概要

SLX-Dデジタルワイヤレスシステムは、クリアな音声と安定したRF性能を簡単なセットアップで提供し、管理性に優れた充電オプションも選択可能です。SLX-Dは、終日の会議からライブパフォーマンスまで、幅広い用途に対応します。

SLX-Dワイヤレス受信機にプログラムされたガイド付きセットアップ機能により、自動チャンネルスキャンおよび送信機との赤外線(IR)同期を簡単に行うことができます。イーサネットを介したサードパーティ制御とセットアップ、また複数システムのグループスキャンやファームウェアのアップデート管理ができます。44 MHz帯域幅につき最大32チャンネルの互換性を持つシステム構築が可能なRF性能を持ち(JB帯では最大10波)、2本の単三アルカリ乾電池で最大8時間の運用が可能です。またShure SB903リチウムイオン充電池と充電器アクセサリーも追加可能で、効率的な運用を提供します。SLX-Dワイヤレスシステムは、ハンドヘルド、ラベリア、およびヘッドセットマイクロホンが選択可能で幅広いアプリケーションに対応し、118 dBを超えるダイナミックレンジと安定したRFパフォーマンスを提供します。

主な機能

  • 透明な24-bitデジタルオーディオ
  • 20 Hz~20 kHzワイドレンジな周波数特性(マイクロホンタイプにより異なる)
  • 118 dBのダイナミックレンジ
  • デジタル予測式スイッチングダイバーシティを搭載
  • 44 MHzのチューニング帯域幅(地域、モデルにより異なる)
  • 44 MHz帯域幅で32チャンネルの運用が可能(地域、モデルにより異なる)
  • TVチャンネル6 MHz幅につき最大10チャンネル、8 MHz幅につき最大12チャンネル運用可能
  • 赤外線(IR)スキャン、シンク機能により、送信機と受信機の素早いペアリングが可能
  • 自動チャンネルスキャン
  • イーサネットポートを介し、複数の受信機をリンクしたグループスキャンに対応、またファームウェアアップデートが可能
  • Shure Wireless Workbench®コントロールソフトウェアに対応
  • ShurePlus™ Channelsアプリを介したリモートによるモニタリングと制御
  • イーサネットを介したサードパーティ制御とセットアップ
  • 高コントラストLCDメニューを搭載した、洗練されたインターフェース
  • SLX-D受信機にインストールされたガイド付き周波数セットアップモード
  • 送信機は単3形乾電池2本またはShure SB903充電池に対応
  • システム構成品には、マイクロホンカプセルが交換可能なハンドヘルド型送信機、各種ラベリアマイクロホンに対応するボディパック型送信機、ヘッドセットマイクロホン、楽器用マイクロホン、シングルおよびデュアルチャンネルともにラックマウントに対応する受信機が含まれます。

システムの構成

全てのシステムには以下のものが同梱されています:

ラックマウント金具

1/4波長アンテナ(2本)

電源アダプター

単3形乾電池(2本)

SLXD4またはSLXD4D受信機

ギターシステムには以下のものが同梱されています:

1/4インチフォーンプラグーTA4F 4ピンミニコネクター、ギターケーブル

SLXD1ボディパック型送信機

ボーカルシステムには以下のものが同梱されています:

マイクホルダー

マイクロホンカートリッジを搭載したSLXD2ハンドヘルド型送信機(SM58®、SM86、Beta 58A®、Beta 87A™、Beta 87C™、KSM8/Bのいずれか*)

*KSM8/Bモデル対応については国と地域により異なります。

ラベリア、ヘッドウォーンおよび楽器システムには、ボディパック型送信機(⑦)と次のいずれかが同梱されています:

WL183/WL185ラベリアマイクロホン

WL93ミニチュアラベリアマイクロホン

SM35ヘッドセットマイクロホン

Beta 98H/C™楽器用マイクロホン

MX153イヤセットヘッドウォーンマイクロホン

コンボシステムには以下のものが同梱されています:

SLXD1ボディパック型送信機

ハンドヘルド型送信機、SM58マイクロホンヘッド搭載

WL185ラベリアマイクロホン

受信機の設定

  1. 付属のアンテナを受信機の背面に取り付けます。

  2. 電源アダプターを受信機に接続し、AC電源コードをACコンセントに挿します。

  3. 音声出力をアンプまたはミキサーに接続します。

  4. 受信機の電源ボタンを押します。受信機メニューから、マイク出力(mic)またはライン出力(line)を接続する機器に応じて適切に設定します。

ボディパック型送信機の取付方法

図のように、送信機をベルトに留めるか、送信機のクリップにギターストラップを通して固定します。

確実に固定するために、ベルトをクリップの奥まで押し込んでください。

ベルトとギターストラップに固定されたボディパック型送信機

ハードウェアインターフェース

受信機のフロントパネルとリアパネル

① 赤外線同期LED

  • 点滅:赤外線(IR)同期モードが使用可能
  • 点灯:赤外線(IR)同期のため受信機と送信機の位置が適切に向き合っています。

② IRポート

IR同期中に送信機のIRポートに向き合わせて、送信機と設定を同期します。

③ ディスプレイ

メニューオプション、受信機と送信機の設定を表示します。

④ syncボタン

押すと赤外線(IR)同期を実行します。

⑤ exitボタン

押すと現在の操作をキャンセルします。

⑥ コントロールノブ

メニューのパラメーターを変更します。確定するにはノブを押します。

⑦ 電源ボタン

受信機の電源をオンまたはオフにします。

⑧ DC電源ジャック

付属のACアダプタを接続します。

⑨ イーサネットポート(RJ-45)

ネットワークに接続します。

  • オレンジLED(ネットワーク速度):

    オフ = 10 Mbps、オン = 100 Mbps

  • 緑色LED(ネットワークステータス):

    オフ = ネットワーク接続なし、オン = ネットワーク接続中

    点滅 = データ量に応じて速さが変化します

⑩ XLRオーディオ出力

バランス(1: グランド 2: オーディオ + 3: オーディオ-)

⑪ 1/4インチ inst/aux出力

インピーダンスバランス(チップ: オーディオ+、リング: オーディオ-、スリーブ: グランド)

⑫ アンテナコネクター

受信機アンテナ接続用のBNCコネクタです。

受信機のメニューをナビゲートする

メインメニューから受信機のセットアップと設定を行い、詳細メニューからその他の機能にアクセスします。メニュー画面をナビゲートして選択を確定するには、コントロールノブを使用します。前のメニューに戻るには、[exit]ボタンを使用します。

メインメニュー

メニューにアクセスするにはコントロールノブボタンを押し、次のメニュー画面に進むには回転させます。

1. Frequency Setup
1.1 Guided Frequency Setup 新しいシステムを初期化する、または既存のシステムに受信機を追加するための手順を指示します。
1.2 Group Scan 受信機は自動スキャンを実行して利用可能な最良のグループを検索します。

注:各地域に対応する一部の周波数帯域は単一グループのみで構成されています。対応するグループが単一グループのみの場合でも複数グループ対応の場合でも、RFパフォーマンスは同じです。

1.3 Channel Scan 受信機が、選択されたグループ内の使用可能なチャンネルを自動的にスキャンします。
1.4 Manual Frequency Setup 受信機を任意の周波数に手動で設定します。
2. Channel Name チャンネル名をカスタマイズします。
3. Gain 受信機のゲインを調整して適切な出力レベルを設定します。
4. Mic/Line Level 出力レベルをMic/Lineレベルに切り替えます。
5. Advanced Settings
5.1 Device Lock
  • Unlock:受信機のロックが解除されます。
  • Lock Menu:受信機の設定がロックされます。
  • Lock Menu & Power:受信機の設定と電源ボタンがロックされます。
5.2 Network Configuration IPアドレスの設定をオートかマニュアルに切り替えます。
5.3 Controller Access サードパーティ製コントロールのアクセスをブロックまたは許可します。
5.4 Transmitter Preset 送信機プリセットを適用して同期します。
5.5 Device Preset 現在の受信機設定を保存するか、最後に保存した設定を復元します。
5.6 Factory Reset システムを再起動して、すべての設定を工場出荷時設定に復元します。
5.7 Transmitter Firmware 赤外線(IR)同期を使用して送信機のファームウェアをアップデートします。
5.8  About ファームウェアのバージョン情報とシリアル番号を表示します。
6. Help 追加資料(http://help.shure.com/slxd4)へのリンクを提供します。

送信機

① 電源LED

  • 緑色 = ユニットの電源がオン
  • 赤 = 電池残量低下

② オン/オフスイッチ

送信機の電源をオン/オフします。

③ ディスプレイ:

メニュー画面と設定を表示します。コントロールボタンのどれかを押すとディスプレイが起動します。

④ IRポート

受信機のIRポートに向かい合わせて赤外線(IR)同期を行い、受信機と設定を同期します。

⑤ メニューナビゲーションボタン

menu = メニュー画面をナビゲートします。

enter = パラメーターの変更を確定し保存します。

⑥ 電池コンパートメント

単3形乾電池2本またはShure SB903充電池を装填します。

⑦ 電池カバー

所定の位置まで回して固定し、電池コンパートメントを保護します。

⑧ ボディパック型送信機アンテナ

RF信号を送信します。

⑨ ハンドヘルド型送信機アンテナ

RF信号を送信します。

⑩ マイクロホンカートリッジ

各種Shureマイクロホンカートリッジと互換性があります。

⑪ TA4M入力コネクター

4ピンミニコネクター(TA4F)付きマイクロホン、または楽器用ケーブルを接続します。

送信機のメニューオプション及びナビゲーション

送信機には送信機の設定と調節用にメニュー画面が備わっています。ホーム画面からメニューオプションにアクセスするにはmenuボタンを押します。menuボタンを押すごとに次のメニュー画面が表示されます。メニュー画面から各設定を選択して変更を確定するには、[enter]ボタンを使用します。

ホーム画面 enterボタンを使用して以下のホーム画面ディスプレイ表示から1つを選択します。
  • チャンネル名/グループおよびチャンネル/電池アイコン
  • チャンネル名/周波数/電池アイコン
  • チャンネル名/電池アイコン/グループおよびチャンネル
  • チャンネル名/電池アイコン
① Mic Offset(マイクオフセット) 受信機の同一チャンネルで2つの送信機を使用する際に、2つの送信機間のオーディオレベルを合わせるために調整します。調整範囲は0~21dBまでです(3 dBステップ)
② RF Power(RF出力) RF出力レベルを目的に応じて選択します:
  • High = 10 mW 
  • Low = 1 mW
③ High Pass ハイパスフィルターを[オン]または[オフ]にします。
④ Battery バッテリー残量を正確に表示するため、使用している単3形乾電池と同じになるよう電池の種類を設定します。

注:Shure充電池を使用している場合はメニューを選択できません。

⑤ Auto Lock 送信機の自動ロックをオンまたはオフにします。
⑥ Lock Type 自動ロックの動作を決定します。
  • Menu Only:メニューをロックして、送信機の設定が変更されないようにします。
  • Menu & Power:メニューと電源をロックして、電源スイッチを無効にします。
⑦ About ファームウェア、ハードウェア、および帯域情報を表示します。

受信機コントロールのロックおよびロック解除

[5. Advanced Settings] > [5.1 Device Lock]では、以下のコントロールロックオプションにアクセスできます。

  • Unlock:受信機のロックを解除します
  • Lock Menu:メニュー項目にアクセスできなくなります(受信機の電源は切ることができます)
  • Lock Menu & Power:電源スイッチとメニューコントロールを無効にします

希望するオプションを選択し、コントロールノブを押して確定します。

送信機の自動ロック

送信機の[Auto Lock]メニューから[On](ロック)または[Off](ロック解除)を選択すると、送信機のコントロールをロックまたはロック解除できます。自動ロックを有効にすると、ホーム画面に戻ったときに送信機のコントロールがロックされます。

注:enter]ボタンは、ロックされた送信機のホーム画面表示を変更するために引き続き使用できます。

自動ロックを有効にするには:

  1. menu]ボタンを押して、[Auto Lock]設定にナビゲートします。
  2. enter]ボタンを使用して編集し、[menu]ボタンを使用して[On]を選択します。
  3. enterを押して保存します。ロックアイコンが表示され、コントロールのロックが有効であることを確認します。

送信機のロックを解除して自動ロックを無効にするには:

  1. enter]を押してから[menu]を押し、送信機のコントロールのロックを解除します。
  2. Auto Lock]設定にナビゲートし、[Off]を選択します。
  3. enterを押して保存します。ホーム画面に戻ると、送信機のロックは無効になります。

電池と充電器

送信機への電池の装着

重要:送信機の破損を避けるために、Shure SB903リチウムイオン充電池または1.5 Vの単三形乾電池のみを使用してください。

ボディパック型送信機:

  1. タブを押し上げて、電池ボックスのドアを開けます。
  2. Shure SB903リチウムイオン充電池または単三形乾電池2本をコンパートメント内に装着します。
  3. バッテリードアを閉じます。

ハンドヘルド型送信機:

  1. 電池カバーを回して外します。
  2. バッテリードアを持ち上げて、電池ボックスを開けます。
  3. Shure SB903リチウムイオン充電池または単三形乾電池2本をコンパートメント内に装着します。
  4. 電池カバーを元通りに取り付けます。

単三形乾電池の種類の決定

送信機の動作時間を正確に表示するため、装填している単三電池の種類(デフォルト設定はアルカリ乾電池)に合わせて、送信機メニューから電池タイプを設定します。Shure充電池を使用する場合、電池タイプの設定は必要ないため電池タイプメニューは表示されません。

  1. menu]ボタンを押して、[Battery]画面にナビゲートします。
  2. enter]を押してから[menu]ボタンを押して、装填した電池タイプを選択します:
    • Alkaline = アルカリ
    • NiMH(ニッケル水素電池)
    • リチウム(非充電式、最大1.5 V)
  3. enterを押して設定を保存します。

Shure SB903充電池

SB903リチウムイオン充電池はSLX-D送信機専用の充電池になります。SB903リチウムイオン充電池の充電には、SBC10-903シングルベイまたはSBC203デュアルベイ充電器を使用します。

重要:新しい電池を初めて使用する際は必ずフル充電を行ってください。

新しいSB903電池をフル充電するには、充電器に直接配置する必要があります。最初に一度充電したら、SBC203デュアルベイ充電ステーションに充電池を装填した送信機をドッキングして充電することもできます。

シングルベイ充電器

SBC10-903シングルベイ充電器はコンパクトな充電ソリューションを提供します。

  1. 充電器をAC電源またはUSBポートに繋ぎます。
  2. 充電ベイに電池を挿入します。
  3. 充電が完了するまで、充電ステータスLEDsを監視します。

充電ステータスLED
充電池の状態 ステータス
使用可能 緑(点灯) 充電完了
充電中 赤(点滅) 充電中
エラー 黄色(速い点滅) 充電池または電源のエラー
充電されていない オフ 充電器の電源が切断されているか、充電ベイにドッキングされていない

デュアルベイ充電器

SBC203デュアルベイ充電器は充電池単体、または送信機に装填された状態の充電池を充電可能です。

  1. 充電器をAC電源に接続します。
  2. 充電ベイに充電池、または充電池を装填した送信機を挿入します。

    重要:破損を避けるために、送信機は前を向くように差し込んでください。

  3. 充電が完了するまで、充電ステータスLEDsを監視します。
充電ステータスLED
充電池の状態 ステータス
使用可能 緑(点灯) 充電完了
充電中 赤(点滅) 充電中
エラー 黄色(速い点滅) 充電池または電源のエラー*
黄色(ゆっくり点滅) 動作温度範囲外
充電されていない オフ 充電器の電源が切断されているか、デバイスが充電ベイにドッキングされていない

* 送信機が充電ベイにドッキングされているときにエラーが発生した場合、送信機から電池を取り外して充電器に直接差し込んでください。エラーが解決されない場合は、Shureテクニカルサポートにお問い合わせください。

Shure充電式電池の管理と保管に関する重要なヒント

Shure充電池を適切に管理し保管することで高い信頼性と長い寿命を保持することができます。

  • 充電池と送信機は常に常温で保管してください。
  • 充電池を長期的に保管する場合は、最大容量の約40%に充電または放電してから保管してください。
  • 長期保管中は、6ヶ月毎に充電池の状態を確認して必要に応じて最大容量の40%に再充電してください。

平均充電/稼働時間

SBC10-903

充電時間 稼働時間 容量
1時間 1時間 15%
3時間 4時間 50%
5時間30分 >8 時間 100%

SBC203

充電時間 稼働時間 容量
30分 1時間 15%
1時間15分 4時間 50%
2時間30分 >8 時間 100%

*上記データはバッテリーヘルス値が100%の場合に基づくおおよその時間です

サウンドチェックとゲイン調整

受信機の[Gain]メニューを選択し、実際の送信機を使用しながらパフォーマンスレベルでサウンドチェックを行ってください。ゲインを調整して、オーディオインジケーターを[Optimal]の範囲内に収まるよう維持します。音声出力をチェックして歪み等が発生する場合はゲインを下げてください。

システムインターフェース

オーディオチャンネルの構築

ワイヤレスオーディオチャンネルは、受信機と送信機を同じ周波数に設定することで形成されます。SLX-Dワイヤレスシステムは、受信機と送信機を同じ周波数に合わせるための3つの方法を提供します。

  • ガイド付き周波数セットアップ:プロセスを順を追って行うガイド付きセットアップです。
  • スキャンとIR同期:受信機は利用可能な最良の周波数を見つけるためにRFスペクトラムスキャンを実行し、赤外線(IR)同期を行うことで、安全な周波数が送信機と同期されます。
  • マニュアル設定によるグループ、チャンネル、または周波数の割り当て:受信機と送信機を同じグループチャンネル、チャンネル番号、または周波数に手動で設定します。

グループおよびチャンネルとは

Shureワイヤレスシステムでは、電波干渉を最小限に抑えるために事前に設定されたグループチャンネルを本体にプリセットしています。グループとは、対応している周波数帯域内で互換性を持つ周波数の組み合わせをグループ化したものです。チャンネルとは、そのグループ内の1つの周波数を意味します。受信機と送信機を同じグループ内の使用可能な最良のチャンネルに設定してシステムをセットアップしてください。

注:グループは対応している周波数帯域モデルによって異なるため、国と地域により複数のグループを持たないシステムもありますが、各グループの周波数の組み合わせは同じRFパフォーマンスを提供します。

同じ帯域内で複数の受信機を使用する場合は、同じグループに設定する必要があります。設定は手動で行うか、または受信機メニュー[Guided Frequency Setup]を選択して、プロセスを順を追って実行してください。

イーサネットケーブルを使用して、システム内のすべての受信機を接続します。最良の結果を得るために、3台以上の受信機を接続する場合は、ネットワークスイッチを介して各受信機を接続してください。

重要!干渉を避けるために、設定する前に以下の手順を行ってください:

すべての送信機の電源をオフにします。周波数スキャン中の電波検出を防止するためです。

以下のような干渉の可能性となるデバイスの電源をオンにして、プレゼンや演奏中に想定される電波環境にします(これにより、デバイスによって生じる干渉を事前に検出して回避できます)

  • 同時使用が見込まれるワイヤレスシステムまたはその他無線デバイス
  • コンピューター
  • 大型LEDパネル
  • エフェクトプロセッサー
  • CDプレーヤー

ガイド付き周波数セットアップ

新しいシステムを設定します。

  1. 受信機のコントロールノブを押して、[1. Frequency Setup] > [1.1 Guided Frequency Setup]を選択します。
  2. Initialize My System]システムを初期化を選択し、コントロールノブを押して続行します。
  3. 使用する送信機の電源をすべてオフにします。
  4. start scan]を選択します。
  5. スキャンが完了したら、コントロールノブを押して受信機に周波数を割り当てます。
  6. この受信機で使用する送信機の電源を入れます。

  7. 送信機と受信機の赤外線(IR)ポート位置を合わせ、[sync]ボタンを押します。

  8. 赤外線同期が完了したら、ワイヤレスシステムの使用を開始します。

システムに新しい受信機を追加します。

  1. コントロールノブを押して、[1. Frequency Setup] > [1.1 Guided Frequency Setup]を選択します。
  2. Add Receiver to My System]受信機の追加を選択します。
  3. グループを変更するには、コントロールノブを回して、[G:]を選択します。グループ番号を選択し、回してグループ番号を変更したら、もう一度押して確定します。
  4. start scan]を選択します。
  5. スキャンが完了したら、コントロールノブを押して受信機チャンネルを適用します。
  6. この受信機で使用する送信機の電源を入れます。
  7. 送信機の赤外線(IR)ポートと受信機の赤外線(IR)ポート位置を合わせ、[sync]ボタンを押します。
  8. 同期が完了したら、ワイヤレスシステムの使用を開始します。

周波数のマニュアル選択

手動でグループ、チャンネル、周波数を調整するには:

  1. [1. Frequency Setup] > [1.4 Manual Frequency Setup]を受信機メニューから選択します。
  2. コントロールノブを使ってグループ(G)、チャンネル(C)、または周波数(MHz)を選択します。
  3. apply]を選択し、コントロールノブを押して保存します。

2つの送信機を受信機にリンクする

2台の送信機を同じ受信機チャンネルにリンクすることでパフォーマーは好みに応じてハンドヘルド、またはボディパック型送信機を選択して使用することができます。2つの楽器を変更しながらの運用が必要となるパフォーマンスについても、2台のボディパック型送信機を同じ受信機チャンネルにリンクさせることができます。周波数の割り当てや出力先に制限がある場合などに有効です。

注:送信機同士の干渉を避けるため、常に1台の送信機のみをオンにして運用してください。

送信機を受信機に同期させる

同一チャンネルで使用する2台の送信機は、受信機と赤外線(IR)同期を通してリンクされている必要があります。

  1. 1台目の送信機をオンにして受信機と赤外線(IR)同期を実行してください。
  2. サウンドチェックを実行し、必要に応じて送信機のゲインを調節してください。終了したら、送信機をオフにしてください。
  3. 2台目の送信機をオンにして受信機と赤外線(IR)同期を実行してください。
  4. 実際の運用想定でサウンドチェックを行い、必要に応じて送信機のマイクオフセット機能を使用し調節してください。終了したら、送信機をオフにしてください。

オーディオレベルをマイクオフセットに合わせる

2台の送信機を1台の受信機チャンネルにリンクする際は、マイクロホンまたは楽器間の音量レベルに差がある可能性があります。そのような音量差がある場合、送信機側のMic Offset機能を使用してオーディオレベルを合わせ、2つの送信機による音量差を解消します。1台の送信機のみ使用する場合は、Mic Offsetは0 dBに設定します。

  1. 1台目の送信機をオンにしてサウンドチェックを行いオーディオレベルを確認します。完了したら、送信機をオフにしてください。
  2. 2台目の送信機をオンにして、オーディオレベルを確認するためサウンドチェックを実行してください。
  3. 2台の送信機でオーディオレベルに差がある場合は、送信機側のMic Offsetメニューを選択してマイクオフセット値を変更しながら調整し、オーディオレベルを合わせてください。

SLX-Dを他のShureワイヤレスシステムに追加する

異なるShureワイヤレスシステム間で互換性のある周波数を見つけるには、ShureのWireless Workbench周波数コーディネートツールを使用します。使用を開始するには、http://www.shure.com/wwbからソフトウェアをダウンロードします。追加のサポートが必要な場合は、http://www.shure.com/contactにアクセスしてください。

RF出力設定

送信機のRF出力を設定する

送信機は、カバーエリアや用途に応じて2つのRF出力設定を有します。

  • Low = 1 mW
  • High = 10 mW

送信機と受信機または受信アンテナが近接するような運用の場合は[Low]設定を使用します。

  1. 送信機の[RF power]メニューを選択します。
  2. menu]ボタンを使用して[High]または[Low]を選択します。
  3. enterを押して保存します。

ネットワーク

受信機は、イーサネット接続を使用してその他のコンポーネントとネットワーク接続が可能です。またDHCPが有効化されたルータに接続されている際にオートでネットワーク接続を確立するための内部DHCPクライアントが含まれています。

ネットワークへの接続

  1. 受信機の背面にあるイーサネットポートにイーサネットケーブルを接続します。
  2. イーサネットケーブルをコンピューターまたはルータに接続します。
  3. 受信機のポートLEDが点灯し、ネットワーク接続状況とネットワークトラフィックを表示します。

自動IPアドレス設定

  1. サーバーのDHCP機能を有効にするか、DHCPが有効化されたルータを使用します。
  2. 受信機の電源がオンになっている場合、DHCPサーバーは自動的にIPアドレスを受信機に割り当てます。

構成のヒント

  • シールドされたCat 5以上のイーサネットケーブルを使用して、信頼性の高いネットワークパフォーマンスを構築します。
  • イーサネットポートのLEDが点灯し、ネットワーク接続が有効であることを表示します。
  • 受信機がネットワーク上に追加されたShureのデバイスを検出すると、ネットワークアイコンが点灯します。
  • すべてのコンポーネントは同一のサブネット上で動作する必要があります。
  • 大規模な設置には複数のイーサネットスイッチを使用してネットワーク接続を拡張します。

ネットワークトラブルシューティング

  • ネットワークごとにDHCPサーバーは1台だけ使用してください。
  • すべての機器が同じサブネットマスクを共有しなければなりません。
  • すべての受信機に同じレベルのファームウェアバージョンをインストールしてください。
  • 各デバイスのフロントパネルにあるネットワークアイコンのLEDステータスを確認してください。
    • ネットワークアイコンが点灯していない場合、ケーブル接続とイーサネットポートのLEDをチェックします。
    • イーサネットケーブルが接続されているのにイーサネットポートのLEDが点灯していない場合には、ケーブルを交換し、LEDとネットワークアイコンを再度チェックします。

外部コントロールシステムに接続する

SLX-D受信機は、イーサネットを介したAMXやCrestronなどの外部コントロールシステムと互換性があります。システムごとにコントローラーを1つだけ使用し、メッセージの衝突を防止します。

  • 接続:イーサネット(TCP/IP、SLX-D受信機はクライアントです)
  • ポート:2202

SLX-Dのコマンド文字列の全リストについては、https://pubs.shure.com/command-strings/SLXD/en-USを参照してください。

ファームウェアアップデート

ファームウェアは各コンポーネントに埋め込まれたソフトウェアで、各機能をコントロールします。定期的に新しいバージョンがリリースされ、機能の追加や拡張が行われます。改善された設計を反映するために、Shureアップデートユーティリティ(SUU)を使ってファームウェアの新しいバージョンをアップロードしインストールすることができます。SUUは、https://www.shure.com/ja-JP/products/software/shure_update_utilityからダウンロードします。

次のステップを実行し、ファームウェアをアップデートします:

注意! アップデート中はデバイスを安定したネットワークで接続を確立してください。アップデートが完了するまでデバイスの電源を切らないでください。

  1. デバイスとコンピューターを同じネットワークに接続します(同じサブネット内に設定)
  2. SUUアプリケーションを開きます。
  3. ウィンドウ上部にある[Updates]ボタンをクリックして、Download Managerを開きます。

    注:このボタンのラベルは[Check for updates...]または[[#] updates available]です。

  4. Download Managerから、必要なファームウェアバージョンを選択します。

    ヒント:右上のドロップダウンを使用すると、迅速に[Select:All]または[Select:None]にできます。

    注:アップデートが完了したら、デバイスのウェブアプリケーションにアップデートを表示するためにブラウザのキャッシュをクリアする必要がある場合があります。

  5. Download]をクリックしてから、次にDownload Managerを[Close]します。ダウンロードされたファームウェアがリストアップされ、[Firmware]タブで表示および管理ができます。
  6. Update Devices]タブから新しいファームウェアを選択して、[Send Updates]を押すとファームウェアのアップデートを開始します。デバイスの既存のファームウェアが新しいファームウェアに上書きされます。

送信機のファームウェアアップデート

  1. 受信機のDevice Configurationメニューから:[Advanced Options] > [Tx Firmware Update]を選択します。
  2. 送信機の赤外線(IR)ポートと受信機の赤外線(IR)ポート位置を合わせ、[sync]ボタンを押します。

    重要:アップデート中は、IRポート位置を合わせたまま固定し通信を維持する必要があります。

  3. 同期が完了したら、ワイヤレスシステムを使用できます。

ファームウェアリリース要件

すべてのデバイスは、適切な動作を確保するために連携する複数の通信プロトコルを用いたネットワークを構成しています。推奨される最善の方法は、すべてのデバイスを同一のリリースバージョンにすることです。ネットワーク上の各デバイスのファームウェアバージョンを確認するには、デバイスの構成に進み、[Settings] > [Firmware]で確認します。

Shureデバイスのファームウェア形式は、MAJOR.MINOR.PATCHです。(例、1.6.2の場合、1はメジャーファームウェアレベル、6はマイナーファームウェアレベル、2はパッチファームウェアレベルです。)少なくとも同じサブネット上で動作するデバイスは、メジャーとマイナーのリリース番号が同一である必要があります。

  • メジャーのリリースが異なるデバイスは互換性がありません。
  • パッチファームウェアリリースのレベルが異なる場合は、予期しない不具合が発生することがあります。

SLX-D受信機をラックに取り付ける

同梱の全アクセサリー:

フットパッドの取り付け

底面の4つのフットパッドが見えるように傾けた受信機

付属品

オプションのアクセサリー

充電池と充電器

Shureリチウムイオン充電池 SB903
デュアルドッキング充電器 SBC203-AR
SBC203-AZ
SBC203-BR
SBC203-CN
SBC203-E
SBC203-IN
SBC203-J
SBC203-K
SBC203-TW
SBC203-UK
SBC203-US
シングル充電器 SBC10-903-AR
SBC10-903-AZ
SBC10-903-BR
SBC10-903-CN
SBC10-903-E
SBC10-903-IN
SBC10-903-J
SBC10-903-K
SBC10-903-TW
SBC10-903-UK
SBC10-903-US

UHFアンテナ分配システム

アンテナ/電源分配システム(470~960 MHz) UA844+SWB
UA844+SWB-AR
UA844+SWB-AZ
UA844+SWB-BR
UA844+SWB-C
UA844+SWB-E
UA844+SWB-J
UA844+SWB-K
UA844+SWB-TW
UA844+SWB-UK
UA844+SWB-IN
アンテナ/電源分配システム(ケーブルなし、470~960 MHz) UA844+SWB/LC
UA844+SWB/LC-AR
UA844+SWB/LC-BR
UA844+SWB/LC-C
UA844+SWB/LC-E
UA844+SWB/LC-UK
広帯域アンテナ/電源分配システム(174~1,805 MHz) UA845UWB
UA845UWB-AR
UA845UWB-AZ
UA845UWB-BR
UA845UWB-C
UA845UWB-E
UA845UWB-IN
UA845UWB-J
UA845UWB-K
UA845UWB-TW
UA845UWB-UK
広帯域アンテナ/電源分配システム(ケーブルなし、174~1,805 MHz) UA845UWB/LC
UA845UWB/LC-AR
UA845UWB/LC-BR
UA845UWB/LC-E
UA845UWB/LC-UK

UABIAST

インラインパワーサプライ UABIAST-US
UABIAST-UK
UABIAST-BR
UABIAST-AR
UABIAST-E
UABIAST-CHN
UABIAST-IN
UABIAST-K
UABIAST-J
UABIAST-AZ
UABIAST-TW

アンテナブースターとアンテナ

アンテナブースター(470~900 MHz) UA834WB
アンテナブースター(902~960 MHz) UA834XA
アクティブ指向性アンテナ(470~790 MHz) UA874E
アクティブ指向性アンテナ(470~698 MHz) UA874US
アクティブ指向性アンテナ(470~900 MHz) UA874WB
アクティブ指向性アンテナ(925~952 MHz) UA874X
パッシブ指向性アンテナ(470~952 MHz) PA805SWB
パッシブ指向性アンテナ(650~1,100 MHz) PA805X
パッシブ無指向性アンテナ(470~1,100 MHz) UA860SWB
UHFパッシブアンテナスプリッタ UA221
フロントマウントアンテナキット(ケーブル2本とバルクヘッド2個を含む) UA600
リモートアンテナ用金具(BNCバルクヘッドアダプター付き) UA505
ヘリカルアンテナ、470~900 MHZ HA-8089

ケーブルとコネクター

同軸ケーブル、BNC-BNC、RG58C/Uタイプ、50オーム、長さ0.6 m UA802
同軸ケーブル、BNC-BNC、RG58C/Uタイプ、50オーム、長さ2 m UA806
同軸ケーブル、BNC-BNC、RG8X/Uタイプ、50オーム、長さ7.5 m UA825
同軸ケーブル、BNC-BNC、RG8X/Uタイプ、50オーム、長さ15 m UA850
同軸ケーブル、BNC-BNC、RG213/Uタイプ、50オーム、長さ30 m UA8100
イーサネットジャンパーケーブル、8インチ C8006
イーサネットケーブル、3フィート C803
イーサネットケーブル、10フィート C810
イーサネットケーブル、高耐久性、25フィート C825
イーサネットケーブル、高耐久性、50フィート C850
イーサネットケーブル、高耐久性、100フィート C8100

1/2波長無指向性アンテナ

470-542 MHz UA8-470-542
500-560 MHz UA8-500-560
518-598 MHz UA8-518-598
554-638 MHz UA8-554-638
596-698 MHz UA8-596-698
670-742 MHz UA8-670-742
690-746 MHz UA8-690-746
694-758 MHz UA8-694-758
710-790 MHz UA8-710-790
740-814 MHz UA8-740-814
750-822 MHz UA8-750-822
774-865 MHz UA8-774-865
900-1000 MHz UA8-900-1000

仕様

システム

RF

対応周波数帯域

470~937.5 MHz、地域により異なります(周波数範囲および送信出力一覧を参照)

到達距離

100 m(328フィート)

注:実際の到達距離は、無線信号の吸収や反射、干渉により左右されます。 

RFチューニングステップサイズ

25 kHz、地域により異なります。

JB帯:125 kHz

イメージ抑圧比

>70 dB、標準

RF 感度

−97 dBm 10-5 BER時

音声

レイテンシー

3.2 ms

ハイパス/ローカットフィルタ

150 Hz @ -12 db/oct

注:工場出荷時設定ではHPFがオフになっています

周波数特性

20  Hz~20 kHz(+1、-2 dB)

オーディオダイナミックレンジ

118 dB at 1% THD、Aウェイト、標準

THD(全高周波歪率)

<0.02%

システムオーディオ極性

マイクロホンのダイヤフラムへの正の圧力は、XLR出力端子ピン2(ピン3に対して)と1/4インチ出力端子チップ(リングに対して)に正電圧を生成します。

マイクオフセットレンジ

0~21 dB(3 dBステップ)

温度範囲

動作温度範囲

-18°C(0°F)~ 50°C(122°F)

注:電池特性によりこの範囲は異なる場合があります。

保管温度範囲

-29°C(-20°F)~74°C(165°F)

注:電池特性によりこの範囲は限定される場合があります。

SLXD4 / SLXD4D

寸法

SLXD4 42 x 197 x 152 mm(1.65 x 7.76 x 5.98インチ)、高さ x 幅 x 奥行
SLXD4D 42 x 393 x 152 mm(1.65 x 15.47 x 5.98インチ)、高さ x 幅 x 奥行

質量

SLXD4 816 g、アンテナ除く
SLXD4D 1,451 g、アンテナ除く

外装仕様

亜鉛メッキ鋼

使用電源

DC 15 V 、600 mA、外部電源により供給(チッププラス)

RF入力

スプリアス抑圧比

>75 dB、標準

コネクターの種類

BNC

インピーダンス

50 Ω

ファンタム電源保護

1/4"(6.35 mm) 搭載
XLR 搭載

オーディオ出力

ゲイン調整範囲

-18~+42 dB 1 dBステップ

構成

1/4"(6.35 mm) バランス(チップ=オーディオ+、リング=オーディオ-、スリーブ=グランド)
XLR バランス(1=グランド、2=オーディオ+、3=オーディオ-)

インピーダンス

1/4"(6.35 mm) 1.3 kΩ(670 Ω アンバランス)
XLR(Line) 400 Ω(200 Ω アンバランス)
XLR(Mic) 150 Ω

フルスケール出力

1/4"(6.35 mm) +15 dBV バランス(+9 dBV、アンバランス)
XLR Line設定= +15  dBV、Mic設定= -15  dBV

Mic/Lineスイッチ

30 dBパッド

ネットワーク

ネットワークインターフェース

シングルポートイーサネット10/100 Mbps

ネットワークアドレス容量

DHCPまたはマニュアルIPアドレス

最大ケーブル長

100 m(328フィート)

SLXD1

電池タイプ

専用リチウムイオン充電池または1.5 V 単3形乾電池

寸法

98 x 68 x 25.5 mm(3.86 x 2.68 x 1インチ)、H x W x D

質量

89 g

外装仕様

PC/ABS

音声入力

コネクター

4ピン・オス型ミニコネクター (TA4M)

構成

詳細については図を参照してください

インピーダンス

1 MΩ

最大入力レベル

8.2 dBV(2.57 Vrms、 7.27 Vpp)

プリアンプ等価入力ノイズ(EIN)

-118  dBV

RF出力

アンテナタイプ

1/4波長アンテナ

占有帯域幅

<200 kHz

変調方式

Shure独自デジタル方式

送信出力

1 mWまたは10 mW

周波数範囲および送信出力一覧を参照。 地域により異なります。

SLXD2

電池タイプ

専用リチウムイオン充電池または1.5 V 単3形乾電池

寸法

37.1 x 176 mm(1.46 x 6.93インチ)、D x L

質量

147 g

外装仕様

アルミニウム

音声入力

構成

詳細については図を参照してください

最大入力レベル

8.2 dBV(2.57 Vrms、 7.27 Vpp)

注:マイクロホンのタイプにより異なります

RF出力

アンテナタイプ

一体型シングル帯域ヘリカル

占有帯域幅

<200 kHz

変調方式

Shure独自デジタル方式

送信出力

1 mWまたは10 mW

周波数範囲および送信出力一覧を参照。 地域により異なります。

SB903

充電電圧

4.2 V(±0.03 V)

充電電流

SBC10-903使用時 220 mA
SBC203使用時 625  mA (通常時)、250 mA (低電流時)

定格電圧

3.6 V

定格容量

1,200 mAh

外装仕様

成形ポリカーボネート

充電温度範囲

SBC10-903使用時 10°C ~ 45°C (50°F ~ 113°F)
SBC203使用時 0°C ~ 10°C(32°F ~ 50°F)、低電流時、および10°C ~ 45°C (50°F ~ 113°F)、通常時

寸法

14.5 x 32.5 x 55.5 mm(0.57 x 1.28 x 2.19インチ)、高さ x 幅 x 奥行

質量

28 g

SBC10-903

充電器

DC入力電圧の範囲

DC 5 V

充電電流

USB電源

220 mA

充電時間

50% = 3時間、100% = 5時間30分

充電電圧

4.2 V

動作温度範囲

10°C ~ 45°C (50°F ~ 113°F)

寸法

20.5 x 37.5 x 79.5  mm(0.81 x 1.48 x 3.13インチ)、高さ x 幅 x 奥行

質量

39 g

外装仕様

成形ポリカーボネート

ACアダプター

入力電圧範囲

100~240 V AC

動作周波数

50 Hz ~60 Hz

最大入力

0.2A

100 V AC 最大負荷

出力電圧

4.75~5.25 V DC

最大出力

1.0 A

at 5 V

動作温度範囲

0°C ~60°C(32°F ~140°F)

SBC203

充電電流

625 mAまたは250 mA

別の電源を使用する場合、または0℃~10℃で動作している場合に適用される低電流時

充電時間

50% = 1時間15分、100% = 2時間30分

外部電源

SBC10-USB15WまたはSBC10-USB15WS

使用電源

5 V DC、3 A 最大

電池の充電温度範囲

0°C ~ 45°C(32°F ~ 113°F)

寸法

66 x 99 x 165 mm(2.6 x 3.9 x 6.5インチ)、高さ x 幅 x 奥行

質量

284 g

外装仕様

ABS

ACアダプター

入力電圧範囲

100~240 V AC

動作周波数

50 Hz ~60 Hz

最大入力

0.6 A

100 V AC 最大負荷

出力電圧

4.75~5.25 V DC

最大出力

3.0 A

@ 5 V

動作温度範囲

0°C ~60°C(32°F ~140°F)

受信機音声出力コネクター

送信機音声入力コネクター

Ground
Bias Voltage
Audio Input
Active Load

Frequency Range and Transmitter Output Power

Band Frequency Range (MHz) Power ( mW RMS )*

(Low/High)

G58 470 to 514 1 / 10
G59 470 to 514 1 / 10
G60 470 to 510 1 / 10
G61 479 to 523 1 / 10
G62 510 to 530 1 / 10
H55 514 to 558 1 / 10
H56 518 to 562 1 / 10
H57 520 to 564 1 / 10
J52 558 to 616 1 / 10
J53 562 to 606 1 / 10
J54 562 to 606 1 / 10
JB 806 to 810 1 / 10
K59 606 to 650 1 / 10
L55 646 to 690 1 / 10
L56 650 to 694 1 / 10
L57 650 to 694 1 / 10
L58 630 to 674 1 / 10
L59 654 to 698 1 / 10
M55 694 to 703, 748 to 758 1 / 10
S50 823 to 865 1 / 10
X51 925 to 937.5 1 / 10

* Power delivered to the antenna port

Note: Frequency bands might not be available for sale or authorized for use in all countries or regions.

欧州諸国における周波数

Country Code

Frequency Range

SLXD-G59

470-514 MHz, max. 1/10 mW

A, B, BG, CH, CY, CZ, D, EST 470 - 514 MHz*
F, GB, GR, H, I, IS, L, LT 470 - 514 MHz*
NL, P, PL, S, SK, SLO 470 - 514 MHz*
DK, FIN, M, N 470 - 514 MHz*
HR, E, IRL, LV, RO, TR 470 - 514 MHz*
SLXD-H56

518 - 562 MHz, max. 1/10 mW

A, B, BG, CH, CY, CZ, D, EST 518 - 562 MHz*
F, GB, GR, H, I, IS, L, LT 518 - 562 MHz*
NL, P, PL, S, SK, SLO 518 - 562 MHz*
DK, FIN, M, N 518 - 562 MHz*
HR, E, IRL, LV, RO, TR 518 - 562 MHz*
SLXD-J53

562-606 MHz, max. 1/10 mW

A, B, CH, CZ, D, E, EST 562–606 MHz*
F, GB, GR, H, I, IRL, L 562–606 MHz*
LT, M, NL, P, PL, SLO 562–606 MHz*
DK, FIN, N, S 562–606 MHz*
CY, LV, SK 562–606 MHz*
SLXD-K59

606–650 MHz, max. 1/10 mW

A, B, CH, CZ, D, E, EST 606–650 MHz*
F, GB, GR, H, I, IRL, L 606–650 MHz*
LT, M, NL, P, PL, SLO 606–650 MHz*
DK, FIN, N, S 606–650 MHz*
CY, LV, SK 606–650 MHz*
SLXD-L56

650 - 694 MHz, max. 1/10 mW

A, BG, CH, CY, CZ, D, EST 650 - 694 MHz*
F, GB, GR, H, I, IS, L, LT 650 - 694 MHz*
P, PL, S, SK, SLO 650 - 694 MHz*
B, DK, FIN, M, N, NL 650 - 694 MHz*
HR, E, IRL, LV, RO, TR 650 - 694 MHz*
SLXD-S50

823–832 863-865 MHz max. 1/10 mW

A, BG, CH, CY, CZ, D, EST 823–832 MHz *
F, GB, GR, H, I, IS, LT 823–832 MHz *
P, PL, S, SK, SLO 823–832 MHz *
B, DK, E, FIN, HR, IRL, L 823–832 MHz *
LV, M, N, NL, RO, TR 823–832 MHz *

* This equipment may be capable of operating on some frequencies not authorized in your region. See Licensing Information.

安全のための重要注意事項

  1. この説明書をお読みください。
  2. この説明書を保管しておいてください。
  3. すべての警告事項に留意してください。
  4. すべての指示に従ってください。
  5. この製品は水の近くで使用しないでください。
  6. 掃除は乾いた布でから拭きするだけにしてください。
  7. 通風口を塞がないようにしてください。十分な換気ができるよう余裕を持たせ、メーカーの指示に従って設置してください。
  8. 炎、ラジエーターや暖房送風口、ストーブ、その他、熱を発生する機器(アンプなど)の近くには設置しないでください。炎が出る物を製品の上に置かないでください。
  9. 有極プラグやアース付きプラグは安全のために用いられていますので、正しく接続してください。有極プラグは、2本のブレードのうち一方が幅広になっています。アース付きプラグは、2本のブレードの他に、3本目のアース端子がついています。幅の広いブレードや3本目の棒は、安全のためのものです。これらのプラグがコンセントの差し込み口に合わない場合は、電気工事業者に相談し、コンセントを交換してもらってください。
  10. 電源コードは特にプラグ差し込み部分、延長コード、機器から出ている部分において、引っかかって抜けたり挟まれたりしないように保護してください。
  11. アタッチメントや付属品は必ずメーカー指定のものをご利用ください。
  12. カートやスタンド、三脚、ブラケット、テーブル等は、メーカー指定のものか、この装置用に販売されているものを必ずご利用ください。カートに装置を載せて動かす際は、つっかけて怪我をしないよう注意してください。

    上部に受信機を搭載したカートが人に転倒した。画像を中心に線で囲んだ円があります。

  13. 雷を伴う嵐の際、または長期間使用しない場合は、プラグをコンセントから抜いてください。
  14. 整備の際は、資格のある整備担当者に必ずご相談ください。電源コードやプラグの損傷、液体や異物が装置内に入り込んだ場合、装置が雨や湿気に曝された場合、正常に作動しない場合、装置を落とした場合など、装置が何らかの状態で損傷した場合は、整備が必要です。
  15. 水滴や水しぶきに曝さないでください。液体の入った花瓶などを装置の上に置かないでください。
  16. MAINSプラグまたはアプライアンスカプラーが使用できる状態にしておいてください。
  17. 装置の空気中騒音は70 dB(A)を超えません。
  18. クラスI構造の装置は保護接地接続のある主電源の壁コンセントに接続してください。
  19. 火災や感電の危険を避けるため、本機器は雨や湿気のある場所にさらさないでください。
  20. 本製品の改造は試みないでください。けがや製品の故障の原因となる可能性があります。
  21. 本製品は指定された動作温度範囲内で使用してください。
警告。この表示内容を無視して誤った取り扱いをすると、死亡または重傷を負う可能性が想定される内容です。
注意。この表示内容を無視して誤った取り扱いをすると、傷害を負う可能性または物的損害が発生する可能性が想定される内容です。

警告

  • バッテリーパックは爆発、または有毒な物質を放出する場合があります。火災または火傷の恐れがあります。開けたり、押し潰したり、改造したり、分解したり、60℃(140°F)以上の熱に曝したり、焼却したりしないでください。
  • メーカーの指示に従ってください。
  • Shure充電器はShure充電式バッテリーの充電のみに使用してください
  • 警告:電池が間違って交換された場合、爆発する恐れがあります。同じ種類または同等の種類の電池と交換してください。
  • 決して口の中に電池を入れないでください。飲み込んだ場合は医師または最寄りの中毒事故管理センターまで連絡してください。
  • ショートさせないでください。火傷または火災の原因となります。
  • Shure充電式バッテリー以外のバッテリーパックを充電、または使用しないでください。
  • バッテリーパックは正しく処分してください。使用済みバッテリーパックの適切な廃棄方法については、各地域の販売店にお問い合わせください。
  • 電池(電池パックまたは内蔵電池)は直射日光、火などの高熱に曝さないでください。
  • 電池は、水、飲料、その他の液体に浸さないでください。
  • プラスとマイナスを逆にして電池を取り付けたり挿入したりしないでください。
  • 小さい子供の手の届かないところに保管してください。
  • 異常な電池は使用しないでください。
  • 輸送の際には電池をしっかりと梱包してください。

重要な製品情報

ライセンスについて

許可免許:本機器操作の際、行政上の認可免許が特定地域で要求される場合があります。考えられる必要条件については国内当局にお問い合わせください。本機器の変更・改造は、Shure Incorporated によって書面で認可されたものを除き、装置の使用の権限を無効にする場合があります。Shure ワイヤレスマイクロホン装置のライセンス獲得は使用者の責任であり、ライセンス取得に関しては使用者の分類とアプリケーション、選択周波数によって異なります。適正な許可免許に関する情報を得るために、また標準とは異なる周波数を選択する場合は前もって、必ず適切な通信監督機関にお問い合わせください。

低功率射頻器材技術規範

取得審驗證明之低功率射頻器材,非經核准,公司、商號或使用者均不得擅

自變更頻率、加大功率或變更原設計之特性及功能。低功率射頻器材之使用

不得影響飛航安全及干擾合法通信;經發現有干擾現象時,應立即停用,並

改善至無干擾時方得繼續使用。前述合法通信,指依電信管理法規定作業之

無線電通信。低功率射頻器材須忍受合法通信或工業、科學及醫療用電波輻

射性電機設備之干擾。

オーストラリアの無線に関する警告

このデバイスは、ACMAクラス ライセンスの下に動作しており、動作周波数を含む当該ライセンスのあらゆる条件に適合している必要があります。2014年12月31日までは、このデバイスは、520-820 MHz周波数帯域で作動される場合に適合しています。警告:2014年12月31日を過ぎたら、適合するためには、本デバイスを694-820 MHz帯域で作動させないでください。

カナダの無線に関する警告

このデバイスは、保護なし、干渉なしの方針に基づいて動作します。ユーザーが同じTV帯域で動作する他の無線サービスからの保護を求めるには、無線ライセンスが必要です。詳細については、Innovation, Science and Economic Development Canada(イノベーション・科学経済開発省)の文書Client Procedures Circular CPC-2-1-28(カスタマープロシージャサーキュラーの2-1-28)、Voluntary Licensing of Licence-Exempt Low-Power Radio Apparatus in TV Bands(テレビ帯域で運用される低電力ライセンス免除無線装置の自主的ライセンス)を参照してください。

Ce dispositif fonctionne selon un régime de non‑brouillage et de non‑protection. Si l’utilisateur devait chercher à obtenir une certaine protection contre d’autres services radio fonctionnant dans les mêmes bandes de télévision, une licence radio serait requise. Pour en savoir plus, veuillez consulter la Circulaire des procédures concernant les clients CPC‑2‑1‑28, Délivrance de licences sur une base volontaire pour les appareils radio de faible puissance exempts de licence et exploités dans les bandes de télévision d’Innovation, Sciences et Développement économique Canada.

(一)本产品符合“微功率短距离无线电发射设备目录和技术要求”的具体条款和使用场景;

(二)不得擅自改变使用场景或使用条件、扩大发射频率范围、加大发射功率(包括额外加装射频功率放大器),不得擅自更改发射天线;

(三)不得对其他合法的无线电台(站)产生有害干扰,也不得提出免受有害干扰保护;

(四)应当承受辐射射频能量的工业、科学及医疗(ISM)应用设备的干扰或其他合法的无线电台(站)干扰;

(五)如对其他合法的无线电台(站)产生有害干扰时,应立即停止使用,并采取措施消除干扰后方可继续使用;

(六)在航空器内和依据法律法规、国家有关规定、标准划设的射电天文台、气象雷达站、卫星地球站(含测控、测距、接收、导航站)等军民用无线电台(站)、机场等的电磁环境保护区域内使用微功率设备,应当遵守电磁环境保护及相关行业主管部门的规定。

เครื่องโทรคมนาคมและอุปกรณ์นี้มีความสอดคล้องตามมาตรฐานหรือข้อกำหนดทางเทคนิคของ กสทช.

認証

Information to the user

This equipment has been tested and found to comply with the limits for a Class B digital device, pursuant to part 15 of the FCC Rules. This equipment generates, uses, and can radiate radio frequency energy and, if not installed and used in accordance with the manufacturer's instruction manual, may cause interference with radio and television reception.

Notice: The FCC regulations provide that changes or modifications not expressly approved by Shure Incorporated could void your authority to operate this equipment.

These limits are designed to provide reasonable protection against harmful interference in a residential installation. This equipment generates uses and can radiate radio frequency energy and, if not installed and used in accordance with the instructions, may cause harmful interference to radio communications. However, there is no guarantee that interference will not occur in a particular installation. If this equipment does cause harmful interference to radio or television reception, which can be determined by turning the equipment off and on, the user is encouraged to try to correct the interference by one or more of the following measures:

  • Reorient or relocate the receiving antenna.
  • Increase the separation between the equipment and the receiver.
  • Connect the equipment to an outlet on a circuit different from that to which the receiver is connected.
  • Consult the dealer or an experienced radio/TV technician for help.

This device complies with part 15 of the FCC Rules. Operation is subject to the following two conditions:

  1. This device may not cause harmful interference.
  2. This device must accept any interference received, including interference that may cause undesired operation.

This device operates on frequencies shared with other devices. Consult the Federal Communications Commission White Space Database Administration website to determine available channels in your area prior to operation.

このデバイスには、Innovation, Science and Economic Development Canadaのライセンス免除RSS基準に適合しているライセンス免除の送信機/受信機が含まれています。操作は次の2つの条件の対象となります:

  1. 装置は干渉を起こしてはならない。
  2. 装置は、望まない操作を起こす干渉を含め、あらゆる干渉を受け入れなければならない。

L’émetteur/récepteur exempt de licence contenu dans le présent appareil est conforme aux CNR d’Innovation, Sciences et Développement économique Canada applicables aux appareils radio exempts de licence. L’exploitation est autorisée aux deux conditions suivantes :

  1. L’appareil ne doit pas produire de brouillage;
  2. L’appareil doit accepter tout brouillage radioélectrique subi, même si le brouillage est susceptible d’en compromettre le fonctionnement.

These transmitters have been tested and found to comply with international radiation exposure limits set forth for an uncontrolled environment. This equipment is in direct contact with the body of the user under normal operating conditions. These transmitters must not be co-located or operating in conjunction with any other antenna or transmitter.

Certified under FCC Part 15 and FCC Part 74.

RSS-102およびRSS-210の下、カナダISEDによって認定されています。

CAN ICES-003 (B)/NMB-003(B)

FCC規則第15章の適合宣言(DoC)規定による承認取得。

FCC ID: DD4SLXD1G58, DD4SLXD1H55, DD4SLXD1J52, DD4SLXD2G58, DD4SLXD2H55, DD4SLXD2J52. IC: 616A-SLXD1G58, 616A-SLXD1H55, 616A-SLXD1J52, 616A-SLXD2G58, 616A-SLXD2H55, 616A-SLXD2J52 .

次の欧州指令の必須要件を満たします:

  • WEEE指令2012/19/EU(2008/34/EC改正)
  • RoHS指令EU 2015/863

    注:電池および電子廃棄物については地域のリサイクル方法に従ってください

This product meets the Essential Requirements of all relevant European directives and is eligible for CE marking.

CEに関する通知:ここに、Shure Incorporatedは、CEマーキングの付いた本製品が欧州連合の要件に準拠していると判断されたことを宣言します。EUの適合宣言書の全文は以下のサイトでご覧いただけます。https://www.shure.com/en-EU/support/declarations-of-conformity

認定欧州輸入業者:

Shure Europe GmbH

部門:Global Compliance

Jakob-Dieffenbacher-Str.12

75031 Eppingen, Germany

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