概要

概要

Shure Microflex® ワイヤレスシリーズ(MXW)は、会議室や役員会議に柔軟に対応するマイクロホン・ソリューションです。自動 RF チャンネル管理、充電式の暗号化(AES256)ワイヤレスマイクロホン、および Dante™ を使用したデジタル音声ネットワーキングを搭載しています。

MXW アクセスポイント (APT) を天井や壁に取り付けることで、目立ちにくい形での送受信が行えます。複数のアクセスポイントを設置することで同一空間で最大 80 のマイクを同時に使用することが可能です。MXW ネットワーク充電ステーションは、テーブルトップアプリケーションのバウンダリーマイクやグースネックマイク、さらには企業のトレーニングやプレゼンテーション用にハンドヘルドやボディパックソリューションも充電できます。コントロールソフトウェアはシステムのセットアップと遠隔モニタリングに使用され、ネットワークに接続されたコンピューターからコントロールできます。

特長

伝説的なShure品質

プレミアムオーディオ すべてのMicroflexマイクロホンは、ボイスコミュニケーションを自然に捉えられるよう考慮され、携帯電話やタブレットなどの一般的なワイヤレスデバイスから発せられる不要な無線障害から保護するCommShield®テクノロジーを搭載しています。
充電対応マイクロホン 各MXWマイクロホンは充電対応リチウムイオンバッテリーを電源とし、マイクからバッテリーを外さずにいつでも充電できます。コントロールソフトウェアからバッテリー統計をモニターできます(バッテリー実行時間、フル充電までの時間、充電サイクルカウント、およびバッテリー容量)。
目立ちにくいプロフェッショナルなデザイン モダンで薄型のワイヤレスマイクロホンは、多様なAV環境にエレガントに溶け込むようにデザインされています。ワイヤレス化することでことで、MXWは、プロフェッショナルかつスッキリとしたなデザインを提供します。
Encryption MXWワイヤレスリンクは、アメリカ国立標準技術研究所(NIST)の公表文献FIPS-197の規定に従い、Advanced Encryption Standard(AES-256)を使用して暗号化されています。

高度なネットワークとコントロール

デジタルオーディオネットワーク デジタル音声は、シールド付Cat5e(またはそれ以上)ケーブルを使って標準イーサネット上でやり取りされます。Audinate®のDantetmを採用したMXWは、信頼できる音声伝送を実現する低レイテンシー、クロックシンクロナイゼーション、高いクオリティオブサービス(QoS)を提供します。デジタル音声は、専用回線以外でもITおよびコントロールデータと同一ネットワーク上で安全に共存します。
オート周波数マネジメント MXWシリーズでは、すべてのマイクロホンを素早くセットアップし、信頼できて途切れることのないワイヤレスコミュニケーションを実現する、オート周波数マネジメントを採用しています。マイクロホンを同期させたい充電ステーションに並べてリンクボタンを押すだけで、アクセスポイントトランシーバーがチャンネルを割り当てます。複数のアクセスポイントトランシーバーが連動し、大きな設備や拡張可能な部屋へのインストールをサポートします。一度リンクすると、システムが自動的に使用可能なRFスペクトラムをスキャンし、動作するのに最適なチャンネルを選択します。バックグラウンドで継続的にスキャンをすることで、干渉を起こしたち周波数から代わりの周波数へシステムが自動的に切り替えます。
リモートコントロールおよびモニタリング Microflexワイヤレスのコンポーネントおよびソフトウェアは、Crestron、AMX、その他のプログラム可能なコントローラーと互換性があります。コンポーネントは、電話会議システムおよびデジタル信号プロセッサーに相互接続します。
内蔵RFスペクトラムスキャナー MXWワイヤレスシステムは、ライセンス不要の帯域を使用しますが同じ周波数帯域で動作するそれ以外のワイヤレスデバイス(具体的にはコードレスフォンやヘッドセット)が混在する可能性があります。MXWアクセスポイントは、平均値とピーク値のRF環境を記録することが出来るRFスキャナーが備わっています。スキャンした環境で安全に動作するMXWのチャンネル数を計算することが出来ます。

MXWワイヤレスシステム

① ワイヤレスマイクロホン

② システムプロセッサーおよびワイヤレストランシーバー

③ マイクロホンのリンク設定および充電ステーション

④ ギガビットネットワークスイッチを備えたアナログ出力デバイス

⑤ シールドタイプCat5eケーブル(別売)

MXW システムのコンポーネント

マイクロホン送信機

MXW マイクロホンは、暗号化されたワイヤレス音声をアクセスポイントへ送信します。4 種類の形態があります:

ハイブリッドボディパック(MXW1) ボディパックはハンズフリーのモバイル通信用で、ベルトやストラップに固定します。ラベリアマイクロホン接続用の TQG 入力および内蔵の無指向性マイクロホンを備えています。
ハンドヘルド(MXW2) ハンドヘルドでは、プレゼンターがSM58、SM86、BETA58およびVP68を使用することができます。
バウンダリー(MXW6/C、MXW6/O) 目立ちにくいデザインのバウンダリー送信機は会議の環境に自然に馴染みます。
デスクトップグースネックベース(MXW8) グースネックベースは、5、10、15”のMicroflexグースネックマイクと互換性があります。

MXW1、MXW6、および MXW8 マイクロホンには、通訳チャンネルなどの音声をモニタリングするためのヘッドホン出力が備えられています。

アクセスポイントトランシーバー (MXWAPT2、MXWAPT4、MXWAPT8)

アクセスポイントトランシーバー(2、4 および 8 チャンネルユニット)は壁や天井に取り付けて、マイクロホンとの暗号化されたワイヤレス音声通信を管理します。システムハブとして、ワイヤレスマイクロホンと同一ネットワークにある他の Dante デバイス間でデジタル音声の伝送を行います。

音声ネットワークインターフェース (MXWANI4, MXWANI8)

音声ネットワークインターフェース(4 および 8 チャンネル)は、MXW システムのアナログ音声入力と出力を提供する Dante 対応のネットワークデバイスです。4 ポートのギガビットイーサネットスイッチを搭載し、MXW アクセスポイント、コンピューター、2 台までの MXW ネットワーク充電ステーションの接続が可能です。

ネットワーク充電ステーション (MXWNCS2, MXWNCS4, MXWNCS8)

ネットワーク充電ステーション(2、4 および 8 スロット)は、複数の MXW マイクロホンを同時に充電できます。また、マイクロホンをアクセスポイントチャンネルにリンクし、バッテリー情報をコントロールソフトウェアにネットワーク通信します。

注:MXWNCS2 は、MXW8 グースネックマイクロホンには使用できません。

MXW コントロールソフトウェア

MXWコントロールソフトウェアはキーセットアップ、モニタリング、管理機能の総合的なリモートコントロールを提供します。

システム設計およびテクノロジー

オーディオパスのテクノロジー概要

MXWシステムは、伝説的なShureの音声品質と高度なデジタルネットワーキング技術が組み合わさっています。下記はオーディオパスの概要です:

ワイヤレス音声

MXW送信機は、音声をデジタル信号へと変換して、アクセスポイントにワイヤレスで送信します。

  • Digital Enhanced Cordless Telecommunications(DECT)フレームワークを使用したインテリジェントな自動ワイヤレス音声管理
  • 多くのDECTよりも高度な音声品質と低レイテンシーを可能にするカスタムRFデザイン
デジタルオーディオネットワーク

アクセスポイントでマイクからのワイヤレス音声を受信し、オーディオネットワークインターフェースへ配信します。

  • 低レイテンシー、確実なクロック同期、高いクオリティオブサービス(QoS)により、信頼性のある音声を転送します。
  • デジタル音声は、イーサネットケーブルおよびスタンダードIP機器で伝送可能です。
  • デジタル音声は、専用回線以外でもITおよびコントロールデータと同一ネットワーク上で安全に共存します。
アナログ音声

オーディオネットワークインターフェースは、各チャンネルのネットワーク音声をアナログ出力へ変換します。

  • アナログ音声をミキサー、デジタル信号プロセッサー(DSP)、またはテレビ会議デバイスへ送ります。

グループ形成およびマイクのリンク

すべてのMXWコンポーネントをネットワークに接続すると、コントロールソフトウェアの[Configulation]タブから グループ に割り当てることができます。各アクセスポイントは、1~2つの充電器(マイクロホンのリンク用)と、1~2つの音声出力デバイス(アナログ出力への音声ルーティング用)で関連グループを作ることができます。マイクロホンを充電器に配置し、これらのアクセスポイントチャンネルにリンクすることができます。

各グループは、信号アクセスポイントで管理されています。マイクは、リンクに使用されている充電器ではなく、アクセスポイントのチャンネルにリンクされています。この関連性は、マイクが再リンクされるまで、またはアクセスポイントがリセットされるまで継続します。

設定:複数グループの管理

コンフィギュレーションから、複数のグループが設定やグローバルコントロールを共有することができます。コンフィギュレーションページにさらにグループを追加すると、設定内のすべてのデバイスに関連性が構築されます。新しいグループは、その構成の設定を引き継ぎます。

複数の部屋でのセットアップなど特別な用途では、いくつかの設定を単独のコントロールコンポーネントグループに作成することができます。

ファームウェアは更新が必要になる場合があります

Shure では、機能を追加し、システム性能を改善するためにデバイスのファームウェアを定期的に更新しています。すべての機能を利用するには、システム内のすべてのデバイスが同じファームウェアバージョンで動作している必要があります。

システムが正しく機能しない場合、Shureウェブサイト(https://www.shure.com/firmware)から適切なアプリケーションをダウンロードし、デバイスを最新のファームウェアに更新します。サポートが必要な場合は、Shureのサポートまでお問い合わせください。

ハードウェアの説明

オーディオネットワークインターフェース(ANI)

フロントパネル

① Inputチャンネル

アナログラインレベルまたはauxauxレベルの信号をデジタルネットワークに追加します。デバイスがMXWグループに関連付けられている場合、Inputに入力された信号はリンクされたマイクにルーティングされます。(InputAはチャンネル1~4、InputBはチャンネル5~8)。

② Outputチャンネル

各チャンネルのデジタルネットワーク音声をアナログ出力に変換します。デバイスがMXWグループに関連付けられている場合、ANIのOutputにアクセスポイントチャンネルを自動的にルーティングします。

③ チャンネルセレクター

次の機能を実行するチャンネルを選択します:

動作 機能
1回押す
  • ヘッドホンジャックでそのチャンネルを聞く
  • チャンネル出力レベルとアッテネーションを表示、調整する
  • レベルメーターの出力信号をモニタリングする
押したままにする(3秒) チャンネルをミュート/ミュート解除します。ミュートLEDがミュート状態を示します。

④ 選択チャンネルLED

チャンネルを選択すると点灯します。

⑤ 信号強度LED (sig/clip)

各チャンネルの音声信号の強度を示します:

  • 緑 = 正常
  • 黄色 = 強い
  • 赤 = クリッピング(クリッピングを回避するには、音声ソースのレベルを弱めます)

⑥ ミュートLED

チャンネル出力がミュートの時に点灯します(チャンネル選択ボタンを3秒間押します)。ミュートされたチャンネルはHEADPHONEジャックにルートされたままとなるので、モニタリングとトラブルシューティングは継続できます。

⑦ 入力レベルセレクター

選択したチャンネルをラインレベルまたはauxレベルに設定し、入力信号に一致させます。

⑧ 出力レベルセレクター

選択したチャンネルを接続デバイスに一致する出力レベルに設定します:

  • ライン:+4 dBu
  • auxaux:-10 dBV
  • mic:-30 dBV

⑨ 出力アッテーションコントロール

上/下ボタンを使用して、チャンネル出力を0 dB(減衰なし)から-24 dBまでは1 dBずつ減衰、-24から-78までは3 dBずつ減衰します。

⑩ レベルメーター

選択したチャンネルの音声レベルをdBFSで表示します。アナログメーターの0 VUの近似値として出力メーターの-18 dBFSを使用することを推奨します。

⑪ ハードウェアステータスLED

ハードウェアの状態を示します:

LED ステータス
電源 緑色 ユニットの電源はオンです。
イーサネット 緑色 イーサネットデバイスへ接続されています。
Network Audio (ネットワーク音声) 緑色 接続されている受信チャンネルはすべて正常です(予期されるデジタル音声を受信)。
緑色で点滅 1つまたは複数の接続受信チャンネルがサブスクリプションエラーになっているか未解決です(送信デバイスがオフ、未接続、名前が変更されている、またはネットワーク設定が正しくない)。
オフ 受信チャンネルが接続されていません(ルーティングが未確立)。
ロックアウト 赤色 フロントパネルのゲインとミュートコントロールがロックされています。ハードウェアをロックした状態でボタンを押すとLEDが点滅します。

⑫ ヘッドホンボリュームノブ

ヘッドホン出力への音量を調整します。

⑬ ヘッドホン出力

デジタル音声ネットワークへ、またはネットワークからの音声をモニタリングする1/4"(6.35 mm)の出力ジャック。

注意:ユニットをデジタル音声ネットワークに接続している時のみ音声があります。

背面パネル

① AC電源

IECコネクターAC100~240 V。

② 電源スイッチ

ユニットの電源をオン/オフします。

③ 出力ブロックコネクター(1-8)

3ピンの低電圧差動コネクターは、各チャンネルでライン、aux、またはマイクレベルのアナログ出力を提供します。

④ シャーシアース(1-8)

ケーブルシールドをシャーシに直接アースします。

⑤ 出力ブロックコネクター(A、B)

3ピンの低電圧差動入力コネクターは、ライン、またはauxレベルのアナログ信号をデジタルネットワークに追加します。

注意:この入力は、接続のバランスが取れていることを意味します。IPODやMP3プレーヤーなどのアンバランスのソースを使用する場合、ブロックコネクターのピン1(信号)と3(アース)のみを使用します。接続ダイアグラムに関してはSpecificationセクションを参照してください。

⑥ リセットボタン

ボタンを5秒間押したままにすると、工場出荷時の初期設定でデバイスを再起動します。

⑦ イーサネットステータスLED(グリーン)

  • オフ = ネットワークリンクがありません
  • オン = ネットワークリンクが確立されました
  • 点滅 = ネットワークリンクがアクティブです

⑧ イーサネットリンクスピードLED(黄色)

  • 消灯 = 10/100 Mbps
  • オン = 1 Gbps(デジタル音声ルーティングで必要)

⑨ ネットワークインターフェース

コンポーネントを1つのMXWグループに接続したり、複数のデバイスをより大きなデジタル音声ネットワークに接続する4ポートのギガビットスイッチ。各ポートについて以下に説明します:

ポート 説明
ポート1 (PoE) Shureアクセスポイント用パワーオーバーイーサネット(PoE)、および標準ギガビットポートとして機能します。
ポート2および3 標準ギガビットポートにより、別のMXWネットワーク、追加のMXWANI、MXWNCS充電ステーション、または外部のコントロールシステムの接続が可能になります。
ポート4(Uplink)
  • 標準モード(初期設定): このポートはポート2および3と同じように機能します。
  • アップリンクモード: コントロールデータの送信のみ。このモードは、ネットワーク音声およびShureウェブディスカバリーアプリケーション、Danteコントローラー、Danteバーチャルサウンドカードのデータをブロックします。

アクセスポイントトランシーバー(APT)

アクセスポイントトランシーバーは音声信号フローのハブであり、グループ内の各マイクロホンのRFの安定性を管理します。APTは次の機能を実行します:

  • グループ内のマイクからワイヤレス音声信号を受信して復号
  • 音声信号をデジタル音声ネットワークおよびオーディオネットワークインターフェース(ANI)に送信
  • コンポーネント、MXWコントロールソフトウェア、およびサードパーティのコントローラー間でのコントロール情報(ゲイン調整やリンク設定など)を送受信。
  • 暗号化された音声信号をマイクのヘッドホン出力に送信し、変換された音声やその他の外部ソースを聞く。

モデル種類

MXWAPT8 8チャンネルトランシーバー
MXWAPT4 4チャンネルトランシーバー
MXWAPT2 2チャンネルトランシーバー

① 電源LED

緑色に点灯し、パワーオーバーイーサネット(PoE)があることを示します。

② ネットワーク音声LED

ステータス
緑色 すべてのルーティング受信チャンネルがOKです(設定通りにデジタル音声を受信)。
緑色で点滅
  • 1つまたは複数の接続受信チャンネルがサブスクリプションエラーになっているか未解決です(送信デバイスがオフ、未接続、名前が変更されている、またはネットワーク設定が正しくない)。
  • コントロールソフトウェアから識別信号を受信しています(リンクステータスLEDが同時に点滅)。
  • デバイスがスペクトラムスキャンを実行しています(リンクステータスLEDと交互に点滅)。
  • クロック同期の問題です。
オフ 受信チャンネルが接続されていません(ルーティングが未確立)。

注意: ネットワーク音声ステータスは、Danteコントローラーソフトウェアから詳細を確認できます。

③ マイクロホンリンクステータスLED

ステータス
緑色 1つ以上のマイクがリンクされ、アクティブ、ミュート、またはスタンバイの状態で電源が入っています。
オフ 1つ以上のマイクがリンクされ、電源が入っていないか、またはネットワーク外の充電器にあります。
赤色 リンクされているマイクがありません。
赤で点滅
  • コントロールソフトウェアから識別信号を受信しています(ネットワーク音声LEDが同時に点滅)。
  • デバイスがスペクトラムスキャンを実行しています(ネットワーク音声LEDと交互に点滅)。

④ リセットボタン

リセットボタンを10秒間押したままにし、MXWシステムを工場出荷時の初期設定にリセットします。

注:リセットによりグループの関連付けとマイクロホンのリンクは削除され、デバイスはDHCPモードで再起動します。

⑤ イーサネットポート

シールド付きCat5e(またはそれ以上)ケーブルをPoEソースとネットワークに接続します。

⑥ イーサネットステータスLED(グリーン)

  • オフ = ネットワークリンクがありません
  • オン = ネットワークリンクが確立されました
  • 点滅 = ネットワークリンクがアクティブです

⑦ イーサネットリンクスピードLED(黄色)

  • 消灯 = 10/100 Mbps
  • オン = 1 Gbps(MXWの必要動作環境)

⑧ ケーブルルーティングパス

天井や壁に埋め込めるようにイーサネットケーブルのパスを配置します。

指向性アンテナ

アクセスポイントには、安定した送受信を提供するために複数の指向性アンテナを搭載しています。デバイス前面に向けたときに最も高い感度となるカーディオイドパターンにてRF信号を送受信します。常にこの面をマイクロホンカバーエリアに向けてください。

カーディオイドRFパターン

ネットワーク充電器(NCS)

MXWネットワーク充電ステーションは、バッテリーを充電し、送信機を各チャンネルにリンクできます。充電器がグループに関連付けられている場合、チャンネルスロットはアクセスポイントの各々の音声チャンネルにマッピングされたいます。マイクロホンをスロットに配置することで各チャンネルにリンク出来ます。

グループの関連付けやネットワーク接続にかかわらず、マイクロホンはいずれのNCSでも充電可能です。

注意:関連する充電器の[Link]ボタンを押すと、充電器にあるすべてのマイクがアクセスポイントでチャンネルにマッピングされます。これを行うと、そのチャンネルで以前リンクしたマイクは無効になります。

モデル種類

MXWNCS8
  • 8つのバウンダリー、ボディパック、ハンドヘルドマイク
  • または4つのグースネックベースに対応します
MXWNCS4
  • 4つのバウンダリー、ボディパック、ハンドヘルドマイク
  • または2つのグースネックベースに対応します
MXWNCS2
  • 2つのバウンダリー、ボディパック、ハンドヘルドマイクに対応します。
  • MXW8グースネックベースは、この充電器ではサポートされていません

① 充電スロット(USB 3.0 タイプA)

マイクを充電器のUSBスロットに接続することで、チャージおよびリンクします。充電器がグループに関連付けられている場合、スロットがアクセスポイントチャンネルに位置付けられます(詳細は音声チャンネル割り当てを参照)。

注意:グループの関連付けやネットワーク接続にかかわらず、どのマイクも充電器で充電できます。

② 電源LED

ユニットの電源を入れるとグリーンに点灯します。

③ マイクロホンリンクLED

リンク手順の状態を示します:

インジケーター
オフ(初期設定) リンクが起動していません。
緑色で点滅 リンクを処理中です。
緑色 マイクをチャンネルにリンクさせました。
赤色 リンクを処理できませんでした(RFの問題、ネットワーク障害、または処理中にマイクを取り外しました)
オレンジ ステーションがグループに関連付けられていないため、リンク処理を開始できません。
赤で点滅 リンク処理がコントロールソフトウェアからロックされました。
青色 充電器は高効率モードです。

④ マイクロホンリンクボタン

  • 6秒間押したままにし、充電器のすべてのマイクを関連付けられたアクセスポイントトランシーバーのチャンネルにリンクします。
  • 充電器の電源を入れてから1分以内に[Link]ボタンを3回連続して押すと、充電器は高効率モードになります。標準充電モードに戻すには、充電器の電源を入れ直す必要があります。

⑤ バッテリーステータスLED

接続されたマイクの充電ステータスが10%以下から、10、25、50、75、100%と増加するのを表示します(詳細は「バッテリー」を参照)。また、マイクロホンがチャンネルに正常にリンクすると、5つのLEDが数秒間点滅します。

⑥ DC電源供給のロック

PS60のプラグをステーションの入力ジャックに固定します。

⑦ 電源スイッチ

ユニットの電源をオン/オフします。

⑧ イーサネットポート

MXWオーディオネットワークインターフェース、またはイーサネットケーブルを使用するスイッチを介してMXWシステムネットワークに接続します。

⑨ イーサネットステータスLED(緑色)

  • オフ = ネットワークリンクがありません。
  • オン = ネットワークリンクが確立されました。
  • 点滅 = ネットワークリンクがアクティブです。

⑩ イーサネットリンクスピードLED(黄色)

  • 消灯 = 10 Mbps
  • 点灯 = 100 Mbps

マイクの接続

チャンネルスロットの1つにマイクを接続し、充電器にマイクを置きます。一番の上の列のチャンネルには、異なるタイプのマイクに対応するUSBポートが2つあります。両方のUSBポートに同時に接続しないでください。

注意:2チャンネルの充電器は、グースネックマイクロホンはサポートしません。

  • ハンドヘルド、バウンダリー、ボディパック: 窪んだ縦のメインスロットを使用します。
  • グースネックベース: 一番上の列の横のコネクターを使用します。

同一チャンネルの異なるコネクター

マイクロホン送信機

説明

① 電源ボタン

MXW6、MXW8:送信機の電源をオン・オフするには、この電源ボタンを3秒間押し続けます。

MXW1、MXW2:送信機の電源をオン・オフするには、ミュート/アクティブボタンを5秒間押し続けます。

② ミュート/アクティブボタン

音声ステータスをアクティブからミュート、またはミュートからアクティブへ変更します。各送信機タイプのボタンの動作は、[プリファレンス]ページから個々に設定できます。各設定の機能は以下の通りです:

  • トグル:ボタンを押す度に、ステータスはアクティブまたはミュートに変わります。
  • 押して話す:ボタンを押している間、音声が送られます。
  • 押してミュート:ボタンを押している間、音声がミュートされます。
  • 無効:ボタンを無効にします。

③ ステータスLED

送信機の状態を示します。ミュートおよびアクティブにおける表示色は、[プリファレンス]ページでカスタマイズできます。グースネックライトリングモデル(MX405R/410R/415R)以外のMXW送信機のLED動作の初期設定は、ステータスLED表を参照してください。

④ ローバッテリーLED(グースネックおよびバウンダリーのみ)

ステータス
オフ バッテリーの残量5%以上
赤色点灯 バッテリーの残量5%以下

⑤ イヤホンジャック

通訳音声などのリターンチャンネル信号を聴くための3.5 mmジャック。この音声は、オーディオネットワークインターフェースの入力から自動的に送られます(入力Aがチャンネル1~4へ、入力Bがチャンネル5~8へ)。

:MXW2ハンドヘルド送信機には装備されていません。

⑥ 充電コネクター(USB 3.0 タイプA)

ネットワーク充電ステーションのスロットやUSB充電器と接続します。

⑦ ハンドヘルド送信機カートリッジ

MXW2送信機は、以下のカートリッジを使用できます:SM58、Beta 58、SM86、VP68。

⑧ グースネックマイクロホン

グースネックベースは、5、10、15”のMicroflexグースネックマイクと互換性があります。

⑨ TQGコネクター

MXWハイブリッドボディパックは、外付けのラベリアマイクロホンやヘッドセットマイクロホン接続用のTQGコネクターを備えています。

⑩ 内蔵マイクロホン

ボディパック送信機には無指向性マイクロホンが内蔵されており、ラベリアマイクロホン等が接続されていない時に自動的に選ばれます。

ステータスLEDテーブル
ステータス LED 説明
アクティブ 緑色 音声をネットワークに送ることができます。
ミュート 赤色 音声はミュートされています。
スタンバイ 赤色の点滅(オフが長くオンが短い) 音声はミュートで、送信機はバッテリーを節約するために休止状態となっています。
識別 黄色の点滅 コントロールソフトウェアで識別ボタンが押されています。
初期化/RFチャンネル取得 赤と緑を交互に点灯 送信機はリンクされたアクセスポイントへのRF接続を初期化し、取得しています。
  • 標準密度モードは色が交互に変わる速度がゆっくり
  • 高密度モードは色が交互に変わる速度が速い
電波エリア外 赤色の点滅(オン/オフが短い) 送信機はリンクされたアクセスポイントの電波到達圏外にあります。
充電中 オフ 送信機は充電中です。
バッテリー統計リセット 黄色の点滅 送信機のバッテリー統計がリセットされました。
2台のマイクロホンが同じ音声チャンネルに接続しようとしています 赤色の点滅(オンが長くオフが短い) 各音声チャンネルで有効にできるのは一度に1台のみです。
オフ オフ ネットワークに接続されていません。マイクロホンの電源ボタンを押して送信機の電源を入れてください。

マイクロホン送信機

MXWマイクロホンは、暗号化されたワイヤレス音声をアクセスポイントへ送信します。4つのフォームファクターがあります:

ハイブリッドボディパック(MXW1)

ボディパックはハンズフリーのモバイル通信用にベルトやストラップに固定します。小型マイクロホン接続用のTQG入力、およびビルトイン無指向性マイクロホンを備えています。

ボディパック型送信機の取付方法
  • 送信機をベルトまたはポケットにクリップで固定します。
  • 確実に固定するために、ベルトをクリップの奥まで押し込んでください。

ハンドヘルド(MXW2)

ハンドヘルドでは、プレゼンターがSM58、SM86、BETA58およびVP68を使用することができます。

マイクロホンの正しい持ち方

A hand holding a microphone on the handle with a checkmark and a hand holding a mic by the grille with an X

  • 音源から12インチの範囲内でマイクロホンを持ちます。低域を増した温かみのある音を得るには、さらにマイクロホンを近づけます。
  • 手でグリルを覆わないでください。

バウンダリー(MXW6/C、MXW6/O)

目立ちにくいデザインのバウンダリー送信機は会議の環境に自然に馴染みます。カーディオイドバージョンと無指向性バージョンをご用意しております。

マイクロホンの設置

最適な低域特性、及びバックグラウンドノイズの除去のため、マイクロホンは床やテーブル、演台などの大きな水平面に設置してください。

残響を低減するため、マイクロホンの上または横に、演壇の縁または張出し棚などの反射面がこないようにしてください。

デスクトップグースネックベース(MXW8)

グースネックベースは、5、10、15”のMicroflexグースネックマイクと互換性があります。

マイクのタイプ

マイクロホンをベースに差し込む

MX405、MX410、MX415

2色ステータスインジケーター

MX405R、MX410R、MX415R

ライトリング

MX410DF、MX415DF

Dualflex

Rechargeable Batteries

MXWリチウムイオン充電池は送信機の稼動時間を最大にします。コントロールソフトウェアによる電力管理では、充電ステータス、電池の容量、サイクルカウントといった電池の重要なパラメーターを詳細に可視化します。

バッテリーは、MXW ネットワーク充電ステーションを使用した場合、1 時間で容量の 50% まで、2 時間で全容量を充電することができます。

モデル

マイクロホンのタイプ バッテリーモデル
MXW1 ボディパック SB901A
MXW6 バウンダリー
MXW8 グースネックベース
MXW2 ハンドヘルド SB902
SB905*

* 2020年12月以降に製造されたMXW2の場合

ネットワーク充電ステーション(NCS)

送信機が所定の位置に固定されるまで充電スロットへスライドさせます。充電サイクルが始まると、充電LEDが点灯します。グループの関連付けやネットワーク接続にかかわらず、どのNCSでもマイクを再充電できます。

  • ハンドヘルド、バウンダリー、ボディパック: 窪んだ縦のメインスロットを使用します。
  • グースネックベース: 一番上の列の横のコネクターを使用します。(2チャンネル充電器には装備されていません)。

充電ステータスLED

充電器の各チャンネルには1列のLEDがあり、点灯してマイクロホンのバッテリー充電レベルを示します。

LED %バッテリー充電
1
  • 点滅状態:< 10%
  • 点灯:> 10%
2 > 25%
3 > 50%
4 > 75%
5 > 95%

注:LEDは省エネモードでは点灯しません。

NCS出力モード

充電ステーションは、標準充電モード以外の次の出力モードで動作させることができます。

省エネルギーモード

電力消費量を削減するために、充電器を低エネルギーモードで作動させます。このモードでは、電源をオンにした後、各チャンネルの LED インジケーターは 1 つしか点灯しません。

省エネモードに変更するには:

  1. MXW コントロールソフトウェアの[ユーティリティ]ページを開きます。
  2. 充電ステーションの[Device Properties]ウィンドウを開きます。
  3. Energy Efficient Mode チェックボックスを選択します。
  4. Add updates を選択して、デバイスプロパティを終了します。
  5. [Utility] ページから Apply All を選択して、デバイスにプッシュします。
高効率モード

充電器を高効率モードで動作させ、電力消費を大幅に抑えます。このモードでは次のようになります。

  • イーサネットおよび充電のLEDインジケーター機能が無効になります。
  • 電源LEDが緑色に点灯します。
  • リンクLEDが、高効率モードを表す青色に点灯します。

高効率モードに変更するには:

  • 充電器の電源を入れてから1分以内に、[Link]ボタンを3回連続して押します。
  • 充電器を標準充電モードに戻すには、充電器の電源を入れ直します。

注:

  • Shure充電式バッテリーを高効率モードでフル充電するには約4時間かかります。

    重要:高効率モードでは充電LEDインジケータが無効になっているため、自らタイマーを使用して4時間の充電時間を管理する必要があります。

  • 高効率モードでは、充電器へのイーサネット接続はありません。SystemOnの監視機能や制御機能、またはCrestron/AMXのような接続が必要なソリューションは利用できません。
  • 充電器が高効率モードに移行すると、充電器にドッキングされているマイクロホンも高効率モードに移行します(マイクロホンを充電器から取り外し、マイクロホンの電源が入っていないことで確認可能)。
  • 高効率モードの充電器の電源を入れ直すと、充電器は標準充電モードの表示になります。充電器から取り外したマイクロホンは、APT構成の[充電器の最初の状態]のプリファレンスに従います。
  • 高効率モードで充電器にドッキングされているマイクロホンで、まだフル充電されていないマイクロホンは、従来のバッテリーサイクルカウントリセット機構をサポートしています(ミュートボタンを10秒間押し続けると、サイクルカウントがリセットされます)。フル充電されているマイクロホンではこのリセット機構はサポートされません。

    注:バッテリーサイクルカウントリセットは、新品のバッテリーを取り付けた後のみ使用してください。

USB充電器

USB充電器(SBC-USB)はMXW送信機に接続することができ、動作中に電力を供給します。

コントロールソフトウェアのバッテリー統計

MXWコントロールソフトウェアは、バッテリー情報の管理に使用されます。[Monitor]タブを使用し、バテッリーの充電ステータスを表示します。

バッテリー充電ステータスの監視

充電ステーションで マイクのバッテリーが完全に充電されるまでの残り時間を表示します。
使用中 マイクのバッテリーの残りの稼動時間を表示します。

バッテリーの状態の統計には、[Utility]タブを使用します:

バッテリー統計

電池容量 新しいバッテリーと比較したマイクの充電容量をパーセンテージで表示。
サイクルカウント バッテリーに記録された充電サイクル数。

マイクロホンのバッテリー統計をリセット

新しいバッテリーを取り付けた後で、マイクロホンに保存されているバッテリーヘルス統計をリセットします。

  1. 新しいバッテリーを入れた送信機を充電スロットに置きます。動作中であればいずれのMXW充電ステーションでも使用できます。
  2. LEDが点滅するまで、マイクロホンのミュートボタンを押し続けます(~10秒)。

    注意:充電ステーションのUSBポートの損傷を避けるために、ボタンを押している間はマイクをしっかりと持ってください。

バッテリ寿命の最大化

MXW送信機用のリチウムイオン充電池は、充電後9時間以上持続するように設計されていますが、バッテリーヘルスや使用方法によって、電池の持続時間に大きな違いが生じる可能性があります。特に、耐久性と最大動作時間は、充電回数の増加とともに減少します。バッテリーヘルスの残量が80%以下のときは、バッテリーが指定された寿命に近づいているか、または寿命に達していることを示しているため、交換の必要があります。バッテリーヘルスと充電回数は[MXW control software] > [Utility]タブで確認できます。

MXWシステムのセカンダリーリンクスロットを使用することで、バッテリー残量が少なくなったときに代替マイクロホンを準備して、バッテリー持続時間の変化によるオーディオ中断が起こらないようにすることができます。ただし、次のシステム調整によりバッテリーの持続時間を最大にできます。

外部LEDコントロール

LED点灯で常にマイクロホンの状態を示していると、多量のバッテリーパワーを消費します。送信機を外部LED制御に設定することで、TCPI(サードパーティコントロールインターフェース)を介して外部コマンドによって起動された場合を除いて、内蔵LEDが無効になります。LEDを完全に無効にするか、マイクロホンが通常の使用状態でない場合のみLEDを点灯させることで、バッテリーの持続時間を最大化します。

LEDコントロールは[MXW control software] > [Preferences]タブから設定されます。

ハイデンシティモード

高密度(HD)モードは、システムリソースを再割り当てて、必要に応じて追加のチャンネルを作成します。レイテンシー、バックチャンネルのオーディオモニタリング、およびフィルターコントロールが主な考慮事項ではないアプリケーションでは、HDモードに切り替えることでのバッテリー持続時間を最大1時間延長することもできます。

密度モードは[MXW control software] > [Utility]タブ > [desired APT] > [Edit]から設定されます。

使用事例の設定

古いバッテリーの持続時間を見積もるには、使用時の設定に最も近いマイクロホンと条件を見つけてください。持続時間(時間)は、残量が80%の電池を用いて計算されています。

システムの設定 持続時間(時間)
LED 密度モード MXW1 MXW2(SB902) MXW2(SB905) MXW6 MXW8
外部 HD 8 15 30 8 8
外部 SD 7 14 26 7 7
内部 HD 7 14 29 8 7
内部 SD 6 12 23 7 6

ヒント:持続時間の延長が必要な場合、部屋の広さに対してRF電力が最小の設定になっていることを確認してください。RF電力は[MXW control software] > [Preferences]タブから設定されます。

バッテリーの交換

リチウムイオンバッテリーは容量が直線的に減少していきます。Shureは、お客様の要件に合わせたバッテリーの交換スケジュールを作成し、容量が許容範囲外になった時にバッテリーを交換することを推奨します。

重要:新品のバッテリーを取り付けた後は、前のセクションの「マイクロホンのバッテリー統計をリセット」の手順に従って、マイクロホンに保存されているバッテリーヘルス統計をリセットしてください。

MXW1、MXW6、MXW8バッテリー交換

  1. 送信機底面のバッテリードアのネジを緩めて開けます。
  2. 送信機からバッテリーコネクターをゆっくりと離してバッテリーを外します。
  3. 交換するバッテリーのコネクターを送信機に接続します。
  4. ラベルを表に向けてバッテリーを取り付けます。
  5. ドアを閉め、ネジを締めます。
  6. バッテリーは適切に廃棄してください。使用済みバッテリーの適切な廃棄方法については、お近くの販売店にご確認ください。

MXW2バッテリー交換

MXW2バッテリーを交換できるのは、認定を受けたサービス担当者のみです。

電池の装着方法

追加機器

ネットワークケーブル シールド付きCat5e(またはそれ以上)イーサネットケーブルを使用し、ネットワークデバイス間の電路を最大100メートルに制限します。
音声ケーブル MXWオーディオネットワークインターフェースと一緒に提供されるハードウェアキットユーザーガイドを参照し、音声ケーブルをコネクターに取り付けます。
ギガビットDHCPルーター(2個以上のAPTがあるシステム) 2つ以上のAPTがあるシステムでは、DHCPルーターを装置に接続することを推奨します。必ず次の要件を満たすようにしてください:
  • ギガビットポート
  • 最低6.5Wのクラス0 PoEを供給(MXWAPTの電力供給用)
  • 4キューのクオリティ・オブ・サービス(QoS)
  • Diffserv (DSCP) QoS、厳格な優先順位
  • ルーターがエネルギー・エフィシエント・イーサネット(またはグリーン・イーサネット)の場合、必ずMXWシステム専用のポートから無効にしてください。
  • 推奨:各ネットワークリンクの動作に関する詳細を提供するために管理されたスイッチ(ポートスピード、エラーカウンター、使用した帯域幅など)。

MXW コンポーネントの接続

MXW コンポーネントは、イーサネットケーブルおよびスイッチを使用して接続されます。アクセスポイントが 1 つの小さなシステムでは、MXW 音声ネットワークインターフェースがスイッチのように機能します。アクセスポイントが 1 つ以上あるシステムでは、すべてのコンポーネントを 1 つに接続するための追加のギガビットスイッチが必要です。

要件:

  • シールド付き Cat 5e(またはそれ以上)イーサネットケーブルを使用します。デバイス間の電路を 100 m 以下に制限します。
  • ネットワーク音声デバイス間にはギガビットネットワーク装置を使用します(アクセスポイントが 2 つ以上のシステムが必要)。
  • MXW コンポーネントのファームウェアバージョンが必ず同じであることを確認します。
  • 必ず MXW コンポーネントおよび PC のネットワークが同じであるようにし、同じサブネットに設定します。

シングルグループシステム(1 アクセスポイント)

システムが 1 つのグループに制限されている場合(最大 8 チャンネル)、MXW コンポーネントの接続には MXW 音声ネットワークインターフェースの 4 ポートスイッチを使用します。表と略図に従って、MXW インターフェースにコンピューター、アクセスポイント、最大 2 つの充電器を接続します。

音声ネットワークインターフェースポート コンポーネント
① ポート 1(PoE) アクセスポイントトランシーバー(APT)
② ポート 2 ネットワーク充電ステーション(NCS)
③ ポート 3 (オプション)追加の NCS
④ ポート 4* コンピューター

*ポート 4 がアップリンクモードに設定されている場合、Shure ディスカバリーアプリケーションのサポートが制限されます。

複数グループシステム(2 個以上のアクセスポイント)

設置に 8 個以上のチャンネルが必要な場合、システムを拡張するために追加の MXW コンポーネントを接続することができます。すべてのコンポーネントを同じネットワークに接続するには、ギガビットルーターが必要です。下記は、複数のグループシステムにおけるいくつかのトポロジーです。

スペクトラムスキャナーを使用し、設置に十分な RF を利用できるようにしてください。

広い一部屋での設置

  1. DHCP 有効ルーターの電源を入れます。
  2. ルーターをコンピューターに接続します。
  3. 各 APT をルーターのパワーオーバーイーサネット(PoE)有効ポートに接続します。ルーターにない場合は PoE インサーターを使用します。
  4. 各 ANI をルーターに接続します。
  5. 充電器を ANI ポート、またはルーターに接続します。

ローカルシステムスターセットアップ

ケーブルを最小限にするために、MXW コンポーネントでは音声ネットワークインターフェースを共有ネットワークに接続するローカルスイッチとして使用することができます。

  1. DHCP 有効ルーターの電源を入れます。
  2. ルーターをコンピューターに接続します。
  3. ルーターを音声ネットワークインターフェースのポート 2、3、または 4 に接続します
  4. アクセスポイントトランシーバーを音声ネットワークインターフェースのポート 1 に接続します。
  5. ネットワーク充電ステーションを音声ネットワークインターフェースのオープンポートに接続します。
  6. 追加装置でステップ 2~4 を繰り返します。

ラック設置

ハードウェアキットで提供されたネジやワッシャを使用してデバイスを取り付けます。ラックに装置を設置する場合は、下記の一般的なベストプラクティスに従ってください:

  • ラックの外気温は、デバイスの指定動作温度範囲を超えないようにしてください。
  • ファンの出入り口とサイドエアベントが塞がれないようにし、ラック内のエアフローに十分なスペースを提供します。
  • 可能であれば、各デバイス間に1RUの空間を作ります。

充電ステーションの固定

このキットには、充電トレーをテーブルなどに固定するためのワッシャーとねじが含まれています。NCS8にはキットを2つ使用します。ねじ穴の配置については、NCS取り付けテンプレートを参照してください。

重要:ねじの上部は、取り付け面から正確に ⁹/₆₄(0.149) インチ(3.78 mm)(ねじ山約4つ半)出る必要があります。

  • テーブルの厚さに最適なねじを使用してください。
  • それぞれのねじにロックワッシャーとフラットワッシャーを使用します。
  • 必要に応じて、カウンターボアを使用するか、またはフラットワッシャーを追加します。

必要なねじの長さ

テーブルの厚さにより、必要に応じてカウンターボアとワッシャーを使用します

NCSマウントテンプレート

2チャンネル充電器の壁への取り付け

教室や会議室でマイクロホンを素早く使用したり、収納したりするために、2チャンネル充電器には壁取り付け器具が付属しています。

教室の壁に取り付けたNCS2

ヒント:取り付け器具を壁と同じ色に塗ると、設置部分が目立たなくなります。

取り付け方法

  1. 取り付け器具の向きと配置を決定します。
    配置方法 向き
    引き出しまたはトレイ
  2. 取り付け器具の周囲に、充電ステーションへのケーブル配線のためのスペースを確保します。

  3. 取り付け器具を壁に設置します。取り付け器具の向きに応じて、1組のねじ穴を使用します。

    取り付け器具のねじ穴

  4. 取り付け器具の上に充電器を合わせて、ねじで固定します。

ヒント:取り付け器具にあるケーブル固定用の穴を使用して、ケーブルをしっかりと固定します。

NCS2取り付け寸法

側面図

平面図

外形寸法

アクセスポイントトランシーバーの取り付け

APTの指向性アンテナは、デバイスの表面に対し最大感度のカーディオイドパターンでRF信号を送受信します。常にこの面をマイクの集音領域に向けてください。

場所の選択

アクセスポイントは通常、マイクのカバー領域に近い天井や壁に取り付けられます。最良の結果を得るために、候補の場所でスペクトラムスキャンを実行し、最適な配置を見つけてください(詳細は「ワイヤレス管理」を参照)。

デバイスの位置を選択するときは、次のベストプラクティスに従います:

  • アクセスポイントの面を、対象とするカバー領域に向けます。
  • アクセスポイントを適当な位置に置き、マイクからの視界に障害物がないようにします。
  • デバイスは大きな金属物から離しておきます。
  • アクセスポイント同士は最低8フィート離します。
  • トラブルシューティングの際に役立つ場合があるため、リセットボタンを使えるようにして取り付けます。

重要:常に「歩きながら」テストを行い、スピーチやパフォーマンスでワイヤレスシステムを使用する前に、カバー範囲を確認してください。アンテナ設置位置を試行することで、最適な場所を見つけます。必要に応じて、「トラブルスポット」にマークを付け、プレゼンターまたはパフォーマーにその場所を避けるよう伝えます。

カーディオイドRFパターン

壁や天井に固定

必要な器具

  • 適切な長さ*の#8のネジ2つ

*ビスの長さ = 表面の厚さ + スレッドのかみ合わせ(最大4.75 mm) + 平らなワッシャの厚さ + スプリットロックワッシャの厚さ

一般的な取り付け手順

  1. テンプレートとして取り付けプレートを使用し、穴の場所に印を付けます。
  2. 取り付ける場所にドリルで穴を開けます。
  3. 表面に取り付けプレートを固定します。

    注意:充電ステーションに永久的な損傷を与える場合があるため、ネジをきつく締めすぎないでください

  4. ケーブルルートパスを使用して、イーサネットケーブルをMXWAPTに接続します。
  5. 取り付けプレートのキー溝スロットの上にMXWAPTを置き、ロックの位置に押し込みます。

ペイント用外側カバー

アクセスポイントは、設置する場所の装飾に合わせてペイントできる外側カバーと同梱されています。色を付けて乾燥させたら、デバイスの前面プレートにカチッと留めます。

ハードウェアの電力供給

① インターフェース(ANI)

IEC電源ケーブルを背面パネルからAC電源へ接続します。電源スイッチをオンにします。

② アクセスポイントトランシーバー(APT)

シールド付きCat5eケーブルをAPTからMXWANIのネットワークポート1へ接続します。外部のギガビットスイッチを使用する場合、必ずクラス0 PoEがAPTに最低6.5Wの電力を供給するようにしてください。電源スイッチはありません。

③ ネットワーク充電ステーション(NCS)

PS60外部電源を充電器からAC電源に接続します。電源スイッチをオンにします。

送信機のフル充電

可能な限り、イベントの前にMXW送信機をフル充電してください。送信機は、他のグループに関連付けられていたり別のネットワークにあったとしても、すべてのネットワーク充電ステーションで充電できます。

バッテリー充電時間

おおよその充電時間
充電器タイプ フル充電までの時間(時間:分)
ネットワーク充電ステーション(NCS) MXW1、MXW6、MXW8、MXW2(SB902搭載):2:00
MXW2(SB905搭載):5:00
高効率モード(リンクLEDは青色に点灯)のネットワーク充電ステーション(NCS) MXW1、MXW6、MXW8、MXW2(SB902搭載):4:00
MXW2(SB905搭載):5:30
USB 充電器 MXW1、MXW6、MXW8、MXW2(SB902搭載):
  • 電源オン = 3:30
  • 電源オフ = 2:30
MXW2(SB905搭載):
  • 電源オン = 9:30
  • 電源オフ = 7:30

*新しいバッテリーで計算。実行時間はバッテリーの状態により異なります。

MXWコントロールソフトウェアを開く

MXWコントロールソフトウェアをダウンロードしてインストールし、MXWネットワーク上の任意のコンピューターにアクセスします。

MXW デバイスのコントロールインターフェースには 2 通りあります:

  • MXWシステム:キーセットアップの総合的なコントロール、およびMXW システムのモニタリングと管理機能用。アクセスポイントトランシーバー(APT)からアクセスします。
  • オーディオの入出力:Dante ネットワーク上で音声チャンネルのオンとオフの送信用。音声ネットワークインターフェース (ANI) からアクセスします。
  1. Shure Microflexワイヤレスアプリケーションの取得

    www.shure.com/softwareから最新版をダウンロードしてインストールします。

  2. MXWネットワークへのコンピューターの接続

    すべてのネットワークデバイスは、同じネットワークに接続していなければなりません(同じサブネットに設定)。

  3. WiFi の電源を切ります(推奨)。

    最良の結果を得るには、PC の WiFi の電源を切り、有線ネットワークインターフェースにします。

  4. Shure Microflexワイヤレスアプリケーションの起動

    アプリケーションを開くとAPTなどの接続済みMXWデバイスが表示されます。識別ボタンを使うと、デバイスの LED を点滅させて識別しやすくできます。

  5. 新しいハードウェアの初期化

    初めてデバイスに電源を入れたときや、工場出荷時にリセットした後は、コントロールソフトウェアが「新規」と識別し、使用前に初期化を促します。「デバイスの初期化」をクリックして、8-64のASCII文字またはUnicode文字を使用してパスフレーズを作成します。

OSの要件

コントロールソフトウェアを操作するには、コンピューターが次の最小要件を満たす必要があります:

オペレーティングシステム

Windows 10(Professional または Enterprise)、64 ビット版

MacOS 10.15 "Catalina"

MacOS 10.14 "Mojave"

ハードウェア

8 GB利用可能なRAM

1 GB利用可能なディスク容量

i5デュアルコアプロセッサー以降

システムインターフェース

音声チャンネルを構成するグループデバイス

グループ構成を使用し、マイクロホン、アクセスポイント(APT)、充電器と音声出力デバイス間の音声チャンネルを形成します。音声チャンネルにより、一連のデバイスの音声ルーティング、RFコーディネーションとデータコントロールが確立されます。グループはネットワーク化されたデバイス(同じサブネットに設定)により構成されます。各コンポーネントが一度に属することができるグループは1つだけです。

APTから開始し、対応するデバイスを選択します:

  • 充電器:マイクロホンをリンクするため
  • 音声出力:音声をアナログ出力にルーティングするため

ネットワークからコンポーネントをグループ化する

グループが形成された後で、充電ステーションを使用してマイクロホンをチャンネルにリンクできます。

グループのデバイスの選択

MXWコントロールソフトウェアを使用してネットワーク上のデバイスを表示し、グループに割り当てます。

ヒント:デバイスを識別するには、IDボタンを使用します。このボタンを押すと、コンポーネントのLEDが点滅するため、簡単に識別できます。

1.[Configuration]タブをクリック MXWコントロールソフトウェアの[Configuration]タブでデバイスをグループに割り当てます。
2.グループ1にアクセスポイントトランシーバー(APT)を選択 APTを選択してグループチャンネル数を決定します(2、4または8)。

グループ1には、デバイスリストから開かれたAPTが自動的に使用されます。他のグループには、ネットワーク上にあるその他の(かつアサインされていない)APTを選ぶことができます。

3.ネットワーク充電ステーションを選択 アクセスポイントに関連付けるネットワーク充電ステーションを1台または2台選択します。グループに2台目の充電器を加えることができるのは:
  • 複数の小さな充電器を使用してグループのチャンネル数を満たす場合。例えば、8チャンネルのグループに4チャンネルの充電器2台。
  • グースネックマイクロホンを使用する場合。グースネックマイクロホンは、充電器の前後のスロットを占めるため、利用できるスロット数が半分になります。例えば、8チャンネルアクセスポイントですべてグースネックマイクロホンを使用する場合は2台の8チャンネル充電器が必要です。
4.音声出力デバイスを選択 1ないし2台の音声出力デバイス(MXWANIまたはSCM820)を選択すると、アクセスポイントから自動的にデジタル音声チャンネルがルーティングされます。次のデバイスから選択します:
  • オーディオネットワークインターフェース(MXWANI)4または8チャンネルのバリエーション。
  • Shure SCM820 IntelliMix®ミキサー。Dante有効SCM820は、グループの音声出力として選択することができます。このとき、SCM820のaux入力はマイクロホンでの個人モニター用に自動的にルーティングされます(SCM820左auxチャンネルはMXWチャンネル1~4、右auxチャンネルはMXWチャンネル5~8)。

注:コンポーネントグループとマイクロホンのリンクデータは、各デバイスに保存されます。MXWシステムの電源を切り、コンピューター接続なしで再起動しても、デバイスはアクセスポイントに関連付けられたままになります。

Device Availability

When setting up a group or managing devices, it is important to understand the difference between open and associated devices.

Open Device A device that is not associated to a group is considered 'open.' Open devices are available for association by selecting the drop-down window in a Group row. The device will show Open in the Group column of the Utility page.
Associated Device A device is considered 'associated' once it has been selected in a group row. Each device can only belong to one group at a time (and therefore one Configuration). Once a device has been associated to a group, it is managed on the Configuration tab can be viewed in detail on the Utility tab. The device will show its group number in the Group column of the Utility page.

A device can be unassociated by selecting 'none' in the group row drop-down to clear it from the group. The device is then open and available for association to another group.

Tip: Performing a factory reset will default the device to open.

Screen shot of the MicroApp Utility Tab showing associated and available devices

Device Availability

音声グループセットアップ

MXWグループは、ネットワークが1つのアクセスポイントトランシーバー(APT)、1つのネットワーク充電ステーション(NCS)、および1つのオーディオネットワークインターフェース(ANI)から構成される場合、コントロールソフトウェアを使用せずに関連付けることができます。最良の結果を得るために、デバイスを工場出荷時の初期設定に戻し、以前のグループの関連性をすべて削除します。

  1. 1つのAPT、1つのNCS、および1つのANIをネットワークに接続します。各デバイスの1つだけがネットワークに含まれるようにします。
  2. デバイスを工場出荷時の設定にリセットします(「工場出荷時の初期設定」セクションを参照)。
  3. ANIの前面パネルで、両方の入力レベル選択ボタンを同時に押し、5秒間そのままにします。チャンネル選択LEDが緑色に点灯し、音声メーターが点滅して関連付けられたことを示します。

デバイス間のチャンネルルーティング

充電ステーションと出力デバイスが選択されてAPTグループ(2、4または8チャンネル)が満たされると、チャンネルがルーティングされます。グループのためにデバイスが選択されると、チャンネルは充電スロット、音声出力および無線受信機間でマッピングされます。

グループの選択は、コントロールインターフェースの[Configuration]タブで行います。

ルーティングを決定するグループ選択

各グループには、充電ステーションと音声出力デバイスについて2つの選択肢があります。この選択により、グループでのチャンネルルーティングが決まります。

充電ステーションの例

8 チャネル グループ

バウンダリー、ハンドヘルドまたはボディパックマイクロホン

これらのタイプのマイクロホンでグループを満たすのに必要となるのは、1台の8チャンネル充電器のみです。

グースネックマイクロホン

このセットアップは、グースネックマイクロホンで8チャンネルのグループを満たすために使用します。他の充電器がグループに追加されると、チャンネルは再度ルーティングされます。(グースネックベースは大きいため、2つの充電器スロットをを占めます。)

グースネックマイクロホンとバウンダリーマイクロホンの混合

4チャンネルと8チャンネルの充電器を選択した場合、5から8のグループチャンネルは8チャンネル充電器の後列に自動的にルーティングされます。

4 チャネル グループ

グースネックマイクロホン

このセットアップは、グースネックマイクロホンで4チャンネルのグループを満たすために使用されます。

2 チャネル グループ

2チャンネル充電器

2チャンネル充電器はバウンダリー、ハンドヘルド、およびボディパックマイクロホンをサポートします。

音声出力の例

8 チャネル グループ

8チャンネルSCM820デジタル自動ミキサー

チャンネルはミキサーの8つの出力にルーティングされます。

2つの4チャンネル音声ネットワークインターフェース

グループを満たすために、チャンネルは両方のインターフェース全体にわたりルーティングされます。

4 チャネル グループ

8チャンネルオーディオネットワークインターフェース

チャンネルはインターフェースの最初の4つの出力にルーティングされます。

グループチャンネルにマイクロホンをリンクする

ネットワーク接続された充電ステーション(NCS)を使用して、マイクロホンをアクセスポイントチャンネルにリンクします。充電器のスロットのAPTへの割り振りは[Configuration]タブ画面のグループのセットアップに従います。リンク処理が完了すると、音声はグループ内の対応するチャンネルにルーティングされます。

リンクにより、充電ステーションに置かれたマイクロホンがAPTチャンネルに割り振られます。これにより、これまでのチャンネルへのマイクロホンのリンクは置き換えられます。リンク処理中にスロットが空の場合、そのチャンネルに影響はありません。

1.マイクロホンを充電器に配置します。 充電器の配置に従い、マイクをアクセスポイントチャンネルにリンクします。

注:2チャンネルの充電器は、グースネックマイクロホンに対応しません。

マイクを充電スロットに接続

2.マイクロホンをチャンネルにリンクします。 コントロールソフトウェアまたは充電ステーションを使用し、マイクロホンをAPTチャンネルにリンクします。充電ステーションでのこの機能を無効にして、コントロールソフトウェアからのみリンクさせることもできます:
  • コントロールソフトウェア:設定ページから、グループの各充電器のリンクボタンを押します。
  • 充電ステーション:リンクボタンを6秒間押し続けます。処理中はLEDが点滅し、リンクが正常に完了すると緑色に点灯します。

    注:NCSのリンクボタンを押すと、関連するAPTのプライマリースロットにマイクロホンがリンクされます。コントロールソフトウェアを使用して、マイクロホンをセカンダリースロットにリンクさせます。

3.マイクロホンを外して音声をテスト 各マイクロホンの音声をテストし、必要に応じてコントロールソフトウェアの[Monitor]タブ画面でマイクゲインを調整します。ゲインは、信号インジケーター上に表示されるレベル(緑色/黄色)となるように設定し、クリッピング(赤色)しないようにします。

[Monitor]タブ画面

バックアップマイクロホンの準備

イベントでの信頼性と柔軟性を高めるために、各チャンネルに代替マイクロホンを準備します。一つのチャンネルに2台のMXWマイクロホン送信機をリンクすることが可能で、いずれか一方のマイクロホンを使用することができます。

マイクロホンを予備のスロットとリンクしておくことで、イベント中に必要が生じた場合に備えることができます。

マイクロホンプリファレンス

ハンドヘルドまたはボディーパックマイクロホンというように、プレゼンターが 2 つの異なるタイプのマイクロホンから選ぶことができます。

充電済みのバックアップマイクロホン

フル充電されたマイクロホンをバックアップとしてリンクしておくことで、長時間のイベントに備えます

共有リソース

最も頻繁に使用するマイクロホンのリンクを解除せずに、一時的なマイクロホンを簡単に追加できます。

アクティブなマイクは1チャンネルに1台

チャネルで一度に使用できるマイクロホンは1つのみで、これにより2つ目のマイクロホンがRFおよび音声性能に干渉するのを防ぐことができます。バックアップ用マイクロホンのLEDが数秒間点滅してチャンネルが使用中であることを示した後、電池の消耗を防ぐために自動的に消灯します。2つ目のマイクロホンを使用するには、1つ目のマイクロホンをオフにします。

音声チャンネルに2台のマイクロホンを準備する

システムの各チャンネルに一度に使用できるマイクロホンは1台です。

手順

1台のマイクロホンのリンク:

  1. プライマリーマイクロホンに使用したのと同じ充電スロットにセカンダリーマイクロホンを挿します。
  2. 目的のMXWAPTを開き(デバイスビューからダブルクリック)、[Monitor]タブに移動します。
  3. そのチャネルのリンクスロットで セカンダリーを選択します。
  4. チャネルストリップで<2307>リンクリンク] ボタンを選び、マイクロホンをリンクします。手順が完了すると、充電器のLEDが点滅します。

複数のマイクロホンのリンク:

  1. プライマリーマイクロホンに使用したのと同じ充電スロットにセカンダリーマイクロホンを挿します。
  2. 目的のMXWAPTを開き(デバイスビューからダブルクリック)、[Configuration]タブに移動します。
  3. グループ列で必要な充電器を見つけます。IDボタンを使用し、正しいアクセスポイントが選択されていることを確認します。
  4. グループ列でリンクボタンを選びます。
  5. ポップアップウィンドウで、リンクスロットについてすべてセカンダリーを選択します。

コンポーネントの入替または削除

送信機の入替

グループ内の送信機の入れ替えは同じリンク手順を実施します。新しい送信機を希望するチャンネルに対応する充電スロットに挿し、リンク手順を実施します。これにより、新しい送信機がそのチャンネルにマッピングされ、古い送信機とのリンクは解除されます。

リンクの際にネットワーク充電ステーションのスロットが空のままとなっているチャンネルは影響を受けません。

重要:リンクは充電器にあるすべてのマイクロホンに適用されるため、マイクロホンを交換する際は注意してください。リンクを行うと、それまでのマイクロホンのシステムへの音声およびRF接続は直ちに上書きされます。

デバイスをグループから削除

グループからデバイスを削除するには、MXWコントロールソフトウェアを開き、[構成]タブをクリックします。グループの行で、希望するデバイスのところのドロップダウンを選択します。「なし」を選択するとデバイスの関連付けが削除されます。

注:工場出荷時の設定にリセットすると、すべての関連付けやリンクステータスも削除されます。

ネットワーク上でマイクロホンをリンクする

一元的なヘルプデスクまたは技術者ステーションからデバイス管理を改善するために、リモート充電ステーションを使用してネットワーク上の任意のグループにマイクロホンをリンクできます。コントロールシステムを使用し、コマンドストリング*を送信して、特定のチャンネルのマイクロホンを置換します。この手順によりグループ設定が影響を受けることはありません。

  1. 予備の充電器をネットワークに接続します。
  2. マイクロホンを充電スロットに配置します。
  3. セットアップに従って次のコマンドストリングを修正します: <SET PRI x REMOTE_LINK y {zzz.zzz.zzz.zzz} >

    ① ​PRI(プライマリー)またはSEC(セカンダリー)チャンネルリンク

    ② 新しいマイクロホンに使用される充電スロット番号

    ③ この手順の対象となるチャンネル

    ④ APT(グループ設定を保存するデバイス)のIPアドレス

  4. 充電器にコマンドを送信します。
  5. コマンドの応答を検証します:<REP PRI x REMOTE_LINK y {zzz.zzz.zzz.zzz} SUCCESS>

*MXWコマンド文字列の総合リストは、Shureウェブサイト(www.shure.com)で「command strings」を検索すると入手できます。

大規模なインストール

大規模システム管理向けの Shure SystemOn ソフトウェア

Shure SystemOn 音声アセット管理ソフトウェアは、企業と高等教育機関ネットワーク全体に、Shure 音声ハードウェアのミッションクリティカルで大規模な展開のための中枢プラットフォームを提供します。SystemOn は、MXW コントロールソフトウェアの機能を超えて、サブネットと APT グループに IT 管理者と AV 技術者に、ラップトップ、スマートホン、またはタブレットを使って Shure ハードウェアデバイスを予防的にモニタリングおよびコントロールする機能を提供します。

詳細は http://www.shure.com/SystemOn をご覧ください。

高密度モード

高密度 (HD) モードは、大人数のミーティングや混雑した RF 環境のために、より多くのチャンネルを作り出します。HD モードで使用できるチャンネル数は標準モードの 2 倍に上り、いくつかのシステム機能がわずかながら変化します。各 APT の密度モードを個別に設定して、チャンネル数と音声パフォーマンスを適切に混在させることができます。

密度モードの比較

機能 標準密度 高密度
使用可能なチャンネル数* 最大 40 最大 80
音声レイテンシー 18 ms 28 ms
マイクロホンのバッテリー寿命 最大 7 時間 最大 8 時間
EQ フィルター オプション 常にオン
バックチャンネル音声(マイクロホン上のヘッドホン出力)

*南北アメリカ地域向け。世界各国における使用可能性については「最大チャンネル数」表をご覧ください。

密度モードの設定

デバイスプロパティから各 APT のモードを設定します:

  1. MXW control software > Utility tab > [Find the desired APT] > Edit へと進みます。
  2. 密度モードを選択します:
    • 標準(デフォルト)
  3. Add updates を選択して、デバイスプロパティを終了します。
  4. [Utility] ページから Apply All を選択して、デバイスにプッシュします。

設定:複数グループの管理

設定では、、複数のグループが同じプリファレンスやグローバルコントロール、ログオンを共有することができます。追加のグループを設定タブに追加すると、新しいコンポーネントがその設定のプリファレンスとグローバルアクションに引き継がれます。例えば、グローバルすべてミュートボタンを押すと、設定でグループにリンクされているすべてのマイクがミュートになります。

複数の部屋での設置など特別な用途では、別々の設定を単独のコントロールコンポーネントグループに作成することができます。

プライマリーアクセスポイント

複数のグループを管理するために構成を使用する場合、システムはプライマリーアクセスポイントを動的に割り付けます。その構成でのすべてのアクセスポイントは、同じコントロールインターフェースへのエントリーポイントとしてプライマリーアクセスポイントを使用します。これにより、複数のデバイスにわたるシステム動作のプリファレンスとシンクロナイゼーションを調整することができます。

プライマリーアクセスポイントの電源を入れない(またはPoEの電源を切る)場合、構成のコントロールを維持するために新しいAPTをすぐに再設定します。[Configuration]タブのグループからAPTを選択解除してプライマリーアクセスポイントを手動で削除する場合、「Are You Sure?」というポップアップ警告が現れます。「Yes」を選択するとブラウザが閉じ、新しいプライマリーアクセスポイントが自動的に選択されます。

区分けされた構成を作成する

複数の部屋にわたって設置する場合、一定のスペースでプリファレンスやグローバルコントロールの異なる設定が必要となる場合があります。これを実現するには、別の設定をセットアップします:

  1. Shure Microflexワイヤレスコントロールソフトウェアを開きます。
  2. 新しい構成で使用するアクセスポイントをダブルクリックします。新しい設定を開始するには、APTを開いておかなければなりません(まだグループには割り当てません)。
  3. [構成]タブをクリックします。
  4. 行1のドロップダウンリストからアクセスポイントを選択します。IDボタンを使用し、確実に正しいアクセスポイント選択します。
  5. 充電ステーションおよび出力デバイスを選択してグループを完了します。
  6. 構成内で最大10グループについて4~5を繰り返します。
  7. [プリファレンス]ページで必要に合わせて構成をカスタマイズします。

注:別の構成に割り当てられていたとしても、すべてのAPTが同じネットワークに接続され、同じサブネットになるように設定します。これにより、システムの最高のパフォーマンス、最大チャンネル数、設置時の確実なデジタル音声クロックを保証します。

ワイヤレス管理

チャンネル調整の概要

MXWシステムは、MXWチャンネル(音声およびコントロールデータ)を決められたRFスペクトラム内に送信する時分割多重アクセス(TDMA)を使用して動作します。チャンネルは、アクセスポイントにより自動的にタイムスロットへ割り当てられ、スペクトラムを管理し、障害を検出した場合は途切れることなくスロットを変更します。MXWシステムは、この調整を自動的かつ音声アーチファクトを起こさずに実施します。

最大チャンネル数

次の表は、各地域で使用可能な最大 MXW チャンネル数を表しています。スペクトラムスキャナーを使用して、これらのチャンネルのうちいくつが設置に使用できるかを確認します。

バンド 地域 密度モード
標準 (SD) 高 (HD)
Z10 アメリカ、カナダ、メキシコ 40 80
Z11 ヨーロッパ、アジア、中東 80 160
Z12 日本 48 96
Z14 ブラジル 40 80
Z15 Taiwan 64 128

利用可能な周波数のスキャン

MXWワイヤレスコンポーネントは、コードレス電話、トランシーバー、インカムなど同じエリアで動作する他のワイヤレスデバイスを共有する免許不要の帯域にて動作します。MXW コントロールソフトウェアは、これらのデバイスの RF スペクトラムを検査するスキャンツールを備えています。エリア内の無線周波数妨害(RFI)の割合を計算し、推奨するチャンネル数の範囲を提供します。標準と高チャンネル数モードの両方に対して推定チャンネル数が表示されます。

スキャン中は、そのアクセスポイントにリンクされたマイクロホンの電源はオフとなり、エリア内の他のデバイスからの妨害を調査します。スキャンにより現在のスペクトラムおよび利用可能な最小スペクトラムが計算され、その空間で利用可能なチャンネル数を判断して最大レベルの安全性を提供します。最小時の利用可能スペクトラムのデータは、新しいスキャンが実行されるか、データが消去されるまで保持されます。

スキャン中のスペクトラムメーター

使用可能なスペクトラムの割合を表示します

無線周波数妨害(RFI)

スキャナーがスペクトラムを分析し、データを3つのカテゴリーに分類します:

可能範囲:ハイ(緑色)

MXWシステムで利用可能なクリーンなRFです。

可能範囲:ミディアム(黄色)

中等度の干渉を検出していますが、MXWシステムでの使用は可能です。

可能範囲:なし(赤色)

その他のデバイスに占有された使用中のRF。

推定マイクチャンネル数

スキャナーは、MXWマイクロホン用に 2 つの推定レベルを示します:

コンサバティブ (安定性優先)

最高のチャンネル安定性を把握するには、このチャンネル推定を参照します。最適な干渉回避を行うために使用する予備のスペクトラムを含み、複数のマイクロホンが同時に利用可能な周波数を得ることができます。

アグレッシブ(チャンネル数優先):

空中の最大チャンネル数を把握するためにはこの推定を参照します。妨害を避けるための予備のスペクトラムは最低限の必要分だけ用意されます。時々スペクトラムを監視し、RFIが増加した場合はチャンネルの調整を行ってください。

スキャンの実行

以下のステップに従い、RFスキャンを実行します。

ヒント:通常の運用時間においてスキャンを実施し、環境下での典型的な妨害を最適に取得します。

  1. すでに運用している MXW 機器を含め、通常使用するすべてのデバイスの電源を入れてください。
  2. 設置する予定の場所近くに新しい MXW アクセスポイントを置きます。
  3. APT は、他の MXW 機器と同じネットワーク上で同じサブネットに設定します。
  4. MXW コントロールソフトウェアと [Monitor] タブを開きます。新しいアクセスポイントが[Monitor]タブ画面の左上にあるドロップダウンで選択されていることを確認します。
  5. [Spectrum Scanner] を押してウィンドウを開きます。
  6. ウィンドウ上部にある [Start Scan] ボタンを押します。スキャン中、そのアクセスポイントにリンクされているマイクがある場合、その電源はオフになります。
  7. 最良の結果を得るためには、スキャンを最長 24 時間実行して、1 日中のスペクトラムの完全なスナップショットを入手します。[End Scan] を押してスキャンモードを終了します。

PHS検出

APT スキャナーは、JDECT (Z12) スペクトラムで優先するデバイスから妨害を検出する場合があります。パーソナルハンディフォンシステム(PHS)が検出された場合、MXW システムは通常のスペクトラム使用の 67% まで自動的に動作を削減します。

APT は、電源が投入されスペクトラムスキャナーが[Monitor]タブから自動で起動する際に、PHS を自動的にスキャンします。最も確実に推定するために最大チャンネル推定数を計算する際、スペクトラムスキャナーには PHS 制限が含まれます。

PHS 帯域の除外

PHS 干渉の心配をせずに JDECT スペクトラムを稼動させるには、PHS チャンネルを除外するよう MXW アクセスポイント (APT) を設定してください。これにより、使用可能な MXW チャンネル数が減りますが、PHS が検出されてもマイクロホンがオーバーライドされることはなくなります。

  1. MXW control software > Utility tab に進みます。
  2. APT を選択してデバイスプロパティを開きます。
  3. PHS Exclusion を選択します。
  4. Add updates を選択して、ウィンドウを閉じます。
  5. [Utility] ページから Apply All を選択することにより、更新を開始します。

PHS検出エラーの識別

PHS除外なしでJDECTバンドで動作している場合、隣接するMXWシステムからの伝送により、PHS検出が実行される可能性があります。

JDECT規制では、PHSモバイルネットワークが使用するチャンネルを使用してRF信号を送信するデバイスでの自動カットオフが要求されます。MXW APTは、-82 dBm(RSSIしきい値)を上回る信号を検出すると、伝送を停止し、MXWウェブアプリケーションの[Monitor]タブに警告が表示されます。

用途によってはPHSモバイルネットワークの範囲外の場合があり、追加チャンネル使用のメリットが得られる可能性があります。近接するMXWシステムからのPHS検出に対処するには、スペクトラムスキャンを実行し、制約のない、新しい周波数を探します。

PHS検出エラーの解決

はじめに、すべてのAPTがオンラインであり、同じサブネットに接続されていることを確認します。

次に、コントロールソフトウェアのデバイスの[Preferences]タブで[RF Power]を[Low]に下げ、APT間のワイヤレスRFオーバーラップを減らします。エラーが解決されたら、電源設定を元に戻すことができます。

注意:スペクトラムスキャン中に音声が一時的に中断されます。ライブミーティング中はスキャンを開始しないでください。

スペクトラムスキャンの実行

  1. すべてのマイクロホンを充電器にドッキングし、RFスペクトラムに対するMXWの影響を低減します。
  2. コントロールソフトウェアで各APTを選択し、[Monitor]タブに移動します。
  3. すべてのAPTのスキャンを開始し、少なくとも15秒間は同時に実行させます。これによって、スペクトラムを分析し、操作に最適なチャンネルが選択されます。
  4. スキャンを停止し、検出結果を確認します。PHSエラーがなければ、システムの準備は完了です。
  5. PHSエラーが続く場合は、スキャンを3回まで繰り返してください。
  6. スペクトラムスキャンを3回またはそれ以上実行してPHSが検出され続ける場合は、PHSネットワークからの信号である場合がほとんどです。システムをPHS除外モードに切り替えて、より少ないチャンネル数で確実に動作させます。

ヒント:解決済みの検出通知は、手動、システムの再起動、またはシステムの電源入れ直しによってスペクトラムスキャンが新たに開始されるまで、再通知されません。

RF電力の設定

RF範囲の設定では、別のMXWシステムが周波数のタイムスロットを再使用できるように、制限することができます。インストールをサポートする最小限の設定で使用すると最善です。送信機を使用して歩き回りながらテストを実施し、受信範囲の設定が十分であるかを確認します。

RF電力は、コントロールソフトウェアの[Preferences] タブから設定します。構成内の各アクセスポイントに設定が適用されます。RF電力の設定に関しては、次の表を参照してください。

RF電力レベル

設定 送信機の電力(mW) APTからの受信距離 主用途
最大 80 150 ft ダンスホールおよび公会堂
ハイ 16 100 ft 大きな会議室および講堂
ミディアム(初期設定) 3 50 ft 会議室、教室、および多目的室
ロー 1 25 ft 小さなビデオ会議室および役員会議室

RF受信範囲

アクセスポイントの最適配置

受信範囲を最良にするためには、アクセスポイントを配置の中央に設定します。

多重2チャンネルまたは4チャンネルアクセスポイントの使用

MXWアクセスポイントは、アンテナを2セット使用して動作中のスペクトラムをカバーします。各アンテナセットは、MXWチャンネルに使用される半分のタイムスロットをカバーします。8チャンネルユニットは、両方のアンテナセットを同時に使用します。2チャンネルおよび4チャンネルのユニットは、一度に1セットを使用し、利用可能なタイムスロットの半分で動作します。フルスペクトラムは、交互のアンテナセットとして構成されるときにカバーされます。

複数の2チャンネルまたは4チャンネルのアクセスポイント(APT2またはAPT4)を使用した設置の場合、チャンネル数が最大になるようにアクセスポイントを設定します。これは、同じ部屋や近隣の部屋にAPTを取り付ける場合、特に重要です。

フルスペクトラムを使用するための代替アンテナモード

要件

MXWシステムは、8.0.3以上のファームウェアバージョンで作動させる必要があります。

セットアップ

  1. デバイスビューでダブルクリックして、目的のMXWAPTを開きます。
  2. [Utility]ページへ進みます。
  3. 2チャンネルまたは4チャンネルのアクセスポイント(MXWAPT2またはMXWAPT4)の[Device Properties]ウィンドウを開きます。

    MXW MicroApp Utility tab with Edit button highlighted

  4. APTは初期設定でモードAに設定されています([デバイス表示] > [RFモード設定] > [RFコーディネーションモード])。ウィンドウを閉じます。

  5. 隣のAPT2またはAPT4の[Device Properties]を開きます。
  6. ユニットをモードBに設定します([デバイス表示] > [RFモード設定] > [RFコーディネーションモード])。
  7. アップデートの追加を選択し、設定を保存してウィンドウを閉じます。
  8. 追加のAPTが別のRFコーディネーションモードに設定されていることを確認します。
  9. [Utility]ページの[Apply All] ボタンを選択し、すべてのデバイス設定を更新します。

ネットワーク

ネットワークの最善な構築例

信頼性の高い通信を確立するために、ネットワーク設定時は以下の構築例を参照してください:

  • 各コンポーネントをスイッチまたはルーターに直接接続し、常に「スター」ネットワークトポロジーを使用してください。
  • ネットワーク接続されたMXWギアを同じネットワークに接続し、同じサブネットに設定します。これにより、最高のシステムパフォーマンスと最大のマイク数を確保します。
  • ネットワークごとにDHCPサーバーを1台だけ使用してください。追加サーバーのDHCPのアドレス指定を無効にします。
  • MXWを装備する前に、スイッチとDHCPサーバーをオンにします。
  • ネットワークを拡張するには、スタートポロジーの多重イーサネットスイッチを使用します。
  • 各デバイスをイーサネットスイッチのポートに直接接続します。大規模なネットワークではデイジーチェーンでのイーサネットポート接続をしないでください。
  • ネットワーク接続をループしないでください。
  • すべてのデバイスのファームウェアは、同じバージョンレベルでなければなりません。

Configuring IP Settings

Go to the Utility tab of the control software to manage the IP configurations of each network interface. By default, they are set to Automatic (DHCP) mode. DHCP mode enables the devices to accept IP settings from a DHCP server, or automatically fall back to Link-Local settings when no DHCP is available. To manually set the IP address of an interface, select Manual (Static).

The MXW control software coordinates IP updates across the entire system of devices. To configure the IP properties, follow these steps:

  1. Open the desired MXWAPT by double-clicking from the Devices view.
  2. Go to the Utility tab.
  3. Adjust IP settings for each device by selecting the Device Properties.

    MXW MicroApp Utility tab with Edit button highlighted

  4. After adjustments have been made, select Add Updates. This saves the settings to the changes queue.

    Add Updates pop-up, with Apply Updates button highlighted

  5. Repeat for any additional components.
  6. To send updates to the devices, select Apply All to the Pending Changes field of the Utility page.

    MXW MicroApp Utility tab with Apply All button highlighted in the Pending Changes field

Go to Utility > Device Properties to manage the interfaces of each MXW device on the network.

ネットワーク音声およびShureコントロールデータ

MXWデバイスはネットワーク上で2種類のデータを伝送します:Shureコントロールおよびネットワーク音声。

Shureコントロール Shureコントロールはコントロールソフトウェアの動作、ファームウェアのアップデート、およびサードパーティのコントロールシステム(AMX、Crestron)に関するデータを有します。このデータは、ネットワークに接続するすべてのMXWコンポーネントに転送されます。
Network Audio (ネットワーク音声) このネットワークでは、Danteデジタル音声とDanteコントローラーのコントロールデータの両方を伝送します。このデータは、APT、出力デバイス、およびコンピューター間で送信されます。ネットワーク音声の動作には、ギガバイトの有線イーサネット接続が必要です。

2つのデータタイプは、各MXWデバイスについて個別に構成されます。MXWデバイスのIP設定を表示して編集するには、 Utility > Device Properties に進みます。

各MXWデバイスのネットワーク設定
MXWデバイス 音声と制御のネットワーク実装
アクセスポイントトランシーバー(APT) 個別のIP設定
オーディオネットワークインターフェース(ANI) 共有のIP設定
ネットワーク充電ステーション(NCS) Shureのコントロール設定のみ。(NCSはネットワーク音声は伝送しません。)

静的 IP アドレスを手動で割り当てる

IP アドレスを MXW システムに手動で割り当てるには、次の手順に従います。

  1. [ユーティリティ] タブを開きます。
  2. [編集] を選択して、デバイスの [プロパティ] ウィンドウを開きます。
  3. [手動(静的)IP モード]を選択します。
  4. IP 設定を入力します。
  5. [更新を追加] ボタンを選択して保存した設定を待ち行列に入れます。
  6. 追加のコンポーネントすべてに対してこれを繰り返します。
  7. [ユーティリティ] タブから [すべて適用] ボタンを押してすべての更新内容を最終決定します。保留中の変更を持つすべてのデバイスが更新されます。

    注:APT の設定が更新されている場合は、コントロールソフトウェアが閉じるかもしれません。

  8. MXW 機器のサブネットと一致するように、コンピュータの IP アドレスを変更します。
  9. Shure デバイスディスカバリーアプリケーションを使用して MXW コントロールインタフェースを再開します。

詳細なセットアップ

詳細なMXWネットワークの設定に関する情報は、www.shure.comにあるMicroflexワイヤレスネットワーキングのホワイトペーパーを参照してください。

音声とコントロールネットワークの分離

企業または公開のネットワークに接続する場合、コントロールネットワークから音声ネットワークを隔離するようにMXWシステムを設定できます。これにより、音声がネットワーク全体に送信されることを防ぎ、ネットワークトラフィックを大幅に減少させます。

MXWオーディオネットワークインターフェース(ANI)をUplinkモードに設定して、ネットワークポートの一つをコントロール専用の接続にすることができます。アップリンクモードは、ANIのポート4からマルチキャストトラフィックをブロックし、ネットワーク音声やShureディスカバリーデータを制限します。

デバイスはShureデバイスディスカバリーアプリケーションに表示されなくなるため、サーバーにアクセスできるようコントロールソフトウェアのIPアドレスを記録しておく必要があります。

  1. ANIのIPアドレスを記録します。
  2. ANIのポート4をネットワークへ接続します。
  3. コントロールソフトウェアでANIを開きます。
  4. [プリファレンス]タブをクリックします。
  5. ネットワークパネルで、ポート4モードをアップリンクへ変更します。

Wi-Fiでコントロールソフトウェアを動作

Wi-FiでMXWコントロールソフトウェアを動作する際は、最高のパフォーマンスを得るためにワイヤレスルーターを正しくセットアップすることが重要です。MXWシステムでは、マルチキャストに依存するいくつかの標準ベースのプロトコールを採用しています。Wi-Fiは、下位互換性のため、ブロードキャストとマルチキャストパケットを一般的なパケットとは区別して扱います。場合によっては、正常に動作させるために、Wi-Fiのルーターがマルチキャストパケットの転送率をGUIにとっては遅すぎる値に制限します。

Wi-Fiのルーターは、通常、802.11b、802.11a/g、802.11nスタンダードをサポートしています。初期設定では、多くのWi-Fiルーターを従来の802.11bデバイスがネットワーク上で動作できるように設定しています。この設定では、これらのルーターが自動的にマルチキャストデータレート(または、「基本レート」や「管理レート」と呼ばれることもあります)を1-2Mbpsに制限します。

注:Wi-Fi接続は、コントロールソフトウェアでのみ使用できます。ネットワーク音声は、Wi-Fiで送信することはできません。

ヒント:より大きなワイヤレスマイクロフォンの設定では、MXWlコントロールソフトウェアに適切な帯域幅を提供できるようにマルチキャスト送信レートを増加させることを推奨します。

重要:最高のパフォーマンスのためには、マルチキャストレートを1-2 Mbpsに制限しないWi-Fiルーターを使用します。

Shureは以下のWi-Fiルーターメーカーを推奨します:

  • Cisco
  • Linksys
  • Apple

リーダークロック専用デバイス

Danteは、IEEE 1588プレシジョンタイムプロトコール(PTP)を使用し、ネットワーク上のすべてのDanteデバイスのリーダークロックとして、自動的にデバイスを1つ選択します。PTPにより全デバイスで同様のクロックが実現するようになり、これはネットワーク上での音声配信およびワイヤレスリンク上でのタイム同期化RF送信の両方に重要です。MXWシステムのリーダークロックは、ネットワークに接続する最初のMXWアクセスポイントです。同時にいくつかを接続する場合、最低のMACアドレスを持つアクセスポイントを選択します。同じネットワーク上の追加のMXWコンポーネントは、このアクセスポイントのクロックリーダーと一致(同期)します。

リーダーデバイスの電源を切ったりオフラインにしたりする時は、システムが選択した別のリーダーを自動的に開始します。この選択時間(最大30秒)中は、全システムが音声を通過させません

ネットワークのセットアップやビルの管理でデバイスを定期的に切らなければならない場合、アクセスポイントをDanteコントローラーソフトウェアから優先マスターデバイスとして手動で選択することができます。これによって、インストーラーによるシステムのセットアップが可能となり、イベント中もリーダーアクセスポイントが切れることがありません。

レイテンシーを設定する

レイテンシーはシステムからデバイスの出力へと移動する信号の時間です。デバイスとチャンネル間のレイテンシー時間の変化に対応するため、Danteにはレイテンシー設定が選択できるようになっています。同じ設定を選択した場合、ネットワーク上のすべてのDanteデバイスが同期されるようにします。

Danteデバイスのレイテンシー設定は、ネットワークのスイッチ数に応じて設定してください。MXWオーディオネットワークインターフェースおよびアクセスポイントには、スイッチと見なされる内蔵スイッチチップが含まれます。例えば、アクセスポイントに接続されている1つのネットワークインターフェースは2つのスイッチと考えられます。

レイテンシーの設定を変更するには、AudinateのDanteコントローラーソフトウェアを使用します。

レイテンシーの推奨

レイテンシーの設定 スイッチの最大数
0.25 ms 3
0.5 ms(初期設定) 5
1 ms 10
2 ms 10+

外部コントロールシステムに接続する

MXWシステムは、イーサネットを介してAMXまたはCrestronコントロールシステムに接続します。システムごとにコントローラーを1つだけ使用し、メッセージの衝突を防止します。MXWコマンド文字列の総合的なリストは、こちらからご覧いただけます:http://shure.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/5207

  • 接続:イーサネット(TCP/IP、MXWはクライアントです)
  • ポート:2202

IP Ports and Protocols

Shure Control
Port TCP/UDP Protocol Description Factory Default
21 tcp FTP Required for firmware updates (otherwise closed) Closed
68 udp DHCP Dynamic Host Configuration Protocol Open
80* tcp HTTP Required to launch embedded web server Open
427 tcp/udp SLP Required for inter-device communication Open
843* tcp Flash Required for web application Open
2202 tcp ASCII Required for 3rd party control strings Open
5353 udp mDNS Required for device discovery Open
5568 udp SDT Required for inter-device communication Open
8180* tcp Flash Required for web application Open
8181* tcp Flash Required for web application Open
8427 udp Multcast SLP Required for inter-device communication Open
64000 tcp Telnet Required for Shure firmware update Open
Dante Audio & Controller
Port TCP/UDP Protocol Description
[319-320]* udp PTP Dante clocking
4321, 14336-14600 udp Dante Dante audio
[4440, 4444, 4455]* udp Dante Dante audio routing
5353 udp mDNS Used by Dante
[8700-8706, 8800]* udp Dante Dante Control and Monitoring
8751 udp Dante Dante Controller
16000-65536 udp Dante Used by Dante

*These ports must be open on the PC or control system to access the device through a firewall.

These protocols require multicast. Ensure multicast has been correctly configured for your network.

パケットブリッジ

パケットブリッジを使用すると、外部のコントローラーがShureデバイスのコントロールインターフェイスからIP情報を取得できます。パケットブリッジにアクセスするには、ShureデバイスのDanteインターフェイスで、外部コントローラーがクエリーパケットをunicast UDP*からport 2203に送信する必要があります。

  1. 最小1ペイロードでUDPパケットを送信します。

    注:最大許容ペイロードは140バイトです。どのようなコンテンツでも許可されます。

  2. Shureデバイスは、クエリーパケットの送信元ポートと同じ送信先UDPポートを使って、ユニキャストUDP上でコントローラーに応答パケットを送信します。応答パケットのペイロードは次の形式を取ります:
    バイト コンテンツ
    0~3 IPアドレス(ネットワーク順で32ビット符号なし整数型)
    4~7 サブネットマスク(ネットワーク順で32ビット符号なし整数型)
    8~13 MACアドレス、6バイトのアレイ

    注:通常のネットワーク上では、Shureデバイスは1秒以内に応答します。応答がない場合、送信先IPアドレスとポート番号を確認してからクエリーを再送してください。

*UDP: ユーザー・データグラム・プロトコル

ソフトウェア

MXWシステムコントロールソフトウェア

MXWコントロールソフトウェアは、総合的なシステムコントロールとコンピューターからの監視を可能にします。MXWアクセスポイントの組み込みサーバーからホストされており、コンピューターが適切なネットワークを形成している場合に利用できます。すべてのハードウェア機能は、ソフトウェアインターフェースを使用して調整できます。

デバイスリスト

MXWコントロールソフトウェアは、初期設定でデバイスリストを開きます。

Screen shot of the MXW Devices list

① デバイスリスト: プロパティを見るには、デバイスをクリックします。デバイスをダブルクリックして開きます。
② 検索バー: 接続されているデバイスを名前で検索します。
③ プロパティペイン: 選択したデバイスの識別情報、コントロール情報、オーディオ情報、技術情報を表示します。
④ 新しいデバイス: [Initialize the devices]をクリックして新しいデバイスにパスフレーズを設定します。
⑤ IPアドレスによるデバイスの追加 クロスサブネットデバイスを手動でまたはファイルから追加します。
⑥ 識別:

このボタンを表示するにはデバイスのアイコンにカーソルを合わせます。簡単に識別できるように、コマンドをハードウェアに送ってフロントパネルLEDを点滅させます。

⑦ 設定: グローバル設定メニューを開きます。

IPアドレスによるデバイスの追加

Microflexワイヤレスソフトウェアは、同じサブネット上の対応するShureデバイスを自動的に検出します。また、クロスサブネットデバイスは手動でまたはファイルから追加できます。ファイルは.txtまたは.csv形式とし、スペース、カンマ、または改行で区切られたIPアドレスを使用する必要があります。

List of manually-added IP addresses

不要なIPアドレスや検出できないIPアドレスは、該当の行を選択し、[デバイスを消去]をクリックしてデバイスリストから消去できます。

Screen shot with the Forget Devices button highlighted

注:ポート4を介してMXWANIにアップリンクモードでアクセスする場合、自動検出がブロックされるため、ANIおよびその接続デバイスのIPアドレスを手動で入力します。

設定

MXWシステムのグローバル設定を管理します。

MXW global settings screen

① 言語: コントロールソフトウェアインターフェースの言語を選択します。この設定はコンピューターに保存されます。
② ネットワーク設定: ネットワークインターフェースを選択するか、利用可能なネットワークインターフェースのリストを更新します。

パスフレーズの使用方法

ソフトウェアアプリケーションは、デバイスの電源を初めて入れたとき、または工場出荷時のリセット後に作成された管理者パスフレーズを持っている必要があります。パスフレーズは、管理者ビュー[Preferences]タブから変更することができます。

サインインページ

初期化されたデバイスをダブルクリックしてサインインし、ソフトウェアを使用してデバイスの設定をコントロールします。

Screen shot of the MXWAPT sign-in window, with numbers calling out each feature

① ユーザー

コントロールソフトウェアには3つのセキュリティレベルがあります:Admin、Tech、Guestです。初期設定では、Adminだけが有効です。ログオンして[Preferences]タブへ進み、ユーザーログオンを管理します。

Admin(初期設定):すべての編集権限。Adminは、Techレベルのログオンを有効または無効にできます。

Tech (技術者):[Monitor]タブのマイク管理に限った、部分的な編集権限。

Guest (ゲスト):モニタリングのみ。

② パスワード

パスフレーズを入力して、AdminまたはTechとしてログオンします。パスフレーズを変更するには、Adminとしてログインし[Preferences]タブへ進みます。

③ サインインボタン

ボタンを押して、コントロールソフトウェアにログオンします。

Monitor Tab

Screen shot of the MXW Monitor tab, with numbers calling out each feature

① Access Point Selection

Determines which Access Point displays on the tab.

② Density Mode Selection

Displays the density mode as selected in the APT device properties.

③ Spectrum Scanner

Opens the Spectrum Scanner window. See Scanning Available RF Spectrum section for more details.

④ Global Mic Control

Controls the status of all microphones in the configuration (all groups made from the Configuration tab).

⑤ Channel Name

Channel names are customizable for channel (RF and Audio) identification. The name is associated with the channel on the APT, will be stored on it, and is independent from the microphone linked to that channel.

⑥ Device Name

Device names are customizable for microphone identification. The name is associated with the registered microphone, will remain stored on it, and is independent from the channel it is linked to.

⑦ Microphone Link Slot

Selects the which microphone displays on the channel strip.

Note: One microphone is on-air per channel, though an alternate microphone can be prepared in the secondary link slot.

⑧ Microphone Status and Control

View or change the microphone state:

  • Active: On and passing audio to the network.
  • Mute: On but the audio is muted.
  • External: On and passing audio to an external controller that controls the mute/active behavior.
  • Standby: On but in a 'sleep' state with audio muted. Standby conserves battery charge and enables a change to the microphone's status from the control software.
  • Charging: Battery is charging.
  • Inactive: Off or out-of-range. A microphone in this state cannot be remotely controlled by the software.
  • Power Off: Turn off the microphone.

⑨ Battery Status

  • In the charger: Displays the remaining time until the microphone battery is fully charged
  • Out of the charger: Displays the remaining battery runtime of the microphone.

⑩ Audio Input Meter

Indicates the average input signal level.

Color Audio Signal Level (dBFS) Description
Red 0 to -9 Overload
Yellow -9 to -18 Normal peaks
Green -18 to -60 Signal Present

⑪ RF Signal Strength

Indicates the signal strength of the microphone. When the bars are grey, the microphone is out of range.

⑫ Mic Gain

Adjusts microphone gain from -25 dB to +15 dB gain in 1 dB steps.

⑬ Low-Pass Filter

Engages a 6 dB-per-octave filter above 12 kHz for attenuating undesired high frequencies, sometimes caused by sibilant vocals or paper rustling. Automatically enabled in HCD mode.

⑭ High-Pass Filter

Engages a 12 dB-per-octave filter below 150 Hz for attenuating undesired low frequencies, sometimes caused by table vibrations or air-conditioning rumble. Automatically enabled in high channel density mode (HCD).

⑮ Microphone Type

Displays the microphone type.

⑯ Link/Unlink Buttons

For setting up a single audio channel. Links the microphone to the primary or secondary link slot (as selected at the top of the channel strip).

  • Link: Links the microphone from the corresponding charging slot.
  • Unlink: Unlinks the microphone from the audio channel.

⑰ Bodypack Mic Options

There are two input sources available on the MXW1 bodypack: the internal, omnidirectional microphone or the external, TQG input for lavalier or headset microphones. Select the input source preference:

  • Auto: The internal mic is used until the MXW1 detects a connection at the TQG input. The microphone automatically selects the external source whenever available.
  • Internal: Audio source is always from the internal microphone.
  • External: Audio source is always from a connected microphone. (Internal mic is off.)

    Note: When an MX153 earset headworn microphone is connected, make sure External input is manually selected.

⑱ Return Channels

Monitor the signal level and mute/unmute the audio of the return channel. Disabled in high density mode (HD).

構成ページ

Screen shot of the Configuration tab, with numbers calling out each feature

① グループ

各行は、設定でのグループを意味します。APTを選択し、充電器と音声出力デバイスを関連付けて各グループを形成します。

②識別ボタン

デバイスのLEDを点滅させることで簡単に識別できます。

③ リンクボタン

充電器のすべてのマイクロホンを、関連付けられたグループのチャンネルにリンクします。

マイクロホンをリンクする

Image of the microphone linking screen

充電器にあるすべてのマイクロホンをアクセスポイントの音声チャンネルにリンクします。

各音声チャンネルに2台のマイクロホンをリンクできますが、一度にオンエアになるのは1台のみです。イベント時におけるバッテリーの冗長性または柔軟性のためにマイクロホンを追加するには、セカンダリーリンクスロットを使用します。

① リンクスロットの選択

プライマリーとセカンダリーのリンクスロットを使用して各音声チャンネルにリンクできるマイクロホンは2台までです。セカンダリーリンクスロットは、イベントの前に準備できる追加または代替のマイクロホンのために役立ちます。

② リンクボタン

充電器にあるマイクロホンを音声チャンネルにリンクします。

③ キャンセルボタン

リンク手順をキャンセルします。

[Utility]タブ

Screen shot of the Utility tab, with numbers calling out each feature

① エクスポートボタン

MXWデバイスのデータをテキストファイル(.csv)にエクスポートします。

② デバイス

デバイスのタイプまたはマイクロホンチャンネル。

  • APT:アクセスポイントトランシーバー:選択したチャンネルの密度モードを表示します(SD = 標準、HD = 高)
  • NCS:ネットワーク充電ステーション、各グループに2台まで(AまたはB)
  • マイク1~8:チャンネル1~8のマイクロホン、各チャンネルにマイクロホン2台まで(プライマリーまたはセカンダリー)
  • 出力:グループには、どのデバイスも関連付けおよびリンクされていません

③ グループ

グループ内のデバイスの状態を示します:

  • 1 ~ 10:構成において、デバイスはそれらのグループに関連付けられています。
  • オープンデバイスはどのグループにも関連付けられていません。
  • なし:マイクロホンは、グループから外れたアクセスポイントにリンクしています([Configuration]タブ画面でグループ行で選択されていない)
  • スタンドアローン音声ネットワークインターフェースはスタンドアローンモードに設定されていて、APT グループとの関連付けを制限します。
  • 不明:マイクロホンは、APT にリンクされているが電源はオフ、あるいは別のネットワークに接続されています。
  • その他:デバイスは、別の構成のグループに関連付けられています。

④ デバイスモデル

デバイスのモデル番号。

⑤ デバイス名

[Configuration]タブ画面で定義されたデバイス名、または[Monitor]タブ画面で定義されたチャンネル名を表示します。

⑥ IPアドレス

コントロールネットワークインターフェースのIPアドレスを表示します(Shure コントロールデータ)。

⑦ IPアドレスネットワークオーディオ

ネットワーク音声ネットワークのインターフェースの IP アドレスを表示します(Dante デジタルオーディオデータ)。

⑧ バッテリー容量

新しいバッテリーと比較したマイクの充電容量をパーセンテージで表示。

⑨ サイクルカウント

バッテリーに記録された充電サイクル数。

⑩ ファームウェアバージョン

デバイスのファームウェアバージョンを表示します。

⑪ デバイスのプロパティ

個々のデバイスのプロパティを編集するウィンドウを開きます。デバイスのプロパティが編集されると、そのデバイスのボタンが黄色で表示されます。変更内容は、[Utility] タブ画面にある [Pending Changes] ボタンを使用して適用またはキャンセルします。

⑫ 変更保留中ボタン

このボタンは、デバイスプロパティの変更を適用またはキャンセルします。

  • Apply All:デバイスプロパティのすべてのアップデートを確認して実行します。その間、コンピューターはコントロールソフトウェアへ接続できなくなります。
  • Cancel All:デバイスプロパティのすべての保留中の変更を削除します。

デバイスのプロパティ

[Utility]タブ画面から[Device Properties]ウィンドウを開き、各デバイスの設定を編集します。デバイスプロパティの編集は個別に行いますが、デバイスへのアップロードは、[Utility] タブから Apply All ボタンを選択して、一括して行います。これにより、変更がネットワーク全体にわたって確実に実行されます。

一部の設定は、デバイスの能力によって異なります。

APT8プロパティウィンドウ

① デバイス名

デバイス名は最大31文字でカスタマイズできます。

② シリアル番号

Shure ウェブサイトへのデバイスの登録、製品保証、カスタマーサポートによるトラブルシューティングで使用する個別の識別番号です。

③ 工場出荷時の状態へリセット

デバイスをデフォルト設定にリセットし、MXW グループとリンクの関連付けを消去します。コントロールソフトウェアにアクセスするためのパスフレーズはリセットされます。

④ 「デバイス名」をDanteにプッシュ

MXW ウェブインターフェースのデバイスとチャンネルの名前を使用して、Audinate 社製 Dante Controller (DC) ソフトウェア上の名前を上書きします。

注:これにより、以前に DC で行ったルーティング構成が壊されて音声の中断が生じる可能性があるため、慎重に行ってください。

⑤ 再起動

ユニットがパワーサイクルを実行します。

⑥ デバッグモード

Shureサポート担当者のみが使用できます。選択されている場合、通常の動作を再開するには電源を入れ直す必要があります。

⑦ ネットワークインターフェース

デバイスのネットワークインターフェースのIP設定を表示して調整します。ネットワーク設定は各デバイスにより異なります。各 MXW デバイスの設定に関しては、ネットワーキングセクションを参照してください。

  • コントロール:Shure コントロール(ソフトウェアインターフェース操作、ファームウェアのアップデート、Shure デバイスディスカバリーアプリケーション)。
  • Dante: Dante ネットワークオーディオ(デジタル音声ネットワークおよび Dante ソフトウェア)。

⑧ IPモード

選択したネットワークインターフェースのIPモードを設定します:

  • 自動(DHCP):IP アドレスの自動割り当て用です。
  • 手動(静的):静的 IP アドレス用です。

⑨ IP設定

各ネットワークインターフェースのIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイを表示し編集します。

⑩ MACアドレス

ネットワークインターフェースの固有の識別番号。

⑪ 密度モード

APT で設定した密度モードを設定します:

  • 標準密度(デフォルト)
  • 高密度(使用可能なチャンネル数が 2 倍)

⑫ RFモード設定

APT2 と APT4 が隣接した部屋に取り付けられている場合、最良の RF パフォーマンスを得るための代替モード(モード A、モード B)。

⑬ アップデートの適用

アップデートの適用を選択し、コントロールソフトウェアにデバイスの変更を保存します。すべてのデバイスプロパティは、[Utility]タブ画面から同時にアップデートされます。保存されると、デバイスの[Properties]欄には[Pending]と表示されます。

⑭ アップデートのキャンセル

デバイスプロパティの変更を削除します。

プリファレンスタブ

Screen shot of the MXWAPT Preferences tab, with numbers calling out each feature

すべてのプリファレンスを[Configuration]にある各デバイスに適用します。

① スイッチの動作

各送信機タイプのスイッチをカスタマイズします。

  • トグル(初期設定):ボタンを押して離すと、ステータスはアクティブとミュートで切り替わります。
  • プッシュトゥトーク:ボタンを押している間、音声が送られます。
  • プッシュトゥミュート:ボタンを押している間、音声は消音されます。
  • 無効:ボタンを無効にします。

② 充電器の最初の状態

充電器から送信機をはずしてから、送信機の状態を割り当てます。

  • アクティブ:電源オンとなり、ネットワークに音声を送ります。
  • ミュート:電源はオンですが、音声はミュートされます。
  • スタンバイ:電源オンですが、音声はミュートになった「スリープ」状態です。スタンバイでは電池を節約しながらも、コントロールソフトウェアから送信機のステータス変更は可能となります。
  • 消灯:電源はオフです。この状態の送信機をソフトウェアからリモート操作することはできません。

注:これらの設定は標準モードにのみ適用されます。高効率モードの送信機は、充電器から取り外すと常に電源オフになります。

③ アクティブ/ミュートLED動作

各送信機タイプのミュート/アクティブLEDの動作を設定します。スタンバイモードは、常に赤色LEDのパルス明滅にて表示されます。

アクティブ ミュート
緑色点灯* 赤色点灯
赤色点灯 赤で点滅
赤色点灯 オフ
外部LEDコントロール

*MX400Rシリーズのグースネックマイクではご利用いただけません

④ ミュートプリファレンス

  • ローカルミュート - 個別(初期設定):各送信機はそれぞれ独立してミュートされます。
  • ローカルミュート - すべて:いずれかの送信機がミュートである場合、すべての送信機がミュートになります。
  • 外部ミュート:送信機の音声はオンで、サードパーティコントローラーからミュートされます。

⑤ RF電源

アクセスポイントのRF範囲を決定します。

  • ロー:7.5m(1mW)
  • ミディアム:15m(3mW)
  • ミディアムハイ:30m(16mW)
  • 最大:45m(16mW)

⑥ 圏外アラーム

有効にすると、電波のカバー範囲外に出るとアラーム音を発します。(初期設定では無効)。

⑦ 範囲内に戻るアクション

送信機は、RF対象範囲に再度入った場合に、自動的にアクティブ(初期設定)になるようにしたり、ミュートになるように設定できます。

⑧ スタンバイモード

  • ローカル(初期設定):送信機は個別にアクティブにできます。
  • グローバル:すべての送信機は同時にスタンバイモードからアクティブになります。

⑨ リンクプリファレンス

リンク手順は、ネットワーク充電ステーションのハードウェアリンクボタンを無効にすることで、コントロールソフトウェアに限定させることができます。初期設定では、リンクボタンは有効です。

⑩ 識別プリファレンス

コントロールソフトウェアから識別した際の送信機の反応方法を決定します。

  • 有効:LEDが点滅し、ブザーが鳴ります。
  • 無効:LEDの点滅のみ(音なし)

⑪ 許可

下記は各ログオンのアクセス権限を説明します:

Admin(初期設定):すべてのモニタリングと編集へのアクセス。Adminは、TechおよびGuestレベルのログオンを有効または無効にすることができます。

Tech (技術者):編集アクセスに制限があるモニタリング。

Guest (ゲスト):モニタリングのみ。

⑫ プリファレンスの保存/読み込み

構成のプリファレンスをファイルにしてコンピューターに保存します。ファイルを読み込むと、構成内のすべてのデバイスの設定は上書きされます。

MXWオーディオネットワークインターフェース用コントロールソフトウェア

MXWオーディオネットワークインターフェースでは、MXWシステムのアナログ入力と出力を管理するコントロールソフトウェアに加え、ネットワークインターフェースのバックパネルにある4ポートのギガバイトスイッチを使用できます。

サインインページ

初期化されたデバイスをダブルクリックしてサインインし、ソフトウェアを使用してデバイスの設定をコントロールします。

Screen shot of the MXWANI sign-in window, with numbers calling out each feature

① ユーザー

コントロールソフトウェアには3つのセキュリティレベルがあります:Admin、Tech、Guestです。初期設定では、Adminだけが有効です。ログオンして[Preferences]タブへ進み、ユーザーログオンを管理します。

Admin(初期設定):すべての編集権限。Adminは、Techレベルのログオンを有効または無効にできます。

Tech (技術者):[Monitor]タブのマイク管理に限った、部分的な編集権限。

Guest (ゲスト):モニタリングのみ。

② パスワード

パスフレーズを入力して、AdminまたはTechとしてログオンします。パスフレーズを変更するには、Adminとしてログインし[Preferences]タブへ進みます。

③ サインインボタン

ボタンを押して、コントロールソフトウェアにログオンします。

チャンネルタブ

Screen shot of the MXWANI Channels tab, with numbers calling out each feature

① チャンネル名

チャンネル名は、テキストボックスをクリックしてカスタマイズできます。名前は最大12文字まで入力できます。

② 入力音声メーター

アナログ-デジタルコンバーターの前の入力音声レベルを表示します。

③ ミュートボタン

チャンネルの音声をミュートまたはミュート解除します。チャンネルをミュートするとボタンは赤に点灯します。

④ アナログ入力レベル(A、B)

アナログ入力のゲインレベルを設定します:ライン(初期設定)またはaux

⑤ 出力音声メーター

アナログ-デジタルコンバーターの前の出力音声レベルを表示します。

⑥ 減衰

出力減衰は1 dBごとに調整できます。

⑦ アナログ出力レベル

出力ゲインレベルを設定します。

⑧ 設定

ネットワークインターフェースの設定ペインを開きます。

設定ペイン

Screen shot of the MXWANI Settings pane, with numbers calling out each selection

① 一般

選択したデバイスの基本情報を表示または変更します。

② ネットワーク

デバイスのネットワーク設定を構成します。

③ ファームウェア

デバイスの現在のファームウェアバージョンを表示します。

④ フロントパネルロックアウト

ハードウェアのフロントパネルコントロールを無効にします。ヘッドホンジャックでのモニタリング用のチャンネル選択は可能です。

⑤ 許可

管理者パスワードは、インターフェースの電源を初めて入れたとき、または出荷時設定にリセット後に作成されます。この画面から技術者とゲストの権限を有効化または無効化したり、パスワードを変更できます。

  • 管理者(初期設定):すべての編集権限。Adminは、Techレベルのログオンを有効または無効にできます。
  • 技術者:入力/出力ページ(ハードウェア機能のみ)に制限された権限です。
  • Guest (ゲスト):モニタリングのみ。

⑥ 出荷時設定にリセット

再起動、工場出荷時設定の復元、またはデバッグモードに入ります。

一般設定

Screen shot of the MXWANI general settings screen, with numbers calling out each feature

① デバイス名

デバイス名は「=」、「.」、「@」以外の最大31文字でカスタマイズできます。

② デバイスモデル

デバイスのモデル番号。

③ シリアル番号

Shure ウェブサイトへのデバイスの登録、製品保証、カスタマーサポートによるトラブルシューティングで使用する個別の識別番号です。

④ Danteへのプッシュ

MXW ウェブインターフェースのデバイスとチャンネルの名前を使用して、Audinate 社製 Dante Controller (DC) ソフトウェア上の名前を上書きします。

ネットワーク設定

Screen shot of the MXWANI Network Settings screen, with numbers calling out each feature

① アドレッシングモード

自動: IP設定はリンクローカル、またはDHCPサーバーから自動的に受け取ります。

Manual: IP設定(IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイ)は静的であり、手動で入力します。

② IP設定

各ネットワークインターフェースのIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイを表示し編集します。

③ MACアドレス

各ネットワークインターフェースに割り当てられる固有の識別子。

④ 音声ルーティングモード

  • MXWモード:デバイスがMXWグループの一部である場合(MXWシステムコントロールソフトウェアにて割り当て済み)、自動チャンネルルーティングが有効になります。
  • スタンドアローンモード:チャンネルは、Danteコントローラーソフトウェアにより手動でルーティングする必要があります。

⑤ ポート4モード

ネットワークインターフェースのポート4を設定します:

  • スイッチドモード(初期設定):ポート4はEthernetをフルサポートします。
  • アップリンクモード:コントロールデータだけを転送します。DanteデジタルオーディオおよびShureウェブデバイスディスカバリーアプリケーションのマルチキャストトラフィックは制限されます。

Audinate社製Danteソフトウェア

Audinate社製ソフトウェアには追加機能があり、Danteデジタル音声ネットワークをコントロールします。ダウンロードやインストール方法については、Audinateのウェブサイトにアクセスしてください。

Danteコントローラー

Danteコントローラー(DC)は、Danteデバイスのネットワークの設定と管理に使用するAudinateの無料ソフトウェアです。Dante対応デバイス間でチャンネルをルーティングし、デバイス、クロック、ネットワークのステータスを監視します。

重要:MXWAPTは、ネットワークのDanteのクロックマスターでなければなりません。クロックリーダーをMXWAPT(初期設定)から他のデバイスに変更しないでください。

注:DCソフトウェアは、MXWシステム内にルーティング音声が必要ありません。DCを使用する際は注意してください。設定変更がMXWシステムの機能に干渉する場合があります。

Dante Domain Managerとの互換性

このデバイスは、Dante Domain Managerソフトウェア(DDM)と互換性があります。DDMは、DanteネットワークおよびDante対応製品のユーザー認証、役割ベースのセキュリティ、および監査機能を有効にするネットワーク管理ソフトウェアです。

DDMによって制御されるShureデバイスの考慮事項:

  • ShureデバイスをDanteドメインに追加する場合は、ローカルコントローラーのアクセス設定を読み取り/書き込みに設定します。設定しない場合、Dante設定にアクセスしたり、工場出荷時設定へのリセットを実行したり、デバイスのファームウェアを更新したりできなくなります。
  • デバイスとDDMが何らかの理由によりネットワーク経由で通信できない場合は、Dante設定の制御、工場出荷時設定へのリセットの実行、またはデバイスファームウェアの更新を行うことができなくなります。接続が再確立されると、デバイスはDanteドメインで設定されたポリシーに従います。
  • Danteデバイスロックがオンの場合、DDMがオフラインの場合、またはデバイスの設定が[防止]に設定されている場合、一部のデバイス設定は無効になります。これには次が含まれます。Dante暗号化、MXW関連付け、AD4 DanteブラウズとDanteキュー、およびSCM820リンク。

詳細については、Dante Domain Managerドキュメントを参照してください。

注:MXWAPTデバイスは完全にDDMと互換性がありますが、MXWANIデバイスは管理されていないドメインに配置するか、Legacy Interopモードでドメインに関連付ける必要があります。これにより、そのドメイン内の他のデバイスとオーディオを共有することができますが、MXWANIへのアクセスはDDMではコントロールされません。

Danteバーチャルサウンドカード

Danteバーチャルサウンドカード (DVS) は、追加機器なしでデジタル音声のモニタリングや録音をするための音声ドライバーとして機能します。DVSは、コンピューターの標準イーサーネットポートを使用して、同じネットワーク上のDanteが有効なデバイスから最大64チャンネルの送受信を行います。

ファームウェアアップデート

ファームウェアは各コンポーネントに埋め込まれたソフトウェアで、機能をコントロールします。定期的に新しいバージョンがリリースされ、機能の追加や拡張が行われます。デザインの改善を活用するために、Shure Update Utilityを使用してファームウェアの新しいバージョンをアップロードし、インストールすることができます。ソフトウェアは、www.shure.comからダウンロードします。

次のステップを実行し、ファームウェアをアップデートします:

注意!アップデート中はデバイスを安定したネットワークに接続してください。アップデートが完了するまでデバイスの電源を切らないでください。

  1. デバイスとコンピューターを同じネットワークに接続します(同じサブネットにセット)。
    • MXW送信機をアップデートするには、送信機を同じネットワークに接続されたMXWネットワーク充電ステーションに挿します。
    • MXWオーディオネットワークインターフェースのポート4にて接続されている場合には、ANIコントロールソフトウェアのプリファレンスページから、ネットワークモードがスイッチモード(初期設定)に設定されていることを確認してください。
  2. Shureアップデートユーティリティアプリケーションを起動します。
  3. Check For Updates...ボタンをクリックすると、ダウンロード可能な新しいファームウェアバージョンが表示されます。
  4. 希望のファームウェアを選択し、[Download]を押してファームウェアライブラリーにダウンロードします。
  5. Update Devicesタブで新しいファームウェアを選択し、Send Updates...を押すとファームウェアのアップデートが始まり、デバイスの既存のファームウェアが上書きされます。

ファームウェアリリース要件

Microflexワイヤレスデバイスは、正常に動作するように連携する複数のコミュニケーションプロトコルから構成されます。推奨は、すべてのMXWデバイスを同一のリリースにすることです。ネットワーク上の各MXWデバイスのファームウェアを表示するには、MXWコントロールソフトウェアの[Utility]ページを開きます。

Shureデバイスのファームウェア形式は、MAJOR.MINOR.PATCHです。(例、1.6.2でいうと、1はメジャーファームウェアレベル、6はマイナーファームウェアレベル、2はパッチファームウェアレベルです。)少なくとも、同じサブネット上で動作するデバイスは、メジャーとマイナーのリリース番号が同一である必要があります。

トラブルシューティング

次の表は、Microflexワイヤレスシステムのトラブルシューティングにおける典型的な解決策です。

音声

問題 インジケーター 解決策
音声がない、または歪む オーディオネットワークインターフェースまたはSCM820のネットワーク音声LED 緑色
  • ケーブルを点検します
  • 送信機がオンであり、チャンネルがミュートでないことを確認する
  • MXWコントロールソフトウェアの[Monitor]タブ画面で、入力メーター表示が良好であることを確認する。チャンネルがクリッピングしている場合はレベルを下げる。
  • オーディオネットワークインターフェース(ANI)のフロントパネルおよびANIコントロールソフトウェアの出力メーターを確認する。ヘッドホンを使用して、ANIからの音声を聞く。チャンネルがクリッピングしている場合はレベルを下げる。
  • ANIの出力レベルと接続している装置の入力が一致しているか確認する
  • APTがスペクトラムスキャンを実行していないことを検証する
緑色で点滅
  • 確実にすべてのデバイスがオンであり、ネットワーク接続が安定するようにする
  • Danteコントローラーソフトウェア(DC)を使用してチャンネルサブスクリプションを検証する
赤色
  • DCのリーダークロックを確認(MXWAPTがリーダークロックでなければなりません)
オフ
  • デバイスをグループに配置して自動的に音声をルーティングする
  • アクセスポイントトランシーバーのネットワーク音声設定のサブネットがオーディオネットワークインターフェースのサブネットと一致するようにする
音声が入ったり切れたりする(途切れる) 音声が途切れる
  • スペクトラムスキャンを実施してRF障害を監視する
  • チャンネル数を減らし、システムがRFスペクトラムに負担をかけているか検証する

システムのセットアップおよびMXWグループ

問題 インジケーター 解決策
コンポーネントをグループに関連付けできない デバイスのドロップダウンが[Configuration]タブのグループ行に望ましいコンポーネントを表示しない
  • デバイスの電源が入っていて、同じネットワークとサブネットに接続されていることを確認)
  • MXWコントロールソフトウェアの[Utility]タブ画面を開き、構成フィルターのチェックを外してネットワーク上のすべてのMXWデバイスを表示させる。デバイスが「OTHER」と表示される場合は、別の構成に属しています。
  • その他の構成のグループ行から「none」を選択して、コンポーネントの関連付けを外す
  • デバイスの工場出荷時設定へのリセットを実行し、すべての関連付けを消去する

ネットワークとデバイスの監視

問題 インジケーター 解決策
コントロールソフトウェアの読み込みに時間がかかる ソフトウェアがコントロールインターフェースに接続できない
  • 確実にPCとデバイスが同じネットワークおよびサブネットに存在するようにする
  • Windowsのファイアフォール設定がShureのソフトウェアを妨げていないことを確認する
  • デフォルトゲートウェイをDHCPの一部として送信しないようルーターを設定します
  • Shureウェブデバイスディスカバリーアプリケーションを設定し、IPアドレスで開く
  • コンピューターを、デバイスとして同じネットワーク上のスタティックIPアドレスに手動で設定します
コントロールソフトウェアがうまく機能しない インジケーターの動きが遅いか、またはリアルタイムで表示されていません
  • 同じ設定で開いているウィンドウやタブの数を減らす
  • ネットワークの正しい設定方法については「ネットワーク」セクションを参照してください
充電器がコントロールソフトウェアに検出されていない 充電器がUIに表示されない

MXWNCS充電器が高効率モードではないことを確認する(高効率モードではマイクロホンのリンクLEDが青色に点灯)

追加のリソース

複雑なインストールに関する追加のトラブルシューティングのサポートや詳細については、https://www.shure.com/supportをご覧いただくか、お近くのShureサービスセンターにお問い合わせください。

デジタルオーディオネットワークのヘルプ、詳細なネットワークガイドライン、Danteソフトウェアのトラブルシューティングについては、Audinateのウェブサイト(www.audinate.com)にアクセスしてください。

出荷時設定にリセット

トラブルシューティングの方法を試してもネットワーク上にデバイスが表示されない場合は、個別のハードウェアでリセットを行い、デバイスを初期設定に戻します。工場出荷時の初期設定は、その他のShureネットワークデバイスと自動的に互換性を持つように設計されています。

注:工場出荷時の設定へのリセットは、すべてのMXWグループとリンクの関連性を取り消します。ソフトウェアにアクセスするための新しいパスフレーズが必要になります。

ハードウェアから

アクセスポイントトランシーバー

埋め込まれたリセットボタンを10秒間押したままにします。ネットワーク音声ステータスLEDが一時的にオフになり、ユニットが再起動していることを示します。

注意:出荷時設定へのリセットでは、グループの関連付けとデバイスに保存されたマイクのリンクがすべて取り消されます。

オーディオネットワークインターフェース

リセットボタンを10秒間押したままにします。フロントパネルのLEDが点滅し、ユニットが再起動していることを示します。

ネットワーク充電ステーション

  1. 電源スイッチを切ります。
  2. リンクボタンを押したままにします。
  3. リンクボタンを押しながら、電源スイッチを入れます。
  4. LEDが黄色く点灯するまで、リンクボタンを12秒間押し続けます。

コントロールソフトウェアから

  1. MXWコントロールソフトウェアの[ユーティリティ]タブを開きます。
  2. デバイスの[プロパティの編集]ボタンを選択します。
  3. 出荷時設定リセットのチェックボックスを選択します。
  4. アップデートの追加を選択し、編集キューに設定を保存します。
  5. 追加のデバイスについて、繰り返します。
  6. [すべて適用]を押して、プロパティを編集したすべてのデバイスに変更を加えます。

アクセサリーとモデルの種類

MXWデバイス ノート モデル名
アクセスポイントトランシーバー 8チャンネルアクセスポイントトランシーバー MXWAPT8
4 チャンネルアクセスポイントトランシーバー MXWAPT4
2 チャンネルアクセスポイントトランシーバー MXWAPT2
取り付けプレート 65A20096
塗装対応カバー 65A20030
オーディオネットワークインターフェース 8チャンネルオーディオネットワークインターフェース MXWANI8
4チャンネルオーディオネットワークインターフェース MXWANI4
ハードウェアキット 90A20081
AC 電源ケーブル 地域によって異なります。表を参照。
ネットワーク充電ステーション 8チャンネルオーディオネットワークインターフェース MXWNCS8
4チャンネルオーディオネットワークインターフェース MXWNCS4
2チャンネルオーディオネットワークインターフェース MXWNCS2
ACアダプター PS60
送信機 ボディパック型送信機 MXWボディパック型送信機(ラベリアマイクロホン別売) MXW1/O
Lavalier マイクロホン 表を参照
バッテリー SB901A
ハンドヘルド型 SM58 MXW2/SM58
SM86 MXW2/SM86
Beta58 MXW2/BETA58
VP68 MXW2/VP68
バッテリー SB902
バッテリー SB905*
バウンダリー 無指向性 MXW6/O
カーディオイド MXW6/C
ホワイト、無指向性 MXW6W/O
ホワイト、カーディオイド MXW6W/C
バッテリー SB901A
グースネックベース MXWグースネックベース送信機(ブラック、グースネックマイクロホン別売) MXW8
MXWグースネックベース送信機(ホワイト、グースネックマイクロホン別売) MXW8W
グースネックマイクロホン 表を参照
バッテリー SB901A
USB 充電器 地域によって異なります。表を参照。
モノラルイヤホン/ボリュームコントロール DH 6125+VC
MXW2用転がり防止リング A1K

* 2020年12月以降に製造されたMXW2の場合

ラベリアマイクロホン

マイクの詳細 モデル名
Microflex® 5 mm超小型マイク、無指向性、ブラック MX150B/O-TQG
Microflex® 5 mm超小型マイク、カーディオイド、ブラック MX150B/C-TQG
Microflex®無指向性超小型イヤーセット、ブラック MX153B/O-TQG
Microflex®無指向性超小型イヤーセット、ベージュ MX153T/O-TQG
Microflex®無指向性超小型イヤーセット、ココア色 MX153C/O-TQG
Microflex® 1 cm無指向性小型マイク、ブラック WL183
Microflex® 1 cmスーパーカーディオイド小型マイク、ブラック WL184
Microflex® 1 cmカーディオイド小型マイク、ブラック WL185
無指向性コンデンサーミニチュアラベリアマイクロホン、黒 WL93

グースネックマイクロホン

マイクの詳細 指向特性 長さ モデル名
2色LEDステータスインジケーター カーディオイド 13cm MX405LP/C
スーパーカーディオイド 13cm MX405LP/S
ミニショットガン 13cm MX405LP/MS
カーディオイド 25cm MX410LP/C
スーパーカーディオイド 25cm MX410LP/S
カーディオイド 38cm MX415LP/C
スーパーカーディオイド 38cm MX415LP/S
ライトリングインジケーター カートリッジ別売 13cm MX405RLP/N
25cm MX410RLP/N
38cm MX415RLP/N
カプセルのみ カーディオイド いずれの長さにも対応 R185B、R185W-A
スーパーカーディオイド いずれの長さにも対応 R184B、R184W-A
ミニショットガン 13cm R189B、R189W-A
ホワイト(2色ステータスインジケーター付) カートリッジ別売 13cm MX405WLP/N
25cm MX410WLP/N
38cm MX415WLP/N
ホワイト(ライトリングインジケーター付) カートリッジ別売 13cm MX405WRLP/N
25cm MX410WRLP/N
38cm MX415WRLP/N
ホワイトDualflex(2色ステータスインジケーター付) カートリッジ別売 25cm MX410WLPDF/N
38cm MX415WLPDF/N
ホワイトDualflex(ライトリングインジケーター付) カートリッジ別売 25cm MX410WRLPDF/N
38cm MX415WRLPDF/N

AC電源ケーブル

地域ごとの電源ケーブル モデル名
USA 95B8389
ブラジル 95A14336
アルゼンチン 95A14335
ヨーロッパ 95C8247
英国 95A8713
日本 95B9021
中国 95B9073
韓国 95B9074
オーストラリア 95B9021

USB 充電器

地域ごとの USB 充電器 モデル名
USA SBC10-USB-A
英国 SBC10-USBUK-A
ヨーロッパ SBC10-USBE-A
オーストラリア SBC10-USBAZ-A
日本、台湾 SBC10-USBJTW-A
ブラジル SBC10-USBR-A
インド SBC10-USBIN-A

Microflexワイヤレス仕様

システム

送受信周波数帯域

帯 域 地域 周波数帯域
Z10 USAカナダ , メキシコ 1920~ 1930 MHz
Z11 ヨーロッパアジア , 中東 1880~ 1900 MHz
Z12 日本 1893~ 1906 MHz
Z15 台湾 1880~ 1895 MHz
Z14 ブラジル 1910~ 1920 MHz

周波数特性

65 Hz - 16 kHz

消費電力

2.5 W

最大出力

3.0 W RMS

プリアンプ出力クリッピングレベル

<1% THD

S/N比

<90  dB A特性

ケーブル要件

Cat 5e以上

寸法

61 x 150 x 168 mm

質量

650 g

動作温度範囲

5℃ (41℉) - 40℃ (104℉)

送信機

ゲイン調整範囲

−25 ~ +15dB (1 dB刻み)

最大入力レベル

マイクゲイン @ −16 dB

−9 dBV

ヘッドホン出力

3.5 mm, デュアルモノ (ステレオホンを作動)

最大ヘッドフォン出力

1kHz @ 1% ひずみ、最大電力、@16Ω

17.5 mW

アンテナタイプ

インターナル, スペースダイバシティ, 直線偏波

アンテナゲイン

平均 -1.1 dBi
ピーク 0.5 dBi

充電コネクター

USB 3.0タイプA

外装

成形プラスチック

推奨保管温度範囲

0°C (32°F) ~ 25°C (77°F)

MXW1 ハイブリッドBodypack送信機

マイクロホンコネクター

4ピン・オス型ミニコネクター (TA4M), 詳細は図を参照してください

入力インピーダンス

@ 1 kHz

>20 kΩ

内蔵マイク

無指向性 (20 Hz ~ 20 kHz)

電池寿命

標準モード ハイデンシティモード
最大 7 時間 最大 8 時間

新しいバッテリーで計算します。ランタイムはバッテリーの状態により異なります。

寸法

22 mm x 45 mm x 99 mm (0.9 インチ x 1.8 インチ x 3.9 インチ) 高さ×幅×奥行き

質量

85 g (3.0 オンス)

電池付き, マイクなし

MXW2 ハンドヘルド型送信機

マイクロホンカプセル

SM58, SM86, Beta58, VP68

構成

アンバランス

入力インピーダンス

@ 1 kHz

>20 kΩ

電池寿命

SB902, 標準モード SB902, ハイデンシティモード SB905, 標準モード SB905, ハイデンシティモード
最大 15 時間 最大 16 時間 最大 23 時間 最大 29 時間

新しいバッテリーで計算します。ランタイムはバッテリーの状態により異なります。

寸法

226 mm x 51 mm (8.9 インチ x 2.0 インチ) 長さ x 直径

SM58マイクロホンカプセル付き

質量

369 g (13 オンス)

電池付き, SM58マイクロホンカプセル付き

MXW6 バウンダリー送信機

マイクロホンカプセル

MXW6/O R183B
MXW6/C R185B

電池寿命

標準モード ハイデンシティモード
最大 7 時間 最大 8 時間

新しいバッテリーで計算します。ランタイムはバッテリーの状態により異なります。

寸法

23 mm x 44 mm x 114 mm (0.9 インチ x 1.75 インチ x 4.5 インチ) 高さ×幅×奥行き

質量

108 g (3.8 オンス)

電池付き

MXW8 グースネックベース送信機

マイクロホンコネクター

Shure MX405/10/15用の6ピンコネクター

構成

アンバランス

入力インピーダンス

@ 1 kHz

>20 kΩ

グースネックオプション

付属品リストを参照

電池寿命

標準モード ハイデンシティモード
最大 7 時間 最大 8 時間

新しいバッテリーで計算します。ランタイムはバッテリーの状態により異なります。

寸法

36 mm x 71 mm x 124 mm (1.4 インチ x 2.8 インチ x 4.9 インチ) 高さ×幅×奥行き

質量

193 g (6.8 オンス)

電池付き, マイクなし

アクセスポイントトランシーバー(APT)

ネットワークインターフェース

RJ45: ギガビットイーサネット, Danteデジタルオーディオ

プレミアム評価

UL 2043

使用電源

パワーオーバーイーサネット(PoE)クラス0, 6.5W

アンテナタイプ

インターナル, スペースダイバシティ, 円偏波

アンテナゲイン

平均 0.5 dBi
ピーク 3.0 dBi

外装

成形プラスチック, 亜鉛ダイカスト

寸法

24 mm x 170 mm x 170 mm (1.35 インチ x 6.7 インチ x 6.7 インチ), 高さ×幅×奥行き

マウントプレートまたはカバーなし

質量

APT8 856 g (1.9 lb)
APT2, APT4 845 g (1.9 lb)
塗装可能カバー 85 g (0.2 lb)
マウントブラケット 68 g (0.15 lb)

ネットワーク充電ステーション(NCS)

充電時間

MXW1, MXW6, MXW8 50%=1 時間; 100%=2 時間; 高効率モード=4-5 時間
MXW2 SB902 50%=1.5 時間; 100%=3 時間; 高効率モード=4-5 時間
SB905 50%=2.5 時間; 100%=5 時間; 高効率モード=5-6 時間

ネットワークインターフェース

10/100 Mbpsイーサネット

使用電源

15 V DC @ 3.33 A 最大, 外部電源により供給(チッププラス)

外装

成形プラスチック, 亜鉛ダイカスト

寸法

NCS8 68 mm x 343 mm x 184 mm (2.7 インチ x 13.5 インチ x 7.25 インチ), 高さ×幅×奥行き
NCS4 68 mm x 191 mm x 184 mm (2.7 インチ x 7.5 インチ x 7.25 インチ), 高さ×幅×奥行き
NCS2 48 mm x 102 mm x 154 mm (1.9 インチ x 4.0 インチ x 6.1 インチ), 高さ×幅×奥行き

質量

NCS8 2.9 kg (6.4 lb)
NCS4 1.7 kg (3.7 lb)
NCS2 0.8 kg (1.8 lb)

オーディオネットワークインターフェース(ANI)

オーディオネットワークインターフェース(ANI)

周波数特性

20 Hz ~ 20 kHz (+1, −1.5dB)

ダイナミックレンジ

20 Hz~20 kHz, Aウェイト, 標準

アナログ-Dante 113dB
Dante-アナログ 110dB

出力ノイズ

20 Hz~20 kHz, Aウェイト, 標準

Line Aux マイクロホン
−84.5 dBV −95.2 dBV −106.5 dBV

THD+N

20 Hz~20 kHz+4dBuアナログ入力, −10 dBFSデジタル入力

<0.05%

極性

非反転、すべての入力から出力

寸法

44 mm x 483 mm x 366 mm (1.7 インチ x 19.0 インチ x 14.4 インチ), 高さ×幅×奥行き

質量

MXWANI4 3.1 kg (6.9 lb)
MXWANI8 3.2 kg (7.1 lb)

外装

スチール、押出成型アルミニウム

使用電源

100 ~ 240 V AC, 50-60 Hz, 1 A

動作温度範囲

−18°C (0°F) ~ 63°C (145°F)

保管温度範囲

−29°C (-20°F) ~ 74°C (165°F)

アナログ接続

出力

構成 インピーダンス クリッピングレベル (最小)
Line Aux マイクロホン
アクティブバランス 310 Ω +26.2 dBV +16.2 dBV −3.8 dBV

入力

構成 インピーダンス クリッピングレベル (最小)
Line Aux
アクティブバランス 10.6 kΩ +23.8 dBV +10.8 dBV

ヘッドホン出力

6.35 mm TRS, 100 mW, 350 Ω, デュアルモノ (ステレオホンを作動)

0 dBV = 1 V RMS; 0 dBu = 0.775 V RMS; 0 dBV = 2.2 dBu

デジタル信号処理

AD/DAコンバーター

24ビット, 48 kHz

遅延

推定名目値, ±0.1 ms

アナログ-Dante 0.21 ms
Dante-アナログ 0.24 ms + TN

TN = Dante Controllerで設定されているネットワーク待ち時間 (ミリ秒)

注記: Danteネットワークレイテンシーは、受信デバイスと通常関連しています。

ネットワーク

ネットワークインターフェース

4ポートギガビットイーサネットスイッチ, Danteデジタルオーディオ

Uplinkポート(ポート4)

選択可能, マルチキャストトラフィックをブロック

パワーオーバーイーサネット(PoE)

MXWAPTに電源を供給するポート1で提供

ケーブル要件

Cat 5e以上, シールド加工済み, ネットワーク機器間最大100 m

ネットワークアドレス容量

DHCP, リンクローカル, スタティック

送信機出力

周波数帯:Z10、Z11、Z14、Z15

MXW1
設定 dBm mW
ロー -2 1
ミディアム 5 3
ハイ 12 16
最大 17 50
MXW2
設定 dBm mW
ロー 0 1
ミディアム 7 5
ハイ 12 16
最大 17 50
MXW6、MXW8
設定 dBm mW
ロー -2 1
ミディアム 5 3
ハイ 12 16
最大 19 80

周波数帯:Z12

MXW1、MXW6、MXW8
設定 dBm mW
ロー 0 1
ミディアム 5 3
ハイ 9 8
最大 12 16
MXW2
設定 dBm mW
ロー 0 1
ミディアム 7 5
ハイ 9 8
最大 12 16

配線図

TA4M コネクター

オーディオネットワークインターフェース(ANI)

製品安全情報

安全にお使いいただくために

誤った使用により引き起こされる可能性のある結果は、危険の切迫度および損害の大きさに応じて、「警告」と「注意」のいずれかとして示されています。

警告:警告を無視すると、誤った使用により重傷または死亡が引き起こされる可能性があります。
注意:注意を無視すると、誤った使用により怪我や物的損害が引き起こされる可能性があります。

警告

極度の大音量で音声を聴くと、聴覚を恒久的に損なうことがあります。できるだけ小さな音量で使用してください。極度に高い音圧レベルに過度にさらされると耳を傷め、恒久的な騒音性難聴(NIHL)になることがあります。聴覚を損なわないようにするため、各音圧レベルに耐えられる最長限度時間の米国労働安全衛生局(OSHA)ガイドラインを下記に記載しますのでご参照ください。

90 dB SPL

8時間

95 dB SPL

4時間

100 dB SPL

2時間

105 dB SPL

1時間

110 dB SPL

30分

115 dB SPL

15分

120 dB SPL

障害が発生する恐れがあるため避けること

警告

  • バッテリーパックは爆発、または有毒な物質を放出する場合があります。火災または火傷の恐れがあります。開けたり、押し潰したり、改造したり、分解したり、60℃(140°F)以上の熱に曝したり、焼却したりしないでください。
  • メーカーの指示に従ってください。
  • Shure充電器はShure充電式バッテリーの充電のみに使用してください
  • 警告:電池が間違って交換された場合、爆発する恐れがあります。同じ種類または同等の種類の電池と交換してください。
  • 決して口の中に電池を入れないでください。飲み込んだ場合は医師または最寄りの中毒事故管理センターまで連絡してください。
  • ショートさせないでください。火傷または火災の原因となります。
  • Shure充電式バッテリー以外のバッテリーパックを充電、または使用しないでください。
  • バッテリーパックは正しく処分してください。使用済みバッテリーパックの適切な廃棄方法については、各地域の販売店にお問い合わせください。
  • 電池(電池パックまたは内蔵電池)は直射日光、火などの高熱に曝さないでください。
  • 電池は、水、飲料、その他の液体に浸さないでください。
  • プラスとマイナスを逆にして電池を取り付けたり挿入したりしないでください。
  • 小さい子供の手の届かないところに保管してください。
  • 異常な電池は使用しないでください。
  • 輸送の際には電池をしっかりと梱包してください。

警告:指定以外の電池と交換した場合、爆発の恐れがあります。単3形乾電池のみを使用してください。

注:付属電源、またはShure認可の電源でのみ使用してください。

安全のための重要注意事項

  1. この説明書をお読みください。
  2. この説明書を保管しておいてください。
  3. すべての警告事項に留意してください。
  4. すべての指示に従ってください。
  5. この製品は水の近くで使用しないでください。
  6. 掃除は乾いた布でから拭きするだけにしてください。
  7. 通風口を塞がないようにしてください。十分な換気ができるよう余裕を持たせ、メーカーの指示に従って設置してください。
  8. 炎、ラジエーターや暖房送風口、ストーブ、その他、熱を発生する機器(アンプなど)の近くには設置しないでください。炎が出る物を製品の上に置かないでください。
  9. 有極プラグやアース付きプラグは安全のために用いられていますので、正しく接続してください。有極プラグは、2本のブレードのうち一方が幅広になっています。アース付きプラグは、2本のブレードの他に、3本目のアース端子がついています。幅の広いブレードや3本目の棒は、安全のためのものです。これらのプラグがコンセントの差し込み口に合わない場合は、電気工事業者に相談し、コンセントを交換してもらってください。
  10. 電源コードは特にプラグ差し込み部分、延長コード、機器から出ている部分において、引っかかって抜けたり挟まれたりしないように保護してください。
  11. アタッチメントや付属品は必ずメーカー指定のものをご利用ください。
  12. カートやスタンド、三脚、ブラケット、テーブル等は、メーカー指定のものか、この装置用に販売されているものを必ずご利用ください。カートに装置を載せて動かす際は、転倒により怪我をしないよう注意してください。

    上部に受信機を搭載したカートが人に転倒した。画像を中心に線で囲んだ円があります。

  13. 雷を伴う嵐の際や、または長期間使用しない場合は、プラグをコンセントから抜いてください。
  14. 整備の際は、資格のある整備担当者に必ずご相談ください。電源コードやプラグの損傷、液体や異物が装置内に入り込んだ場合、装置が雨や湿気に曝された場合、正常に作動しない場合、装置を落とした場合など、装置が何らかの状態で損傷した場合は、整備が必要です。
  15. 水滴や水しぶきに曝さないでください。液体の入った花瓶などを装置の上に置かないでください。
  16. MAINSプラグまたはアプライアンスカプラーが使用できる状態にしておいてください。
  17. 装置の空気中騒音は70 dB(A)を超えません。
  18. クラスI構造の装置は保護接地接続のある主電源の壁コンセントに接続してください。
  19. 火災や感電の危険を避けるため、本機器は雨や湿気のある場所にさらさないでください。
  20. 本製品の改造は試みないでください。けがや製品の故障の原因となる可能性があります。
  21. 本製品は指定された動作温度範囲内で使用してください。

重要な製品情報

本機器はプロオーディオ用途での使用を目的としています。

EMC適合性試験は同梱および推奨のケーブル使用に基づきます。別種のケーブルを使用した場合はEMC性能が低下します。

Shure社によって明示的に承認されていない変更または修正を加えると、この機器を操作する 権利が無効になります。

電池、パッケージ、電子廃棄物については地域のリサイクル方法に従ってください。

注:このデバイスは公共のインターネットネットワークに直接接続されることを意図していません。

ユーザー情報

本装置はFCC規制第15部に準拠しています。操作は次の2つの条件の対象となります:

  1. 装置は有害な干渉を起こしてはならない。
  2. 装置は、望まない操作を起こす干渉を含め、あらゆる干渉を受け入れなければならない。

注:本機器はテストされFCC規定パート15に従いクラスBデジタル機器に適合しますが、制限があります。これらの制限は、住宅地域において設置する際、有害な電波干渉から機器を適度に保護するためのものです。本機器は電磁波を発生・使用し、放射する場合があります。取扱説明書に従って設置しないと無線通信に電波干渉が起こります。また、設置状況に関わらず妨害を引き起こす可能性もあります。本機器によりラジオやテレビの受信に電波干渉が起こるようであれば(これは、機器の電源を一度切ってから入れるとわかります)、次の手段を1つまたは複数用いて電波干渉を防いでください。

  • 受信アンテナを別の方向に向けるか、別の場所に移す。
  • 機器と受信機の間の距離を広げる。
  • 受信機を接続しているコンセントとは別の回路にあるコンセントに機器を接続する。
  • 販売店または熟練したラジオ/TV技術者に相談する。
  1. 經審驗合格之射頻電信終端設備,非經許可,公司、商號或使用者均不得擅自變更頻率、加大功率或變更原設計之特性及功能。
  2. 射頻電信終端設備之使用不得影響飛航安全及干擾合法通信;經發現有干擾現象時,應立即停用,並改善至無干擾時方得繼續使用。所謂合法通信,係指依電信法規定作業之無線電信。
  3. 輸入、製造射頻電信終端設備之公司、商號或其使用者違反本辦法規定,擅自使用或變更無線電頻率、電功率者,除依電信法規定處罰外,國家通訊傳播委員會並得撤銷其審驗合格證明。
  4. 減少電磁波影響,請妥適使用
ボディパックマイクロホン送信機

These transmitters have been tested and found to comply with international radiation exposure limits set forth for an uncontrolled environment. This equipment is in direct contact with the body of the user under normal operating conditions. These transmitters must not be co-located or operating in conjunction with any other antenna or transmitter.

ハンドヘルドマイクロホン送信機
卓上バウンダリーマイクロホン送信機
卓上グースネックマイクロホン送信機
ワイヤレスアクセスポイント送信機

これらのモバイル送信機は、人体から 20 センチ以上離して使用するように作られています。これらのモバイル送信機は、その意図された用途の場合、使用者の身体に近接していることと低出力を理由に、国際的な放射線暴露限度のテスト要件を免除されています。これらのモバイル送信機は、すべての人から少なくとも 20 cm 離して置く必要があり、他のアンテナや送信機と同じ場所に配置したり、または連動して操作することはできません。

認証

このデバイスは、FCC パート 15 に準拠しています。

このデバイスには、Innovation, Science and Economic Development Canadaのライセンス免除RSS基準に適合しているライセンス免除の送信機/受信機が含まれています。操作は次の2つの条件の対象となります:

  1. 装置は干渉を起こしてはならない。
  2. 装置は、望まない操作を起こす干渉を含め、あらゆる干渉を受け入れなければならない。

L’émetteur/récepteur exempt de licence contenu dans le présent appareil est conforme aux CNR d’Innovation, Sciences et Développement économique Canada applicables aux appareils radio exempts de licence. L’exploitation est autorisée aux deux conditions suivantes :

  1. L’appareil ne doit pas produire de brouillage;
  2. L’appareil doit accepter tout brouillage radioélectrique subi, même si le brouillage est susceptible d’en compromettre le fonctionnement.

日本の電波法および電気通信事業法に準拠。本デバイスは、日本の電波法および電気通信事業法にしたがって許可されています。本デバイスを改変しないでください(改変すると許可された指定番号は無効になります)。

IEC 60065に基づく電気安全要件に適合しています。

本製品は、関連するすべての欧州指令の基本的要件を満たし、CEマークに適合しています。

CE適合宣言書はShure社またはShure社の欧州担当部より入手することができます。問い合わせ先についてはvisit www.shure.comを参照してください

CE適合宣言書は以下より入手可能です:www.shure.com/europe/compliance

ヨーロッパ認定代理店:

Shure Europe GmbH

Global Compliance

Jakob-Dieffenbacher-Str.12

75031 Eppingen, Germany

TEL:+49-7262-92 49 0

Eメール:info@shure.de

www.shure.com

パート 15b の FCC 検証規定の下で承認されています。

産業のカナダICES-003コンプライアンスレベル:CAN ICES-3 (B)/NMB-3(B)

注:FCCマーキング、CEマーキング、RCMマーキング、および電気定格については、充電座の筐体底面にあるラベルをご覧ください。

FCCパート15認証。

FCC:DD4MXW1、DD4MXW2、DD4MXW6、DD4MXW8、DD4MXWAPT4、DD4MXWAPT8。

RSS-213 の該当する要件を満たしています。

IC:616A-MXW1、616A-MXW2、616A-MXW6、616A-MXW8、616A-MXWAPT4、616A-MXWAPT8。

商標

Audinate®、Audinate ロゴおよび Dante はAudinate Pty Ltd の商標です。