概要

概要

Microflex®Advance™テーブルアレイは、役員会議室、ミーティングルーム、多目的スペースなどのAV会議環境向けの高品質なネットワーク対応卓上マイクロホンです。Shure DSPスイートはSteerable Coverage™という革新的な技術を備え、4つの独立したチャンネルで指向特性を選択して会議参加者の音声を捉えることができます。新しい画期的なトロイド指向特性は、マイクロホンの真上からの音を排除しつつ、360°のカバー範囲を実現します。マイクロホンは、Shure Designerソフトウェア、またはブラウザーベースのウェブアプリケーションを使用してコントロールします。このマイクロホンはDante™デジタルネットワークオーディオ、およびCrestron、AMXなどのサードパーティー製プリセットコントローラーとシームレスに統合し、インテグレーター、コンサルタント、会議参加者に等しく訴求できる高品質のAV会議を提供します。

特長

構成可能な収音範囲

  • Steerable Coverageが最大4つの独立したローブによる正確なピックアップを実現
  • Shure DSPスイートは応答に優れたオートミックスとチャンネルイコライザーを提供します。
  • 革新的なトロイド指向特性は360°のカバレージとともに、マイクロホンの真上からの音を排除して空調システムやビデオプロジェクターで発生する雑音を低減します。

ソフトウェアコントロール

  • Shure Designerソフトウェアにより、マイクロホンとパターンを包括的にコントロール
  • Designerを使用すると、オンラインおよびオフラインのデバイスでカバー範囲を設計し、Shureデバイス間で音声をルーティング可能
  • Designerが使用できない場合は、ブラウザベースのウェブアプリケーションを使用してマイクロホンを制御

ネットワーク接続対応

  • 4つの個々の音声チャンネルとオートミックスチャンネルの信号を1本のネットワークケーブルで伝送
  • Dante™デジタルオーディオは、ITおよびコントロールデータと同一ネットワーク上で安全に共存でき、あるいは専用ネットワークとしても構成可能
  • Crestron、AMXといったサードパーティー製プリセットコントローラー用のコントロールストリング

プロフェッショナルデザイン

  • スマートで目立ちにくいインダストリアルデザインは、コンテンポラリーなボードルームや会議スペースに調和
  • 周囲の環境に合わせて設定可能なマルチカラーのLEDライトリングによる、ミュート設定の表示、カバレージ設定の確認
  • ホワイト、ブラック、アルミニウム仕上げを用意

システム概要

① Danteオーディオ、電源、コントロール

1本のネットワークケーブルにより各マイクロホンからの4つの個々の音声チャンネルがDanteネットワークへ送出され、いずれのDante互換デバイスへもルーティングできます。

② アナログ音声(マイクロホンからネットワークへ)

ワイヤレスマイクロホンシステムや演壇上のグースネックマイクロホンといったアナログ機器は、Shureネットワークインターフェース(モデルANI4IN)を経由してDante™オーディオネットワークに接続することで、完全にネットワーク接続された会議システムが実現します。

③ ファーエンド音声(ネットワークからラウドスピーカーへ)

Dante™対応ラウドスピーカーやアンプは、ネットワークスイッチに直接接続します。アナログのラウドスピーカーとアンプは、Shureネットワークインターフェース(モデルANI4OUT)を経由して接続します。このユニットはDante™オーディオチャンネルをアナログ信号に変換し、4つの独立したXLRまたはブロックコネクター出力を提供します。

④ デバイスコントロールとDanteオーディオ

Dante ControllerおよびShure Designerを実行しているコンピューターでは以下のコントロールが可能:

コントロール:

ネットワークに接続されたコンピューターから、Shure Designerソフトウェアを使用してマイクロホンを制御します。カバー範囲、ミュート、LEDの動作、ゲイン、ネットワーク設定をリモートで制御できます。

音声:

Dante™ ControllerまたはShure Designerを使用して音声をルーティングします。Dante™ Virtual Soundcardを用いると、音声のモニタリングと録音をコンピューター上で直接実行できます。

システムプランニングおよび要件

オーディオネットワークのセットアップ

Shureのネットワーク会議システムは、Microflex Advanceマイクロホンとネットワークインターフェースで構成され、すべてはDanteネットワーク上で動作します。ネットワークスイッチ、コンピューター、ラウドスピーカー、オーディオプロセッサーなどの追加的なハードウェアについては、後述のハードウェアコンポーネントインデックスにて説明します。

下図におけるShureコンポーネント

Microflex Advanceマイクロホン

MXA910およびMXA310はDante出力を備え、ネットワークスイッチに直接接続できます。

オーディオネットワークインターフェース

このインターフェースは、ラウドスピーカーやアナログマイクロホンなどのアナログ機器をネットワークに接続するために使用します。

ANI4IN:4つのアナログ信号(XLRモデルまたはブロックコネクターモデルから選択可能)をDanteデジタルオーディオ信号に変換します。

ANI4OUT:ネットワークからの4チャンネルのDanteオーディオをアナログ信号に変換します。

この図は、ネットワーク会議システム上の信号経路全体を示したものです。ニアエンドとファーエンドからの信号は、電話システムに接続されたオーディオプロセッサー、またはインターネットに接続されたコンピューターを通じて交換されます。アナログマイクロホンはShure ANI4INを経由しネットワークに接続し、ラウドスピーカーはShure ANI4OUTを経由して接続します。

この図は、ビデオコーデックを通じて通信する2つの部屋でMicroflex Advanceコンポーネントを使用した場合の例です。

ネットワークからのハードウェアとオーディオのコントロール

音声およびハードウェアの設定は、同じネットワークに接続されたコンピューターにより管理します。

Shureハードウェアおよびオーディオ

Microflex Advanceコンポーネントは、音質を最適化するためのミキシングおよび構成ツールを提供するウェブアプリケーションを備えています。

アナログ機器用の拡張コントロール

Shureネットワークインターフェース(ANI4IN/ANI4OUT)を通じてネットワークに接続されたアナログ機器は、追加的なリモートコントロールが付加されます:音量レベル、イコライザー、信号ルーティングをウェブアプリケーションを通じて管理できます。例えば、通常はハードウェアで行われるラウドスピーカーの音量調整やワイヤードマイクロホンのミュートを、ネットワーク経由でリモートコントロールできます。

Dante信号ルーティング

Dante ControllerまたはShure Designerソフトウェアを使用して信号ルーティングを管理できます。

システムの使用例

これらの使用例は、会議室、集会室、多目的スペースにどのようにShureデバイスが収まるかを理解するのに役立ちます。

それぞれの図には以下が含まれます:

  • 信号のフローおよび接続
  • 必要なデバイス

パワーオーバーイーサネットとハードウェアの要件

これらの使用例に含まれるすべてのShureデバイスはパワーオーバーイーサネット(PoE、クラス 0)の電源を必要とします。ケーブルおよびネットワークスイッチの要件の詳細については、「ネットワーキングおよびDante」セクションを参照してください。

Shure MXWオーディオネットワークインターフェースを用いた電話会議

① アレイマイクロホンからShure MXWANIへ

ネットワークケーブルを用いてマイクロホンの出力をMXWANIのポート1に接続します。ポート1は必要なパワーオーバーイーサネット(PoE)を提供します。

② コンピューターからShure MWXANIへ

ネットワークケーブルを用いてANIのポート2またはポート3とコンピューターを接続し、アレイマイクロホンとその他ネットワークされたコンポーネントをコントロールできるようにします。

③ Shure ANIアナログ出力からオーディオプロセッサーへ

ステップ1:Dante Controllerソフトウェアで信号をルーティングする

マイクロホン(Dante送信機器)からのチャンネルをMXWANIチャンネル(Dante受信機器)にルーティングします。これにより、アナログ出力を経由して伝送される個々のチャンネルが確立されます。

ステップ2:MXWANIの出力をプロセッサーの入力に接続する

MXWANIのブロックコネクター出力は、デジタル信号処理(アコースティックエコーキャンセレーションなど)を行うプロセッサーの入力にバランスの音声信号を送ります。

④ ファーエンドへの接続

オーディオプロセッサーをVOIPサーバーまたは電話回線に接続し、ニアエンドとファーエンドとの間で音声を送受信します。

⑤ ファーエンドからアンプへの音声

ファーエンドの音声をオーディオプロセッサーの出力からアンプにルーティングします。

⑥ 増幅した音声信号をラウドスピーカーへ

ラウドスピーカーをアンプに接続し、ファーエンドからの音声を聞きます。

Dante対応オーディオプロセッサーを用いた電話会議

① アレイマイクロホンからネットワークスイッチへ

マイクロホンの出力をネットワークケーブルでパワーオーバーイーサネット(PoE)を供給するスイッチのいずれかのポートに接続します。

② コンピューターからネットワークスイッチへ

コンピューターをネットワークスイッチに接続し、マイクロホンとその他のネットワークされたコンポーネントをコントロールできるようにします。

③ ネットワークスイッチからDanteオーディオプロセッサーへ

Danteオーディオプロセッサーをネットワークスイッチに接続することで、以下の機能が提供されます:

  • デジタル信号処理(アコースティックエコーキャンセレーション)
  • デジタルからアナログへ変換してDanteオーディオをアナログ(VOIPまたは電話回線)出力へ送出。
  • アナログからデジタルへ変換してファーエンドからのアナログ音声をDanteネットワークに伝送。

④ ファーエンドへの接続

オーディオプロセッサーからの出力をVOIPサーバーまたは電話回線に接続し、ニアエンドとファーエンドとの間で音声を伝送します。

⑤ ファーエンドからアンプへの音声

ファーエンドの音声をオーディオプロセッサーの出力からアンプにルーティングします。

⑥ 増幅した音声信号をスピーカーへ

スピーカーをアンプに接続し、ファーエンドからの音声を送ります。

ブレイクアウトボックスとオーディオプロセッサーを用いた電話会議

この例では、MXA310マイクロホン2台で合計8つのDanteオーディオチャンネルを使用します。2台のネットワークインターフェースを使用し、Danteチャンネルはアコースティックエコーキャンセレーションのためにアナログ信号に変換されます。

① マイクロホンからネットワークスイッチへ

アレイマイクロホンの出力をネットワークケーブルでパワーオーバーイーサネット(PoE)を供給するスイッチのいずれかのポートに接続します。

② コンピューターからネットワークスイッチへ

コンピューターをネットワークスイッチに接続し、ソフトウェアコントロールパネルからアレイマイクロホンやその他のネットワークされたコンポーネントをコントロールできるようにします。

③ ANI4OUT(デジタルからアナログへの変換)

ネットワークスイッチから:ネットワークケーブルを用いてそれぞれのANI4OUTをネットワークスイッチに接続します。1台のANI4OUTは4チャンネルのDante音声を受信し、4つのアナログ信号に変換して、XLR出力またはブロックコネクターから出力します。2台使用すると、マイクロホンからの8チャンネルをすべて音声処理デバイスのアナログ入力に接続できます。

処理デバイスへ: ANI4OUT出力を処理デバイス入力にルーティングしてデジタル信号処理(アコースティックエコーキャンセレーション)を行います。

④ ファーエンドへの接続

オーディオプロセッサーからの出力をVOIPサーバーまたは電話回線に接続し、ニアエンドとファーエンドとの間で音声を伝送します。

⑤ ファーエンドからアンプへの音声

ファーエンドの音声をオーディオプロセッサーの出力からアンプにルーティングします。

⑥ 増幅した音声信号をスピーカーへ

スピーカーをアンプに接続し、ファーエンドからの音声を送ります

Dante Virtual Soundcardを用いたウェブ会議ソフトウェア

① マイクロホンからネットワークスイッチへ

マイクロホンの出力をネットワークケーブルでパワーオーバーイーサネット(PoE)を供給するスイッチのいずれかのポートに接続します。

② コンピューターからネットワークスイッチへ

コンピューターをネットワークスイッチに接続し、ソフトウェアコントロールパネルからアレイマイクロホンやその他のネットワークされたコンポーネントをコントロールできるようにします。コンピューターではDante Virtual Soundcard、Dante Controller、およびウェブ会議ソフトウェアも実行されます。

  • Dante Virtual Soundcard / Controller:Dante Virtual Soundcardを実行し、Dante Controllerを使用してマイクロホンの信号をコンピューターにルーティングします。
  • ウェブ会議ソフトウェア:音声入出力デバイスの設定を適切なDante送信機器と受信機器のチャンネルに割り当てます。

③ ネットワークスイッチからANI4OUTへ

ネットワークケーブルを用いてそれぞれのANI4OUTをネットワークスイッチに接続します。各インターフェースは4チャンネルのDanteオーディオを受信し、4つのアナログ信号に変換して、XLR出力またはブロックコネクター出力から出力します。

④ ファーエンドからアンプへの音声

ファーエンドの音声をアンプにルーティングします。

⑤ 増幅した音声信号をラウドスピーカーへ

ラウドスピーカーをアンプに接続し、ファーエンドからの音声を送ります。

ビデオ会議

① マイクロホンからネットワークスイッチへ

マイクロホンの出力をネットワークケーブルでパワーオーバーイーサネット(PoE)を供給するスイッチのいずれかのポートに接続します。

② コンピューターからネットワークスイッチへ

コンピューターをネットワークスイッチに接続し、ソフトウェアコントロールパネルからアレイマイクロホンやその他のネットワークされたコンポーネントをコントロールできるようにします。

③ ANI4OUT(デジタルからアナログへの変換)

それぞれのANI4OUTは4チャンネルのDanteオーディオを受信し、4つのアナログ信号に変換して、XLR出力またはブロックコネクターから出力します。

入力:ネットワークケーブルでANI4OUTをネットワークスイッチに接続します

出力:アナログ出力をビデオコーデックのオーディオ入力に接続します

④ ファーエンドへのビデオコーデックの接続

適切なネットワークにコーデックを接続し、ファーエンドと接続します。

⑤ ファーエンドからアンプへの音声

ファーエンドの音声をビデオコーデックの音声出力からアンプにルーティングします。

⑥ 増幅した音声信号をスピーカーへ

スピーカーをアンプに接続し、ファーエンドからの音声を送ります。

ハードウェアおよび設置

ハードウェア

① ケーブル引き出し口

ケーブルをタブの下に沿って配線し、側面から引き出します。

② 下部ケーブル引き出し口

テーブルに常設する場合は、ケーブルをタブの下に沿って配線し、下部引き出し口を通して設置します。

注:底面より引き出す場合には、ケーブルプラグアクセサリーを使用します。

③ ネットワークポート

ネットワーク接続用RJ-45ジャック。

④ ネットワークステータスLED(緑色)

消灯= ネットワークリンクなし

点灯 = ネットワークリンク確立済み

点滅 = ネットワークリンクは動作中

⑤ ネットワーク速度LED(オレンジ)

消灯 = 10/100 Mbps

点灯 = 1 Gbps

⑥ リセットボタン

リセットボタンを押す場合には、ペーパークリップ等を使用します。

⑦ ミュートボタン

4つのタッチセンサー式ボタンにより各チャンネルのミュートステータスをコントロールします。

⑧ LEDライトリング

ミュートのステータスを示します。色と動作の状態は設定可能。

LEDライトリング

LEDライトリングの設定は、Shure Designerソフトウェアまたはデバイスのウェブアプリケーションを使用して調整できます。

Designerで、Settings > Lightsに進みます。

ウェブアプリケーションで、Configuration > Light Ringに進みます。

デフォルトの設定

マイクロホンの状態 LEDの動作/色
アクティブ 緑(点灯)
ミュート 赤(点灯)
ハードウェア識別 緑(点滅)

デバイス識別:ライトリング全体

チャンネル識別:ライトリングのセグメント

ファームウェアのアップデート進行中 緑(リングが徐々に満たされた後オフ、の繰り返し)
リセット

ネットワークリセット:赤(リングの周囲を回転)

出荷時設定にリセット:青(リングの周囲を回転)

エラー 赤(分割、交互に点滅)
デバイスの起動 青(リングの周囲を回転)

ケーブル引き出し口カバーの取り付け

このプラグは、常設の場合にケーブルをテーブルの裏側に通して配線する際にケーブル引き出し口を覆うものです。

  1. ケーブル引き出し口に最も近いケーブル固定タブを固定しているねじを外します
  2. ケーブル固定タブを取り外します
  3. カバーを挿入します
  4. ねじを元どおりに取り付けて、カバーを固定します

テーブルへの常設

  1. マイクロホン底部の中央にある3本のねじを外します

  2. ネットワークケーブルをマイクロホンに接続し、中央の引き出し口まで通します。ケーブルが固定されたら、チューブを通して配線します。

    注:太いケーブルを取り付ける場合は、必要に応じてケーブル押さえを外します。ケーブルを設置した後で、元どおり取り付けます。

  3. マイクロホンの中央にあるくぼみにチューブを合わせます。3本のねじ(ステップ1で外したもの)を取り付けてチューブを固定します。

  4. ゴム製ワッシャーのうち1個をチューブの根元までスライドさせます。

  5. テーブルに1インチ(2.5 cm)の穴を開けます。

  6. テーブルの穴にケーブルを通します。次に、テーブルの穴にチューブを通し、マイクロホンをゆっくり押し込みます。

  7. 残りのゴム製ワッシャーと蝶ナットをテーブルの裏側から取り付けます。次に、蝶ナットを締めてマイクロホンをテーブルに固定します。

    必要に応じて:蝶ナットの穴にケーブルタイを通してケーブルを固定します。

パワーオーバーイーサネット(PoE)

このデバイスが作動するにはPoEが必要です。デバイスはクラス0クラス2の両方のPoEソースと互換性があります。

パワーオーバーイーサネットは次のいずれかの方法により利用できます:

  • PoEを備えたネットワークスイッチ
  • PoEインジェクターデバイス

マイクロホンの設置

マイクロホンには4つのチャンネルがあり、座席配置に基づいてそれぞれの向きを調整できます。各チャンネルは個別に指向特性とチャンネル設定を備えています。これらの設定は、Shure Designerソフトウェアまたはデバイスのウェブアプリケーションから制御できます。

Designerソフトウェアにより、従来の会議用マイクロホンよりも柔軟に配置することができます:

  • 構成可能な収音エリアは、発言者の人数に合わせて回転、修正することができます。
  • ネットワーク接続、デバイス識別、プリセットによりマイクロホンの移動、追加、取り外しを容易に行うことができます。
  • 独立したチャンネルとオートミキシングによりDante信号のルーティングが容易に、そして柔軟になります。
  • カスタマイズしたプリセットを保存できることで、すばやく異なる構成を呼び出すことができます。

座席シナリオ

各チャンネルは一人ないし複数の発言者を収音できます。家具を柔軟に配置できる部屋では、同じネットワークに接続されていれば、様々な座席配置をカバーするためにマイクロホンを移動することができます。

注:設定は各マイクロホンに保存され、別のネットワークポートに接続した場合も保持されます。プリセットは、Designerソフトウェア、ウェブアプリケーションまたは外部コントロールシステムから呼び出して割り当てることができます。

1台のマイクロホンの使用(複数チャンネル)

4つの独立したチャンネルと指向特性により、テーブルの形状、サイズ、座席配置に合わせて収音範囲をカスタマイズすることができます。自動ミキシング機能によりファーエンドでの音声の明瞭度に影響する外部雑音(タイピング音や紙の擦れる音など)を低減します。

トロイド指向特性の使用

トロイド指向特性はマイクロホン上方からの直接的な音を排除することで、ビデオプロジェクターなどの不必要な雑音を低減します。単一指向性で得られるメリットを保持しながらも、すべての発言者を等しく収音する最も簡単な方法です。この特性を使用すると、音声は1つのチャンネルで送られます。したがって自動ミキシングが必要な場合は、マイクロホンはトロイド指向特性ではなく複数の指向特性を使用するように設定します。

すべての発言者を収音しながらも、天井に取り付けられたプロジェクターからの雑音を排除します。

1つのマイクロホンで5人以上の発言者がいるテーブルでは、トロイド指向特性によりすべての声を等しく聞くことができます。

複数マイクロホンでの収音

大きなテーブルの場合は、マイクロホンを並べてすべての発言者を収音します。バランスよく収音し正確に向けるためにマイクロホンはテーブルの中心に配置します。最良の音質と明瞭度を得るには、各発言者それぞれがチャンネルを持てるように十分な数のマイクロホンを使用します。

10人で1つのテーブルを囲んでいる場合に各人が独立したチャンネルを得るためには、4つのマイクロホンで収音します。

大きなテーブルで2つのマイクロホンを使用する場合は、収音範囲が均等になるように配置します。トロイドまたは無指向性設定でテーブル全体をカバーします。

ソフトウェアのインストール、管理、およびセキュリティ

Shure Designerソフトウェアによるデバイスの制御

Shure Designerソフトウェアを使用してこのデバイスを制御できます。Designerにより、インテグレーターおよびシステムプランナーはMXAマイクロホンやその他のShureネットワークコンポーネントを使用したインストールのオーディオカバー範囲を設計できます。

Designerを使用すると、次のことができます。

  • オンラインでもオフラインでも、オーディオカバー範囲を設計する
  • デバイスの設定とカバー範囲を制御する
  • Shureデバイス間での音声のルーティング
  • 一度に多くのデバイスに設定をプッシュする
  • 複数のロケーションおよびプロジェクトにわたるテンプレートを作成および再利用する
  • 平面図をインポートする

Designerでデバイスにアクセスするには:

  1. デバイスと同じネットワークに接続されているコンピューターに、Designerをダウンロードしてインストールします。
  2. Designerを開き、[設定]で正しいネットワークに接続していることを確認します。
  3. オンラインデバイス]をクリックします。オンラインデバイスの一覧が表示されます。
  4. デバイスを識別するには、製品アイコンをクリックして、デバイスのライトを点滅させます。リストでデバイスを選択し、[構成]をクリックしてデバイスの設定ウィンドウを開きます。

詳細情報とソフトウェアのダウンロードには次にアクセスしてください:www.shure.com/designer

ウェブアプリケーションへのアクセス

Shureウェブサーバーディスカバリーアプリケーションは、ウェブベースのGUIを採用するネットワーク上のすべてのShureデバイスを検出します。以下のステップに従ってソフトウェアをインストールし、ウェブアプリケーションにアクセスします。

① Shureディスカバリーアプリケーションのインストール

www.shure.comからShureディスカバリーアプリケーションをダウンロードしてインストールします。これにより、必要なBonjourデバイスディスカバリーツールがコンピューターに自動的にインストールされます。

② ネットワークの接続

コンピューターとハードウェアが同じネットワーク上にあることを確認します。

③ ディスカバリーアプリケーションの起動

アプリケーションは、GUIを搭載したすべてのShureデバイスを表示します。

④ ハードウェアの識別

デバイスをダブルクリックし、ウェブブラウザー上でGUIを開きます。

⑤ デバイスのウェブアプリケーションのブックマーク作成(推奨)

デバイスのDNS名をブックマークすると、Shureディスカバリーアプリケーションを使用せずにGUIにアクセスできます。

ウェブアプリケーションとブラウザーの互換性

ウェブアプリケーションは、すべてのHTML5に対応したブラウザーと互換性があります。最適なパフォーマンスのためには、ハードウェアアクセラレーションおよび使用していないプラグインを無効にすることをお勧めします。

ディスカバリーアプリを用いないウェブアプリケーションアクセス

ディスカバリーアプリケーションがインストールされていない場合、インターネットブラウザーにDNS名を入力することでウェブアプリケーションにアクセスできます。DNS名はユニットのモデルにMACアドレスの最後の3バイト(6桁)を組み合わせ、その後に.localを付けたものになります。

形式の例:ユニットのMACアドレスが00:0E:DD:AA:BB:CCの場合、リンクは次のように記述されます:

MXA310http://MXA310-aabbcc.local

ファームウェアアップデート

ファームウェアは、各コンポーネントに組込まれ、機能をコントロールしているソフトウェアです。定期的に新しいバージョンがリリースされ、機能の追加や拡張が行われます。デザインの改善を活用するために、Shure Update Utilityを使用してファームウェアの新しいバージョンをアップロードし、インストールすることができます。ソフトウェアはhttp://www.shure.comからダウンロードできます。

重要: コンポーネントがShure MXWオーディオネットワークインターフェースを介して接続されている場合は、MXWオーディオネットワークインターフェースのファームウェアを更新する前に、コンポーネントのファームウェアを一度に1台ずつ更新する必要があります。全てのデバイスを同時に更新させようとするとファームウェアが更新されたら直ぐインターフェースがリブートされますのでネットワークに接続された他のコンポーネントへの接続が断たれます。

次のステップを実行し、ファームウェアをアップデートします:

注意! アップデート中はデバイスを安定したネットワークに接続してください。アップデートが完了するまでデバイスの電源を切らないでください。

  1. デバイスとコンピューターを同じネットワークに接続します(同じサブネットにセット)。
  2. Shure Update Utilityアプリをダウンロードして、インストールしてください。
  3. アプリケーションを開きます。
  4. Check For Updates...ボタンをクリックすると、ダウンロード可能な新しいファームウェアバージョンが表示されます。
  5. 希望のファームウェアを選択したら、Downloadを押してファームウェアライブラリーにダウンロードします。
  6. Update Devices]タブから、新しいファームウェアを選択したら、Send Updates...を押してファームウェアのアップデートを開始するとデバイス上の既存のファームウェアは上書きされます。

注: アップデートが終わりましたら、デバイスのウェブアプリケーションにアップデートを表示するためにブラウザーのキャッシュをクリアする必要がある場合があります。

ファームウェアリリース要件

正しい動作を保証するために、全てのデバイスは連携して動作する複数の通信プロトコールをもつネットワークを形成します。推奨されるベストプラクティスは全てのデバイスが同じリリースを持つことです。ネットワーク上の各デバイスのファームウェアバージョンを確認するには、コンポーネントユーザーインターフェースを開き、次で確認してください: Settings > About.

Shureデバイスのファームウェア形式は、MAJOR.MINOR.PATCHです。(例、1.6.2でいうと、1はメジャーファームウェアレベル、6はマイナーファームウェアレベル、2はパッチファームウェアレベルです。)少なくとも同じサブネット上で動作するデバイスは、メジャーとマイナーのリリース番号が同一である必要があります。

  • メジャーのリリースが異なるデバイスは互換性がありません。
  • パッチファームウェアリリースのレベルが異なる場合は、予期しない不具合が発生することがあります。

マイクロホン設定

コントロールソフトウェアの概要

バウンダリーマイクロホンのユーザーインターフェースは、柔軟で詳細なマイクロホンコントロールを提供し、ほぼすべての部屋で良好な結果が得られます。デスクトップPCまたはモバイルデバイスのウェブブラウザーから以下のコントロール機能にすばやくアクセスできます:

  • チャンネルレベル、モニタリング、ミュートステータス
  • 指向特性の選択
  • 収音エリアの向き
  • セキュリティとネットワークの設定
  • オートミックス設定
  • ライト設定
  • 外部コントロールスイッチの構成

マイクロホン設定

マイクロホンには、以下の要素に基づく様々な会議スペースに対応するために複数の設定があります:

  • テーブルのサイズや形状
  • 会議の参加者数
  • 参加者の座席配置

収音パターンの選択

  1. 構成 > 範囲を選択します
  2. チャンネルを選ぶとチャンネルプロパティが表示されます
  3. 指向特性プルダウンメニューにより選択します
収音パターン 指向特性 使用するケース

無指向性

全方向からの音を均一の感度で収音します 参加者が動き回ったり、マイクロホンから離れた場所に追加の音源が配置される場合。無指向特性は、静かで管理された環境に適します。注: 無指向性のチャンネルは、オートミックスチャンネルに送られません。

トロイド

マイクロホン真上からの音を排除しつつ、マイクロホンの側面の音を収音します。 部屋に高いレベルの環境音があったり、上方からの雑音(ビデオプロジェクターなど)が問題になる場合。

双指向性

8の字パターンでマイクロホンの両側の音を収音します。 2人の発言者が向かい合っている場合、テーブルでそれぞれ向かい合って座っている場合。双指向性は、2人の発言者の設定よりも優れた収音軸外排除性能を備えていますが、各発言者に対して個々にゲイン調整を行うことができません。

1人、2人、3人、4人の発言者

収音エリアは、独立した指向性コントロールを備えています。各収音エリアの発言者の人数、テーブルのサイズや形状をもとに、指向特性を選択します。利用できる指向特性:
  • カーディオイド
  • スーパーカーディオイド
  • トロイド
  • 無指向性
  • 双指向性
  • ハイパーカーディオイド
座席の配置が変わりそうになく、最大のノイズ排除性およびチャンネル間の分離が必要な場合。この設定は、オートミックスでの使用に最適です。

収音エリアの向き

収音パターンはすべて(無指向性およびトロイドを除く)個々の発言者に直接向けることができるので、室内環境音を最小にして明瞭度を高められます。構成メニューで、チャンネルを選び、ドラッグして収音ローブの向きを設定します。ワークスペースの右側にあるチャンネルプロパティメニューで、角度を15°ずつ調整することもできます。

チャンネルの追加または削除

チャンネルを追加または削除するには次を開いてください 構成.

  • 一つのチャンネルを追加するにはチャンネルの追加 を選択してください。
  • 一つのチャンネルを削除するには チャンネルの消去 を選択するかキーボードでの削除キーを押してください。

チャンネルを削除するとそのチャンネルのEQまたはゲイン設定も削除されます。

カスタムプリセット

プリセットを使用すると設定のすばやい保存や呼び出しができます。様々な座席配置に合わせて、各デバイスには最大10種類のプリセットを保存できます。プリセットには、デバイス名、IP設定、およびパスワードを除き、すべてのデバイス設定が保存されます。新しい設置へのプリセットのインポートとエクスポートを行うことにより、時間を節約し、ワークフローを改善することができます。プリセットが選択されている場合、プリセットメニューの上に名前が表示されます。変更が行われると、名前の横にアスタリスク (*) が表示されます。

注:工場出荷時設定に戻すには、デフォルト設定プリセットを使用します(デバイス名、IP Settings、およびPasswordsを除く)。

次のプリセットメニューを開いて、プリセットオプションを表示します:

プリセットとして保存: デバイスへの設定を保存します
プリセットをロード: デバイスから設定を開きます
ファイルからインポート: コンピュータからプリセットファイルをデバイスにダウンロードします。ファイルは、ブラウザを介して選択するか、インポートウィンドウにドラッグすることができます。
ファイルにエクスポート: デバイスのプリセットをコンピュータに保存します

テンプレート

収音範囲を構成する時には、テンプレートをスタートポイントとして使ってください。 テンプレートは収音範囲を調整するだけで、ゲインレベル等の他の設定には影響を及ぼしません。

  1. 座席配置に最も近いテンプレートを選択します。
  2. OKを選択します。
  3. カバレージを調整するにはチャンネルを追加 またはチャンネルの削除 を選択してください。.

レベルの調整

Microflex ®上の入力ゲインレベル 全ての座席配置構成での最適ゲイン構造を得るためには、 Advance マイクロホンでのゲインレベルは保存されている各収音プリセットに対し設定される必要があります。パフォーマンスを最大限に高めるには、オートミックス設定に変更を加える前に、必ずレベルを調整します。

四つのマイクロホンチャンネルの各チャンネルは独立したゲインコントロールを備えています。これは会議の参加者はマイクロホンから異なる距離にいる場合は便利です。

マイクロホンが長方形のテーブルの中心に配置されている場合には、チャンネルゲインでレベルを調整して不均一な距離を補正します。

  1. 通常のスピーチ音量により、各カバー範囲についてレベルチェックを実施します。 メーターのピークが-20 dBFS程度になるようにフェーダーを調整してください。
  2. イコライザー設定を調整し、音声の了解度を最適化してノイズ(空調システムにより生じる低周波数の雑音など)を最小にします。
  3. イコライザー設定によりレベルが大幅に増減する場合は、ステップ1に従って必要なレベル調整を行います。

チャンネルとIntelliMixゲインフェーダーを使用する場合

別々の目的に利用できる二つの異なるゲインフェーダーがあります:

チャンネルゲイン(ゲート前)

調整するには次を開いてください。 チャンネル. これらのフェーダーはオートミックサーに届く前にチャンネルのゲインに影響しますのでオートミックサーのゲーティング判定に影響します。。ここでゲインを高めるのはローブを音声源により敏感になります。ここでゲインを低減するのはローブの感度を下げてゲートはオンになる確率を下げます。直接出力のみを使っている場合はこのフェーダーのみが必要です。

オートミックス ゲイン(ゲート後)

調整するには次を開いてください。 構成 > オートミックス. これらのフェーダーはローブがゲートオンになってからのチャンネルのゲインを調整します。ここでゲインを調整ることはオートミックサーのゲーティング判定に 影響 しない 。オートミックサーの衝動に満足している場合にのみ話者のゲインを調整するためにこれらのフェーダーを使ってください。

注: 次での 構成 > オートミックス レベルメーターはゲート前のチャンネルゲインのみを表示しますが、 フェーダーはゲート後のチャンネルゲインを調整します。

ミュートおよびフェーダーグループ

ミュートグループまたはフェーダーグループにチャンネルを追加すると、対応するコントロールはすべてリンクされます。例えば、チャンネル1、2、3をミュートグループに追加すると、それらのチャンネルのいずれかをミュートするとグループ化されたすべてのチャンネルがミュートされます。

システムを構成するためにShure Designerソフトウェアを使用している場合、このトピックの詳細については、Designerのヘルプセクションを確認してください。

チャンネルの識別

対応するLEDの点滅によりマイクロホン上のチャンネルを識別できます。これによりレベルやイコライザーが意図したチャンネルを調整しているかをすばやく確認できます。

  1. 構成 > 範囲を選びます
  2. チャンネルを選択します
  3. チャンネルの識別ボタンを選ぶとマイクロホン上のLEDが点滅します。

デバイスの識別

ライトリングを点滅させてマイクロホンを識別するには、デバイスのオプションセクションにある識別ボタンを使用します。

LEDライトリング

ライトリングは、部屋や企業内の規定あるいはデザインポリシーに合わせて設定できます。

明るさ LEDライトリングの明るさのレベルを調整します
ライティングスタイル

セグメントでは個々のチャンネルに分割されます。

リングでは環状となります

オートミックスのゲーティングを表示 チャンネルがオフということを表示します(音声信号がゲートスレッショルどを下回っています)。有効にすると、ライティングスタイルは自動的にセグメントモードに変わります。

オフ:チャンネルのゲートがオフになるとLEDライトリングは消灯します。

ミュート色に追従:チャンネルのゲートがオフになると、LEDライトリングはミュートに割り当てられた色に変わります。

ミュート解除動作 マイクロホンがアクティブな時のLED動作
ミュート解除の色 マイクロホンがアクティブな時のLEDの色
ミュート動作 マイクロホンがミュートの時のLED動作
ミュートの色 マイクロホンがミュートの時のLEDの色

パラメトリックイコライザー(PEQ)

パラメトリックイコライザーで周波数特性を調整し、音質を最大限に高めます。

イコライザーの一般的用途:

  • スピーチの了解度の改善
  • 空調システムやビデオプロジェクターからの雑音の低減
  • 部屋の不規則性を軽減
  • PAシステムの周波数特性の調整

全てのEQフィルターをオフにするにはすべてのEQをバイパスを選択してください。

システムを構成するためにShure Designerソフトウェアを使用している場合、このトピックの詳細については、Designerのヘルプセクションを確認してください。

フィルターパラメーター設定

周波数特性グラフのアイコンを操作するか、数値を入力してフィルター設定を調整します。フィルターの横にあるチェックボックスでフィルターを無効にできます。

フィルターの種類

一番最初と最後の帯域のみフィルタータイプが選択できます。

パラメトリック:カスタマイズ可能な周波数範囲内の信号を減衰またはブーストします

ローカット:選択した周波数以下の音声信号をロールオフします

ローシェルフ:選択した周波数以下の音声信号を減衰またはブーストします

ハイカット:選択した周波数以上の音声信号をロールオフします

ハイシェルフ:選択した周波数以上の音声信号を減衰またはブーストします

周波数

カット/ブーストするフィルターの中心周波数を選択します

ゲイン

フィルターのレベルを調整します(+/- 30 dB)

Q

フィルターの影響を受ける周波数範囲を調整します。この値が大きくなるにつれ、帯域幅は狭くなります。

フィルターの影響を受ける周波数範囲を調整します。値はオクターブで表されます。

注:Qおよび幅のパラメーターは、同じ形で等化曲線に影響を及ぼします。相違点は、値の表示方法のみです。

Export Equalizerチャンネル設定をコピー、ペースト、インポートおよびエクスポートする

これらの機能を使用すると、前のインストールから有効なイコライザー設定を使用することが簡単になったり、設定時間を短縮できたりします。

コピーおよびペースト

複数のチャンネルすべてに対して、同じPEQ設定を適用するのに使用します。

  1. PEQスクリーンでプルダウンメニューからチャンネルを選択します。
  2. コピーを選択します
  3. プルダウンメニューで、PEQ設定に適用するチャンネルを選択してから [Paste] を選択します。

インポートおよびエクスポート

コンピューター上のファイルからPEQ設定を保存して読み込むのに使用します。これは、システムのインストールに使用するコンピューター上に再使用可能な設定のライブラリを作成するのに役立ちます。

エクスポート

PEQ設定を保存するチャンネルを選択し、ファイルにエクスポートを選択します。

インポート

PEQ設定を読み込むチャンネルを選択し、ファイルからインポートを選択します。

チャンネルやオートミックスイコライザーを使用する場合

音声の明瞭度を改善するための高域ブーストといったシステム全体の変更にはオートミックスEQを用います。特定のチャンネルを調整するにはチャンネルEQを使用します。例えば、あるチャンネルだけで拾われている不必要な雑音を低減する場合に用います。

イコライザーの用途

会議室の音響は部屋の大きさ、形、建築材料に左右されます。以下の表のガイドラインを使用してください。

EQ用途 推奨設定
音声了解度改善のための高域ブースト ハイシェルフフィルターを加えて、1 kHzよりも3~6 dB程度高めます。
空調雑音の低減 ローカットフィルターを加えて、200 Hz以下の周波数を減衰させます。
フラッターエコーおよびシビランスの低減 部屋を「煽る」特定の周波数範囲を特定します:
  1. Q値を狭く設定します。
  2. ゲインを+10から+15 dB間まで増加させた上で1 kHzから6 kHz間の周波数を試すと、フラッターエコーやシビランスの範囲を特定できます。
  3. 特定された周波数のゲインを下げ(-3から-6 dBの間でスタート)、不要な部屋の雑音を最小にします。
部屋の反響や共鳴音を低減します 部屋を「煽る」特定の周波数範囲を特定します:
  1. Q値を狭く設定します。
  2. ゲインを+10から+15 dB間まで増加させた上で300 Hzから900 Hz間の周波数を試すと、共鳴周波数を特定できます。
  3. 特定された周波数のゲインを下げ(-3から-6 dBの間でスタート)、不要な部屋の雑音を最小にします。

リセット

リセットボタンは、マイクロホン下部にある小さな穴の内側にあります。ボタンを押すには、ペーパークリップなどを使用します。

2つのリセット機能があります:

ネットワークリセット(ボタンを4~8秒間押す)

ShureコントロールおよびオーディオネットワークのIP設定をすべて工場出荷時設定にリセットします。

完全工場出荷時設定リセット(ボタンを8秒以上押す)

すべてのネットワーク設定とウェブアプリケーション設定を工場出荷時設定に戻します。

ソフトウェアリセットオプション

完全にハードウェアをリセットせずに設定を元に戻すには、次のオプションのいずれかを使用します:

デバイスの再起動Settings > Factory Reset):電源オン/オフを行うことでデバイスをネットワークから切断したようにふるまいます。デバイスは、すべての設定を保持したまま再起動します。

デフォルトの設定(Presets > Load Preset > Default Settings):音声設定を工場出荷時設定に戻します([デバイス名]、[IP Settings]、[Passwords]を除く)。

システムを構成するためにShure Designerソフトウェアを使用している場合、このトピックの詳細については、Designerのヘルプセクションを確認してください。

ローカットフィルター

ローカットフィルターは低域周波数をロールオフして、テーブルの振動、空調システム、環境雑音からの不要な雑音を低減します。

有効にするにはウェブアプリケーションを開き、デバイスのオプションセクションにあるローカットフィルターボタンを選びます。

ミュートボタン

マイクロホンには、マイクロホンの端の周りにタッチに敏感な4つのミュートボタンがあります。いずれかのボタンを押すとデバイス全体がミュートします。Shure Designerソフトウェアまたはウェブアプリケーションを使用すると、チャンネルを個々にミュートできます。ライトリングセグメントを表示するよう設定されている場合は、個々のチャンネルのミュート状態がデバイス上に表示されます。リングに設定されている場合は、ライトリングはデバイスのミュート状態だけを表示します。

Designerでボタンのプロパティを調整するには、Settings > Logic controlに進みます。

ウェブアプリケーションでボタンのプロパティを調整するには、Configuration > Button Controlに進みます。

ミュートコントロール機能

  • ローカル:マイクロホンで音声をミュート/ミュート解除します
  • ロジックアウトコマンドストリングをコントロールシステムに送信し、信号パスの先で音声はミュートされます
  • 無効ボタンは非アクティブです

ミュートコントロールモード

  • トグルのオン/オフボタンを押すたびにミュートとアクティブが切り替わります
  • 押して話すボタンを押している間マイクロホンがアクティブになります
  • 押してミュートにする:ボタンを押している間マイクロホンがミュートになります

デフォルトトグル状態

電源投入時にマイクロホンがミュートされるかアクティブになるかを決定します

AES67

AES67はさまざまなIP音声技術を使用するハードウェアコンポーネント間の通信を可能にするネットワーク音声標準です。このShureデバイスはAES67をサポートし、ライブ音声、統合設置およびブロードキャスト用のネットワークシステム内での互換性を向上させます。

次の情報は、AES67信号の送受信に不可欠なものです。

  • Dante Controllerソフトウェアを最新バージョンにアップデートして、AES67の [Configuration] タブが表示されることを確認してください。
  • 暗号化の有効/無効を切り替える前に、Dante ControllerからAES67を無効にする必要があります。
  • 送信機と受信機が両方ともDanteに対応している場合、AES67は利用できません。
    Shure製デバイスの対応状況: デバイス2の対応状況: AES67の対応状況
    DanteとAES67 DanteとAES67 Dante以外には未対応。
    DanteとAES67 Danteを使用しないAES67。他のオーディオネットワーキングプロトコルは使用できます。 対応。

個別のDanteとAES67フローは同時に操作できます。フローの総数は、デバイスのフロー上限によって決定されます。

Shureデバイスからの音声送信

すべてのAES67設定は、Dante Controllerソフトウェアで管理されます。詳細については、『Dante Controllerユーザーガイド』を参照してください。

  1. Dante ControllerでShure送信機を開きます。
  2. AES67を有効にします。
  3. Shureデバイスを再起動します。
  4. Dante Controllerユーザーガイド』の指示に従って、AES67フローを作成します。

異なる音声ネットワークプロトコルを使ってデバイスから音声を受信する

サードパーティ製デバイスの場合:ハードウェアがSAPに対応している場合、デバイスが使用しているルーティングソフトウェアでフローが識別されます。SAPに未対応の場合、AES67フローを受け取るには、AES67セッションのIDとIPアドレスが必要となります。

Shureデバイスの場合:送信デバイスがSAPに対応している必要があります。Dante Controllerで、送信機(IPアドレスで表示される)は、他のDanteデバイスと同様にルーティングできます。

暗号化

音声は、Advanced Encryption Standard(AES-256)を使用して暗号化されており、アメリカ国立標準技術研究所(NIST)の公表文献FIPS-197で規定されています。暗号化をサポートするShureデバイスでは、接続のためにパスフレーズを入力する必要があります。サードパーティデバイスでは暗号化がサポートされていません。

暗号化を有効にするには:

  1. 設定メニューを開いて、概要タブを選択します。
  2. Enable Encryptionを選択します。
  3. パスフレーズを入力します。すべてのデバイスは同じパフフレーズを使って暗号化された接続を確立する必要があります。

重要:暗号化を有効にするには:

  • ネットワーク上のShureデバイスはすべて、暗号化を使用する必要があります。
  • Dante ControllerのAES67を無効にします。AES67とAES-256を同時に使用することはできません。

システムを構成するためにShure Designerソフトウェアを使用している場合、このトピックの詳細については、Designerのヘルプセクションを確認してください。

ミュート同期

ミュート同期により、会議システム内の接続されているすべてのデバイスが、信号パス内の正しいポイントで同時にミュートまたはミュート解除されます。ミュートステータスは、ロジック信号またはUSB接続を使用してデバイスで同期されます。

ミュート同期を使用するには、ウェブアプリケーションまたはShure Designerソフトウェアを使用して、接続されているデバイスでロジックを有効にします。多くのShureデバイスでは、ロジックが自動的に有効になっています。

Shureロジックデバイス:

MXA310およびP300でのミュート同期の設定

この設定を使用して、MXA310のミュートボタンを押してP300をミュートします。P300の信号チェーンでは、AECが収束したままになるように、DSPの後にミュートが行われます。

  1. DesignerでP300を開き、入力に進みます。
  2. 任意のチャンネルストリップでロジック有効を選択します。これにより、すべてのチャンネルでロジックが有効になります。
  3. DesignerでMXA310を開き、Settings > Logic controlに進みます。
  4. ミュートコントロール機能ロジックアウトに設定します。
  5. ライトに進みます。スタイルをリングに設定します。

オートミックスチャンネル

このチャンネルはすべてのチャンネルの音声を自動でミキシングし、使いやすいシングル出力にします。オートミックスチャンネルはDanteコントローラーにより希望する出力にへルートする必要があります。

注: トロイド指向特性を使用している場合はオートミックスは無効となります。逆に、オートミックスが有効な場合はトロイド指向特性は選べません。

オートミックスの有効化と設定の修正:

  1. 構成を選びます
  2. オートミックスタブを開きます
  3. 有効にするのボックスにチェックを入れます

チャンネル画面で設定を修正するには:

  1. チャンネルを選びます
  2. オートミックスチャンネルのオートミックスボタンを選びます。

オートミックスの設定

ラストマイクをオンのままにする 最後に使用されたマイクロホンのチャンネルをアクティブのままにします。この機能は、信号に自然な部屋の音を維持することで、音声信号が途切れていないことをファーエンドの参加者が知ることができます。
ゲート感度 ゲートが開くスレッショルドレベルを変更します。
オフアッテネーション チャンネルがアクティブでない時の信号の減衰レベルを設定します。
ホールド時間 レベルがゲートスレッショルドを下回った後で、チャンネルが開いたままとなる時間を設定します。
最大オープンチャンネル数 同時にアクティブになる最大チャンネル数を設定します。
優先度 選択した場合は、最大オープンチャンネル数に関係なく、このチャンネルのゲートがアクティブになります。
オートミックスゲインメーター これが有効になっている場合はゲインメータをリアルタイムでのオートミックスゲーティングを表示するように変更します。ゲートを開くチャンネルはゲートが閉じた(減衰された)チャンネルよりミックスでの高いゲインを表示します。

オートミックスモード

クラシック

クラシックモードはShure SCM820オートミキサーを再現します(デフォルト設定)。高速動作、シームレスチャンネルゲーティング、一定の周囲音レベルのオートミキサーとして知られています。このモードでのオフアッテネーションは、オープンチャンネルの数にかかわらず、各チャンネル-12 dBに固定されています。

スムーズ

スムーズモードでは、オープンチャンネルの数に応じて各チャンネルのオフアッテネーション設定が変わります。可変ゲインストラクチャは、チャンネル数が多い場合のノイズの低減に有効です。使用されるチャンネルが少ない場合は、オフアッテネーションを低くすることにより、透明度の高いゲーティングが得られます。

動作チャンネルの数 オフアッテネーション(dB)
2 -3.0
3 -4.8
4 -6

カスタム

カスタムモードでは、すべてのオートミックスパラメーターをコントロールできます。このモードは、特定のアプリケーションに合わせるために、プリセットモードのいずれかを調整する必要がある場合に役に立ちます。スムーズモードまたはクラシックモードでパラメーターを変更すると、自動的にカスタムモードとなります。

手動

マニュアルモードではすべてのアクティブなトラックを足し合わせ、サミングされた信号を1つのDante出力に送ります。これにより、オートミックスを有効にすることなく、拡声や録音用の信号をルーティングするオプションを提供します。標準モニタリングビューのフェーダー設定がサミング出力に適用されます。

サードパーティ製のコントロールシステムの使用

このデバイスはロジックコマンドをネットワークから受け取ります。Designerを介してコントロールされる多くのパラメーターは、適切なコマンド文字列を使用することで、サードパーティ製のコントロールシステムを介してコントロールすることができます。

一般的な用例:

  • ミュート
  • LEDの色および動作
  • プリセットの読み込み
  • レベルの調整

コマンド文字列の完全なリストは、次の場所にあります。

ネットワーキングおよびDante

デジタルオーディオネットワーク

Danteデジタルオーディオは標準イーサネットで伝送され、標準インターネットプロトコルで動作します。Danteは低レイテンシー、タイトクロック同期、QoSを備え、各種Danteデバイスに信頼性の高い音声トランスポートを行います。DanteオーディオはITやコントロールデータと同じネットワークに安全に共存することができ、あるいは専用ネットワークを使用するように構成することもできます。

Danteネットワーキングのスイッチとケーブルに関する推奨事項

スイッチとケーブルによって音声ネットワークのパフォーマンスが決まります。高品質のスイッチとケーブルを使用して、音声ネットワークの信頼性を高めます。

ネットワークスイッチには次のものが必要です。

  • ギガビットポート。10/100スイッチは小規模ネットワークでは動作しますが、ギガビットスイッチの方が高い性能を発揮します。
  • 電源を必要とするすべてのデバイスに対する、パワーオーバーイーサネット(PoE)またはPoE+ポート
  • ポート速度、エラーカウンター、および使用帯域幅に関する情報を提供する管理機能
  • エネルギーエフィシエントイーサネット(EEE)をオフにする機能。(「グリーンイーサネット」とも呼ばれる)EEEは、音声ドロップアウトやクロック同期に問題を引き起こす可能性があります。
  • 厳密な優先順位と4つのキューを持つDiffserv(DSCP)サービス品質(QoS)

イーサネットケーブルは次のようになります。

  • Cat5e以上
  • シールド

Dante Domain Managerとの互換性

このデバイスは、Dante Domain Managerソフトウェア(DDM)と互換性があります。DDMは、DanteネットワークおよびDante対応製品のユーザー認証、役割ベースのセキュリティ、および監査機能を有効にするネットワーク管理ソフトウェアです。

DDMによって制御されるShureデバイスの考慮事項:

  • ShureデバイスをDanteドメインに追加する場合は、ローカルコントローラのアクセスをRead Writeに設定します。そうしないと、Dante設定にアクセスしたり、工場出荷時設定へのリセットを実行したり、デバイスのファームウェアを更新したりできなくなります。
  • デバイスとDDMが何らかの理由によりネットワーク経由で通信できない場合は、Dante設定の制御、工場出荷時設定へのリセットの実行、またはデバイスファームウェアの更新を行うことができなくなります。接続が再確立されると、デバイスはDanteドメインで設定されたポリシーに従います。
  • Danteデバイスロックがオンの場合、DDMがオフラインの場合、またはデバイスの設定が[防止]に設定されている場合、一部のデバイス設定は無効になります。これには、Dante暗号化、MXW関連付け、AD4 DanteブラウズとDanteキュー、およびSCM820リンクが含まれます。

詳細については、Dante Domain Managerドキュメントを参照してください。

QoS (Quality of Service) 設定

QoS設定によりネットワーク上の特定のデータパケットを優先させることで、負荷の大きい大規模ネットワークにおいて信頼性の高い音声配信を確保します。この機能は、多くのマネージドネットワークスイッチに備わっています。必須ではありませんが、QoS設定をすることをお勧めします。

注:サービスの中断を避けるため、変更はネットワーク管理者に依頼してください。

QoS値を割り当てるには、スイッチインタフェースを開き、次の表を使用してDanteに関連づけられているキュー値を割り当てます。

  • タイムクリティカルなPTPイベント用に可能な限り高い値(例として4として表示)を割り当てます。
  • 残りのパケットに低優先度の値を使用します。
Dante QoS優先度値
優先度 用途 DSCPラベル 16進数 10進数 2進数
高 (4) タイムクリティカルPTPイベント CS7 0x38 56 111000
中 (3) オーディオ、PTP EF 0x2E 46 101110
低 (2) (予約済み) CS1 0x08 8 001000
なし (1) その他のトラフィック BestEffort 0x00 0 000000

注:スイッチの管理はメーカーやスイッチタイプによって異なることがあります。個々の設定の詳細については、メーカーの製品ガイドを参照してください。

Danteの要件およびネットワークについては、www.audinate.comを参照してください。

ネットワーク用語集

PTP(高精度時間プロトコル):ネットワーク上のクロックを同期するために使用されます

DSCP(DSコードポイント):レイヤー3のQoS優先度付けに使用される標準の識別方法です

Dante送信フロー

各デバイスには、送信フローが2つ受信フローが2つという制限があります。1つのフローは、1つのユニキャストあるいはマルチキャスト送信から成り、最大4つの音声チャンネルに対応します。

  • ユニキャストフローは、2台のデバイス間の1対1の接続で、1つのフローにつき最大で4チャンネルをサポートします。2台のデバイス間で8チャンネルの音声を送信するには、2つのユニキャストフローが必要です。
  • マルチキャストフローは1対多の送信で、ネットワーク上の複数の受信デバイスへ最大4チャンネルを送信できます。1台のデバイスから、ネットワーク上の他のすべてのデバイスに8チャンネルを送信するには、2つのマルチキャストフローが必要です。

ネットワークの最善な構築例

Shureデバイスをネットワークに接続する場合は、次のベストプラクティスを使用します。

  • 各デバイスをスイッチまたはルーターに直接接続し、常に「スター」ネットワークトポロジーを使用してください。
  • すべてのShureネットワークデバイスを同じネットワークに接続し、同じサブネットに設定します。
  • コンピューターのファイアウォールを介してすべてのShureソフトウェアを許可します。
  • ネットワークごとにDHCPサーバーを1台だけ使用してください。追加サーバーのDHCPのアドレス指定を無効にします。
  • Shureデバイスの電源を入れる前に、スイッチとDHCPサーバーの電源を入れます。
  • ネットワークを拡大するには、スタートポロジーのスイッチを複数使用します。
  • すべてのデバイスのファームウェアは、同じバージョンレベルでなければなりません。

ネットワークオーディオとShureコントロール

MicroflexAdvanceはネットワーク上で2種類のデータを伝送します:Shureコントロールとネットワークオーディオです。

Shureコントロール

Shureコントロールは、コントロールソフトウェアの動作、ファームウェアのアップデート、およびサードパーティのコントロールシステム(AMX、Crestron)のデータをやり取りします。

ネットワークオーディオ

このネットワークは、DanteデジタルオーディオとDanteコントローラーのコントロールデータの両方をやり取りします。ネットワークオーディオの動作には、有線方式のギガビットEthernet接続が必要です。

デバイスのIP設定

IP設定

選択したネットワークインターフェースのIPモードを設定します:

  • 自動(DHCP):IPアドレスを自動的に割り当てます。
  • 手動(静的):静的IPアドレス用。

IP設定

各ネットワークインターフェースのIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイを表示し編集します。

MACアドレス

ネットワークインターフェースの固有の識別番号。

IP設定の構成

IP設定はShure Designerソフトウェアで管理します。初期設定では、自動(DHCP)モードに設定されています。DHCPモードでは、デバイスはDHCPサーバーからIP設定を受け取り、またはDHCPがない場合には自動的にリンクローカル設定へフォールバックします。また、IPアドレスは手動で設定することもできます。

IPプロパティを設定するには、以下のステップに従ってください。

  1. デバイスの設定ウィンドウを開きます。
  2. 設定タブに移動し、ネットワークを選択します。
  3. オート (自動)またはマニュアル (手動)を選択します。オート (自動)を使用した場合、アドレスは自動的に割り当てられます。マニュアル (手動)セットアップについては、手動設定に関する説明に従ってください。

静的 IP アドレスを手動で割り当てる

IPアドレスを手動で割り当てるには、次の手順に従います。

  1. Designerでデバイスの設定ウィンドウを開きます。
  2. 設定タブに移動し、ネットワークを選択します。
  3. マニュアル (手動)としてIP設定を選択します。
  4. IP設定を入力します。

レイテンシーを設定する

レイテンシーとは、デバイスの出力へとシステム内を移動する信号が要する時間量です。デバイスとチャンネル間のレイテンシー時間の変化に対応するため、Danteにはレイテンシー設定が選択できるようになっています。同じ設定を選択した場合、ネットワーク上のすべてのDanteデバイスは確実に同期できます。

これらのレイテンシー値を出発点として使用してください。設定で使用する正確なレイテンシーを決定するには、設定を割り当て、Danteオーディオをデバイス間で送信し、AudinateのDanteコントローラーソフトウェアを使用してシステムの実際のレイテンシーを測定します。続いて、利用できる最も近いレイテンシー設定に端数を切り上げて、それを使用します。

レイテンシーの設定を変更するには、AudinateのDanteコントローラーソフトウェアを使用します。

レイテンシーの推奨

レイテンシーの設定 スイッチの最大数
0.25 ms 3
0.5 ms(初期設定) 5
1 ms 10
2 ms 10+

Wi-Fiでコントロールソフトウェアを動作

Wi-Fi経由でウェブアプリケーションを操作する場合に最善のパフォーマンスを得るにはワイヤレスルーターを正しくセットアップすることが重要です。システムではマルチキャストに依存するいくつかの標準ベースのプロトコルを採用しています。Wi-Fiは下位互換性のため、ブロードキャストとマルチキャストパケットを一般的なパケットとは区別して扱います。場合によっては、Wi-Fiのルーターがマルチキャストパケットの転送率をウェブアプリケーションが正常に動作するには遅すぎる値に制限してしまいます。

Wi-Fiのルーターは通常、802.11b、802.11a/g、802.11nスタンダードをサポートしています。初期設定では、多くのWi-Fiルーターは従来の802.11bデバイスがネットワーク上で動作できるように設定されています。この設定ではこれらのルーターは自動的にマルチキャストデータレート(または、「基本レート」や「管理レート」と呼ばれることもあります)を1~2Mbpsに制限します。

注:Wi-Fi接続はコントロールソフトウェアにのみ使用できます。ネットワークオーディオは、Wi-Fiでは通信できません。

ヒント:大きなワイヤレスでのマイクロホン構成用としては適切な帯域幅を提供するためにマルチキャスト送信レートを上げることを推奨します。

重要:最高のパフォーマンスのためにはマルチキャストレートを1~2 Mbpsに制限しないWi-Fiルーターを使用します。

Shureは以下のWi-Fiルーターメーカーを推奨します:

  • Cisco
  • Linksys
  • Apple

パケットブリッジ

パケットブリッジを使用すると、外部のコントローラーがShureデバイスのコントロールインターフェイスからIP情報を取得できます。パケットブリッジにアクセスするには、ShureデバイスのDanteインターフェイスで、外部コントローラーがクエリーパケットをunicast UDP*からport 2203に送信する必要があります。

  1. 最小1ペイロードでUDPパケットを送信します。

    注:最大許容ペイロードは140バイトです。どのようなコンテンツでも許可されます。

  2. Shureデバイスは、クエリーパケットの送信元ポートと同じ送信先UDPポートを使って、ユニキャストUDP上でコントローラーに応答パケットを送信します。応答パケットのペイロードは次の形式を取ります:
    バイト コンテンツ
    0~3 IPアドレス(ネットワーク順で32ビット符号なし整数型)
    4~7 サブネットマスク(ネットワーク順で32ビット符号なし整数型)
    8~13 MACアドレス、6バイトのアレイ

    注:通常のネットワーク上では、Shureデバイスは1秒以内に応答します。応答がない場合、送信先IPアドレスとポート番号を確認してからクエリーを再送してください。

*UDP: ユーザー・データグラム・プロトコル

IP Ports and Protocols

Shure Control

Port TCP/UDP Protocol Description Factory Default
21 tcp FTP Required for firmware updates (otherwise closed) Closed
22 tcp SSH Secure Shell Interface Closed
23 tcp Telnet Not supported Closed
68 udp DHCP Dynamic Host Configuration Protocol Open
80* tcp HTTP Required to launch embedded web server Open
443 tcp HTTPS Not supported Closed
161 tcp SNMP Not supported Closed
162 tcp SNMP Not supported Closed
2202 tcp ASCII Required for 3rd party control strings Open
5353 udp mDNS Required for device discovery Open
5568 udp SDT Required for inter-device communication Open
8023 tcp Telnet Debug console interface Closed
8180 tcp HTML Required for web application Open
8427 udp Multcast SLP Required for inter-device communication Open
64000 tcp Telnet Required for Shure firmware update Open

Dante Audio & Controller

Port TCP/UDP Protocol Description
162 udp SNMP Used by Dante
[319-320]* udp PTP Dante clocking
2203 udp Custom Required for packet bridge
4321, 14336-14600 udp Dante Dante audio
[4440, 4444, 4455]* udp Dante Dante audio routing
5353 udp mDNS Used by Dante
[8700-8706, 8800]* udp Dante Dante Control and Monitoring
8751 udp Dante Dante Controller
16000-65536 udp Dante Used by Dante

*These ports must be open on the PC or control system to access the device through a firewall.

These protocols require multicast. Ensure multicast has been correctly configured for your network.

トラブルシューティング

問題 解決策
Google Chromeブラウザでソフトウェアの遅延が生じる 問題はブラウザに関連しています。Chromeでハードウェアアクセラレーションオプションをオフにします。
音がこもったり、うつろに響いたりする
  • チャンネルが目的のエリアに向けられていることを確認します。
  • チャンネルが誤ってミュートされていないことを確認します。
  • イコライザーを使用して、1つのチャンネルまたはオートミックスチャンネルでの周波数応答を調整します。適切な使用についてはイコライザーアプリケーションを参照してください。
マイクロホンがデバイス検出に表示されない
  • 確実にデバイスに電源が入っていることを確認します
  • PCと装置が同じネットワークにあり、同じサブネットに設定されていることを確かめます
  • デバイスに接続していない他のネットワークインターフェースをオフにします (WiFiを含む)
  • DHCPサーバーが作動しているかチェックしてください(該当する場合)
  • 必要な場合はデバイスをリセットします
音声が聞こえない、または音量が小さい/音に歪みがある
  • ケーブルを点検します
  • チャンネルがミュートされていないことを確認します
  • チャンネルが適切な方向を向いており、意図する指向特性になっていることを確認します。
  • フェーダーレベルの設定が低すぎないことを確認します
  • オートミキシングを使用している場合は、設定をチェックし、チャンネルのゲーティングが適切にオン/オフされていることを確認します
ライトが点灯しない 非点灯モードが有効になっているかどうか、またはライトリング設定がオフになっているかどうかチェックします。
オートミキシングが無効になっているか、チャンネルが欠落しています
  • トロイドをオンにすると、オートミックスは自動的に無効になります
  • 無指向性のチャンネルは、オートミックスチャンネルには送信されません
マイクロホンの電源が入らない
  • ネットワークスイッチはパワーオーバーイーサネット(PoE)を供給する必要があります。そうでない場合は、PoEインジェクターを使用する必要があります
  • ネットワークケーブルと接続を点検します

重要な製品情報

本機器はプロのオーディオ用途用です。

注:このデバイスは公共のインターネットネットワークに直接接続されることを意図していません。

環境E2へのEMC適合:業務用および軽産業用。テストは、同梱および推奨のケーブル使用に基づきます。シールド(スクリーン)型以外のケーブルを使用した場合はEMC性能が低下します。

Shure社によって明示的に承認されていない変更または修正を加えると、この機器を操作する 権利が無効になります。

産業のカナダICES-003コンプライアンスレベル:CAN ICES-3 (B)/NMB-3(B)

FCCパート15Bの認証条項により認可。

電池、パッケージ、電子廃棄物については地域のリサイクル方法に従ってください。

Information to the user

This device complies with part 15 of the FCC Rules. Operation is subject to the following two conditions:

  1. This device may not cause harmful interference.
  2. This device must accept any interference received, including interference that may cause undesired operation.

Note: This equipment has been tested and found to comply with the limits for a Class B digital device, pursuant to part 15 of the FCC Rules. These limits are designed to provide reasonable protection against harmful interference in a residential installation. This equipment generates uses and can radiate radio frequency energy and, if not installed and used in accordance with the instructions, may cause harmful interference to radio communications. However, there is no guarantee that interference will not occur in a particular installation. If this equipment does cause harmful interference to radio or television reception, which can be determined by turning the equipment off and on, the user is encouraged to try to correct the interference by one or more of the following measures:

  • Reorient or relocate the receiving antenna.
  • Increase the separation between the equipment and the receiver.
  • Connect the equipment to an outlet on a circuit different from that to which the receiver is connected.
  • Consult the dealer or an experienced radio/TV technician for help.

CE適合宣言書は以下より入手可能です:www.shure.com/europe/compliance

ヨーロッパ認定代理店:

Shure Europe GmbH

ヨーロッパ、中東、アフリカ地域本部:

部門:EMEA承認

Jakob-Dieffenbacher-Str.12

75031 Eppingen, Germany

TEL:+49-7262-92 49 0

FAX:+49-7262-92 49 11 4

Eメール:info@shure.de

本製品は、関連するすべての欧州指令の基本的要件を満たし、CEマークに適合しています。

CE適合宣言書はShure社またはShure社の欧州担当部より入手することができます。問い合わせ先についてはvisit www.shure.comを参照してください

内容

ケーブルエグジットプラグ(黒) 65A29429
ケーブルエグジットプラグ(白) 65B29429
ケーブルエグジットプラグ(シルバー) 65C29429
取り付けチューブ蝶ナット 65A27351
取り付けチューブ 31A2165
ゴム製分離リング 66A405
ナイロンケーブルタイ(4) 80A583

オプションのアクセサリー

埋め込み式トレイキット(アルミニウム) A310AL-FM
埋め込み式トレイキット(ブラック) A310B-FM

仕様

General

すべての仕様はカーディオイド指向特性から計測されています。 すべての特性の値は、別途記載されている場合を除き、これらの仕様の± 3 dB以内です。

指向特性

すべてのチャンネルが個別に調整可能

カーディオイド, ハイパーカーディオイド, スーパーカーディオイド, トロイド, 無指向性, 双指向性

コネクターの種

RJ45

使用電源

パワーオーバーイーサネット(PoE), クラス0

消費電力

4W, 最大

質量

362 g (0.8 lb)

寸法

高さ×幅×奥行き

3.6 x 13.4 x 13.4 cm (1.4 x 5.3 x 5.3 インチ)

制御アプリケーション

HTML5ブラウザベース

動作温度範囲

−6.7°C (20°F)40°C (104°F)

保管温度範囲

−29°C (-20°F)74°C (165°F)

音声

周波数特性

10020,000 Hz

AES67 または Danteデジタル出力

チャンネル数 5 合計チャンネル数 (4 独立 送信チャンネル, 1 オート ミキシング 送信チャンネル)
サンプリングレート 48 kHz
ビット深度 24

感度

@1 kHz, , -15dB ゲインの設定

-21 dBFS/Pa

最大SPL

1% THDで1 kHz, -15dB ゲインの設定

115.2 dB SPL

S/N比

基準 94 dB SPL、1 kHz, -15dB ゲインの設定

カーディオイド 75dB
トロイド 67dB

遅延

Danteレイテンシーは含まず

<1 ms

自己雑音

-15dB ゲインの設定

カーディオイド 19.2 dB SPL-A
トロイド 26.8 dB SPL-A

ダイナミックレンジ

-15dB ゲインの設定

カーディオイド 96dB
トロイド 90 dB SPL

組み込み デジタル信号処理

チャンネル毎 イコライザー (4バンドパラメトリック) , ミュート, ゲイン (140dB 範囲)
システム オート ミキシング, ローカットフィルタ (-12 dB/オクターブ @150 Hz)

ネットワーク

ケーブル要件

Cat 5e以上 (シールドケーブル推奨)

周波数特性

周波数特性は60 cm(2フィート)の距離で測定されたものです。

ハイパーカーディオイド

スーパーカーディオイド

トロイド

無指向性

カーディオイド

双指向性