのデバイスでロジックが有効になっていることを確認してください。
Designerの[最適化]ワークフローにより、必要なすべてのミュート同期設定が構成されます。
互換性のあるShureロジックデバイス:
ミュート同期をオンにするには:
この設定を使用して、MXA310のミュートボタンを押してP300をミュートします。P300の信号チェーンでは、AECが収束したままになるように、DSPの後にミュートが行われます。
特定のミュート同期の実装方法については、FAQを参照してください。
Danteデジタルオーディオは、標準イーサネットで伝送され、標準インターネットプロトコルで動作します。Danteは低レイテンシー、タイトクロック同期、QoSを備え、各種Danteデバイスに信頼性の高い音声トランスポートを行います。Danteオーディオは、ITやコントロールデータと同じネットワークに安全に共存することができ、あるいは専用ネットワークを使用するように構成することもできます。
スイッチとケーブルによって音声ネットワークのパフォーマンスが決まります。高品質のスイッチとケーブルを使用して、音声ネットワークの信頼性を高めます。
ネットワークスイッチには次のものが必要です。
イーサネットケーブルは次のようになります。
詳細については、回避するスイッチに関するFAQを参照してください。
このデバイスは、Dante Domain Managerソフトウェア(DDM)と互換性があります。DDMは、DanteネットワークおよびDante対応製品のユーザー認証、役割ベースのセキュリティ、および監査機能を有効にするネットワーク管理ソフトウェアです。
DDMによって制御されるShureデバイスの考慮事項:
詳細については、Dante Domain Managerドキュメントを参照してください。
AES67はさまざまなIP音声技術を使用するハードウェアコンポーネント間の通信を可能にするネットワーク音声標準です。このShureデバイスはAES67をサポートし、ライブ音声、統合設置およびブロードキャスト用のネットワークシステム内での互換性を向上させます。
次の情報は、AES67信号の送受信に不可欠なものです。
Shure製デバイスの対応状況: | デバイス2の対応状況: | AES67の対応状況 |
---|---|---|
DanteとAES67 | DanteとAES67 | Dante以外には未対応。 |
DanteとAES67 | Danteを使用しないAES67。他のオーディオネットワーキングプロトコルは使用できます。 | 対応。 |
個別のDanteとAES67フローは同時に操作できます。フローの総数は、デバイスのフロー上限によって決定されます。
すべてのAES67設定は、Dante Controllerソフトウェアで管理されます。詳細については、『Dante Controllerユーザーガイド』を参照してください。
サードパーティ製デバイスの場合:ハードウェアがSAPに対応している場合、デバイスが使用しているルーティングソフトウェアでフローが識別されます。SAPに未対応の場合、AES67フローを受け取るには、AES67セッションのIDとIPアドレスが必要となります。
Shureデバイスの場合:送信デバイスがSAPに対応している必要があります。Dante Controllerで、送信機(IPアドレスで表示される)は、他のDanteデバイスと同様にルーティングできます。
QoS設定によりネットワーク上の特定のデータパケットを優先させることで、負荷の大きい大規模ネットワークにおいて信頼性の高い音声配信を確保します。この機能は、多くのマネージドネットワークスイッチに備わっています。必須ではありませんが、QoS設定をすることをお勧めします。
注:サービスの中断を避けるため、変更はネットワーク管理者に依頼してください。
QoS値を割り当てるには、スイッチインタフェースを開き、次の表を使用してDante®に関連付けられているキュー値を割り当てます。
優先度 | 用途 | DSCPラベル | 16進数 | 10進数 | 2進数 |
---|---|---|---|---|---|
高 (4) | タイムクリティカルPTPイベント | CS7 | 0x38 | 56 | 111000 |
中 (3) | オーディオ、PTP | EF | 0x2E | 46 | 101110 |
低 (2) | (予約済み) | CS1 | 0x08 | 8 | 001000 |
なし (1) | その他のトラフィック | BestEffort | 0x00 | 0 | 000000 |
注:スイッチの管理はメーカーやスイッチタイプによって異なることがあります。個々の設定の詳細については、メーカーの製品ガイドを参照してください。
Danteの要件およびネットワークについては、www.audinate.comを参照してください。
PTP(高精度時間プロトコル):ネットワーク上のクロックを同期するために使用されます
DSCP(DSコードポイント):レイヤー3のQoS優先度付けに使用される標準の識別方法です
Danteフローは、あるDanteデバイスから別のDanteデバイスに音声をルーティングするたびに作成されます。1つのDanteフローには、最大4つの音声チャンネルを含めることができます。例えば、使用可能な5つのチャンネルすべてをMXA310から別のデバイスに送信すると、1つのフローに最大4つのチャンネルを含めることができるため、2つのDanteフローが使用されます。
各Danteデバイスには、特定の数の送信フローと受信フローがあります。フローの数は、Danteプラットフォームの機能によって決まります。
ユニキャストおよびマルチキャスト伝送設定は、デバイスが送受信できるDanteフローの数にも影響します。マルチキャスト伝送を使用すると、ユニキャストフローの制限を解決するのに役立ちます。
Shureデバイスは、異なるDanteプラットフォームを使用しています。
Danteプラットフォーム | プラットフォームを使用したShureデバイス | ユニキャスト送信フロー制限 | ユニキャスト受信フロー制限 |
---|---|---|---|
Brooklyn II | ULX-D、SCM820、MXWAPT、MXWANI、P300、MXCWAPT | 32 | 32 |
Brooklyn II(SRAMなし) | MXA920、MXA910、MXA710、AD4 | 16 | 16 |
Ultimo/UltimoX | MXA310、ANI4IN、ANI4OUT、ANIUSB-MATRIX、ANI22、MXN5-C | 2 | 2 |
DAL | IntelliMix Room | 16 | 16 |
Danteフローの詳細については、よくある質問やAudinateからご覧ください。
Shureデバイスをネットワークに接続する場合は、次のベストプラクティスを使用します。
このShureデバイスは2つのIPアドレスを使用します。1つがShureコントロールに、もう1つがDanteオーディオおよびコントロールに必要となります。
Designerでこれらの設定にアクセスするには、
に移動します。IP設定
選択したネットワークインターフェースのIPモードを設定します:
IP設定
各ネットワークインターフェースのIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイを表示し編集します。
MACアドレス
ネットワークインターフェースの固有の識別番号。
IP設定はShure Designerソフトウェアで管理します。初期設定では、自動(DHCP)モードに設定されています。DHCPモードでは、デバイスはDHCPサーバーからIP設定を受け取り、またはDHCPがない場合には自動的にリンクローカル設定へフォールバックします。また、IPアドレスは手動で設定することもできます。
IPプロパティを設定するには、以下のステップに従ってください。
IPアドレスを手動で割り当てるには、次の手順に従います。
レイテンシーとは、デバイスの出力へとシステム内を移動する信号が要する時間量です。デバイスとチャンネル間のレイテンシー時間の変化に対応するため、Danteにはレイテンシー設定が選択できるようになっています。同じ設定を選択した場合、ネットワーク上のすべてのDanteデバイスは確実に同期できます。
これらのレイテンシー値を出発点として使用してください。設定で使用する正確なレイテンシーを決定するには、設定を割り当て、Danteオーディオをデバイス間で送信し、AudinateのDanteコントローラーソフトウェアを使用してシステムの実際のレイテンシーを測定します。続いて、利用できる最も近いレイテンシー設定に端数を切り上げて、それを使用します。
レイテンシーの設定を変更するには、AudinateのDanteコントローラーソフトウェアを使用します。
レイテンシーの設定 | スイッチの最大数 |
---|---|
0.25 ms | 3 |
0.5 ms(初期設定) | 5 |
1 ms | 10 |
2 ms | 10+ |
パケットブリッジを使用すると、外部のコントローラーがShureデバイスのコントロールインターフェイスからIP情報を取得できます。パケットブリッジにアクセスするには、ShureデバイスのDanteインターフェイスで、外部コントローラーがクエリーパケットをunicast UDP*からport 2203に送信する必要があります。
注:最大許容ペイロードは140バイトです。どのようなコンテンツでも許可されます。
バイト | コンテンツ |
---|---|
0~3 | IPアドレス(ネットワーク順で32ビット符号なし整数型) |
4~7 | サブネットマスク(ネットワーク順で32ビット符号なし整数型) |
8~13 | MACアドレス、6バイトのアレイ |
注:通常のネットワーク上では、Shureデバイスは1秒以内に応答します。応答がない場合、送信先IPアドレスとポート番号を確認してからクエリーを再送してください。
*UDP: ユーザー・データグラム・プロトコル
パケットブリッジでは、クロスサブネットコマンド文字列を使用できません。
Port | TCP/UDP | Protocol | Description | Factory Default |
---|---|---|---|---|
21 | TCP | FTP | Required for firmware updates (otherwise closed) | Closed |
22 | TCP | SSH | Secure Shell Interface | Closed |
23 | TCP | Telnet | Not supported | Closed |
53 | UDP | DNS | Domain Name System | Closed |
67 | UDP | DHCP | Dynamic Host Configuration Protocol | Open |
68 | UDP | DHCP | Dynamic Host Configuration Protocol | Open |
80* | TCP | HTTP | Required to launch embedded web server | Open |
443 | TCP | HTTPS | Not supported | Closed |
2202 | TCP | ASCII | Required for 3rd party control strings | Open |
5353 | UDP | mDNS† | Required for device discovery | Open |
5568 | UDP | SDT (multicast)† | Required for inter-device communication | Open |
57383 | UDP | SDT (unicast) | Required for inter-device communication | Open |
8023 | TCP | Telnet | Debug console interface | Closed |
8180 | TCP | HTML | Required for web application (legacy firmware only) | Open |
8427 | UDP | SLP (multicast)† | Required for inter-device communication | Open |
64000 | TCP | Telnet | Required for Shure firmware update | Open |
*These ports must be open on the PC or control system to access the device through a firewall.
†These protocols require multicast. Ensure multicast has been correctly configured for your network.
See Audinate's website for information about ports and protocols used by Dante audio.
Shureのネットワーク会議システムは、Microflex Advanceマイクロホンとネットワークインターフェースで構成され、すべてはDanteネットワーク上で動作します。ネットワークスイッチ、コンピューター、ラウドスピーカー、オーディオプロセッサーなどの追加的なハードウェアについては、後述のハードウェアコンポーネントインデックスにて説明します。
下図におけるShureコンポーネント:
Microflex Advanceマイクロホン
MXA910およびMXA310はDante出力を備え、ネットワークスイッチに直接接続できます。
オーディオネットワークインターフェース
このインターフェースは、ラウドスピーカーやアナログマイクロホンなどのアナログ機器をネットワークに接続するために使用します。
ANI4IN:4つのアナログ信号(XLRモデルまたはブロックコネクターモデルから選択可能)をDanteデジタルオーディオ信号に変換します。
ANI4OUT:ネットワークからの4チャンネルのDanteオーディオをアナログ信号に変換します。
この図は、ネットワーク会議システム上の信号経路全体を示したものです。ニアエンドとファーエンドからの信号は、電話システムに接続されたオーディオプロセッサー、またはインターネットに接続されたコンピューターを通じて交換されます。アナログマイクロホンはShure ANI4INを経由しネットワークに接続し、ラウドスピーカーはShure ANI4OUTを経由して接続します。
この図は、ビデオコーデックを通じて通信する2つの部屋でMicroflex Advanceコンポーネントを使用した場合の例です。
音声およびハードウェアの設定は、同じネットワークに接続されたコンピューターにより管理します。
各Microflex Advanceコンポーネントは、音質を最適化するためのミキシングおよび構成ツールを提供するウェブアプリケーションを備えています。
Shureネットワークインターフェース(ANI4IN/ANI4OUT)を通じてネットワークに接続されたアナログ機器は、追加的なリモートコントロールが付加されます:音量レベル、イコライザー、信号ルーティングをウェブアプリケーションを通じて管理できます。例えば、通常はハードウェアで行われるラウドスピーカーの音量調整やワイヤードマイクロホンのミュートを、ネットワーク経由でリモートコントロールできます。
Dante ControllerまたはShure Designerソフトウェアを使用して信号ルーティングを管理できます。
これらの使用例は、会議室、集会室、多目的スペースにどのようにShureデバイスが収まるかを理解するのに役立ちます。
それぞれの図には以下が含まれます:
これらの使用例に含まれるすべてのShureデバイスはパワーオーバーイーサネット(PoE、クラス 0)の電源を必要とします。ケーブルおよびネットワークスイッチの要件の詳細については、「ネットワーキングおよびDante」セクションを参照してください。
① アレイマイクロホンからShure MXWANIへ
ネットワークケーブルを用いてマイクロホンの出力をMXWANIのポート1に接続します。ポート1は必要なパワーオーバーイーサネット(PoE)を提供します。
② コンピューターからShure MWXANIへ
ネットワークケーブルを用いてANIのポート2またはポート3とコンピューターを接続し、アレイマイクロホンとその他ネットワークされたコンポーネントをコントロールできるようにします。
③ Shure ANIアナログ出力からオーディオプロセッサーへ
ステップ1:Dante Controllerソフトウェアで信号をルーティングする
マイクロホン(Dante送信機器)からのチャンネルをMXWANIチャンネル(Dante受信機器)にルーティングします。これにより、アナログ出力を経由して伝送される個々のチャンネルが確立されます。
ステップ2:MXWANIの出力をプロセッサーの入力に接続する
MXWANIのブロックコネクター出力は、デジタル信号処理(アコースティックエコーキャンセレーションなど)を行うプロセッサーの入力にバランスの音声信号を送ります。
④ ファーエンドへの接続
オーディオプロセッサーをVOIPサーバーまたは電話回線に接続し、ニアエンドとファーエンドとの間で音声を送受信します。
⑤ ファーエンドからアンプへの音声
ファーエンドの音声をオーディオプロセッサーの出力からアンプにルーティングします。
⑥ 増幅した音声信号をラウドスピーカーへ
ラウドスピーカーをアンプに接続し、ファーエンドからの音声を聞きます。
① アレイマイクロホンからネットワークスイッチへ
マイクロホンの出力をネットワークケーブルでパワーオーバーイーサネット(PoE)を供給するスイッチのいずれかのポートに接続します。
② コンピューターからネットワークスイッチへ
コンピューターをネットワークスイッチに接続し、マイクロホンとその他のネットワークされたコンポーネントをコントロールできるようにします。
③ ネットワークスイッチからDanteオーディオプロセッサーへ
Danteオーディオプロセッサーをネットワークスイッチに接続することで、以下の機能が提供されます:
④ ファーエンドへの接続
オーディオプロセッサーからの出力をVOIPサーバーまたは電話回線に接続し、ニアエンドとファーエンドとの間で音声を伝送します。
⑤ ファーエンドからアンプへの音声
ファーエンドの音声をオーディオプロセッサーの出力からアンプにルーティングします。
⑥ 増幅した音声信号をスピーカーへ
スピーカーをアンプに接続し、ファーエンドからの音声を送ります。
この例では、MXA310マイクロホン2台で合計8つのDanteオーディオチャンネルを使用します。2台のネットワークインターフェースを使用し、Danteチャンネルはアコースティックエコーキャンセレーションのためにアナログ信号に変換されます。
① マイクロホンからネットワークスイッチへ
アレイマイクロホンの出力をネットワークケーブルでパワーオーバーイーサネット(PoE)を供給するスイッチのいずれかのポートに接続します。
② コンピューターからネットワークスイッチへ
コンピューターをネットワークスイッチに接続し、ソフトウェアコントロールパネルからアレイマイクロホンやその他のネットワークされたコンポーネントをコントロールできるようにします。
③ ANI4OUT(デジタルからアナログへの変換)
ネットワークスイッチから:ネットワークケーブルを用いてそれぞれのANI4OUTをネットワークスイッチに接続します。1台のANI4OUTは4チャンネルのDante音声を受信し、4つのアナログ信号に変換して、XLR出力またはブロックコネクターから出力します。2台使用すると、マイクロホンからの8チャンネルをすべて音声処理デバイスのアナログ入力に接続できます。
処理デバイスへ: ANI4OUT出力を処理デバイス入力にルーティングしてデジタル信号処理(アコースティックエコーキャンセレーション)を行います。
④ ファーエンドへの接続
オーディオプロセッサーからの出力をVOIPサーバーまたは電話回線に接続し、ニアエンドとファーエンドとの間で音声を伝送します。
⑤ ファーエンドからアンプへの音声
ファーエンドの音声をオーディオプロセッサーの出力からアンプにルーティングします。
⑥ 増幅した音声信号をスピーカーへ
スピーカーをアンプに接続し、ファーエンドからの音声を送ります
① マイクロホンからネットワークスイッチへ
マイクロホンの出力をネットワークケーブルでパワーオーバーイーサネット(PoE)を供給するスイッチのいずれかのポートに接続します。
② コンピューターからネットワークスイッチへ
コンピューターをネットワークスイッチに接続し、ソフトウェアコントロールパネルからアレイマイクロホンやその他のネットワークされたコンポーネントをコントロールできるようにします。コンピューターではDante Virtual Soundcard、Dante Controller、およびウェブ会議ソフトウェアも実行されます。
③ ネットワークスイッチからANI4OUTへ
ネットワークケーブルを用いてそれぞれのANI4OUTをネットワークスイッチに接続します。各インターフェースは4チャンネルのDanteオーディオを受信し、4つのアナログ信号に変換して、XLR出力またはブロックコネクター出力から出力します。
④ ファーエンドからアンプへの音声
ファーエンドの音声をアンプにルーティングします。
⑤ 増幅した音声信号をラウドスピーカーへ
ラウドスピーカーをアンプに接続し、ファーエンドからの音声を送ります。
① マイクロホンからネットワークスイッチへ
マイクロホンの出力をネットワークケーブルでパワーオーバーイーサネット(PoE)を供給するスイッチのいずれかのポートに接続します。
② コンピューターからネットワークスイッチへ
コンピューターをネットワークスイッチに接続し、ソフトウェアコントロールパネルからアレイマイクロホンやその他のネットワークされたコンポーネントをコントロールできるようにします。
③ ANI4OUT(デジタルからアナログへの変換)
それぞれのANI4OUTは4チャンネルのDanteオーディオを受信し、4つのアナログ信号に変換して、XLR出力またはブロックコネクターから出力します。
入力:ネットワークケーブルでANI4OUTをネットワークスイッチに接続します
出力:アナログ出力をビデオコーデックのオーディオ入力に接続します
④ ファーエンドへのビデオコーデックの接続
適切なネットワークにコーデックを接続し、ファーエンドと接続します。
⑤ ファーエンドからアンプへの音声
ファーエンドの音声をビデオコーデックの音声出力からアンプにルーティングします。
⑥ 増幅した音声信号をスピーカーへ
スピーカーをアンプに接続し、ファーエンドからの音声を送ります。
このデバイスはネットワークからロジックコマンドを受け取ります。Designerによりコントロールされるパラメーターの多くは、適切なコマンド文字列を使用することでサードパーティ製のコントロールシステムからコントロールできます。
一般的な用例:
コマンド文字列の完全なリストは、次の場所にあります。
The reset button is located inside a small hole in the lower half of the microphone. Use a paperclip or other small tool to press the button.
There are 2 reset functions:
Network reset (press button for 4-8 seconds)
Resets all Shure control and audio network IP settings to factory defaults. Red LED rotates around ring.
Full factory reset (press button for longer than 8 seconds)
Restores all network and web application settings to the factory defaults. Blue LED rotates around ring.
To simply revert settings without a complete hardware reset, use one of the following options:
Reboot Device ( ): Power-cycles the device as if it were unplugged from the network. All settings are retained when the device is rebooted.
Default Settings (
): Restores audio settings back to factory settings (excluding device name, IP settings, and passwords).問題 | 解決策 |
---|---|
Google Chromeブラウザでソフトウェアの遅延が生じる | 問題はブラウザに関連しています。Chromeでハードウェアアクセラレーションオプションをオフにします。 |
音がこもったり、うつろに響いたりする |
|
マイクロホンがデバイス検出に表示されない |
|
音声が聞こえない、または音量が小さい/音に歪みがある |
|
ライトが点灯しない | 非点灯モードが有効になっているかどうか、またはライトリング設定がオフになっているかどうかチェックします。 |
オートミキシングが無効になっているか、チャンネルが欠落しています |
|
マイクロホンの電源が入らない |
|
必要な情報が見つからなかった場合は、カスタマーサポートまでお問い合わせください。
すべてのチャンネルが個別に調整可能
カーディオイド, ハイパーカーディオイド, スーパーカーディオイド, トロイド, 無指向性, 双指向性
RJ45
パワーオーバーイーサネット(PoE), クラス0
4W, 最大
362 g (0.8 lb)
高さ×幅×奥行き
3.6 x 13.4 x 13.4 cm ( 1.4 x 5.3 x 5.3 インチ)
HTML5ブラウザベース
−6.7°C (20°F) ~ 40°C (104°F)
−29°C (-20°F) ~ 74°C (165°F)
100 ~ 20,000 Hz
チャンネル数 | 5 合計チャンネル数 ( 4 独立 送信チャンネル, 1 オート ミキシング 送信チャンネル) |
サンプリングレート | 48 kHz |
ビット深度 | 24 |
@1 kHz, , -15dB ゲインの設定
-21 dBFS/Pa
1% THDで1 kHz, -15dB ゲインの設定
115.2 dB SPL
基準 94 dB SPL、1 kHz, -15dB ゲインの設定
カーディオイド | 75dB |
トロイド | 67dB |
Danteレイテンシーは含まず
<1 ms
-15dB ゲインの設定
カーディオイド | 19.2 dB SPL-A |
トロイド | 26.8 dB SPL-A |
-15dB ゲインの設定
カーディオイド | 96dB |
トロイド | 90 dB SPL |
チャンネル毎 | イコライザー (4バンドパラメトリック) , ミュート, ゲイン ( 140dB 範囲) |
システム | オート ミキシング, ローカットフィルタ ( -12 dB/オクターブ @ 150 Hz) |
Cat 5e以上 (シールドケーブル推奨)
周波数特性は60 cm(2フィート)の距離で測定されたものです。
Hypercardioid
Supercardioid
Toroid
Omnidirectional
Cardioid
Bidirectional
Flush mounting tray kit (aluminum) | A310AL-FM |
Flush mounting tray kit (black) | A310B-FM |
本機器はプロオーディオ用途での使用を目的としています。
注:このデバイスは公共のインターネットネットワークに直接接続されることを意図していません。
環境E2へのEMC適合:業務用および軽産業用。テストは、同梱および推奨のケーブル使用に基づきます。シールド(スクリーン)型以外のケーブルを使用した場合はEMC性能が低下します。
Shure社によって明示的に承認されていない変更または修正を加えると、この機器を操作する 権利が無効になります。
産業のカナダICES-003コンプライアンスレベル:CAN ICES-3 (B)/NMB-3(B)
FCCパート15Bの認証条項により認可。
電池、パッケージ、電子廃棄物については地域のリサイクル方法に従ってください。
Dante is a registered trademark of Audinate Pty Ltd.
This equipment has been tested and found to comply with the limits for a Class B digital device, pursuant to part 15 of the FCC Rules. This equipment generates, uses, and can radiate radio frequency energy and, if not installed and used in accordance with the manufacturer's instruction manual, may cause interference with radio and television reception.
Notice: The FCC regulations provide that changes or modifications not expressly approved by Shure Incorporated could void your authority to operate this equipment.
These limits are designed to provide reasonable protection against harmful interference in a residential installation. This equipment generates uses and can radiate radio frequency energy and, if not installed and used in accordance with the instructions, may cause harmful interference to radio communications. However, there is no guarantee that interference will not occur in a particular installation. If this equipment does cause harmful interference to radio or television reception, which can be determined by turning the equipment off and on, the user is encouraged to try to correct the interference by one or more of the following measures:
This device complies with part 15 of the FCC Rules. Operation is subject to the following two conditions:
CE適合宣言書は以下より入手可能です:www.shure.com/europe/compliance
ヨーロッパ認定代理店:
Shure Europe GmbH
Global Compliance
Jakob-Dieffenbacher-Str.12
75031 Eppingen, Germany
TEL:+49-7262-92 49 0
Eメール:info@shure.de
www.shure.com
This product meets the Essential Requirements of all relevant European directives and is eligible for CE marking.
CE適合宣言書はShure社またはShure社の欧州担当部より入手することができます。問い合わせ先についてはvisit www.shure.comを参照してください